Jul 31, 2008

ヤンサン休刊

「休刊」と言っても「復刊」するのかどうか…かなりナゾではありますが。
今日の発売号が最終号となります。小学館ヤングサンデー休刊で連載作品の移籍先などが決定(Yahoo!:オリコン)…ほとんどがビッグコミックスピリッツへの移籍、ということになるようでありますが…。
こんなに移籍して今度はスピリッツの方は大丈夫なのか、とか心配になってしまいますが。ほとんどの作品が「スピリッツ増刊号」でワンクッション?置いてから秋以降にスピリッツで連載再開ということになってます。…これもなんだか微妙な間が空いてるんで、なんだか気になるところではあるのですが…雑誌が減るってことはそれだけ作品が減るってことになりますんで、仕方ないっちゃあ、仕方ないのかも知れませんが。

実は自分、あんまし雑誌は買わない方で。…結局ゴミとして出すことになるんで、それならマンガなら単行本として出るのを待って一気に読んだ方がいいとか思ってたりします。その他の情報雑誌にしても結局は文庫になったりしますし…文芸誌というのもなんだか縁がないような状態で。小説とかエッセイとか、ってのは文庫の時点で初めて触れて、それから買う…というパターンが多いです。その方が場所も取りませんし。
それでも雑誌の休刊やら創刊やら、というとなぜか気になる方だったりします。買わないし、読まないのですが。
…実は定期的に買ってる雑誌が二つだけあって、そのうちの一つが小学館モノで、ヤンサンの作品がそっちへ来るんじゃないか、とかそんな予想もあったりしたんですが…さすがにそれはないですか。「サンデーGX」というちょっとマニアック?な雑誌なんですが。

雑誌てのは結構色々幅と言うか相当に多種多様なものではあります。単純に発行部数だけ比べたらヤンサンよりもはるかに少ないのに継続して発行してる雑誌も多数あったりします。
…そういう無数の可能性と言うかあり方と言うか。そういうのは尊重して頂きたいとこなんですけど、実際問題としたらなあ…不景気だし、物価はがすがす上がってるし…と。作る側としてもなかなか難しそうなのが現状ではありそうであります。

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Apr 03, 2008

としょかんあれこれ

図書館。…近場にあれば行くのかも知れませんが…なかなか行かないなあ…。
一方で最近の図書館には変化が起きているんだそうでネットでの予約開始、ビジネス支援サービス開始、などなど…本を貸し出す場だけではなくなりつつある(iza!)んだそうであります。
…ただ…↑これは東京都は江東区の図書館のおハナシなわけで。地方へ行くと図書館を作るスペースも予算もないってんで「移動図書館」なるものが巡回してるとこもあったりしましたが…今でもやってるんだろうか、ああいうサービス。

自分は基本的に本を「借りる・貸す」という行為があんまり好きな方でない人でして。…これは学生時代、寮に入ってたんですが、ああいうとこだと勝手に本を持って行かれて勝手に売られる、なんてことが当たり前に起きてまして。多分当時持ってた本の半分近く、そういう末路を辿ってるはずなんで…その辺からか「厳選して新品や中古を買って完全に自分のモノにしてしまう」というスタイルに落ち着いてしまいました。だから友人や家族に「これ貨して」と言われると、相当に大事な、あるいはめったに手に入らないやつでない限りあげてしまってます。貸すことはほとんどありません。…言い方、ヘンですけどその方が後くされがないもんで…それに、その時に自分の手元から去って行ってしまっても、縁があるんならまたどこかでめぐり会えるでしょうし。
…そんなわけで「図書館で借りる」というのもなんだか抵抗があったりして。しかも自分、本を読む時…特に長編だところころ体勢を変えるクセがあります。座ったり寝転がったり。…そんなん、図書館でやったらヤバイっす…。

それでも図書館に行くとよくある「古い本の匂い」というのはたまらなく好きな方だったりします。この辺、どうにも矛盾?してるようなんですが…図書館、という場所は嫌いではないのです。ただ、「本を借りる」という行為がどうも…というだけなので。元々本は好きですし。
だから何かで、ふと、図書館行った時は並んでる背文字だけ、じー…っと眺めてます。面白そうなのはちらっと立ち読み。すぐ戻す。図書館内で読むことはまずないです。そりゃ、娯楽以外の例えば絶版の資料で、ここでしか読めない…とかなら話は別ですが。ちら見して、それで面白そうだったら余裕のある時に本屋行って買う、と。
…ある意味イヤな利用客だなあ(笑。

ところで…↑記事内では「日本は先進国と比べて図書館が少ない」という指摘がなされています。まあ、そういうのは簡単に比べられないんではないかい? とも思うのですが。
日本てのは実は結構大量に書籍を消費している国だと思っているのですが。マンガ雑誌だけではなく文庫本を電車内で読んでる若い人、というのは結構います。様々な本の発行部数だってそれなりにありますし。…別に書籍に親しんでいないわけでもないんですし、無理に図書館増やそうとしなくても…と。必要なら自然と増やしてくれ要求も増えていくんではないか、と。
そりゃ、大量の資料の蓄積とか、知識の宝庫としての図書館の役割てのは分かりますけど…外国と比べることなんかな、お国の事情てのはそれぞれなんじゃないのかな、と思ってしまったわけです。

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Nov 15, 2007

使うかどうかは別として

「現代用語の基礎知識」と言えば様々な語句が載っていることでも知られています。書籍、として見ると結構分厚いものですがそれでも何かの機会で目にするとか、毎年購入してるという方も多いのではないかと。…いや、自分は買ったことないんすけど。
今年の「基礎知識」に「初音ミク」「ローゼン麻生」「能登かわいいよ能登」などが登場(Yahoo!:ITmedia)
なんでも2005年からキーワードを登録できるはてなダイアリー -キーワード-から「基礎知識」へこういう語句は記載されているんだそうです。

まあ…語句が一般的か、とか、リアルじゃ誰も使わねーよこんなん、なんてのは置いといて。
新語というのはこうして出来上がっていくものではないか、と。コトバというのは変化していくものなんですが、なぜかそれが無視されるケースも多いもので。新しい語句が生まれて成長して死語になる。あるいは別の言葉に生まれ変わる。またあるいは用法そのものも変わっていく…というのは当たり前のことだと思うのですが、なぜかそれを受け入れられないヒト達がいるのも事実なわけで。
…「標本」というとヘンですが記録として残していくのは学問の仕事でもあります。昔はこれこれこういう言葉があってこういう使われ方をして…てのはアリではないか、と。
フツーに使われている言葉で無理に昔のやつを残していくのはどうかな…と。そりゃ、変化していくったってある程度の「枠」は必要ですけど。いきなり大幅に変わるもんではなく、少しずつ、少しずつ水滴が岩のカタチを変えていくように変化していくものだと思ってます。別に無理に若者言葉使え、ってわけではなく。ガチガチに保守的にやるだけが能ではないでしょう…と個人的には感じてる次第ではあります。

↑の新語?候補?達にしたって来年になったらどうなっているのやら。…「懐かしいねえ」とかそんな風になってるかも知れませんし。
ただ…中にはなんで今頃出てきたんだ?てなもんもあるんで一概にはそう言えないかも。『こんなこともあろうかと』なんてウルトラマンのイデ隊員から宇宙戦艦ヤマトの真田サンあたりが発祥とのことですし。…別に今年じゃなくてもいいんじゃないか、ずっと前からあったんだし、と思ってしまったり。『それにつけても金の欲しさよ』だってなあ…すでに古典じゃねえかと。
まあ、そういうのも含めて「新語」なのかも知れません。こういう既に知られている語句とほんの一握りしか知らない語句が並んでるってのも、ある意味壮観ではありますし。

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Oct 23, 2007

なかなか厳しい

写真週刊誌「フライデー」、前代未聞の出版差し止めからの再出発は厳しいのでは(Yahoo!:産経)…モラルがどう、と言われたらどうしようもないような気もしてるんですが。そもそもそういうのを蹴っ飛ばすのを売りにしていたわけですし。

たしかに…写真週刊誌の「行き過ぎ」ということはよく言われることではあるのですが。
しかもこういうことは日本国内だけではなく。海外のいわゆる「タブロイド誌」と呼ばれる一群の…えーと、あえて言わせて頂きますと「ゴシップ誌」、あるいは「真実半分ウソ半分誌」てのは言い過ぎか…要するに結構アヤシクかつアブナイこと書いてる雑誌、ということで。そういうのはどの国でも(合法非合法問わず)あるわけで…↑のフライデーだってそういう要素がゼロとは言い切れますまい。
そういうのをあえて笑い飛ばしてネタとして読むのが趣味、てな人もいますし。
でもたしかに昨今の情勢では、ちと厳しい面があるのも事実ではあります。ダイアナ妃が亡くなった、とされている理由の一つにそういう雑誌とは深い繋がりのあるパパラッチの執拗な追跡があったのでは…という話もありますし…。

なんか変わろうとしているのかも知れません。色んなとこで。直接は関係ありませんがここんとこ連続した各種様々な不手際による大臣辞職とか。少し前なら問題になっていたのかどうか怪しいところではあります、ああいうのは。
「固く」なってきたのかな…世論が。とかそんなことも思ってしまいますが。ヘンなところで融通がきかなくなってきてるような。そんな気もするんですが…どうでしょう?

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Jul 21, 2007

ファンタジーって

ハリー・ポッターシリーズの第七巻…つまりは完結編がついに全世界で発売となりました。…もちろん作者のJ・K・ローリング氏の母国語である英語版のみ、ですが。和訳されたのが出るのはいつになるか分からないとのことではあります。
Yahoo!エンターテイメントトピックス:ハリー・ポッター
発売前の流出だとか色々あったようですが…これも世界的人気作の宿命、というやつなんでしょうか…。

ハリポタによって日本でも「ファンタジー」物というのが台頭…というより世間に認知されるようになってきました。多くは海外からの翻訳物で(ハリポタの二番煎じ観は否めませんが)キーワードは「魔法」「妖精」「怪物」などが上げられます。
…そもそも「ファンタジー」とは何だろうか…?
「誰も知らない小さな国」などで知られる童話作家の佐藤さとる氏が以前
「ファンタジーとは、本来あり得ないことを、あり得るように描いて見せる芸だ」(ファンタジーの世界:佐藤さとる著より引用)
と書いておられました。つまりは実際には起こるはずのない出来事をさも起きたかのように読者に信じ込ませるようなお話…が、ここだけ取り出してしまうと世の中の創作物てのは全部「ファンタジー」になっちまいます。「創作」というヒトの作業が加わることによって、ごくごく自然に普通に起きた事だってどっかに「創った」ことが入り込んでしまう。…いや、そうでないと創りだしたことにはならない…。
…まあ、ファンタジーの定義てのは人によって様々ではあるのですが。個人的には「不思議な要素」「非日常的な要素」の割合が非常に多く、なおかつ徹底してリアリズム(あるいはダイナミズム)を追求してるモノ…と思っていますけども。

ところが…なんだか最近思うのですが。
どうも日本と海外、特に欧米ではこういう「ファンタジー物」に対する捉え方に大分違いがあるんでないかい? と。向こうで言う「fantasy」とはこっちで言うところの「時代劇」みたいなもんではないんだろうか…と。
どちらもかなりの年数基本設定が変化してませんし、守らなければならないルールも多いですし。

例えば日本製の「ファンタジー」で万人向けと言えば…ゲームですが「ドラクエ」になるでしょうか(そりゃ、マニアックなとこで言えばハルヒとか電脳コイルとかアリエルとか色々あるんですが)。でも、ドラクエを海外に持って行って(実際に輸出してますけど)…一切の手直しなしに販売したとして…一般大衆に受け入れられるんだろうか…? と。似非ファンタジーみたいな目で見られてしまうんではないか、と。
今度は逆のパターン。「ラストサムライ」というアメリカ映画がありましたが…アレに違和感感じた方って結構いるんではないでしょうか。あるいは「NINJA」とか「SAMURAI」とかそういう役どころで演じられる無数の欧米キャラクター達。…どっか何か違うような、こんなの時代劇じゃねえよ…とそんな感覚をおぼえたことはないでしょうか…?
日本にだって優れた「ファンタジー物」は多数あります。でもそれは向こうの「fantasy」ではない。逆に向こうの「samurai」物はこっちの「時代劇」ではない。お互い様、と言えばお互い様ではあります。「日本の」「欧米の」と変なくくり持たずにそれぞれ楽しむ、というやり方がもちろんベストなんでしょうけど…100%そういうことするのは無理なんで、逆にそういうギャップを楽しむ、というのもアリかも知れません。

…結局のところ…「ファンタジー」ってなんだろな、なんか、各個人でそれぞれ勝手に思い描いていてもいんではないかい、とか…そんなことも思ってしまっています。前述↑の「ファンタジーの世界」でも「定義が広すぎる」的なことも書かれてあったりしますし(初版1978年でっせ)…色々細かいところ口出すのもヤボ、みたいな。
ただ…日本の和製ファンタジーにもいいものがあるんだよ、ライトノベルなんて言われてるけど要は作品個々の出来次第なんだよ…と。
世界てのはやはり広いんです。知らないことの方が多いんです…と。

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Oct 06, 2006

続編のピーターパン

「ピーターパン」の公式な続編「ピーターパン・イン・スカーレット」が英国の人気女流作家の手により執筆・31ヶ国で発売(Yahoo!:JIJI)…大元?の作者であるジェームス・マシュー・バリーが100年も前に書いた「ピーターパン」。内容は…永遠に年をとらない少年・ピーターパンがウェンディ達姉弟をネバーランドへ連れて行く。そこでフック船長やその他登場人物たちとおかしな出会いをする…というもの。ディズニーでもアニメ化されてますし、世界的にも有名なお話ではあります。
ピーター・パン(Wikipedia)

続編の方は本当に「続編」で、恐らくは数年後という設定のようでウエンディは人妻となって登場するらしいです…ってどっかで聞いたような。たしかウエンディの娘って設定、どっかで…↑のWikipediaの日本版アニメ(世界名作劇場「ピーターパンの冒険」)のことだったのかなあ…と思うんですが、どうも記憶がはっきりしません。すでに大人になってしまったウエンディはネバーランドに行くことができず…代わりに娘が、だったかな? それともピーターパンと悲しい再会を…だったっけか…えーと…そもそもどこでコレを見たのか…思い出せません…。
物語そのものを読んだことすら覚えてない、という状況ではあるのですが(汗、実家にあった世界の童話集みたいのに入ってたのを読んだのが最初だったとは思うんですが…もっと正式なのは…読んでないのかそれとも忘れてしまったのか。覚えているのは佐藤さとる「誰も知らない小さな国」の後解説の「バリーに似ているが~」のくだりとか、星新一のショートショートにネバーランドをモデルにしたのがあったよなあ…とかそういうもんばっかりで。
有名な童話てのは意外ときっちり読んでなかったりするもんではあるんですが。

ところで…続編。日本では出ないのかなあ、とか。調べてみると(↑のWikipediaでも)版権関係がちょっと特殊らしいですし「ピーターパン」。版権を小児病院が持ってる、というのも珍しいケースではありますし、英国内に限ってはほぼ永遠に著作権が継続できるような状況だったり(日本ではパブリックドメイン扱い:米国ではディズニー絡みで少しずつ延長)…まあ、続編とはそれほど関係ないことではあるわけで。その辺も含めて微妙なことにならなきゃいいんですが。

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Sep 12, 2006

老婆心ながら…

辞書や専門書で有名な三省堂が書籍でもWEB上でも使える「電紙(でんがみ)辞典」を発売する(Yahoo!:BCN)とのこと。10月10日に「ウィズダム英和辞典・第2版」「ウィズダム和英辞典」、10/27に「大辞林・第3版」を刊行予定だそうです。
コンセプトは「書籍版」「WEB版」の一致といったところでしょうか。今までだとどっちかに加筆や修正があると、もう片方も同時に訂正しないといけない。それがどちらも同じ原本?を用意して管理することでそういった作業をスムーズに行えるようになります。

実際にお金払って手に入れるのは「書籍版」の方で、「大辞林・第3版」が7665円、「ウィズダム英和辞典」「ウィズダム和英辞典」がそれぞれ3300円となってます。
ではWEB版の方は、と言うと…。
↑の記事を見る限りでは専用サイトにアクセス→クイズを解く(辞書がないと分からない問題らしい)→パスワードをゲット、という仕組みで、多分専用サイトも何かしないと(辞書の図書コード入れるとか)行けない仕組みにはなってると思うのですが。そこからクイズで、てのが…なんだか心配なわけです。余計なお節介の老婆心ながら、なんですが(多分辞書買わないし…汗)。
辞書買ってもいないのに簡単に入れてしまってタダで見放題、金出して辞書買うなんてアホらしーぜ、とかそういう事態にならなければいいんですが、と。こういう取り組みはぜひとも色んな企業、特に日本の新聞社なんかにはやって頂きたいものではあります。WEBを目の敵にするんではなくて上手に利用する、というのは今後も各分野で不可欠な理念になるとも思ってますし。
しかしなかなかうまくいってないのが現状ではあります。有料になるとどうしても客が離れる。無料だとあんまり力を入れられない。じゃあ、何か条件つけて(今回だと書籍版購入)無料で解放…となると必ず抜け道見つけられる。…さて、どうするのが一番いいんだろうか、と。

結局のところ「条件」強化しかないんかな、と。書籍版に通し番号入れるとか…入会を義務付けるとか…やっぱり月額100円取る、とか…いや、これじゃ最初っから有料です言ってた方がマシ、か…。
コンセプトは非常に魅力的なんですが。こういうのが不当に利用されるってのが一番哀しいもんなんで…。

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May 25, 2006

著作権のお話

映画「ローマの休日」の激安DVD販売に対して配給元のパラマウントが販売差し止めの仮処分申請(Yahoo!:Sankei)。コトはかなりややこしい著作権に関する問題です。著作権の切れた「パブリックドメイン(=公共所有物:個人や団体ではなくて一般公衆が所有)」として激安販売している会社にパラマウント社から「著作権はまだうちにある」と抗議があった、ということです。
著作権 ~新たな文化のパスワード~(文化庁)

映画というのはまたちょっと他とは違う面もあるそうなんですが(配給制度とか人員数とか)、基本的には「創作」した人もしくは団体が「著作権」を有する…という最重要項目は変わっていません。ただ…映画は個人で作る場合がほとんどないので著作権の名義が団体になります。例えば小説とか絵のように著作権の名義が個人なら、その個人が死んでから後50年間は保護されるんですが…団体名義の場合は創作物が「公開」されてから「*」年、というようになっているのです。
この「*」には色々な数字が入るのですが…映画の場合、日本では現在「70」が入ります(書物や絵画などは原則として50)。つまり、今年公開された映画は2076年末までは著作権を主張できます。その年の1月1日から起算するため年末12月31日まで、となります。

「ローマの休日」が公開されたのが1953年。1953+70=2023でパラマウントにはまだ著作権あるんだ、じゃあ順当な仮処分申請だな、と思われそうですが…実は2003年までは「*」の数字は「50」でした。2002年に著作権法の改正が32年ぶりに行われて、その際に「2003年1月1日から映画の著作権保護期間を50年から70年に変更する」と規定したのです。
が…
1953年に公開された映画の著作権保護が切れるのは「2002年12月31日」です。しかし法律の施行は「2003年1月1日」から。解釈によっては施行直前、タッチの差で著作権の保護期間は切れてしまっている。すでに切れてしまった著作権保護は継続しない、という話じゃないか、もうすでにパブリックドメインなんだよ…と。
しかもこの「1953年」てのは国内外での映画の当たり年なんだそうで、こういうケースは多いんだそうで…たしかに司法の決断を待ちたいところではありますが…ううむ。

著作権法てのは世界中にあるのですが…国によっていくつか細かい違いがあったりします。一応「利用されている国の著作権法に則る」という原則があるので↑の場合も日本の著作権法が適用されているのですが。…某国では映画の著作権保護は95年間になってたりします。…いや、まあ、そりゃ、すげえ金額が動くから、なんですが…世界的に有名なアレを守るためなんじゃないか、とかそんな噂も…。

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Oct 28, 2005

積ん読

いわゆる「活字離れ」中高年の方が深刻(Yahoo!:YOMIURI)…そんなもんではないか、と思いますが。活字=本を絶対、必ず読まないといけない…なんてなこた、ないわけで。雑誌や新聞などが主な情報収集源だった頃とは事情が違ってきてますし。何より…「本を読まない奴はバカだ」てな論調は、どうも…と思ってしまうのですが。

たしかに活字には他にはない面があります。例えば得た情報を自分なりに組み直していく能力の訓練だとか。「活字」てのはあくまで情報のかけらに過ぎないので(外国語の本なんか読めなかったらタダの模様ですけど、読めたら立派な情報ですがな)そこから何かを自分で構築していく必要があります。
とあるミステリ作家がこんなことを書いておられたような。
『作者は舞台と役者と小道具を揃えて演出までやる。しかし実際に上演されるのは読者の頭の中だ』
…原文が手元にないんで、詳しいとこまでは…ちょっと。だいたいこんな感じだったと思うんですが…。「活字」という情報から得たモノを自身の中で組み立てて、自分のモノにしていく…というところでしょうか。

ところで。テレビやらゲームやらが活字に比べて数段劣っている、というような見方が多い世の中ですが(ついでに笑いも下劣なものとされてますが)、これだって立派な情報です。そこから組み立て直して自分のモノにすることはできます。
…なんだか言い方固いですけど…勉強しろ、というのではなくて。何か役立つモノを必ずゲットしよう…という観点から言ってるわけではないのです。ンなことだけ考えてたら世の中のモノ全部そういう「面白くない」対象になってしまいますがな。なんでもいいんです。「あ、キレイだな」「これ欲しいな」「こんな人がいたらイイな」「カワイイ!」「ちょーキモいんだけど」などなど。興味を引く、何かを感じることのできる対象は星の数ほどあります。
そうやってあっちこっちから色々取り込んでいって自分のモノにしていく。…別に活字だってテレビだって絵だって何だっていいわけで。面白けりゃ、どんな媒体だってOK。

…ちょっとズレてしまいましたけど。まあ…なんでこんなに活字にこだわるんかいな、と。他の媒体を貶めてまで活字の復権を目指さんでもいーだろーに、と。たしかに昔は活字が主流だったわけで。しかし今は他のモンがたくさんある。そこから得られるモノは活字から得られるモノと違いはない。ただ、取り出し方が違うだけなんではないか、と。

それと…実は中高年の活字離れって…「買ったはいいけど読んでない」てのも多そうな。そんな気もしてるんですが…。

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May 26, 2005

星の王子様、増殖?

今年一月に「星の王子様(サン・テグジュペリ)」の日本語訳の著作権が切れたため、各出版社が新訳を続々出版予定(Yahoo!:Kyodo)…今までは岩波書店だけだったわけですが。こちらの発行が1953年。創作物単体の著作権は基本的に発行後50年で消滅しますんで…今年1月に著作権が切れてしまった、と。

例えば今年(2005年)の今日・5/26に何か創作物を発表したとして…それから50年後だと2055年の5/26になるんですが、計算がややこしくなるので一律「次の年の1/1から」としてしまうようになってます。つまり今日発表したものは2006年の1/1から著作権保護50年の計算が始まる、ということになります(もちろん、2006年1/1から保護が始まる、とかそういうことではありません。著作権は創作した段階で自動的に発生します)。
ただ、どうも↑の場合は何か事情があったようで。どうにも計算が合わない…。
なんだか難しそうですが、よく考えてみれば「造ったモノは造ったヒトのもの」というだけことで、それを保護する期間がありますよ、ということだけで。ただ判断が難しい場合がある…ということです。例えば写真とか。

で、サン・テグジュペリは1944年7/31、飛行中に行方不明となってしまっています。後に遺品、とされたものも発見されているのですが…。著作権に関して言えばこの時点(1945年)から「死後」になってしまうんでしょうか…なんかイヤですが…基本的に「死後50年」で著作権は消滅します。だから現在「星の王子様」原作に著作権はない…というわけにはいきません。
国によって年数が違います。日本は50年ですけど、フランスやアメリカは70年後に消滅、となってます。一説にはアメリカの著作権消滅の期限は少しずつ延びて行ってる、という話もあるんですが。なんだか鼠関係で。
…というのは、まあ、いいんですが…日本語訳の方は著作権切れ、原作はまだ著作権が残っているという状態のようです。でも、まあ、訳本てのは原作側との調整次第でいくらでも(ってこたねーか)出せるわけで。こういうところ、何か他にも事情がありそうです。

新しい日本語版…。
個人的にはちょっと昔っぽい訳の方が雰囲気出るんではないか、とは思うのですが。シャーロック・ホームズなんかあちこちから出てますけど(作者:コナン・ドイル:1989-1930)いかにも戦前、といった古臭い訳し方の方が好きです。でも…それとは別に色々な訳も見てみたいような。ちょっと、複雑です。

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