12/10/2020
まあ、それぞれ
それはたしかに各家庭で決めることであります。
「鬼滅の刃」ファンが6歳の娘に見せない、と決めた理由(Yahoo!:現代ビジネス)。今話題の「鬼滅の刃」であります。・・・このブームに関しては色々あると思うのですが、コレをたしかに善悪の区別がまだついていない幼い子供に見せるのはちょっと・・・という向きは少なからずあるかと思われます。
↑記事コメントにも「怖いから見ない」というお子様の話が載っていたりしますし。
実際、アニメは作画・動きのレベルが非常に突出している作品なので、かなり「グロ」の要素が出て来てしまっています。その辺り、たしかに敬遠するのは分からんでもない話であります。
ただ、まあ・・・個人的な感覚ですと・・・「子供にはまだ分からないだろうから」というのはどうなんだろうか、とか。
こう言っちゃなんですが、ブームというのは必ず去るものであります。今、ハマっている子供たちを含む若い人たちは何年かして「あー、そんなのもあったね、懐かしいね」と思い出にふけるようになるでしょう。もちろん年喰った世代も同様ですが、年喰ってる分、そういった「忘却」が激しく、強烈に残った部位しか思い出せなくなってきたりします。そこまで残さずにさらっと流してしまえる、そんなもんであります。
しかし若いうちに経験したことは結構後々まで残ったりします。・・・これを警戒する親御さんも多いかと。
が、逆にそこで残った「モノ」はさらに年月を経ることで全然別の、当人も周囲も思いもつかないような「モノ」に変化することもあります。それが役に立つ「モノ」であることもありますし・・・迷惑をかける「モノ」になる可能性もあります。しかしそれは経験して得た「モノ」を当人の中で消化して得た当人だけの宝物になったりするのです・・・。
それは運命のような話であります。何かの「縁」で出会った「モノ」が後々の人生にまで影響を与えることになる、かも知れんのですから。良くも悪くも。
「鬼滅の刃」もその機会の一つ、とすると・・・↑こういった優れた作品に出会えるその機会、それをなあ・・・と、まあ、個人的には思ってしまったりするものであります。それでも、まあ・・・やはり各家庭の判断に任せるのが一番なのではありますが。「触れなかった」「残してこなかった」ということもまた後の人生に「ナニカ」を残すことになるのですし。
・・・余談ですが自分の場合、モロその世代なのに某有名ロボアニメを「全然見てない」という幼少期を送ってます。それはそれでまた別に「ナニカ」があるので、特に困ったこともなかったりするのですが。
08:30 AM | 固定リンク
09/20/2020
ただのご都合主義?
注力しているようにはあんまし見えないのですが・・・。
テレイ各局がアニメに注力する理由・・・広告収入など激減、原作の取り合いも(Yahoo!:スポニチアネックス)。どうにも最近の大ヒット作が出て・・・テレビ放送だけではなく様々な分野でも注目されて・・・じゃあウチでも・・・とかそういう話になってきてるのかも知れんのですが。
ついでに10月からは相当量の新規アニメが放送開始される予定ですが・・・。
コロナ禍で製作現場(密になることが多い上に必ず声を出さないといけない収録現場など)が疎遠になって製作そのものがストップした作品が多く、今期はその「振り替え」が多く・・・その反動で10月から一気に作品が増えた、そんな観もあります。
アニメもドラマも作品であって、金儲けの道具ではない、という見方もできるのですが。
しかし実際に「収益」が出ないと意味がないわけで。クリエイターの発表の場、でもありますがそれだけではないわけであります。何らかの「収益」が出ないと皆が生きていけなくなります。が・・・そればっかのこだわってもそれはそれで味気なく、意味のないものであります。
ただ・・・各業界にはそれぞれの事情があり、そっちの方が儲かるのなら今度はそっちに乗り換えて、いやそうでもないならじゃあこっち・・・と軽薄に乗り換えていくのはやはりそれはそれで意味がなくなってしまうものであります。
昨今の状況では「即戦力」を求める傾向があります。・・・来たその瞬間から「使える」人材や素材。・・・そんなもん都合よくほいほい現れるわけないので、ある意味憧れをもって皆が求めるようになった、という見方もできるのですが・・・困ったことに必要以上にソレを求める現場が多いのも事実であります。
アニメも「今引っ張ってくれば儲かるだろう」という即戦力とされている・・・のかも知れませんが。そういう「ご都合主義」を続けた結果がただただ刈り取るだけで育てない、今後のことは何も考えなく、次はどれを食い荒らせばいいのか・・・と刹那的にコンテンツを潰していくだけの風潮を生んでいるわけであります。
注力、というより注目してるだけ・・・なのかも、と。どうせ例のアレのブームが一段落したらまた「たかがアニメ程度」となっちまうんだろうなあ・・・と。少しずつ向上しているとは言え、やはりまだまだ地位としては低い、使い捨てされる側なんだろうなあ・・・と。
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08/03/2020
声さえ合ってりゃそれでいい・・・かも?
声優に転身するアイドルが増加(Yahoo!:NEWSポストセブン)。・・・いや、まあ・・・今頃そんなこと言われてもなあ・・・とかそんなもんな気もしますが。「声」だけではやっていけない、となれば「他」を考えるのは当たり前なわけで。そこで声優サンたちが一種の「アイドル」となっていき・・・そして今はその逆もある、と。
こう言っちゃ何ですが。アイドルと言っても色々あるわけです。声優も色々あるように。
そんな中で目立った話(特にアイドル?側から)いかにも、な話が出て来てもなあ・・・と、そんなことも思うのですが。個人的には別にどんな人物でも構わんと思うのです美人だろうがアイドルだろうが何かしら欠点があっても。ただ・・・大事なのはきちんとした「声」が出せるかどうか。いわゆる「棒」でないかどうか、だけなんではないか、と。
一頃、と言うよりちょい昔?ですが。アニメが国民的にやや?認められてきた頃には有名俳優とか女優とか、そういった人たちが話題作りのために声を当てていた時期があります。・・・某有名アニメ映画、ではなく。そこで始まったムーブメントが一般?にも訪れた、と言うか・・・。
一番記憶に残っているのは某有名推理小説をアニメ化! 某大物俳優と某大物女優が出演! というもので。・・・いやー・・・二つの「某」は完璧に二本の「棒」でありました。感情移入とかそんもん以前に。探偵の助手役で今も一線級で活躍されてるベテラン声優さんが付いていたのですが、そちらの演技が異様なまでの光っていて、それは、もう・・・。
原作は世界的に有名な推理小説家のものであります。よくあんなんでOK出たなあ・・・と。
似たようなことは某特撮関連でもあったりしました。あれも・・・よくOK出たもんだなあ・・・と(そのシリーズは後に有名声優サンを多数起用して盛り上がっていたりします)。
いや、番宣とか販促とか、そんなんでもいいのです。・・・合っていれば。
最近の「有名タレントを・・・!」というのに好感?が持てるのは、恐らくはきちんと声優のトレーニングを積んできてるんだろうな、と思わせるところにあります。当たり前ですが舞台・映画・特撮・テレビシリーズなどなど、それぞれに「演技の技法」といったものがあるはずなんですが「大物だからそういうのはいいだろう」とか制作サイドがなあなあにしてまうと目が当てられなくなってしまいます。
その辺のところがようやく改善?されてきたのかなあ、と。・・・逆に言えばどんな有名俳優でも「それっぽい」声になってしまい、「誰だったっけ?」とインパクトが薄れてしまう結果になるのは・・・ある意味仕方ないことかも知れません。
そういう意味では進歩、かも知れんのですが。・・・しかし制作サイドだけではなく様々な要因や業界が絡むのがアニメやマンガなどの創作物発表であります。本当はそういったしがらみは全部排除して・・・というのが一番かも知れんのですが・・・意外と、そういう「雑多なもん」が絡んできた方が面白みが増す、とかそんなことにもなったりするもので・・・?
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03/10/2020
時間でくくる
それじゃあ・・・意味ないんじゃないか、とそういうことかと。
「ゲーム規制」議論で業界団体が声明、「一律時間規制」の効果には懐疑的(Yahoo!:ねとらぼ)。なんでゲームを規制したいか、と言えばそればっかりやってる子供たちがいるから、それでは不健康だし勉強もしないじゃないか・・・ということから、かと思われます。そのため県などの自治体レベルで「一日これくらいまで」と決めてしまおう・・・と。
その理論が果たして「子供がゲームからその他へ興味を持つようになる」ことに効果あるのかどうか、と言えば・・・そもそも?マークが付いてたようなものだったのですが。
そもそもはガチャ対策、つまりはゲーム内での課金に対する規制だったのでは・・・という声もあります。一回にかかる金額は非常に安価ですが「当たり」を引くまで何度も何度も何度もお金を使うために結果的に高額になってしまう。それ故に支払い能力のない子供が親の金を盗んでガチャを回す事例も多数あったりします。
が、このガチャ対策は子供だけではなくいい年をした大人をも講じるべき場合もあるわけで。しかも時間決めてしまえばガチャ回さなくなるか、と言えば・・・例えばパチンコを時間規制して果たしてどんな効果があるのやら、と似たようなものであります。
どっちかと言えばゲーム規制はまだまだ日本に残っている「楽しむこと=悪」の風潮の名残なんではないか、と個人的には思ってます。これは前にも述べましたが「マンガ読んだりゲームやったりテレビ観たりする奴はバカになる」という世代が主流だった頃がかつて日本にはありました。そこから今のような地位になるまでには先人の血のにじむような努力があったのですが・・・しかしその思考方法は今でも残っている、ということであります。
もちろんそればっかりやってるのはどうか、とは思いますが。しかし何でもかんでもあれはダメ、これはダメ、とやっていればそれでいい、というものではないのは、今規制しようとしている世代の人たちにだって経験ある「上からの圧力」だったはずなんですが・・・忘れてしまったのかな・・・。
業界団体からの声明はやや遅すぎる観もありますが、もっとどんどん出していくべきかと。言わないと分からんのですから。意思を表示しておかないとどんどん調子こいてくるのは間違いないでしょうし・・・ゲームにとどまらず様々な表現媒体への「規制」へと派生していく可能性すらあります。
ようやくここまで上がってきた作る側・観る側のレベルが、こんなことでリセットされるかも知れないきっかけを見過ごす、というのは・・・かなり残念なことかと思われるのですが。
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10/01/2019
変わっていくモノ
なんかそれだけじゃあ、ないような気もしますが。
ゴールデンからテレビアニメが消えた理由(Yahoo!:MANTANWEB)。ここで言う「ゴールデン」とは「ゴールデンタイム」とも言ってテレビの「黄金時間帯」・・・夕方7時から9時くらいまでを指すコトバであります。つまりは・・・皆が家に帰っていてテレビを観ている時間、ということなんですが。
・・・なんかすでにその「ゴールデン」というコトバそのものが過去のものだなあ、という気もしないでもないのですが。
そもそもアニメは「テレビで放映する」というのが前提で作られてきた経緯があります。そのため一家が揃って「ゴールデンタイム」で視聴する。サザエさん然りちびまる子ちゃん然りドラえもんからクレヨンしんちゃんから・・・然り。
しかしその「ゴールデン」から平日アニメが撤退。それは主な視聴者層がその時間帯は家におらず動画配信などで後で観ているのではないか・・・というのが↑記事であります。たしかにその側面はあるか、と思われます。
いや、そもそも「ゴールデン」というくくりにこだわること自体がナンセンスなんではないか、と個人的には思うのですが。
まず「茶の間(居間でも可)」に「テレビ」があってそこに家族が集まる、というスタンダードな家族?というのを前提としているのですが。・・・もちろんそういう家庭もあるのですが・・・ちょい前みたいに「家族とは集まるものだ」的な発想が当然、という時代ではないわけで。時間帯とか場所とかそういうのはそれぞれの家族の在り方に任されるようになってきてるのが現代であります
しかしそれでも家族の繋がりは消えていないのであります。いや、消えていない、と言うよりは・・・存在方式が変わってきている、と言うか。それは昔の人から見れば「なんてぞんざいな!」とも見えるかも知れませんが・・・何、テレビが茶の間の主役になる前は一体どんな景色だったのか。今のような集合住宅が一般化する前、日本人はどんな風に「家族だんらん」を持っていたのか・・・そこら辺を考えればまた分かってくる話ではあります。・・・変わっていくんですよ、何事も。
今回の件で「日本アニメは死んだ!」的なことを言い出す人はまずいないと思いますが(「日本ファミリーアニメは死んだ!」という人はいるかも)そういう流れになってきている、ということでもあるのです。ある意味、流れに敏感なコンテンツでもあるのですよ・・・アニメは。
新しい「ナニカ」が出てきてわやくちゃだわ・・・と嘆くよりもその変化に合わせて自分も変化していく。それはアニメに限らず、エンターテイメントにとどまらず、色々な事柄に当てはまっていくことだと思うのですが・・・さて?
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09/02/2019
いつかはやってくる
名物アニメキャラ「声優交代」の知られざる苦悩(Yahoo!:東洋経済ONLINE)。アニメは見た目、つまり外側はかなり自由に作り上げられますけど(とは言ってもこっちも結構色々ありますが)内側、つまり「声」は声優さんが演じないと始まりません。
それは作品を構成する大きな要素であり・・・ある意味一番目立つ「顔」でもあります。
そして長く続いてきた作品、ということはやはり視聴者にとっては愛着が涌くもので、そこへ顔である「声」が変わる、となると・・・「これまでと違う」というところから作品から離れて行ってしまう・・・ということもあり得ます。
声優、というのは特殊な役者でもあります。声だけで全てを演じる。しかも「上手下手」のはっきり分かれる役者であります。
・・・明らかに声優の訓練を受けていない一流俳優・女優が声をアテて大ゴケした、なんてな話はいくらでもあります・・・。
そんな中で名物キャラの声を任される。・・・そこにも苦悩があると思いますが・・・これを継続していく、というのもかなり大変なことであります。
そして・・・名物キャラ故に世代交代。一人の人間が永遠に演じ続けることは不可能であります。
実はこれとは別に諸事情あって(個人的事情からウラ的な事情まで)声優交代、というのはよくあることだったりします。その場合は元の声優さんお声質に似せる、ということが多いですがあくまでも「代役」といったところであります。・・・完全に「交代」するとなるとその上まで行く必要があるわけです・・・。
現在はほとんど「二代目」となっていますが(実は「三代目」があるキャラもいる・・・)今後は「三代目」「四代目」が増えてくるかも知れません。そうなるとまた苦悩が続くことになるのですが・・・演者ではなく視聴者としては、やはり代替わりしてもいいからそのキャラも声優さんが演じ続けて欲しいなあ、と。
・・・いや、某長命シリーズ映画でCG合成で亡くなった主役の「代演」をやる、とのことで・・・そこまではする必要あるのかなあ、と。なんか・・・虚しい?ような気になったもので・・・。
12:48 AM | 固定リンク
07/21/2019
Prayforkyoani
・・・少し時間を置きたかったのです。
7/18京都の京都アニメーション施設に放火、死者34名(現時点で)という大変に痛ましい事件が起きてしまいました。犯人はガソリンを撒いて着火、自身も火に巻かれ逃げ出しましたが炎は黒煙とともに建物を一瞬にして覆いつくし・・・貴重な人命が一瞬にして失われました。
「京都アニメーション」と言えばアニメのみならずメディア関連では知らない人のいない、大変に高度な技術とそれを支える人材を抱えた一級の表現者集団であります。それが・・・一瞬にして。
ハッシュタグ「#Prayforkyoani」は世界に広まり、そして支援の輪もできつつあります(Yahoo!:京都新聞)が・・・。
貴重な資料やデータも相当量失われた、と聞いております。
京アニの最もすごいところは「技術の伝承」がしっかりできているどころだ、という話を聞いたことがあります。過去の作品で得たノウハウや知識を次の、別の作品に注ぎ込む。そのため年を経るごとに積み重ねられていく技術はどんどん昇華され・・・さらなる高みに至っていく。そこには「即戦力のみ」「今使えない奴はいらない」といった現代風のスタンスではなく、昭和やそれ以前から綿々と紡がれてきた「職人」の心意気すら感じます。
そして、我々は毎年毎年新しいことに挑み、超えていく彼らの作品を愛でられる、という愉悦に毎年浸っていたのです・・・。
それは文化の破壊だ、という方もおられます。なんともったいない、とも。しかしそれだけではなく・・・ただただため息をつくしかできないのが現状なのです。犯人はいまだ供述できる状態になく。京アニの今後も完璧に未定。・・・待つしかない、それが歯がゆい。
・・・本当はもっと詳細な情報が出そろってからここでも触れたかったのですが(現状では憶測が憶測を呼んでわやくちゃであります)、やはりひとまずは・・・ということで記しました。
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01/19/2018
組み合わせの意外性
ドロンジョとブラックジャックであります。
アニメ大物二人の婚活、どうやって実現?(Yahoo!:withnews) 意外とすんなり・・・という印象ですが、実際にはどうだったのかなあ、とかそんなことも思いますが。人脈とか関係者とかそういう面で交渉とか色々あったのでは・・・とかそんな風にも思えますが。
しかしそれでもいわゆる「コラボ物」では大ヒットと言えそうであります。・・・何年前かなあ、何の企業だったか・・・同時に「コラボCM」をうったことがありまして、それが一番最初だったと記憶しています。同じ素材をそれぞれの企業方面からPRしていく、ようなものでありました。
その後同様のCMが多発。その流れは今でも続いていますが・・・なんだか企画の意図が丸わかり、と言うか。ミョーに裏側が透けて見えるのが・・・なんとも、というのが個人的なとこであります。
こういうのはパイオニア、つまり一番最初にやったもんが一番良かったりするものであります。比べるものがない強みとでも言いますか。「アレが良かったからうちでもやってみよう」となるとどうしても前出のものに軍配が上がるものであります。
いわゆるマンネリ化、とでも言うような現状。そこで↑の組み合わせなんですが・・・ある意味盲点で、接点のなさそうなキャラを同時に出す、という・・・しかも年代を微妙に合わせてある辺りも馴染みやすいポイントかと。考えてみりゃ10代向けのCMではないので、そんなに若くする必要もなく。逆にあまり高齢向け、というのも違うわけで。
その辺の絶妙なさじ加減が生きているなあ・・・と。
・・・ただ、ちょっと心配?なのはまたぞろ後発CMがいっぱい出てきそうだなあ、とその辺が。今度はまた違う「意外な組み合わせ」を出して頂けると楽しいかと思うのですが。
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09/02/2017
多分一生残る
それでもよければ、ですが。
アニメキャラの刺青「ヲタトゥー」イメージ変える?(Yahoo!:朝日新聞デジタル) ・・・変わらんだろうなあ、と。逆にヒかれることになりそうですが・・・痛車とかそういうのを見てる限りでは。
海外ではアニメキャラが人気、とは言っても外国人全員が無条件で好き、というわけでもなく。「好き」「嫌い」の比率はあっちでもこっちでもそれほど変わってないだろう、と思ってます。国によっては日本産?の同人誌は税関で没収されたりしますし。絵柄的にどうも・・・というのはどこの国にでもいるはずであります。
海外では「アート」的な扱いの刺青ですが。日本ではちと立ち位置が違っていたりします。・・・基本的に公共の場では見せない方がいい、ということになっています。公共浴場などでは「隠す」か「入るな」ということになってるのが普通であります(当然ですが刺青が当たり前の外国人からすれば理解できない・・・)。
しかしかつて日本でも刺青はフツーにあったものでありました。江戸期では一般的な庶民も刺青したりしてました。特に職人さんとか。・・・どっちかと言えばその「ノリ」がそのままちょっとコワイ系の方々に受け継がれ・・・それが「関わるとややこしい」といった風に現代では変換されてしまった、という観もあります。
個人的には別に当人がそれでよけりゃそれでいいや、というとこなんですが・・・刺青はその性質上(例え除去手術を受けたとしても)一生「何か」が身体に残ります。
これがペイント的な何かでそのうち消える・・・と言うのならまた違う話になるかと。しかし、一度彫り込んだら「何か」は残る。
・・・それがアニメキャラ。いや、まあ・・・当人がそれでいい、覚悟してる、と言うのならホントそれはそれでいいとは思うんですが・・・例えば花鳥風月とか龍のようなある意味「不変」のものならいいんですが、アニメキャラは時間経過と共にどうしても風化していくものであります、つまり・・・古くなる、どうしても。
10年20年して「今さらこんなキャラいやだ」となっても手遅れなわけで。むしろ、時間と共に消えるフェイクタトゥー系には合ってるように思うのですが・・・さて。
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02/25/2017
やはり復活、か
引退表明したはずの宮崎駿氏が長編アニメ製作準備へ(Yahoo!:日刊スポーツ)。・・・毎回?「引退する」「やはり復活する」を繰り返してきてますから、まあ、今回も・・・とか言われそうではあります。
実は前の「引退宣言」の時には海外のファンからは不満が出てきた、とか。「なんでまだ若いのに」と。80過ぎても平然と映画監督やってるのも多いのでなんで? ということなんだとか。・・・大きなお世話なような気もしますが、それも「愛」なのかも知れません。
ジブリと宮崎駿の「呪い」リストラされた後継者たちの「その後」(Yahoo!:BuzzFeed Japan)・・・こういうのもあります。ネームバリューが偉大すぎるためその「後継者」には一種の「呪い」がかかってしまう、と。こういうのはどこの業界でも存在するもんなんですが・・・克服するのはその当事者にしかできないことではあります。外野が何言っても意味のないことだったりします。
・・・しかし今の日本のアニメは宮崎駿氏だけでここまで発展してきたわけではなく。無数の、たくさんの分野の人たちの地道な積み重ねによってここまできています。そしてそれは今後も続くわけで・・・「後継者」の「後継者」のさらのそのまた「後継者」というのも考えていかないといけなかったりします。
・・・活発な業界なら現役の人たちがあまりそういうこと考えなくても良かったりしますが・・・。
しかし・・・どうなんでしょうね・・・宮崎駿氏復活、ですか・・・。
個人的には別の意味での「呪い」を解除して欲しいなあ、とか。ナウシカ辺りからなぜか「子供に良いアニメ作品」的なレッテルが貼られ続けてる気がして(文部省なんちゃら、というのも大きかったのでしょうけど)その辺が「呪い」のように作品にまとわりついてるんじゃないか、とか勝手に思ったりしてるんですが。多分当人は気にしてないと思うのですが・・・。
何と言いますか、余計な制約をなるたけ排して自身が本当に作りたいもん、作って欲しいなあ・・・とも思うのですが、制約なくなると某巨匠映画監督の晩年の作、みたいになっちまう可能性があるのもなんだかなあ、と・・・?
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12/31/2016
あと30年
まだ定着はしてないような。あと30年くらいしたら完全に定着して「昔はオタクってのがいてね・・・」となるかと思われますが。
「君の名は。」考、アニメはオタクから一般に定着(Yahoo!:産経)・・・そして制作現場の現状。これは実はかなり前から散々言われてきてたんですが(「SHIROBAKO」の頃にやや注目されてはいたんですが)結局どうにもならなかった観があります。
「好きなことを仕事にしたんだろ? だったら収入少なくても休みがなくてもがたがた言うな」
という風潮は今でも日本では健在であります。そしてその「好きなこと」=「お遊び」という感覚も。真面目で堅実な職種でなければ「立派な仕事ではない」という見方であり・・・戦後、いや、明治大正昭和と基本路線は変わってきていない考え方であります。
・・・とは言っても最近になってようやく変化が起きてきた、ような気もします。それは世代交代が確実に起きてきているからであり・・・今の20代が社会の中枢で影響力を持てる頃・・・50歳になるくらい、つまり30年くらいしたらこういったクリエイティブな仕事も「立派な仕事」として世間一般が何の偏見もなく認められるようになってるんではないか・・・と期待したいとこなんですが。
そのさきがけとなるかも知れない「アニメ映画」「アニメ大作」はたしかに今年は豊作でありました。「君の名は。」も「この世界の片隅に」も。両方観たのですが(「聲の形」も「響け!ユーフォニアム2」も)・・・こういう幅広い層を意識できる作品というのがたくさん出てくれば↑のような動きも加速されるのではないか・・・とか。一般向けと言うとあまり良い言い方ではないかも知れませんが・・・特定の層ではなく、色んな層が楽しめる作品。
・・・コレ、アニメではない日本の映画にも言えるかも知れんのですが・・・何か「ターゲット」を決めてそれだけ向け、的なものも多いような気がして。いや、これは映画だけではないかも。なぜに「若い女性向け」「家族向け」コンテンツ、というのはこんなに無数にあるのだろう・・・たしかにその層が一番お金使うのでしょうけど・・・。
・・・ただ、全部が全部そうなってしまうと意味がなくなるので・・・作る側にも色んな層がいて欲しいと思うのです。幅があれば色んな発想が出てくる。アニメ作る人間が全てオタクであるはずもなく、逆に今までアニメ観たことなかったような人間がいてもいいわけです。問題はそういった人材が居ついてくれるかどうか、で・・・この辺は介護産業とも似ています。将来明らかに拡大が予想されるのに現場は非常に厳しい。
国家規模で何らかの救済案を・・・という話だけは出てきても、どっちも決定打にはなってない、という・・・。
来年はこういうとこも変わってこないかなあ、とかそんなことも思います。まあ、一年とかそれくらいでは変わらんもんですが・・・。
それでは、皆さま良いお年を。
12:22 AM | 固定リンク
12/29/2016
次元の壁
そんな壁を超えるのは難しいようで。
「2次元の女の子と恋がしたい」をかなえる(かも知れない)技術(Yahoo!:ITmediaニュース)。・・・まあ・・・どれもこれも「2次元=3次元」とはなり得ないような気がしますが。VR(Virtual Reality)の今後の発展、と言うか進行度合いによっては違ってくるかも知れませんが・・・やはり「アタマに何か着ける」というワンステップを踏む辺りで何かあるかも、とか思いますが・・・。
いや、そもそもVR自体がどうなんだろうか、とも。そこまで必要なんかなあ、と。
いわゆる「不気味の谷」であります。2次元で好評だった造形物をそのまま3次元に持ってくるとほとんどの人が嫌悪感を覚えるかと。ヒトというのは「自分に似たモノを求める」くせに「自分に似すぎたモノ」を嫌う、という傾向があります。そのモノにどうしてもどこかに不自然さを感じてしまう、という状態なのですが・・・その辺をクリアできたメディアも出てきています。
そういったことに異論を唱えるつもりではないのですが。
・・・一定以上の年齢の人たちのアレルギーにも似た拒否反応を見る限り、普及にはしばらくの時間が必要なのかなあ、と。もちろん何か大きな出来事があって一気に・・・! ということもない、とも言えないのですが・・・。
現状でまだ「足りない」ような状況ですので、本格的な普及にはほんと時間がかかるかと思います。・・・特定分野・・・いわゆるエロ・・・だとちょっと分からんのですが(ビデオの先例もありますし)。元年、と言ってもまだまだ先は長いのでは・・・と。
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09/19/2016
「君の名は。」雑感(ネタバレ注意)
*以下の記述は多分に映画のネタバレを含みます。ご注意ください*
二回、観てしまいました・・・結局。
「とてつもなく綺麗で純粋な水をたらふく飲んだ、と思ったら何かの成分がちょっとだけ舌とか喉とかに残ってて気になる」伏線回収とか素敵に素晴らしいのだけど・・・やや消化不良?
と、9/12に一回目を観た直後のツイートで・・・その後に「もう一回観ようかな」というのもあったんですが、今日観てきました。・・・どうしても気になって仕方ない部分があったもので。
新海監督の作品は「秒速5セントメートル」で・・・ちょっとトラウマ?っぽくなって以来、結構な苦手意識があったりしました。すれ違いドラマというのも悪くはないんですが(吉川版「宮本武蔵」とか)あそこまで徹底的にやられるとなあ・・・と。
今回はきちっと?再会したのでその辺は安心できた、というのが二回観た率直な理由だったりします。
気になったのは・・・「組紐」「時間軸のズレ」「入れ替わりのシステム」「忘れるメカニズム」でした。「組紐」は瀧が腕に巻いていたキーアイテムですが、アレ、最初からしてたっけ・・・? というのが気になったもので(もちろん最初から巻いてました)。そして・・・「時間軸のズレ」
三年前、ということで二人の生活のどこかに「違い」があるかも、と思ったのです。・・・どこかにカレンダーでもあれば、と思ったのですがさすがにそういうのはなく。あるのは・・・「曜日の違い」でしょうか。スマホの曜日は明らかに違っていますし、入れ替わった瀧が四葉に「なんで制服着とん?」と言われるシーンがあり、その時は休日だと思ってなかったふしがあります。
そして。最大に気になっていたのが「入れ替わり」「忘れる」なんですが。コレ、どうも作中には明確な説明はありません。つまり「なんで二人が入れ替わったのか」「なんで忘れていくのか」というのは・・・まあ、ご自由に考えてください、ということかと。
ありきたりなとこだと「宮水の妄言」で、ナニカそういう不思議な力が・・・ということなのか、あるいは彗星が影響しているのか・・・? しかも時間軸のズレまで・・・となるとやはり最後の方の「この日の為にそうなっていたんじゃ?」という瀧のセリフが明確ではないけど直截的な答え、なのかも知れません。
「忘れていく」というのも・・・組紐絡みで流されていく時間、とかそういうとこ・・・なんだろうか、とそういう予想?はできますが、さて。
恐らくティアマト彗星(しかしなんつー名前だ・・・多頭のドラゴン?)は1200年周期であの辺りに破片ぶち撒いていたと思われます。一回目が湖で二回目がご神体、そして三回目が今回。・・・確率的にはそれこそ天文学的な数字になるんですが三度もほぼ同じ場所に、というのは。・・・その辺も↑何か関係している・・・のかも知れません。
・・・そして。なーんかミョーに引っかかった部分が。一つは「200年前の繭五郎の大火で全部焼けて古文書も何もなくなった」≒「彗星に関する危機周知もなくなった」というくだりで。いや、ちょっとした口伝くらいでも残らないんだろうか、と。三陸の津波でも昔話にはいくつかそういうものが残っています。地域コミュニティがかなり限定的で人数も少ないからそういう残り方はしなかった、ということか・・・あるいは時間が経ち過ぎて繭五郎がトドメ刺した、ということか・・・?
そして奥寺先輩。・・・「三葉が生きている」ということになった時、実は自分「あ、奥寺先輩が三葉なんか」とか勝手に思っちゃったんですが。苗字は何らかの事情で変わって(養女とか)三歳上で・・・いやしかしもうちっと年齢差あるか・・・でも女性の見た目って結構変わるもんですし。でもそうなると冒頭の意味がなくなってしまうか・・・ということでさすがにそれはないな、と後で納得したものでしたが。
あとこれはどーでもいいことなんですが・・・ご神体に至る山道でのスズメの大群、とか。季節的に群れ作るけどあんなとこにあんなにいるもんなのか・・・でも飛騨地方のスズメのことは知らないのであり得るか・・・とか。トンビっぽく飛んでるけどあの鳥は鳶じゃないよなあ・・・とか。
ともあれいい映画ではありました。さすがに二回ということで綺麗な水でお腹いっぱいで、三回目は・・・現状ではこれで大満足であります。
しかしこうなると次回作は相当に期待されるんだろうなあ、と。このままこの路線で行くのかそれとも回帰するのかあるいは新機軸を・・・? さてさて?
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09/04/2016
ついに終わる
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」・・・連載に幕(Yahoo!:デイリースポーツ)。1976年から、ということですから40周年。その記念すべき年に「幕」とのことであります。
惜しい、と言えば惜しいのですが。しかしこればかりは作者の秋元先生の決断に添うしかできません。
ファンからすればただ「お疲れさまでした」としか言えないものではあります。
・・・週刊ジャンプの購読者が減るかも、なんて話もあります。
ジャンプの看板連載であります。しかも今まで休載なし。週刊連載で、しかもこの長期間・・・となるとなかなか他に例のない話ではあります。しかも毎回毎回時事ネタも入れつつダレることなく継続している・・・。
さすがに超長期ということで、色々と変化もありましたが。
両さんの顔、なんてのはいい例であります。最初期の頃の顔を、今の人が見ても両さんだ、と分からないという話もあります。当初はかなりやさぐれた?ような一種の「不良警官」のような感じだったのですが、その後は丸くなって・・・いや、方向性は変わってないのかな・・・現在のマニアから一般人まで受け入れられるような「両さん」に変わっていきました。
・・・今後はどうなるんだろう・・・?
読み切り的な掲載はあるかも、という話ですが。「次の構想」もある、と。・・・しかしどうやっても「こち亀」は残ってしまうでしょうし・・・色々と大変になりそうではあるのですが・・・。
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08/04/2016
びみょー・・・
「ソード・アートオンライン」ハリウッドで実写ドラマ化(Yahoo!:まんたんウェブ)。「ドラマ化」ということは映画館での「映画」ではなくテレビドラマで・・・ということであります。連続して何話もやるのか、それとも一本きりのを長い尺でやるのか、その辺はまだ分かりませんが・・・。
なんだろ・・・このビミョーな感覚は。
過去に何度も何度も何度もあった「人気コンテンツの実写化」であります。しかしそれらはことごとく爆沈しています。あまりにかけ離れたストーリー設定やキャラ設定、オリジナルにはない要素だらけ、「結局何がしたかったんだ?」と思ってしまうのがオチだったりします。
これはハリウッドで~というだけではなく。日本国内での「実写リメイク」でも「えーーーー・・・」というのは多くあったりします。売れているコンテンツだからこそこういった方向の話が出てくるのですが、明らかに方向があさって向いていたりして・・・黒歴史、というのがほとんどであります。
前にも書きましたが。もちろん成功している例だってあるんです。あるんですが・・・そういうのの「特性」は今回の実写化にはなさそうな・・・。
国内での実写化なら恋愛物などで「現代物」、あまり不思議っぽい要素のないもの。海外での実写化ならさらに普遍性を増したもの、と言うか・・・いかにも「ありがち」なストーリーだと成功と言われることが多いような気がしてます(もちろん例外はあるにはあるんですが)。
・・・いわゆるファンタジー系はどうかなあ・・・。
まあ、作ってみないと分からないもんではあるのです、実際は。「出来上がってから文句言え」というのは至言であります。ただ・・・これまでがこれまでなんで・・・見る側の「またか」という目やここまで引き上げられたハードルを一蹴することができるのかどうか、と言えば・・・。
びみょーだなあ・・・と。まあ、ホント出来上がってみないと分からんもんではあるんですが。
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04/06/2016
イメージの問題
何度か触れて来ましたが。まあ・・・時間が経つのを待つしかないような。
「容疑者、女子高生アニメに夢中」に批判多数(Yahoo!:withnews)。件の「少女監禁事件」の犯人であります。『人気学園アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」に熱中していてカバンにキーホルダーを付けていたというエピソード』(『』元記事より引用)により「犯人は女子高生アニメに熱中しており・・・」ということになった、と。
知ってる人は知っていますが「涼宮ハルヒの憂鬱」の主人公は確かに女子高生ですが、あれはそっちメインのアニメではなく。SF色の強い作品で・・・この犯人くらいの年齢ならフツーに観ていそうな作品であります。
・・・記事中にもありますが、ここで「批判多数」というような風潮になってきている、というのはある程度時間が経ってきている証拠の一つでもあります。・・・ちょっと前だと「あーやっぱりそういうオタク趣味だからこういうことやるんだ」という流れが一般的でしたし。
・・・報道する側の認識、というのもあぶり出されてくるわけですが。
ちょっと前にはマイナーでサブカルだったモノが今ではメジャーで市民権を得てる・・・の代表が「アニメ」「マンガ」「ゲーム」であります。ただ・・・クールジャパンなどと持ち上げられてますが今の「主流の世代」はまだこういったコンテンツに批判的な世代なわけで。「ああいうものはバカが観るものだ」という教育を受け・・・「キモいオタク御用達」といった感覚が当たり前だったりします。
・・・自分は世代的にその辺に近かったりするんで、同年代にそういった話は振らないことにしています(しかも自分の場合20代後半に初めてこの世界に踏み込んだ「遅くかかったハシカ」状態)。
一つには多感な頃にはほとんど目に触れず、後になって一般的になってきた、という感触を覚える世代だから・・・ということもあります。誰でも未知の世界は怖いもんであります。でも今の10代はもちろん、20代にとってはすでに「あった」ものであり・・・さらにその親世代でもこういった批判的な認識が大分薄れてきてるのでさらに「一般化」が進んでいます。
完全に一般化するにはもうちっと時間が必要ですが。あと・・・20年くらいですかねえ・・・今の10代20代の子供が大きくなってくる頃。・・・まあ、その頃にはまた違ったものが同じようなポジションにいるかも知れませんが。
ところで。
↑「多感な頃にはほとんど目に触れず、後になって一般的になってきた、という感触を覚える」モノ、というのは他にもあります。ネットなんかがいい例で、こちらは各世代にも受け入れられてます。
・・・やり方かなあ、とも思うのですが・・・イメージの持って行き方、と言うか。「ネットオタク」というのは存在していますがそれほど変なイメージありませんし。
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02/23/2016
誰のため?
アニメ「それいけ! アンパンマン」4月から金曜日午前10:55~に時間帯移動(Yahho!:まんたんウェブ)。アンパンマンと言えば子供に大人気のアニメであります。初出はかなり前になるので、子供の頃よく観てたなー、という大人も結構な数いるかと思われます。中には親子二世代で、もしくは三世代で・・・など複数世代でファン、という場合もあるかと。
ただ、実際に放送を観るのはやはり子供、ということになるわけで。いわゆる「随伴視聴者」としてその上の世代の大人たち・・・という構図になるのが通常かなあ、と。
・・・ということは平日のこの時間帯、一体誰が観るんだろうか、ということに。
土日なら小学生も考えられますが(ドラえもんも過去には日曜の朝やってました)平日のこの時間、となると・・・幼稚園に通う前、それも保護者の手が空いた時・・・とかかなり限定されてしまいそうな。・・・ということはなんでこんな時間帯にしたんだろうか、と。
色々な縛り?的なしがらみか、とかそんなところも勘繰ってしまうところですが・・・?
しかし他方でこんな考え方もできます。
NHKの教育番組があります。Eテレで「高校講座」などをやってますが・・・ほとんどは「平日」の「午後」だったりします。かなり前のことですが、自分の記憶が正しければ早朝や夜中にもやっていた、ような。
もちろんこんな時間帯、リアルタイムで学生さんが観れるはずはありません・・・。
こういうのは録画しておいて後でじっくり・・・というのが目的なんだそうで。そのため「リアルタイム」にこだわらなくなってきてる、とのことであります。
アンパンマンもそれかなあ、とも思うのですが。フツーに録画して家族そろった時にみんなで観る、とかそういうこと・・・なんだろうか、と。
・・・現行の午後4:20だってどれくらいがリアルタイムで観れるか、と言うと・・・ちょっと微妙な気もしますし。そういう風に観方も変化してきている・・・のかも知れません。
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02/19/2016
情報ないのに言いたくないけど
やめて。
「鉄腕アトム」ハリウッドで実写化・・・脚本家決定で再始動(Yahoo!:クランクイン!)。そう言えば前にそんな話があって、いつの間にか立ち消えになってたような・・・それが再始動。
・・・あーー・・・なんだかなあ・・・。
いや、まあ、こういうのは権利関係とか色々あってそういうのがクリアにならないと実現しないわけです。ただ単純に好きだから、ファンだから、というだけではなかなか実現しないものであります(まれにそういうケースありますけど)。つまり、「アトムをハリウッド実写化したら売れる」という目論見がどっかにある、ということになるんですが。
・・・前例が前例だけになあ・・・こういう方向は鬼門だ、ということにはならんもんなんですかねえ・・・。
過去に白黒で実写化されてますが・・・ああいうのは「忍者ハットリくん」なんかもあったりしますし。かぶりもので実写化、というのは今から見るとちょっと不気味だったりします。
さすがにそういうことをやるわけではないのでしょうけど、現代のハリウッドが。
マンガと実写の間に厳然と横たわる大きな壁、というものもあります。マンガやアニメを実写化すると大抵コケる、とされ・・・成功するのはその壁が低いケース、例えば学園恋愛物とか。最低限現代のルールに則った世界のものなら・・・という向きがあったりします。
あるいは特定の要素だけを掴み出す、とか。・・・「るろうに剣心」なんかいい例で。アクションとイケメン俳優、ということで原作とは別のファンを獲得したりしてましたが・・・これは珍しいケースかも知れません。
アトム・・・向こうでは「アストロボーイ」ですか。
仕上がり的にやっぱりSFなんだろうな、と思われます。あるいはリアルに「ロボット」やるのかも知れませんが(こういう流れはすでに存在してますが)・・・なんか日本人には思いもつかないような(もちろん悪い意味で)変わっていそうで、その辺が・・・心配だったりします。
某ドラゴンボールとか、そういう風になるんじゃないんだろうか・・・と。もちろん、意外と面白いよ、あれ、という評価になる可能性もまだあるんですが、それにしては不安要素の方が大きすぎる、ような。
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02/07/2016
長けりゃいいってもんじゃ
ない、というのも事実ですが。
制約の中で高い中毒?性、5分番組の魅力とは(Yahoo!:オリコン)。NHKの場合はほぼ5分ですが、他の民放の場合は3分程度だったりします。・・・それでも内容の濃い番組があるのも確かであります。
・・・まあ、ほとんどは↑記事にもあるように1社提供なんで、その企業のCM、という側面が非常に強い番組ばっかりだったりするのですが。
それでも中にはキラリと光るような番組もあったりして。企業のトップや重要ポストについてる人たちの「逸品」を紹介する番組が・・・ってこれもテレ東でしたか・・・。
実はこの流れ、アニメにも影響してきてます。
いわゆる深夜アニメというのは基本的にDVDやBlu-rayを売るのが目的で、結構名の知られた作品でも提供はそっち関係ばかりであります(直接関係なさそうな企業がスポンサーに、というのはまずあり得ません)。そういう「商品」が売れないと立ち行かなくなる・・・という点では1社提供番組と同じであります
それがちょっと前から「数分アニメ」というのが増えてきました。一部では業界には長編を作る体力がもうないんではないか・・・とかそういう噂が立つほどに。
これも「商品を売る」という観点からすれば↑の5分番組と似たようなものかも知れません。
しかし短いとごまかしが効かなくなる分、腕と技術が求められるようになります。・・・実際にはかなりのレベルが要求される作業になるかと思われます。・・・こういうとこはアニメも普通の番組も同じ事情なわけで。しかも短い時間だから切りやすい、というのもあるかと。つまり、常にハイクオリティが要求されてしまう・・・。
そのため逆に残ってるのかな、とかそんなことも思いますが・・・最近になってこういう流れが出てきた、ということは何かの拍子に今度は長い時間かかる番組が大ウケ、とかそんな風になる・・・のかも知れません・・・?
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12/01/2015
二つほど 12/1
なんとなく二つほど。
一つ目。岐阜・美濃加茂市のポスターが物議(Yahoo!:within)。これはそういうキャラなんで仕方ないと思うんですが・・・例えばピーターパンとコラボ、ということでフック船長出したら「片手がカギになってるなんて」と言うクレームが入るもんなんでしょうか・・・?
・・・いや、最近ならそういうの入るかも。フック船長の手もなかったことになったりして(ワニはどうするんだろう、腕と一緒に時計飲み込んでアラーム代わりになってる、あのワニ)。
一つには根底には「アニメなんてくだらない」「ラノベなんて底が浅い」「マンガなんて意味がない」という、ちょっと前の時代の発想があるかと。・・・前々からこの「あれこれ」でも触れてますが・・・今の40代・50代くらいとその後の世代の間ではこういったコンテンツ産業(萌え産業も含む)に対する捉え方が大きく違っています。端的に言えば大多数が「受け入れられない」「受け入れられる」ということであります。
「受け入れられない」側からすればこんなあり得ないほど目がデカくておっぱいもでかい人間なんて・・・という違和感がハンパないわけで。しかもなんかエッチだ、となる。そうなると生理的にもうダメ、ということになります。
・・・もちろんこういうのには個人の好みも大きく影響してくるので、単純に「年食った奴はこれだから・・・」ということにはなりませんが。
それと・・・クレームに素直に応じすぎる、と言うか。何でもかんでも「お客様」で閉じてしまう、というのは今後のことを考えるとどうなのかなあ、と。実際個人ならともかく妙な団体が絡んでくるケースもあって、担当部署はかなり大変になるらしいのですが・・・。
二つ目。アップル、新iPhoneでイヤホン端子を廃止(Yahoo!:Forbes JAPAN)。・・・えー・・・そんなことになってるんですか、とスマホ持ってない自分はちょっと驚いた、と言うか・・・まあ、別にそれはそれで特に問題ないか、とかそんなことも思ってしまったりしてますが・・・使い慣れた人は大変だろうなあ、と。
「アップルがやろうとしていることは、多くの人が大金を注いで購入した高価なヘッドフォンやイヤホンを、使えないものにしてしまう行為だ」(「」内↑記事より引用)
専用端子が使えなくなればそうなることになります。コンバータ的に「イヤホン→ライトニング」というのもあるんでしょうけど・・・そこまでするか、となるかも知れませんし。
何よりこれで最低限iPhone関係ではアップルは端子を独占できる、ということになります。イヤホン端子というのは↑記事にもある通り結構前(原型が1800年代にまで遡れるとは思わなんだ)からある汎用規格なわけで、実際探してみると相当数の「音」関係装置に装備してあります。・・・もちろんサイズ的には色々ありますが・・・それでもこういったアナログ接続は順次デジタル接続に変わっていく、ということへの劇的なプロローグ?的な?ものになる可能性もあるわけで・・・そのパイオニア的存在にアップルはなる、と。
・・・混在しててもいいとは思うんですが、個人的に。その因子はある意味遺伝的に受け継がれていくわけですが、古いもんを切り捨てるのは・・・テクノロジーというのは新しいモノが絶対正しいのですが・・・なんかもったいないなあ、とかそんなことも思います。
今後、この動きが広まっていくのかどうかは不透明ですが。でも現在テレビ関係の接続でビデオ端子(アナログ)がどれだけ利用されてるか、とか、PCのフロッピーディスクはどうだ、となるとこっちもやがてそうなっていくかな、と。・・・しかしこれもまた将来全然別の概念が生まれればやはり「古い技術」となってしまうわけでありますけども。
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10/12/2015
カタチのないモノに
金を払いたがらないのは日本人の特性の一つ、という話があります。自分は最近はそうでもなくなってきたかな、とは思ってるのですが・・・100%そうでもない、とも言い切れません・・・。
アニメ制作会社・マングローブ、なせ行き詰ったのか(Yahoo!:まんたんウェブ)。多分に日本的でもあります。「アニメなんて子供だましのお遊びだろ」という考えはアニメ黎明期・手塚治虫の頃からありました(後に手塚氏本人も対応にかなり苦戦することに)が・・・これはある意味今でも残っています。
観る側はともかく。作る側に相応の「圧力」を強いるような現状。・・・底辺はどうにかならないか、という話はテレビなどでも時折目にしますが・・・問題はそれだけではないようであります。
クールジャパンのアニメ、というのは海外でも相当に知名度が上がってきてますが。しかし実際は日本人全員がアニメ大好きというわけでもなく。エンターテイメントとしてもまだまだ「地位」の低いものであります。
・・・実はこういうのはあまり「地位」が上がらない方が自由度は増すのでは・・・という声もあったりしますが。それでも現状として「うーむ」な状況なわけですからどうにかできないか・・・と思うことは不自然ではありません。
結果として今とは全然違う状況に変わってしまっても。
一部のアニメを除くとほとんどのアニメ番組は「DVDやBlu-rayを売るために放送している」、とされています。制作するには結構な額かかるのですが、それを回収しようとするとどうしても何かを売らないといけない。もちろんグッズとかそういうものも売れる場合もあるのですが、大抵の場合は「円盤」であります。
ということは「売れる」アニメにしないといけない。一部のオタク受けしかしないんだろ、という声もありますが・・・やってることは生身のアイドル売り込みとさほど変わらんような気もします。CD売り上げ枚数が全てを判断する。結局「何か」を売らないと回収できない、と。ただ・・・ここまでは別に問題はないと思われます。そりゃあ、何かを「売って」資金回収する、というのは当たり前な話ですし。
ただ。それだけだと通り一辺倒の同じようなモノしかできてこないわけです。・・・アイドルの例にしてみれば、例えばオーケストラやクラシック。あるいは雅楽などのような楽曲ジャンルもきちんと成立しています。爆発的なヒットはしなくても永く続いているジャンル。しかしアニメの場合ほぼ全部が「売れないと続かない」というのが現状なんでは、と自分は思ってます。
楽曲や小説などのようになるには時間が足りない、という話もあります。昔々楽曲が出来始めの頃はやはりウケるのばっかりだったのかも知れません。それが長い時間をかけて今のような多様なエンターテイメントになっていった・・・と。
でもそれじゃ現状は変わらない。「クールジャパン」ということで日本の代表的な産業にしたいのなら政府ももっと考えれば・・・と思うのですが・・・日本人の思考形態の一つに「カタチのないモノに金を払いたがらない」というのがあります。個人の話だけではなく・・・なんか国家もそんな風潮があるのかなあ、と。芸術とか芸能とか、そういうのをあんまり敬わないのもそれに起因しているのかも。
・・・やはり時間が必要なのかも知れませんが・・・今の若い人たちが台頭してくれば、世代交代が起きればまた状況も変わってくる・・・と思うのですが・・・さて?
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09/28/2015
或る交代
麻生美代子の磯野フネ、最後の放送・・・代替わりなしはサザエとタラちゃんのみに(Yahoo!:スポニチアネクス)。「お帰り。随分、買い込んできたね」が最後のセリフとなりました。「お帰り」が最後、というのはなんだか象徴的なような気もします。ともあれ、長い間お疲れさまでした。
→サザエさん(しょぼいカレンダー)
・・・こうして見るとやはりロングランヒット作なんだなあ、と思います。しかし息の長い作品はそれならではの問題?も出てくるわけであります。
映画や特別番組のように単発で終わるならまだしも、毎週放映される作品やシリーズ化された作品となると「作る側」の方にもどうしても問題が出て来てしまいます。いくつかあるのですが・・・やはり大きいのは「年齢」かと。これは特に出演者という最も目立つ部分で大きく影響がでてくることになります。
サザエさんのようなロングランを続けるアニメだけではなく。例えば「男はつらいよ」とか。寅さんの代役・・・というのはちょっと考えられません。「釣りバカ日誌」も同様でしたが、今度は昔の話をやる・・・という方法?をとってます。
アニメの場合。声、というのはある程度なら似せることができます。・・・ジブリアニメ「かぐや姫の物語」で翁役の地井武男さんが途中で急逝され・・・三宅裕司さんが代役に。しかしどこで替わったのか・・・分からなかった、という話があります(自分も観たんですが・・・どこからだろう?)。こういうことも可能だったりするのですが。
・・・例外もあります。ルパン三世は・・・ああするしかなかったんだろうなあ、と。別の声のルパン、というのもアリだったのかも知れんのですが、世間一般からすると・・・なかなかに難しそうであります。
人間は誰でも年をとるわけで。長い間愛されてきたとしてもいつかは別れることになるのですが・・・。
全く新しく1から作り直すか、それとも前を踏襲するか。その辺は演じる人や周囲の事情によるのですが・・・そりゃあ、今まで通りの役を永遠に観続けたい、というのは誰でも願うことですが・・・全然違った「役」を観る、というのも悪くはないんでは・・・とか個人的には思うのですが、さて。
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08/30/2015
誰だって年をとる
わけで、まあ・・・そうなってしまうわけですが。
「ど根性ガエル」のヒロシは59歳、有名キャラの「現在の年齢」を考えてみた(Yahoo!:NEWS ポストセブン)。一年という時間が経てばどんな人間でも一歳ずつ年を食うわけで。それが十回分経てば+10歳なわけで・・・そうなると年相応に思考や肉体も変化していくものではあります。
でもま、それは現実の人間のオハナシであります・・・。
↑記事のお遊びを否定するような野暮を言うわけではありませんが・・・基本的に物語の中の人物は年をとらない、というのが個人的なとこだったりします。本を開けば、あるいは映像を観たりすれば。そこには往時と変わらないあのキャラがいるのは当然なのであります。
・・・もちろん例外もありますが。
作者が意図的に「作品の中の時間」を進めているケースがあります。椎名高志「絶対可憐チルドレン」とか藤原カムイ「ロトの紋章」とか。そういう作品はそういう「成長」をも楽しむことができます。
あるいは作者が意図せずに変わってしまう、とかそういうのもありますが・・・。
デビュー作に多いのですが、当初と現在、そして最終回辺りで全然違う、とか。そうなるとこれは「成長」なのか「変化」なのか、ちょっと分からなくなってきます。↑の前例は明らかに「成長」ですが・・・やっぱりこれは「変化」ということになる・・・のかも知れません。
そしてあえてネタにするケースも。
藤子不二雄の短編に「劇画オバQ」というのがあります。・・・原本が手元にないんですが、はっきりと覚えています。オバケのQ太郎が正ちゃんのもとへ帰って来る、というお話なのですが・・・その頃正ちゃんは小学生ではなくすでにサラリーマン。結婚もしている。そこへQ太郎が・・・。
なんで「劇画」かと言うとタッチが全部「劇画」の濃いタッチ。Qちゃんも帰ってきたし皆で集まろうか、という話になった時ハカセが意外な提案をする。
「みんなで無人島へ行こうじゃないか」
昔の夢。それを思い出そう、ということになるのですが・・・。
最後にQちゃんは正ちゃんのもとから去っていくことになります。「もう大人なんだね」とつぶやきながら。
「あのキャラが今は何歳」という話を聞くと↑コレを思い出してしまって。・・・まあ・・・いつまでも昔のままではいられんもんですが。思い出に浸る気もないんですが。懐かしいなあ、とかそう思うこともほとんどないんですが。
でも・・・本を開けばいつでもそこに「あの人」がいる、というのは・・・なんかいいもんだな、とか思ってしまうのですが・・・。
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04/29/2015
二つほど 4/29
復活的に二つほど。
一つ目。アニメ「ドラゴンボール」18年ぶりテレビ新シリーズ7月より開始予定(Yahoo!:オリコン)。原作者鳥山明氏のオリジナル原案。・・・そんなにイヤだったんかなあ・・・ハリウッドのアレ。
あまりそういうことを言わない氏が「あれはなあ・・・」と珍しく苦言。その後映画製作にも関わるように。・・・もちろん新作映画は大ヒットしましたが・・・それからの流れで「新作テレビシリース」ということになった、としたらファンはある意味ハリウッドのアレに感謝しないといけないのかも知れません。
・・・自分は・・・まあ・・・原作はちょろっと読んだくらいで。嫌いではないけど特に好きでも、といったところであります。一応世代的にはどストライクのはずなんですが(この辺ガンダムがあまり好きじゃない、というのに通じているかも)。
ただ、アニメとなるとやはり孫悟空は野沢雅子さんの声、ということになるのでしょうけど・・・変えようもない、という話もあるんですが・・・無理はされないように、ちょっと心配であります・・・。
二つ目。ジャポニカ学習帳「昆虫」復活?(Yahoo!:朝日新聞デジタル) 「ムシがキモいから」という理由?で消えた「昆虫が表紙のジャポニカ学習帳」であります。現在は花や植物の写真が表紙ですが・・・ムシ好きの子供はどう思ったのやら。
しかしこのたび通販大手Amazonから
→あなたの1票が復刻を決める! 歴代ジャポニカ学習帳人気投票
というイベントが。製作元ショウワノートとのコラボで「ジャポニカ学習帳45周年記念」ということだそうであります。
要は「推しノート」を募ってそれを復刻発売しよう、と。「昆虫」が選ばれればそれが復刻されるわけです。
・・・今の現代に復活、というわけではないのですが・・・それでも心躍る話ではあります。いや、自分はムシ好きなんで・・・。
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03/27/2015
しろばこによせて(ネタバレ?注意)
*アニメ「SHIROBAKO」に関する記述があります。ご留意ください。*
約一年のお付き合いでした。見る前は「あ、いろは(花咲くいろは)のところが制作か・・・」という程度だったんですが。ここまでクルとは思っていませんでした。
テーマは「働く女の子2」だそうで(1が「いろは」)。
アニメ業界で「働く女の子」の話でありました。リアルかどうか、というのはその業界にいるわけではないので分かりませんが・・・少なくとも観る側としては「リアル」に観てました。・・・ツイッターとかでは「身につまされる」とか「身近すぎてイヤだ」というのも結構散見しましたが。
これはここんとこ(いやかなり前から・・・?)考えている「創作物をリアルに描くには」という命題めいたもんに対する一つの答えかな、とも思ってます。個人的に、ですが。
例えば「あんなにかわいい子ばっかのはずねえ」とかそういう声もありましたが・・・その辺は実はどうでもいい話で。アニメにしたかったのはあくまでも「働く女の子」ならそういう「添え物」的要素があっても全然構わないわけです。ただ、そのサジ加減が非常に難しい。
・・・本当に「リアル」のみを追求したらあれだけの人気が出るわけはないのでは、と。だってあんだけトラブル連続させておいてきちんと「笑」「泣」「握る」を成立させて、さらにそっち方面へも配慮してある。その辺も純粋にスゴイな、と(「笑」「泣」「握る」というのは某創作系の人の至言で「創作てのは笑って泣いて手に汗握れればそれでいい」的なものからであります)。
リアルにはほんのひとサジのウソが必要であります。もちろんウソ入れすぎたらリアルでなくなってしまう。
かの杉田玄白が解体新書を著す工程を記した「蘭学事始(蘭東事始)」に「フッフルヘンド」を巡る記述があります。前野良沢や中川淳庵らと共に「フルヘッヘンド」なる謎の単語の解明に取り組む。顔の一部のことらしい。ふと、別の書物に「落ち葉を集めるとフルッヘンドする」という記述があり「ではこれは『うずたかく』という意では」となり「顔の一部でうずたかいのは『鼻』だ・・・」となった、という話なのですが。
・・・が、後に解体新書の原著とされるターヘル・アナトミアを訳した研究者によれば原著には「フッフルヘンド」の記述はない、という・・・これはリアルさを高めるためのひとサジのウソではないか、という解釈もできるわけです。
まあ、そういう創作面でのお話もあるわけですが・・・そういうとこではない方面でも色々と面白かったし、楽しいアニメでありました。なんだか「作る側」と「作りをまとめる側」がきちんと、丁寧にかみ合っていた・・・と言うか何と言うか。少なくとも劇中にあったような各方面との齟齬は・・・いや、あったんだろうなあ・・・色々と。
ただ、これは明らかな「余計なお世話」なんですが。
続編とか映画化とかそういうのは・・・どうだか分かりませんが。しかし「働く女の子3」を今後作るとしたら・・・思い切りハードル上げちまったんではないか、と。「いろは」もかなり良い作品でしたがあれは「物語」であって「リアル」ではないような。でも「シロバコ」はリアルを(もちろんウソを隠し味に)ここまで追求してしまった。
「けいおん!」辺りから「日常系アニメ」というのが定着してきて、後発がいくらでも出てきました。しかしどんどんハードルが上がっていって最近ではやや伸びが悪い?ような気がしています。・・・この方向も似たようなことに・・・?
いや、それならそれでまた違う方向性を示すまで・・・かな、と。全ての創作はそうやって今の多様性を手に入れてきたのですから。
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02/09/2015
ある開店休業状態
まさか閉店、というわけにはいかないでしょうし。
鈴木プロデューサー「ジブリは開店休業状態」(Yahoo!:オリコン) 宮崎駿という巨匠が「長編アニメ映画からは引退します」と宣言した辺りからこうなってきてるのでしょうけど・・・どうなんですかねえ・・・。
個人的には、あくまで個人的には、ですが。「閉店」という選択肢もアリではないかと思ってますが・・・。
海外ではもっと高齢になっても長編映画監督を続けて良い作品を生み出している、というケースもあって、だから宮崎監督の引退はマイナスイメージだ、という話をどっかで聞きました。・・・それを現状に押し付けるのはどうか、とは思いますし引退するかしないかは個人の意思が尊重されるべき、なんですが。
・・・なんか↑行く先を見失ってるような、そんな状態なら引退取り消しもまた選択肢の一つなんでは・・・とか思うのですが。
でもジブリでも後進が育ってないわけではないでしょうに。
明らかに飛び抜けた逸材が抜けると、その集団はなかなか以前のように立ち直れない、というのは世の常ではあります。「宮崎駿」というネームバリューから腕から確かな人材が抜ける。すぐに替わりを・・・というのも難しい話であります。
そういう状況だと「新作を」というのもやはり難しい・・・。
一旦仕切り直し、とかそういうことをする必要があるのか・・・その辺は当事者次第であります。外野がとやかく言う問題ではないのでしょうけど、やっぱり気になる話であります。
「個ではなく集団で継ぐ」
何のことか、と言いますと某アニメ制作会社であります。一時有名な、と言うかあえて名前で宣伝するようなこともしてましたが、最近はあまりそういうことをせず。しかし非常にクオリティの高い作品を連発しています。スタッフが大体固定されている、という向きはありますが、それでも「前」を「今作」に引き継ぐような作りをしています。
・・・こういう方法もあるんですが・・・ちょっと無理かも知れません。そこまで「ハヤオ・ミヤザキ」は大きかったんじゃないのかな、と。
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09/03/2014
受け入れるのは、いつ?
またこういう話なのですが。
アニメやマンガは犯罪に影響を与えるのか(Yahoo!:おたぽる)。そりゃあ・・・与えるでしょう。世の中の事象で「犯罪に無関係」なんてものは存在しないでしょうし。
ただ「マンガやアニメ観てたら100%犯罪に走る」ということはあり得ないわけです。よくある反論で「残酷なアニメやマンガは規制するのになぜ毎回人が殺される実写ドラマは規制されないのか」というのがあります。・・・ドラマだって規制されていないわけではないのですが、大抵の場合は「自主規制」で法整備しよう、とまではいってない。
自分は単純に「世代の問題」が大きいと思ってます。世代的にマンガやアニメを受け入れることのできない世代がまだ世の中では中心なわけで。あと・・・20年とか30年くらい後でしょうか。その頃になったら「なんでこんなアホな議論してたんだ、こいつらは」的な空気に・・・いや、さすがにそこまではないか・・・。
例えば今の高校生から大学生、なんてのは身近にすでにそういうものがあったわけです。親の世代もそういう状況だったりして。小学生くらいになると家庭でアニメやマンガ、ゲームは当たり前になってるところも多いかと。
もちろんそうではない家庭もあるわけですが・・・。
「本」という媒体があります。これは活字のみ、もしくは活字+挿絵のエンターテイメントで、今現在世の中で主流になってる、あるいは主流を監視できる世代からそれこそ小学生まで楽しむことのできる媒体であります。
しかし過去には「焚書」や「発禁」という規制がありました。・・・いや、規制そのものは今でも残ってます。禁止用語などなど。でも今はさほど気にならないようになったのは、一つは時代がそういう時代になったから(強制的に規制する必要のない時代になった)そして・・・全世代で受け入れられるようになった、とそういうことではないかと思っているのです。
「文字」によるエンターテイメントがいつから始まったのかは定かではありません。・・・そもそもは史書や教科書のような扱いだったわけですが、それが、いつ「エンターテイメント」として確立したのだろうか、と。日本では江戸期頃に「職業絵師」「職業戯作師」といった人たちが本格的に現れ始めましたが、その前からそれに類した人たちは存在していたわけです。
その草創期というのは・・・どんなもんだったんだろうか・・・。
当初は受け入れられなかったんではないか、と。一部の人にしか。それがどんどん広まっていくには時間がかかります。人間が全くそれまでとは違う価値観を抵抗なく受け入られるのはごく初期、つまり子供の頃だけのことで・・・基本的に加齢と共に「自分の世界」を守りに入ります。そうなると新しいエンターテイメントなんてどうやっても受け入れるわけありません。
「本」「書」「絵画」もそういう迫害?された時期があったのかも知れない、というのが自分の考えであります。それを解くにはどうしても時間が必要。
・・・ドラマや実写映画はそれなりに時間をかけてきてる、と言う風に見ることもできます。観劇の習慣は結構前からありましたし。ただ、昭和の頃にやはり迫害?されてきているのも事実です。
マンガやアニメ、ゲームはまだまだ若い媒体ですし、長い目でやっていかないと関係してる側も体力もたないと思うのですが・・・日本というのはこういうとこ、おかしな国で片方で「クールジャパン」とか言って持ち上げるくせに片方で「キモい」と言って蔑むわけで。・・・こういうとこのギャップも埋まるのに時間かかると思うんですが・・・しばらくは混乱が続くんでしょうなあ・・・。
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07/12/2014
今さらなような
懐かしの人気漫画復活の理由(Yahoo!:THE PAGE)。うーむ、まあ、今さらと言うか何と言うか。結局今現在一番有利?にお金を使える世代にターゲットを絞ると「懐かしの人気漫画」になる、ということでしょうか・・・。
その世代が注目するモノ、欲しがるモノを提供する、という意味ではたしかに間違っていません。むしろ当然の戦略なわけですが。
ただ、何でもかんでも「リバイバル」というのはどうなんだろう、と。
「続編」「実写化」「リメイク」と様々なモノが出てきていますが、例えば「設定だけ借りて全然違うモノを造る」というのはなかなかお目にかかれません。・・・いや、コレ、かなり難しい話なわけで。版権や出版関係の権利はもちろん、造る側にも相当なハイスペックが要求されますし。何しろ場合によっては「神」同然の先生をきちっと継承してなおかつそれを越えないといけない・・・。
・・・んじゃあ本人にもっと作ってもらおう、というのが最も単純な選択肢であります。さらにプラットフォームを変えてしまえ、アニメやマンガの二次元から実写化の三次元にしてしまえ・・・という方向もあります(ただし成功例は少ない)。
そんな中「ドラえもん」はどうなんだろう、と個人的には気になってます。
作者は存命ではなく(非常に密接に関わってきた方はおられますが)ネームバリューも最大級。ただし現在でもアニメは制作されていますし権利を預かる側がシビアなのかあまり表に出そうとはしていません。・・・最近になって旧作映画のリメイク、とか3D画像化、とかやってはいますが・・・。
そういう「かせ」があるのでやや変化球めいた「創作」がなされています。CMがいい例で、某自動車から何から。あるいは設定だけもらったマスコットキャラとか。無理に「作り直し」ではなく側面から攻めてきている観があります。
これが最良、というわけではないんですが・・・。
本来ならこういった「旧作」に頼らず現代の新人なりベテランなりの「新作」をもっと世に出していくべきであります。そもそも「神作」と呼ばれる超人気作品だって実際はかなり後になってブレイクした、とか作者は実はこういうのは作りたくなかった、とか色々な話が出てきます。これらはそのまんま今の「新作」作ってる人たちにも当てはまる話ばかりであります。
人気が出ちゃったからじゃあそのオイシイとこだけもらおうか、的な発想では・・・今後どうなるんだろう、と。オイシイもニガイもマズイもアマイも何もかも全部、という覚悟?みたいなもんがないと・・・これから30年40年経ってもまだ「ドラえもん」「北斗の拳」「タッチ」が主流、とかそんなことになったら・・・?
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05/27/2014
ジャパンクオリティ?
「ドラえもん」が今夏からアメリカでも放送開始予定(Yahoo!:THE PAGE)。たしかに放映されてなかったのは意外・・・でもないかも知れませんが。世界数十か国で放映されている「ドラえもん」ですが、アメリカの場合は色々事情があったのかなあ、と。
過去にも「鉄腕アトム」など日本のアニメが輸出されましたが、やはりいくつか制限があった、と聞いています。まあ、その頃と今とはさすがに事情が違ってるとは思いますが。
そう言えば「ポケモン」もアニメとして輸出されていますが・・・「サトシ」が「アッシュ」になっていたり他にも様々な変更点があったとかそんな話ですが。
しかし↑「箸」を「フォーク」に変えたりとかそういうのまでする必要はあるのかな、とか思ってしまいますが。名前も変更されてますし。・・・さらにはこれだけ時間がかかったのはのび太の性格のせいでは、というのは・・・どうなんだろう、と。
登場人物の性格まで変えてしまったらそれは別もんになってしまいそうな気もしますが・・・ではなぜのび太がのび太のままで向こうでも受け入れられるようになったんだろうか、とかその辺も疑問だったりしますけども。
ハリウッドから来る映画なんかにはそういった「変更点」はほとんどないかと思われます。日本としては気を使って「変更」しているのかも知れませんが・・・そういうのいらない、地のままの「ドラえもん」が観たい、というファンはどう思うのでしょう? もちろん字幕や吹き替えなどは仕方ないかと思われますが・・・。
でも海賊版みたいのもごろごろしてる昨今ですし。こうやって「正式配信」にこぎつけたというのはやはり喜ばしいことかと思われます。
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05/19/2014
むしろ「お約束」を
すっとばした、と言うか強引にでもねじ曲げたからなんでは・・・とか?
ロボットアニメ作品続々、復興の兆し?(Yahoo!:まんたんウェブ) 個人的にはあんまし好きなジャンルではないのですが、「ゼーガペイン」や「ガルガンティア」は好きな部類に入ったりします。・・・とにかく大きなロボットに誰かが乗ってがっちょんがっちょんやる、というのが好きではないだけかかも知れません。両方ともそれほど大きくもなく、片方には厳密な意味での「人間」は長らく乗っていませんでしたし・・・もう片方は後半はほとんど自律行動してたみたいなもんですし。
↑記事にもある通り「人が乗るロボット」というのは明らかに非常識なわけです。そういうところが個人的にはちょっと・・・ということかも知れません。
それでも市場としては今でも大きなわけであります。
「お約束」の例として↑時代劇が挙げられています。実際、「刀」「ちょんまげ」「剣戟」という「お約束」は時代劇の花であります。しかし最近は例えば詳細な時代検証をしてみたり、撮り方を工夫してみたり。一昔前の「劇」ではなく「ドラマ」めいた方向を打ち出したりしています(ただ・・・やたらとCGに走るのはどうかなあ、とか思ってるんですが)。
そういう風に色んな方向性を導き出しているのかも・・・ロボットアニメも。
これはロボットアニメに限らず全てのエンターテイメントが取り組むべき課題?みたいなもんで「常に新しい方向性を探す」というのは色々と試されているのですが、それが結実してきたのかなあ・・・とか。
ただ、一方で保守的なファンも多数いるわけです。その辺の新旧の兼ね合いというかそういうとこも難しそうな。いきなり新しい方向性「だけ」やっても売れないわけです。
そういう見えない努力はどの業界でもやっているかと思われます。ただ・・・結果が出ないとこういうのはただの「ちょろっと試してみただけ」ということで終わってしまう、というちょっともったいない話になってしまいますけども。
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05/17/2014
そりゃさすがに
規制されるでしょうに。
KADOKAWA、都の青少年育成条例による不健全図書指定受けて「妹ぱらだいす!2」を自主回収(Yahoo!:ITmediaニュース)。ちょっと前に久方ぶりの「規制」が入る、という話を聞いたのでどんなマンガなんかな、一般向けで・・・まさかジャンプとかマガジンとか大手?じゃないだろうなあ・・・とやや心配してたんですが・・・。
エロゲ原作かい。
そういうものだからと言って物語の質が悪い、とかそういうこと言うつもりはありません。が・・・世間一般の常識からすれば、18歳未満しかプレイできないゲームを漫画化したらそのそっちも18歳未満は読めないようにするもんじゃないのか、とこうなるんではないかと思うのですが。
もちろん、原作は18禁でも漫画化やアニメ化の時にそういった要素を排除して発表、というケースは少なからず存在します。中には名作と呼ばれる作品もあり・・・様々な方向へ進んだりもします。
しかしそれはあくまで18禁ゲームとそこから派生した漫画やアニメを「了承」している人たちの中での話であります。フツーに生活している人からすれば18禁ゲームなんて「いやらしい」ものであって漫画化されようがアニメ化されようがそういう感覚は変わらないと思われます。
まあ、一昔前よりはまだマシ?な状況になってますけども。
しかし。そういうことなら・・・とこれで一安心、とはいかないような。今回のはあくまでステップの一段目、というやつでここからさらに「規制」の幅を広げよう、ということなのかも知れません。
過去には現実には存在していない登場人物が未成年の場合でも規制しよう・・・と明らかに妙な理屈のもとに規制しようとしてましたし。何か今後そういった動きがあるんでは・・・とやはり心配は払拭されてないように思われます。
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04/29/2014
やりすぎ
「美味しんぼ」に風評被害を招くと批判・・・編集部がコメント(Yahoo!:ねとらぼ)。「福島に行ったら鼻血が出た」「みんなそうですが、誰も言わないだけ」というセリフを作中の人物に語らせたわけですが(一部実在の人物も)・・・こういうのはどうなんだろう、という話であります。
因果関係が立証されていない事象を真実のように語るのはいかがなものか、と。
これが個人的な意見を綴れる場、とかならまだいいんですが。それなりに歴史もあって相当数の人間が注目している雑誌で・・・となるといささか「やりすぎ感」は否めないかと思われます。
・・・まあ、個人的に言わせて頂きますと・・・このマンガ、あまり好きではありません。
単行本の巻数が一ケタくらいの頃は買ってたりしたんですが、途中からテーマが一周していることに気づいたりして。なおかつ登場人物に「空気読めない」発言させる傾向がだんだん強くなってくる辺り・・・原作者はどうしちまったんだろう、と。
過去にはあんだけ素晴らしい作品作ってきた人なのに。
ウィンドウズとマックの話とか牛乳の殺菌方法の話とか。果ては某ビールの批判までやってましたがここんとこの売上トップはそのビール、というのはなんだかなあ、と。
場によってやっていいことと悪いことがある、というのは常識かと思うのですが・・・もう、そういうことが分からなくなってるんですかねえ・・・。
他にも色々疑惑めいた噂?みたいなもんは広まってたりしますが。その辺は色々あるもんなんですが。・・・まだこういうことやってしまうんだなあ、と。さすがにやりすぎだろう、と思うのですが・・・どうなんでしょうね。
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01/04/2014
人それぞれ好みはありますが
漫画原作の実写映画をピックアップ(Yahoo!:クランクイン!)。・・・まあ、例えば好きな俳優・女優が出るから、あの監督がメガホン握っているから・・・と映画を選ぶ基準なんてのは人それぞれなんですが。
「漫画原作」の場合その「原作漫画」ファンはどうなるんだ、という要素がかなり強くなるはずなんですが・・・その辺はどうなんだろうなあ、と。
「映画宣伝の第一歩というのは、『こういう作品がある』と知ってもらうこと。その点、漫画原作の実写化ということで、もともと知名度のあるタイトルを選べば、それだけで話題になりますからね。『誰がキャスティングされた』というだけで、大きなニュースになります」(「」↑元記事より引用)
・・・そこまで大きなニュースになるんならその原作ファンがまず知るんでは、と思うのですが。話題になればそれでいいのか・・・。
正直なところ「漫画原作から実写映画」となる作品はちょっと前の作品が多いわけです。最新作のものが即座に実写化、というのはあまりありません(進撃の巨人とか例外もありますが)。・・・ということは原作には相当熱心なファンがついている、ということであり・・・さらにそれなりに年食ってるわけです、ファンも。
アニメや漫画で得たイメージがすでに固まってるとこへ「実写化」という文字通り次元の壁を超えるようなアクロバットをかますわけです。そりゃあ・・・違和感も湧き出すかと。
これが新作の漫画やアニメやラノベで当初からメディアミックスで実写化も決まってる、というのならまだ緩和?されそうなんですが。そういうことはまずないわけであります。↑の引用の通り「前宣伝が必要になるから」であります。そうなるとフツーの新作映画とほとんど変わらない。
これと似たような経緯を辿っているのが「パチンコ」であります。名の知れたアニメや漫画を使って台を作る。・・・しかし利用する客にとってはそんなキャラクター別にどうでもいいわけです。どこで当たるか、どういう流れで玉が出るか。が、こういう方面からのスポンサーを得てそれから映画化・二期化、という作品があるのも事実なわけで。
それだけ日本のエンターテイメント関連がいかにジリ貧か、というのを表してる、と言えるのかも知れません。
「内容」ではなく「宣伝」で作品を作ってる、という言い方もできてしまうわけです(深夜アニメは実際そんなもんですけど)。・・・それが果たして今後の映画界にどんな影響を与えていくのか・・・健全なんだろうか、とかそういうところまで話が行きそうな。
・・・中には某外国での実写化に原作者が失望して何年かぶりの国内新作アニメ映画化・・・というのもありましたが。
まあ、こういうのにはどうしてもオカネが絡んでくるのはある意味仕方ないっちゃあ、仕方ない話なんですが。大コケしてもどこかで取り戻せるからそういう作品を作ってもいい・・・とかそういうことならなんだか今後が大変に不安になってくるのですが。
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12/01/2013
壁どころではなく
むしろ山脈とか巨峰とか。
ルパン三世も実写化、アニメの実写化に立ちはだかる壁とは(Yahoo!:THE PAGE)。そもそも原理が全く違う機械を無理やり動かしてるようなもんなので、観た人もどこかに「無理」を感じてしまうのでは・・・と思ってます。十中八九コケる、と言うかそんなん当たるわけがないわけで。観る側だってそこまで鈍感ではありません。
もちろん「原理」さえ合ってれば実写化も十分に可能なわけです。
例えば現代物。さらに恋愛物などは実写化されてもそれほど叩かれてはいません。・・・問題はアニメならではのアクションとか設定を必要とする物語なわけです。ルパン三世なんかその筆頭のようなものであります。
いくらCG技術が発達した、と言っても現実にはあり得ないことを「実写」で表現するとどこかに無理が生じます。
その無理を解消できる技法というのは存在する、と思ってます(どんなんかは分かりませんが)。もしかしたら今後数十年とかそれくらいしたら「いかにもアニメでありそうな動きを実写化する」というのは当たり前になっているかも知れません。・・・でも現在でも「アニメ」から「実写」でも難色を示されてますが・・・これが「マンガ」「アニメ」から「文章」、いわゆるノベライズでもかなり難色を示される場合があります。
「原理」が違うもんを同じに動かそう、というのはやはり難しいわけです。それは本来三次元の「実写」を二次元の「絵」に変換するようなもの、とも言えるかも知れません。絵に違和感を感じる人、というのはもちろん存在してますが、その違和感を超えることのできる絵、というのも存在してます。
・・・やはり時間が必要なのかも知れません。アニメも映画も絵の歴史には到底及びませんから。
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11/09/2013
お好きなように
漫画は3巻まで読めば面白さが分かる?(webR25) まあ、お好きなように、と言うか何と言うか。1巻目もしくは見開き1ページで「あ、こらアカン」と思ってそれっきり・・・でも別に問題ないわけですし(そういうのに限って後で「アレ名作やで」とか言われたりするんですが)それはそれで一種の「縁」でしょうし。人生のタイミングと言うか・・・そういうのは漫画に限ったことではなく。その他のエンタテイメントでも言えますし、ヒトとヒトの縁でも言えることではあります。
・・・もっとも・・・ジャンプマンガの場合、作者にとっては処女作がほとんど(ドラゴンボールは違いますが)。そのため最初期とその後では絵柄も話の持って行き方もがらりと変わってしまって、3巻くらいで安定するのを待つ、というのも一種の楽しみ方でもあるんですが。
「6話までは見てくれ」
・・・某ロボットアニメファンの命の一言であります。2クール(大抵24話)アニメならそれくらい、1クール(大抵12話)なら・・・3話くらい、と言われてますが。それもあくまで目安に過ぎません。自分の場合、結構な数1話で切って後で後悔してますが・・・最近はそういうのも「縁」だ、と割り切るようにしてます。そのうちどっかで会えるさ、と。まあ・・・負け惜しみみたいなもんですが。
アニメと違って↑は漫画の単行本なわけです。週刊漫画誌なら一年程度連載されたものが(場合によっては加筆修正されて)単行本化されます。毎週ちまちま読みたくない、まとめて読む、という読み方をする人は一切の情報を入れずに単行本を心待ちにします。
・・・自分は週刊漫画誌は一切読まないので(月刊誌も一冊だけ)単行本が中心となるのなるのは必然なんですが。
最近は本屋や新古書店にも行かなくなりました。単に経済状況が良くない、というのもあるんですが。その一方で立ち読みをあまりしたくない、というのが新古書店ではあったりして。これは、つい手に取って読んでしまうと際限なくそれこそ財布カラにしても買いたくなってしまう・・・漫画に限らず小説でも・・・というのもあったりします。
一方で新刊の書店の場合。・・・ふとマンガを一冊手に取って見ると・・・なんか、表紙から中身やその後が全部見えてしまうような気がして。過去に見てきたタイトルや表紙と無意識に合致させてしまって、ああ、なんかありそうだな・・・とか思ってしまう。なんか、面白くないような、興味を引かないような。
これは明らかに自分の「ウヌボレ」というやつであります。この世の全ての作品を目にしたわけでもないのですから。本当はそんな思いで手に取った中には自分の知らない世界が広がっていた・・・もちろんそういうこともあったはずであります。貴重な機会をムダにしてきてる可能性も高いわけです。しかし↑のような経済事情は新刊書店でも適用されてさらにその手と目にバイアス?がかかって購入、とまでいかなくなってしまう・・・そういうこともあった、わけです。
最近では全く足が向かなかったりします。前はあんだけ楽しみだったんですが・・・本屋。オンラインショップでも買うのは今までの続きモノだけだったりします。・・・CDなら中身の予想はつかないので(その割に買うアーティストは固定)ちょくちょく買うんですが・・・。
楽しみ方の末期(笑)かも知れません。まあ、それでもオノレが楽しんで読むなり感じるなりが一番だと思います。目安として「3巻」というのはあると思いますが・・・「なんか合わねえ」と思ったら1巻でも切っちまって、しばらくしてからまた触れてみて「なんだ、いいじゃんコレ」ということで空白を補完していく・・・というやり方もアリかと。
形なんかないわけで。自分の合ったやり方をゆっくり探していけばいいと思うのですが・・・そんなモノまで人に尋ねたり教えてもらう、というのは・・・なんかどうかなと思うのですが。「耳で読むな」という言葉もあるくらいですし。
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09/07/2013
別にいらないかも
宮崎駿引退会見「僕の時代は終わったんだ」(Yahoo!:モデルプレス) 『長編アニメ』からの引退、ということでまだまだ色々やるつもり、とのことでなんだかちょっと安心ちょっとさびしいというところでしょうか。
・・・それで、まあ、気になるのが「後継者」というものなんですが。
→宮崎駿引退でジブリどうなる?(Yahoo!:夕刊フジ)
こういう世界は代々世襲してきて「これからお前が次のミヤザキだ!」と看板背負い直すわけではありませんので・・・やはり氏に最も近い作風とかそういったところから「後継者」が出てくる(世間に選ばれる?)と思うのですが。
なんか別にいらないような気がしてるのですが・・・宮崎駿の後継者。
あれは氏が今までかけて作ってきた「宮崎駿ワールド」なわけです。ジブリという場を作ってからはトップを走ることを義務付けられ、大向こうを唸らせる大作や名作を文字通り心身を捧げて製作してきたわけです。・・・それを「跡継ぎ」がそのまんま継承できるもんなんだろうか、と。
何人か候補↑が上がったりしてますが。・・・個人的には別に「宮崎駿の後継者」という肩書きはいらないんではないか、と。ただ、長編アニメ映画を背負って立つ人、と言われて「宮崎駿」のすぐ次に名前の出てくる人はいるだろうか・・・とそんな感じかと思ってます。
前にちょろっと書きましたが・・・手塚治虫がいい例であります。不世出のマンガ家。マンガの神様とまで呼ばれた人物ですが作風や性質の「後継者」はいない、と思ってます。ただ、日本の漫画界を背負って立つ人、と言われて「手塚治虫」以外の人物が、今はたくさん挙がります。・・・そういうところまで持って行った一人も手塚治虫であります。
そういった意味での「継承者」はまだまだアニメ界からは出てくると思うのですが。無理に「宮崎ワールド」を展開する必要もないでしょうし・・・発展していければそれでいいんではないか、と。
・・・むしろ心配なのは今後のジブリなんですが。大きな柱を一本失うわけです。・・・それこそミョーな映画とか発表しないだろうなあ・・・劣化宮崎版とか。無理やりな続編とか・・・。
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09/02/2013
引退・・・
こう言っちゃなんですが、もっと早くても良かったかも・・・と個人的には思ってます。
「もっと見たかった」宮崎駿氏引退宣言、惜しむ声(iza!)。たしかに「宮崎アニメ」をもっと見てみたい、という気持ちはあります。ただ・・・最近のはちょっとなあ、と。プロの声優を使わずに有名人を使うのは、まあ、色々と事情があって仕方ないことかも知れませんが個人的にはまだ受け入れにくかったりします。宮崎アニメでこういうこと始めたから他のアニメでもやるようになった、という見方もできますし。
・・・完成されすぎてしまった、と言うとヘンですが。昔のナウシカからラピュタ辺りだとまだ「のりしろ」があったように思うのですが。最近のはなんだかかっちり決まりすぎている・・・ような?
それでも「アニメ」を押し上げた功績は素晴らしいものがあるわけです。
氏がいなければここまでにはならなかったでしょうし。ただ、後進の育成となるとどうなんでしょうか。息子さんは散々な評価でしたし・・・スタジオジブリとして「次の駿」は出てくるのでしょうか。
これはアニメ業界だけではなく。一人の天才もしくはとんでもない業績を残した人物が出てきて、去ってしまった後に同じような人物が出てくるかどうか、となると・・・なかなか難しかったりします。
でも「同じではなく別の才能が出てくる」手塚治虫の例もありますし。氏が撒いた種はすでに芽を出している、という見方もできなくはないわけで。そういうところからすると・・・「次の駿」を期待する、というのではなく「次の才能」を期待する、というのが適当なのかも知れません。ジブリとしてはまた別の道を、とかそういう風に。
ともあれ引退・・・でも前にも引退→撤回というのもありましたし。でももういいお年ですし。
・・・でも引退してしまったら「ナウシカ完全版」はやっぱり出ないのかなあ・・・続編は作らないジブリですが、コレは作って欲しかったなあ・・・。
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07/14/2013
本あれこれ
公設図書館の新たな形となるか? 武雄市図書館(Yahoo!:RBB Today)。今年の4月に新規リニューアルオープン、それもスタバやTSUTAYAなどで有名なCCCが手がける、ということで物議を醸した話ではありました。
・・・オープンした頃にこの「あれこれ」でも触れたんですが。・・・どうなんだろうなあ、と。
特に「問題」だったのは貸し出しカードが「Tカード」になる、というものでした。これは加盟店で買い物などをするとポイントが貯まっていくカードなのですが・・・同時に個人情報も扱うわけで。一企業がそんなことまで・・・というものでしたが。
フタを開けてみれば「Tカード」「貸し出しカード」を選べるようになった、とのことで(実際には9割以上がTカード)。↑記事にもあるようにそこまで気にしていない、ということなのかも知れません・・・ある意味でコワイかも知れませんが。
雰囲気的には良くなったようで、入場者数も増えている、とのこと。
今後は実務面とかそういうとこでクリアしないといけないことが出てくるかも知れませんが。・・・今まではまだ物珍しさで来てる人も多いかと。でも実際にやってることはフツーの図書館業務なわけで。その辺の「新たな物珍しさ」みたいなとこをどうするか・・・とか。
一方で電子書籍関係では・・・週刊少年ジャンプ最新号が紙と電子書籍で同時発売(Yahoo!:まんたんウェブ)・・・ということに。
→週刊少年ジャンプ33号デジタル版のお知らせ(集英社)
「週刊少年ジャンプがデジタルできっちり出るようになって初めての電子書籍元年では?」
と思ってたんで、最初は「おお」とか思ったんですが・・・。
どうも記念号みたいなものらしく、毎週出るわけではない。しかも値段が300円。その代わりデジタル独自の特集が付きます・・・というもので。紙の雑誌は250円ですから50円高い。・・・やっぱり記念だから、というものなんでしょうか・・・。
なんだかミョーなせめぎあい?みたいなものがあったのかなあ、と。その辺のわだかまり?みたいのがなくならないと電子書籍とかまだまだ本格的には難しいのでしょうか・・・。
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06/30/2013
地域限定なんとか
富山県で「地域限定アニメ」登場(Yahoo!:R25)。P.A.WORKSと言えば「花咲くいろは」などを手がけ、富山から石川の北陸地方を舞台にしたアニメも製作しています。もちろん他にもこういう例はあるのですが、あくまでも「地域を舞台に」という話であります。・・・各都道府県に必ず大きなアニメ製作現場がある、というわけでもないのでカンタンに「=」では結べないのですが、これも一つの地域おこし、という捉え方はできます。
最も有名になったのは埼玉県の鷲宮神社でしょうか。「らき☆すた」がアニメ化され、登場人物の実家という設定になり・・・「聖地巡礼」が始まり、今でも「らきすたみこし」があるとか。訪れる人の数も激増しています。
・・・その後アニメによってはロケハンを行って特定できそうな箇所を織り込んだりするようになりました。そしてその場所(大抵は一つの実在の都市)へ「聖地巡礼」、と。
ただまあ、なんと言いますか・・・柳の下の二匹目三匹目のどじょう狙い、と言いますか。↑こういうことができるなら・・・ということで都市によっては製作側と提携したりして。まあ、そういうのを否定する気はないんですが、みんながみんな同じようにやってもなあ、と。特に自分は物語を楽しみたいのであって、これはどこそこのアレだ、こっちはあそこのドレだ、と特定したいわけではないですし。
そこで↑のように「その地域でしか見られないアニメ」というのは「ご当地アニメ」からさらに奥へ、ということになりますか。スマホか携帯がなければ視聴できませんが、さらにその地域にいないと見ることも出来ない、と。
・・・ちょっと変わった方法ではあります。こういった皆が皆同じ、ではなくどっか飛び抜けた感じのやり方、というのは非常に興味深いもんであります。
ただ・・・これもやっぱり皆が皆始めたらまたなんかワケ分からんことになりそうな。そのうち必ず全国区で放映する・・・とかそういうことになると、さらに。本当の意味で「地域限定」を貫いたらそれはそれでさらに面白そうなんですが。
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06/10/2013
二つほど 6/10
楽曲やアニメで二つほど。
一つ目。GARNET CROWが解散(Yahoo!:オリコン)・・・13年間、お疲れ様でした。
自分が聴き始めたのは結構最初の頃からだったんですが(コナン関係から、だったかな?)それ以降付かず離れず、と言うか。アルバムも曲を覚えてしまうほど聞き込んだり・・・でも今度は全然聴かなくなったり。mp3プレイヤーにデータとして入ってはいるけど聴かない、いやでもいきなり聴きたくなったり・・・を繰り返す、という不熱心なファンではありました。
・・・それが解散。
「やりきった」ということでの解散、ということで。何らかの形でまた何かあればなあ・・・と。しかし「やりきった」んならこれで最後ってことなんでしょうか。・・・ちょっと、いや、かなりさびしいんですが・・・これまでありがとうございました。
二つ目。3分で分かる「ガルパン」人気の秘密(Yahoo!:まんたんウェブ)。「GIRLS und PANZER」であります。真ん中が「and」ではなく「und」なのがミソであります。
・・・カンタンに言えば↑記事のように女の子が戦車に乗って戦う話であります。ただし、競技として、ですが。
自分はそれなりに好きな方で。コレ、ある方がツイッターでつぶやいてたんですが「必殺技もないのに燃えるアニメ」的なことを(正確な文言は失念)。たしかにその通りで・・・所詮は戦車ですから走って撃つしかない。
その辺をどうするか、しかも一応「美少女もの」なんでその辺も・・・と色々考えられた作品ではあります。
ただ。自分は戦車はあんまし好きじゃない(オイ のが「それなり」の一つ。そして・・・戦車乗りならあのヘルメットがないとなあ・・・と。耳の周りにヘッドフォンを装着するため凸みたいな形になってるヘルメット。なんかアレがないとなんかもの足りなくて・・・。
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04/11/2013
しても観ない
というのが多そうですが。否定されて良かった、という声もありそうで。
「魔女の宅急便」実写映画化のうわさ、スタジオジブリが否定(Yahoo!:シネマトゥデイ)。1989年公開ですから・・・20年以上前になります。ユーミンの主題歌もあって、ジブリの中でも名作に数えられるアニメ映画の一つであります。
ただ・・・この映画には原作があって、しかも完結している、ということはあまり知られていなかったりします。映画化されたのはほんの始めの方だけでその後もストーリーは続いていました。しかも映画の方はストーリーにかなり手を加えられてあるので「別物」という見方をすることもあります。
今回否定したのはジブリですので、「映画版」ということになります。「原作版」の方はノーコメントということですので、もしかしたらそっちの方で何か動きがあるかも知れませんが・・・映画の知名度が尋常でなく高いですから、仮に実写化となっても映画のイメージで皆観てしまう(少なくとも日本では)でしょうから・・・そこまでするかなあ、と。
さらに・・・実写化、ですか、と。
こないだ某ジャンプ有名マンガが十何年ぶりにアニメ映画化されましたが、原作者がハリウッドで実写化されたのを見て「原作者の意地を見せる」と今回の映画化に意欲を見せた・・・とかそんな話があったりして(実際ハリウッド映画化の時に異例のコメント出してましたし)。
まあ、例え実写化されたとしても「名作」なら別に問題はないのでしょうけど。
これまでの「実績」からするとアニメ→実写、しかも外国で、となるとあんまりいい結果になってないような。これはアニメだけではなかったりして。しかし逆に国内実写→外国実写だと成功例もあったりしますんで、その辺は巡りあわせとか縁とかそういうことになってしまうかも知れません。
文化その他が違えば色々違ってきますんで、ある意味仕方ないっちゃあ、仕方ないのかも知れませんが・・・あっちでリメイクされた場合、あっちでの評価はどうなってるんってるんだろう、とか。例えばスターウォーズを日本で実写リメイクしたとして・・・日本ではそれほど高評価は期待できそうもないですが、逆にあっちでは意外と評価がよくなったり・・・とか?
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04/01/2013
どうぞう色々
「高岡銅器」というものがあります。自分もよく知らなかったのですが・・・。
アニメキャラの銅像を手がける高岡銅器、注文増(Yahoo!:北日本新聞)。「高岡銅器」というのは企業名とかそういうものではなく。富山県高岡市で作られている銅器の総称であります。
→高岡銅器(Wikipedia)
起源は古く、1609年に加賀藩主の前田利長が高岡城へ入城した頃から始まる、とされています。
戦国期から江戸期への過渡期でもあります。鋳物中心の地域だったわけですが・・・当初は鉄製品も作っていたとか。しかしその後銅製品に特化。江戸期を通じて技術を磨いていきました。そして明治・大正・昭和と。戦時中はアルミ製品も手がけるようになったりもしました。
しかし戦後からバブル、と。時代の変化とともに衰退をたどるようになってしまいます。
そこでアニメキャラクターの銅像で町おこし・・・というより技術おこし、と言いますか。注目が集まれば受注も増えます。そして後継者も。少しずつ上向いてきた・・・ということかも知れません。
個人的にはアニメやマンガのキャラで地域活性化、というのはどうなんだろう、という方だったりします。別に無理?にそういうとこと結び付けなくてもいいんじゃないか、とか。地域には地域なりの良さ、というものがあるでしょうに。しかしやっぱりインパクトはある方がいい、ということではあるのですけれど。
それにこういう伝統ある技術がそれで活性化するなら・・・と。きっかけになるならそれもいいかも、と思ったりしています。
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03/19/2013
正解がない
と言いながら実は正解がありそうな。
麻布中学「ドラえもんが生物ではない理由を述べよ」問題(Yahoo!:プレジデントファミリー)・・・「99年後に誕生する予定のネコ型ロボット「ドラえもん」。この「ドラえもん」がすぐれた技術で作られていても、生物として認められることはありません。それはなぜですか。理由を答えなさい。」という問題だそうで。
単純に「ロボットだから」ではなくて「なぜロボットと生物は違うのか」というところから答えを導き出す、ということのようであります。前提としてコレの前の問題文に
1「自分と外界とを区別する境目をもつ」、2「自身が成長したり、子をつくったりする」、3「エネルギーをたくわえたり、使ったりするしくみをもっている」
という生物の必須条件が出ていてそれを理解していれば答えが出てくる・・・と。
まあ、記述問題なのではっきり「正解!」が出るわけではないのですが(採点も細かくなってたとか)・・・結果としてそっち方面(生物の必須条件)へ向く、ということならそこらに「正解」がありそうな気もしますが。
自分と外部との区別とか、代謝やエネルギー消費はともかくとして。成長や繁殖というのは生物の証のようなものでありますが・・・道具を使っての自己複製=繁殖、というのはどうかな、とか思ってしまいましたが。
生物の目的は「後世に自分の一部を残す」ということであります。そのために生き延びてオノレの一部を何としてでも残そうと努力する。しかし残すモノは全く同じ、というわけではなく。オスメスのある有性生殖は明らかに多様性、つまり様々な可能性を抱き込むために作られたシステムであります。化学反応、というと意味合いが違ってくるかも知れませんが、異なるモノ同士を組み合わせてさらに異なるモノを生み出す。・・・「変化」であります。
オノレの一部を残すために変化していくわけです。
単性生殖の一種でもある「分裂」にもどこかでこの「変化」の手が加わっているかと思われます。全く、完全に完璧に同じモノが延々と数千万年や数億年単位で続いてきてるとは考えにくく。「変ってきているけれど変わらないモノ」を求めていくのが生物だ・・・といささか詩的な表現がもっとも当てはまる・・・のかも知れません。
実際「コレがこうなるからこうならないといけない」というすっぱり割り切った答え、なんてのは存在しないのかも、とか思ってます。ヒトは「数字」という割り切るモノを手に入れた頃から「全ては割り切れる」と思い込んでしまったのかな・・・とか。1+1=2は絶対ではないんではないか、とか。いや、現在の人間活動の基本中の基本ですからこれをないがしろにしちゃいかんのですが。
そういうとこから「正解がない」のかなあ、とか思ったり。まあ、こういうのは色々とありますからそれこそ割り切れるもんでもないんですけど。
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12/11/2012
最近はまだマシ
かも知れませんが。
批判殺到でコメント欄炎上も・・・映画の日本語吹き替え版(Yahoo!:シネマトゥデイ) 記事では「アヴェンジャーズ」というアメコミ原作の映画を取り上げてます。
この映画はアメコミでは知名度の高いキャラクター達が一堂に会する、というもので。それぞれが主役級、映画など映像化作品もあります。そのためファンにとってはそれぞれに「吹き替え専門」の声優さんがいるわけですが・・・どうもそれが大幅に変更されてしまってたようで。しかも明らかに人気取り、と言うか名のある俳優や芸人をずらり、と。
・・・こういうのは某アニメ映画でもよくあるのですが。シロウトの俳優や芸能人を話題づくりのために声優として起用する、と。実際は「声優」と「俳優」というのは基本理念?は一緒なのでしょうけど技術が違うようで(外科と内科の違いみたいなもん?)・・・結構な大御所が明らかにヘタクソ、とかそういうことも多々。
某公共放送でミステリアニメに出た時代劇の超有名俳優さんとか。某特撮番組のダイコンの群れとか(このシリーズはその後正統?な声優さんを起用するようになりましたが)。正に聞くに堪えないような状態だったりしました。某有名アニメ映画に至っては作品の中で技術がアップしていく様が観察できるのもありますし。・・・そういうのはできれば採用する前にやって欲しかった・・・。
それでも最近はまだマシなんではないか、と。恐らく声優のレッスンとかきちんと受けるようになったんでは・・・と個人的には思ってます。
それでも↑こういう事態もまだあるわけで。長い間その俳優さん、あるいは役の声をアテてきた声優さんがいるのならその人に任せてしまえばいい、と単純にそう思うのですが何か事情があったりしますし。
でも思い入れがある観客が多数、というのならそっちの方がベストであります。
一番いけないのは「テコ入れで人気俳優を・・・」とかそういうのではないか、と。そんなんテコ入れでもなんでもなく。純粋に作品を楽しみたい、と思ってる人たちや製作に携わった人たちに対して失礼ではないか、と思うのですが・・・色々事情もある世界ではありますし、カンタンにはいかないもんなのかも知れません。
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12/09/2012
犯人は・・・
今月末に開催される冬コミ(コミックマーケット83)なのですが・・・「黒子のバスケ」関連は出展自粛ということに。これは東京ビッグサイトの「黒子のバスケ」を扱うなら来夏以降場所を貸さない可能性もある(ネタりか)という「要請」を受けてのことだそうで。さらには警察からも「自粛してくれ」要請があり・・・準備会としては苦渋の選択をした、とのことであります。
・・・こういう要求には屈しない、ということでギリギリまで折衝を重ねていたようですが。3週間前というこの時期になってのこの顛末。やはり混乱はありそうであります。
ちょっと前から「脅迫」があった、という話は出ていたのですが。
例えば掲載雑誌関連のイベント自粛とか。作者の母校にまでそういった「脅迫」が・・・とか。
人気クリエイターとなるとこういったことはある、という声もありましたがさすがにここまではやりすぎなわけで。当人だけではなく周囲にまで影響を与える、というのは傍から見ているよりも相当に心の負担となるものであります。
・・・しかしなぜここまで執拗なのか、というのは・・・犯人に聞くしかないわけです。現行ではどのくらい捜査が進んでいるか、犯人のめぼしはついているのか、などそういったことも分かりません。
早く、一刻も早く犯人を特定して無用な心配のない創作活動を続けて頂きたいところなのですが。
一方で。懸念されるのは「模倣犯」であります。
コミケ一部自粛、という今回の措置、どうしても「アレ気に食わないから」という単純な理由だけでまた同じような事態が起きる可能性は非常に高いかと思われます。・・・しかしいかなる脅迫も跳ね除ける、ということで実際に何かあってしまったら。そういうところから今回の自粛というのもやむをえない、という考え方ももちろん正しいかと思われるのですが・・・。
たしかに卑怯だな、と。創作物が気に食わない、というのなら目にしなければいい。あるいはそれを超えるモノを自分で生み出したらいい。まっとうでなはない方法しかとれない犯人が今回の顛末をニヤニヤしながら見ている、というのは・・・さすがに、ちょっと。どうにかできないものか、とは思うのですが。
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11/23/2012
時の変化
純粋にファンとしては嬉しいとこではあります。
終了連載を「読みきり」として復活・・・漫画家たちの被災地支援(iza!)。もちろんチャリティとしても喜ばしいことなのですが。こういったネームバリューのある人たちなら印税を寄付、となってもかなりの効果が期待できそうはありますし。もしかしたらまた別の支援が生まれるかも知れません、これが刺激となって。
ただ、ファンとしては過去の名作が「読みきり」として復活するのは(ちょっとだけでも)嬉しいものがあったりするわけです。
・・・まあ、ここでちょいとアマノジャクなとこを発揮してみると。
漫画家だって作家だって、「時期」というのがあったりします。これは「旬」とはまた違った意味で・・・年齢・状況・環境によって同じ方が創作しても違った方向性を導き出すこともままあるんでは、と。
例えば経済的に苦しい時とそうでなくなった時。技術的なもんはまあ、置いておくとして。内容に変化が表れないだろうか、とか。クリエイターだって人間ですからそういった要素があっても当然だと思うわけです。そして、そういった「人間的要素」も含めて楽しみたいな、と。
そういう観点からすると。今は↑大御所ばかりなわけで・・・それが昔の、今とは違った状況下で描いた作品、というのは・・・いや、逆にそのギャップと言うか「変化」をも楽しめるということになりますか。
当時のまんまのモノが出てきても逆に面白くなかったりして。当時+今、と言うか「今の」昔の名作というのを読める、というのは幸せなことではあります。
変わらないものはないわけで。どう変わっているのか、その辺も楽しみだったりします。
11/08/2012
配信状況が気になる
アメリカで日本の「旧作アニメ」のネット配信、来年4月から始まる(Yahoo!:産経)。キモは「無料配信」というところでしょうか。ただし関心をもった視聴者から得る「賛同金」でDVDなどの商品化も目指す、とのことで。
読売テレビ放送があっちで会社を立ち上げて配信サイトも立ち上げる、と。
・・・事実上の無料配信をしているサイトもありますが(もちろん合法的に)そこへ海外で、アメリカとカナダ限定で、ということになるとまた少し事情が違ってくるかも知れません。
利用を国限定にする、というのはそれほど難しいことではありませんし珍しいことでもないのですが(やり方によっては日本からでも利用できたりしますけども)。しかし無料で、さらに「賛同金」ですか・・・。
いや、うまくいくのかなあ、と。
コンテンツは日本の昔のアニメ。ヤッターマンなどがあがってますが、「今」のアニメではないわけで。視聴層と言いますか観ようとする層も若干違ってくるのでは・・・とか。
日本だとなかなか難しそうな気がしますけども、海外ならうまくいく・・・のかなあ・・・?
まあ、余計な心配と言えばそうなんですが。一つのモデルとして定着するのか、どうかとかそういうとこまで気になってしまいます・・・。
10/18/2012
一つのテストケースとして
こういうやり方もあるんじゃないか、と。
10/24から「ニコニコ静画」で電子書籍が読めるように(Kotaku Japan)・・・その数は3万冊ほど。これくらいなら他にもある、とこういうことになりそうですが「水増しなし」というのが一つの売り?ではあります(なんでこんなもんが売りにならなきゃならんのか、その辺も大きな問題ですが)。
注目はそのラインナップで・・・少年マンガから少女マンガ、ラノベまで。
自分はまだまだ「電子書籍元年」なんぞには至っていない、という考えの持ち主であります。・・・数万冊程度揃えたくらいで何が「元年」やねん、と。日本国内の書籍がどんだけあると思ってんねや、と。ハードだけが乱立してソフト、つまり書籍そのものはほとんど揃ってない現状ではまだまだなんじゃないのか、と。
その中でも一つ、思ってたのが「週刊少年ジャンプをリアルタイムで購入できるのなら、それはそれでアリかも」ということでした。いや、自分今はジャンプ読んでないんですが・・・。
↑のニコニコの場合、恐らく雑誌ではなく単行本として「ワンピース」などが読めるようになってます。実際、コミックに関しては日本最大規模だろう、と。
・・・こういう手もあるなあ、と。カンタンなことではあります。「何か」に特化した電子書籍店ならそれほど多くを抱え込まなくてもいけるんでは・・・。
例えば新聞社。現在も配信してますが「新聞を配信」というのはその新聞社にしかできんわけです。そういうところから始めることもできる。
ただ、↑こういうのはニコニコだからできたのかなあ、とかそんなことも。コミックとかラノベとかそういう系統には強そうですし。そういうのがないといきなりゼロから、というのは難しいのでしょうかね・・・。
しかし「特化」させていけば需要を掘り起こせる・・・かも知れません。・・・いや、それなりに難しそうですが。大多数を相手にできるジャンルというのはかなり限定されますし。でも「絶版本(日本近代)専門」とか「イギリス少年文学限定」とか「欧米学者の学術論文のみ」とかそういう電子書籍店ができても悪くはない、と思うのですが。
10/08/2012
むしろ作品の出来
が良かっただけなんじゃないのかな、と個人的には思ってますが。
「魔法少女まどか☆マギカ」ヒットの秘密にSNS(Yahoo!:オリジナル コンフィデンス)。実際、テレビアニメ開始直前まで内容はほとんど流出してませんでしたし、製作陣が非常に豪華で期待が持てそう、というのはありましたが・・・別にSNSがどう、とか秋葉原が、というのはあんまり問題ではなかったように思います。製作陣があれだけ豪華なら宣伝や広報関係だって力入れるでしょうし。一旦公開されてしまえばどんどん展開していく、というのはよくある話であります。
ただ、そういう「期待」にきちんと応えたからここまで来たのではないか、と個人的には思うのです。
本放送の後にこの「あれこれ」にも書きましたが・・・ひどい言い方をすれば目新しい要素も何もないアニメだった、と。しかし様々な要素の組み合わせや組み立て、さらに話の緩急や展開のタイミング、そういったものが非常に秀逸で・・・神がかり、というのは言いすぎかも知れませんが・・・そんなことまで思ってしまった作品であります。
こういうのを「エンターテイメント」というのだな、とか。
それ故に弊害?も負っています。初めて見た時の衝撃というのはとんでもないものなんですが、二回目以降となると。どうしても初回の衝撃を上回ることはできません。回数を重ねるごとに薄れていきます。・・・だから自分の場合「一回見たからいいや」ということにしています。いや、悪い意味ではなく・・・いい意味でもないか?・・・二回目は相当な時間を置いてから、と。映画のテレビ放送とかあったら、そんなタイミングで・・・いや、できれば十数年とかそれくらいは置いておきたいのです。そうすれば初回の時とはまた違った衝撃を味わえるのではないか、とか密かに期待していたりします。
今の時代、たしかにネットやSNSなどで気軽に情報を手に入れられますが、だからこそ・・・こういった「出来のいい作品」が好まれるのではないか、と思います。発信方法も増えてますから作品の数は劇的に増えているわけです、一昔前と比べると。しかし数だけあっても仕方ないわけです。
やはり人々に愛されるのは「良い作品」だ、という古来からの鉄則は変わらんもんだな、と(もちろん「埋もれた名作」というのも存在しますけども)。
09/16/2012
たしかにない
でもそれほど気にしたことなかったような・・・?
関西の「ひやしあめ」なぜ関東にはない?(日経電子版) たしかに「あっち」にいた頃に何度か飲んだことはありますが・・・個人的にはそれほどイイとは思わず。ただ「ショウガ汁入り」とあるけどそんなにショウガは強くないなあ、というのとかなりショウガがきついのがあって、そういう違いがあるもんなのかな、と思ったりして。
むしろこの名称は吉田聡のマンガ「鬼のヒデトラ」の印象が強かったりします。
これは表題どおり「鬼のヒデトラ」が主人公なわけですが、舞台は古いお城の残る歴史ある城下町。しかし山一つ越えると都会的な「となり町」がある、というもの。その城下町の高校生(ヒデトラの友達の一人)が都会的なとなり町の喫茶店でこれを注文する、という・・・。
そこで散々笑われてヒデトラにちょっかい出そうとする連中に利用されてしまうのですが・・・。
コレを初めて読んだ時は「あっち」にいた頃だったので「ふーん、まあ、そうなるだろうなあ」とか思った程度だったんですが。・・・てことは「こっち」の人はなんで彼はこんなにイナカ者呼ばわり(「ひやしあめなるイナカドリンク」とか言われてましたし)されてるのか、よく分からない人もいたのでは・・・とか。
意外とこういうのはあるもんなのかも知れませんが。食べる物飲む物てのは地域差が出てきますし。あっちでは普通でもこっちでは全然ない、その逆もまたしかり・・・と。
そういうのを色々試してみるのも面白いかも知れませんけど、中には結構強烈なのもありますし・・・さて?
09/04/2012
ある誕生日(昨日)
昨日のことなんですが。ドラえもん「生誕100年前」、川崎市が「特別住民票」配布(Yahoo!:RBBTODAY)。ドラえもんの誕生日は「2112年9月3日」ということで昨日から100年後に誕生、ということになります。たしか原作マンガで大量生産されてた、ようなシーンがあったような記憶があるのですが・・・最も、耳がないのはドラえもんですけど・・・誕生日、というのも後になってできた設定だったりして。最初期からそういうのがあった・・・のかどうか、ちょっと分かりませんが。
ただ、「オール123.4で肥満体」という↑のは・・・いや、明らかに見た目からしてそれっぽいし。そもそもロボットが「肥満」という人間っぽい事態になって何かヤバいことがあるのだろうか・・・とかヤボなこと考えてしまいましたが。
→川崎市
ちょっと話がそれるかも知れませんが。
「西遊記」という中国の古典があります。孫悟空が出てくるアレですが・・・前半(悟空が五行山の下に幽閉されるまで)と後半(三蔵法師が旅立つ)で内容も雰囲気もかなり変わります。前半は儒教中心で後半は仏教主体、という説もあったりして。前半は悟空が「斉天大聖」で儒教世界で大暴れ、後半は「孫行者」として仏教に帰依しているためで・・・ところでどこで聞いたんだっけか、この説。実は違う作品を二つくっつけたんでは、なんて話もあったはずなんですが・・・出典が思い出せないんで、たしかなことは、ちと(汗。
なんで「西遊記」が出てきたか、と言うと「ドラえもん」も最初期と今では大分違ってきてるなあ、と。
そもそもなんでドラえもんがのび太のことへ来たか、と言うと「未来を変えるため」と説明しています。子孫(玄孫)のセワシが大変に貧乏なのでそれを変えるためにこの時代にドラえもんを送り込んだ、と。
でも未来が変わったら君の時代も変わってしまうんじゃ?
大丈夫。例えば東京から大阪まで行くとして、新幹線やクルマとか色々方法がある。でも最終的にはどれを選んでも大阪に着くのだから、大丈夫。
・・・こんな感じの会話がのび太とセワシの間であった、と記憶してるんですが・・・。
よく考えてみたらコレ、とんでもない説明なわけです。
「最終的」に「子孫」の「セワシ」は生活が向上するかも知れませんが、「セワシ」に至るまでの世代は完全に時間に手を加えられたことになり、どういう変化が起きるかも分からない・・・?
まあ、ヤボと言えばヤボではあります。20年以上も連載、そして長期間アニメもやって映画もあれば色々と変わってくるもんではありますし。そういった「変化」を楽しめるのもまたドラえもんではあります。
08/21/2012
選択肢を増やす
という意味では一石を投じたことになるのでしょうけど。
「ブラックジャックによろしく」の商用・非商用を問わず無料の2次利用可能を佐藤秀峰氏が発表(Yahoo!:ITmediaニュース)。これまでも「この作品はどう扱ってもいいよ」的な発表のあった作品はありましたが・・・著作権放棄という形も多く。「著作権は放棄せずに2次利用全てOK」というのは、しかもこれだけのネームバリューのある作品ではそうはなかったように思います。
「著作権」というのはカンタンに言えばその作品が作り上げれられ、発表した時に製作者(もしくは製作集団)に自動発生する権利であります。
ただ、コレの取り扱いが色々問題になってるのも事実で。
例えばネット上。基本的に著作権者の同意なしには「コピー」はできないことになってるのですが・・・↑記事でもあるようにそんなこと言い出したらネットで閲覧、なんてのはできなくなってしまいます。ネットで「見る」というのは一時的にせよ「コピー」してることになりますし・・・その内容が著作権者に許可を受けてるかどうか、てのは確認のしようがないのも現状だったりするからです。
いわゆる「グレーゾーン」というやつで。「私的に楽しむ」のが目的ならば「コピー」も場合によっては許されているからでもあります。
さらに出版社など企業との関わり。当たり前ですがネームバリューがある、ということは何らかの利益を生むことになります。それによって様々なあつれきだとかしがらみも生まれることになり・・・問題が出てくる場合もあります。
メジャーとされる週刊マンガ誌に載ってる作品が「2次利用オールOK」になることはまずあり得ません。しかし作品はそもそもは製作者のものである、著作権がある、と主張することもできるわけで・・・それによって自分の作品の処遇を自らが決める、ということもやろうとすればできるわけです。やろうと思えば。理論上は。
が、実際はそういうことはまず無理かと。そういったところへ選択肢を増やせるようなこの動きはたしかに目新しいのですが。
・・・個人的にはそれこそ個人ではなくもっと色んなモノを巻き込んで欲しかったな、と。独走だけじゃあ、効果も薄いんではないか・・・と。
07/29/2012
単なる懐古趣味ではなく
まるで「オヤジ版ジャンプ」? 漫画ゴラクにメジャー漫画家が集結(Yahoo!:ダ・ヴィンチ)。これもいわゆる「時流」なのかも知れません。週刊少年ジャンプでは特にその傾向が強いのですが・・・少年誌はデビュー作(あるいはデビュー作同然の作品)が多かったりします。で、いざ連載開始して・・・ある程度まで続いて・・・そして連載終了。そこから「復帰」することはまずなく(もちろん例外はありますが)・・・同系列の別の雑誌へ移るか、それとも廃業・・・。
しかしここのところはまた少し事情が違ってきてます。
まず出版社の「壁」が薄くなってきたこと。違う出版社の雑誌にも描いたりすることがままあったりします。そして・・・世間の「マンガ」に対する姿勢の変化。何しろ今「オヤジ」と呼ばれつつある世代てのはちょうど「狭間」だったりします。少し上はゲームやマンガ、アニメにはほとんど興味がなく(むしろ害と思っていたり)・・・しかし少し下はそういったものに幼少の頃から親しんでいたりして。さらに下になると生まれる前からそういうのがあったわけで。
そういうぎりぎりの世代からゆっくりと今度はマンガどっぷりの世代が「親」になってくるわけです。その子供はどうなるか、大体想像はつくかと思います。
そういう時勢も反映して、様々な方向性が出てきてるわけです。昔の栄光をそのままに、単純に「わあ懐かしい」ではなくて「あの頃こんなこと描いてたけど今はこんなこと描くのか」と違いも楽しめる。好きな作家さんならなおのこと。描く場も状況が変わっても今も元気に活動してらっしゃる・・・というのは嬉しいことではあります。
こういう雑誌は実は結構出ていたりします。自分が今唯一定期的に買う漫画雑誌は「サンデーGX」という・・・小学館系統の、それこそベテランがひょい、と出てきたり新人さんも出てきたり。しかし方向性が明らかに「マニアック」なものだったりするのでその辺が楽しかったりします。
人気のある作家さんの作品、というのも悪くはないのですが・・・ここまで色々なものが出てくると色々な楽しみ方があってもいいかと思われます。その中の一つとして「オヤジ版ジャンプ」というのもアリかな、と思うのです。
07/09/2012
何か進んだような
ランティスの「アニソン」が絶大な支持を受けるわけ(Yahoo!:オリコン)。実際、別にアニメに使わなくてもいいんじゃないか・・・と思わせてくれるものもある「ランティス」であります。ニュース番組やバラエティなどで時々アニメの音楽が使われていたりしますけど、楽曲として歌の方もどっかで使えるんじゃないのか・・・とか、それはさすがに行き過ぎですか。
従来のように「タイトルを連呼する」などの要素のない音楽が多いのではあるのですけれど。
しかしアニメ知らない人、特にそういう年代の人からすれば「よく分からん」ということになってしまうわけで。
今のJ-POPも若い人向けが多いですから、一定以上の年齢の方からすればどっちも「よく分からん」ということになってしまいそうですけど。それに輪をかけて「分からん」世代は多いかと思われます。
いわゆる「アニソン」というとそのアニメの主題歌なわけで(当たり前)そうなるとそのアニメを知らないと「分からん」ということになりそうですし・・・なんだかあんまり踏み込みたくない世界、と思ってる人も多そうな。
それでも。昔は「アニソン=主題歌」だったんですが、しばらく経ってそれなりに市民権?を得てくると今度は「タイアップ曲」が増えてきました。つまり、フツーに歌手で歌ってる人の曲を「主題歌」にしてしまう。
・・・少しでも内容に関係ある楽曲ならいいのですが。時々それこそ「分からん」曲があったりしました。それが・・・今は内容に合わせた、しかもかなりレベルの高い楽曲が提供されてくるようになってきてます。そういうとこで何かが進んだ・・・のかも知れません。
最近はさらに声優が歌う、というのも増えてきてます。これも以前は「分からん」を超えて「?」になっちまうようなのもあったんですが、最近はきちんとレッスンを受けて、きちんと「歌手」してる曲が増えているのはやはり何か進んだ・・・のかも。
さらに「進む」とどうなっていくのか興味あるところではありますが。それでもこういうアニメなど創作物とキチンと向き合う姿勢、というのは大変に喜ばしいことではあります。いつまでもコドモじみたまがいものじゃないのですから。
07/07/2012
なんかの二の舞
にならなきゃいいんですが・・・実写化とはまた違った意味で怖いと言うか何と言うか。
来年2013年夏にセーラームーンの新作アニメ放映予定(Yahoo!:まんたんウェブ)。実は放送開始は20年前の1997年とのことで、20周年とのことで、新作、ということのようですが。
・・・何でしょね、某車田作品のアニメ新作も、ちょっと前に始まってたんですが・・・なんかあれを見てしまうと何だかなあ、と。そりゃあ、当時のテイストそのまんまじゃあ意味ないのは分かってるんですが・・・なんとなく。全然別モノにしちまった方がいいんじゃないか、とかそんなことまで思ってしまったりして。
実写化、となるとほぼ100%受け付けない方なんですが。
セーラームーンは舞台化もされてますし実写化も何回かあったりしました。・・・見てないんですが。でもそれほど悪い評判ではなかったような(アニメと比較せずに見る人が多かった?)。そこで新作アニメを、というのは、まあ、分からんでもないんですが・・・なんか釈然としないわけです。
そんなにアニメにする題材がないんかなあ、と。なんで昔のをリメイクとかそんなんが多いんかなあ、と。
一つには世代というのもあります。一昔前は親:見ない、子供:見る。だったんですが今は親:見る、子供:見る。なわけです。過去にアニメやゲームに理解のない親の子供、だったんですが今はアニメやゲームが身近にあって当たり前。で、そういうちょっと上の世代を取り込もう、とそうなってきてるんだろうなあ、と。
・・・でもなんだかそういうのばっかりなような気がして。新作なら新作で流れだけきちっと受け継いで違和感なく新しい要素が欲しいところなんですが・・・難しそうですなあ。
ところで・・・主題歌はももクロとのことで。なんでもやるんだなあ・・・といい意味で思ってしまいましたが。
04/16/2012
そりゃ賛否あって当たり前
なんでしょうけども。
相次ぐ「戦国もの」美少女化に賛否両論(Yahoo!:まんたんウェブ)。実在した、とされる人物の性別を変えてしまうわけですから、そりゃあ…と。
しかし「戦国もの」だと「美少女化」よりも「イケメン化」の方が先だったと思いますけども。あれがあったから最近になってまた増えてきてると思うのですが。
…いずれにしてもちょいと興味をそそるのが↑記事の
「歴史上の人物は『版権フリーで有名キャラクターの宝庫』であること。既に知名度が高い人物ばかりなので、キャラクターを認知してもらうための時間・費用も節約できる」(「」内元記事より引用)
というところでしょうか。たしかに版権はありませんし…大部分の人が授業でやったりしてどんな人だったか、ということは知ってます。しかも興味深いエピソードも多い。…まあ…普通に授業でやっただけ・時代小説をちょっと読んだことがある・歴史マニアで戦国武将が好きすぎてたまらん、と認知度?には差が出てしまいますが。それでも有名どころなら…織田信長=短気・怒りっぽい・豪放磊落…とかそういうのは作中で説明しなくても分かってもらいやすく、冗長になるのを防ぐことができます。
まあ…実際の織田信長が本当にそういう人物だったのか、てのは誰も確かめようもないのではありますが。そういうこと言っちゃうとこういうお話が成立しなくなっちゃうもんなのですけども。
エンターテイメントとして受け入れられるなら受け入れて楽しめばいいし、受け入れられないのなら「あんなん邪道だ」と二度と触れなければいい、それだけのことではあります。戦国武将のイケメン化はいいけど美少女化はちょっと…というのがあっても別にいいんでは、と。
でも。戦国武将本人はもう生きていませんが関係者とか縁故者とかそういう方々はまだご存命、というケースもあるかと。その辺で問題になったりはしないか、というのはやはり気になるところではあります。
04/04/2012
実際に観てから
判断すべきなのでしょうけど…なんだかよその国でリメイク、とかそんなんでもないですし関係者が深く関わる、ということですし。その辺でちょいと期待できそうなんですが…。
石ノ森章太郎のマンガ「サイボーグ009」が完結へ(Yahoo!:まんたんウェブ)。
→サイボーグ009(Wikipedia)
完結してなかった、というのは実はなんとなく知っていたんですが…昔秋田書店版と小学館版の「サイボーグ009」を一部(全巻はなかったような…)持ってて、なんか妙な終わり方だな、とは思っていた…ような記憶があります。…そして小学館のビッグコミックだったと思いますが「時空間漂流民編」…黒衣のサンジェルマン伯爵が出てくる…で、あ、これ最新の009なんだ…と思った記憶もあるんですが、その後はぱったりと触れる機会がなくなってしまいました。
前にちょろっと書きましたが…自分、マンガやアニメ・ゲームに本格的に触れたのは20代になってからです。だから自分らの世代の子供の頃のアニメやマンガを持ち出されて「なつかしのナントカ!」って言われても全然懐かしくなかったりします。
そのためある程度年喰ってから石ノ森マンガに触れたことになります。そのせいかどっちかと言うと江戸期とかそういう時代が舞台(佐武と市捕り物控とかさんだらぼっちとか)の方が好きで。引っ越す時もそっち関係はほぼ全部(佐武と市は断片的だったので手放しましたが…)持って来ましたが「009」は手放してしまいました。
…今考えたら結構惜しいことしたなあ、と。実はそういう作品は他にもかなりの数あったりして…でもまあ後悔してもしゃあないのでこういうのも「縁」だよなあ、とか思うことにしてます。
しかし「009」…マンガ以外でも色々出てますが。
実はかなり衝撃の強い、と言うか印象に残るシーンが結構あってあちこちでパロ…というか色々使われてたりします。↑Wikipediaでの「地底帝国ヨミ編」ということになると思うのですが(なんかウロ覚え)002・ジェットが009・ジョーと共に大気圏に突入する際に言ったセリフ。
「ジョー、君はどこに落ちたい?」
というのはかなりあっちこっちで見かけたりします。しかも二人は流れ星になって地上へ…そしてどこかの母娘がそれを見ていて「何をお願いしたの?」と母親が問います。
「世界が平和になりますように、って」
という娘の返し方が…かなりキテいた、そんな記憶も。
…そういうテイストが残るのかなあ、と。完結編…。映画だと例えば008・ピュンマの格好とかその辺でも色々ありましたし。できれば石ノ森章太郎の遺志、というより意思を忠実に継いで欲しいなあ、と思うのですが。
03/01/2012
作者は一読者に戻れない
人気漫画の実写化、作者は?(Yahoo!:週プレNEWS) そりゃあ…「カイジ」は比較的「マシ」な部類に入るかと思われます。ある程度現実とリンクしている「現代劇」風な作品ならまだしもファンタジー色の強いある意味「非現実」的な作品ともなると余計なCGが入ったりしてさらに「非現実」感が増してしまうのでは…。
と、まあ、「外」から読者として見てる分には色々言えるのですが。これが原作者にとどまらず実際にそういう映像を作成している側から、となるとまた違ってくるんではないかな…とか。
ソース元となる書籍なんかが手元にないので自分の記憶だけなんですが…「超人ロック」というエスパー物のさきがけとも言えるマンガがアニメ化される時も様々な意見が出てきた、と言います。もちろんちょっと昔?の話になるので今とはちょっと事情が違うのですが。
その時に原作者の聖悠紀先生が「みんなの中にあるたくさんのロックの、その中の一つを映像化する、ということです」というメッセージを出されて。ああ、こういう考え方もできるんだな…とその話を聞いた時には思ったものでした。
…その後もたくさんのマンガがアニメ化・実写化されていきましたが。
概して原作者の方々は聖先生のように容認されている向きが多いかと思われます(例外もありますが…ありゃどんなすり合わせしたんだか…)。一つには売れ行きと言うかどんな媒体であってもその作品の名が知られるようになるならどんな苦労でも…と、そういうプロ意識もあるかと思われます。
でも昨今の場合は…どうなんでしょうね。整合性と言いますか融和性と言いますか。例えばCGばんばん出してきてもそれが合うとは限らない、人気タレント採用して無理に恋愛要素ぶち込んでみてもヒットするとは限らない。
アニメ化の場合だって原作どおりに完全再現…なんてのは「蟲師」くらいですし。自分の場合は最近のマンガはリアルタイムではほとんど読んでないので「原作と違う!」てな話があってもよく分からんかったりするんですが。それでもあまりな改変はどうなんだろう、とは思います。
でも自サイトで公開してる作品が実写化やアニメ化になる、とかそういうことになったら素直に嬉しいとは思いますし。
…作者という立場になると一読者には戻れないと言うか。曲りなりにも何かを作り出してしまうとそういう立場には戻れない、と言うか…まあ、そんな大それた立場にあるわけではないですけれど。でも、ふと、自作品が映像化、とかそういうめでたいことになったら…でもかなりな「改悪」がされていたら…とか。そんなことを思うことはあります。
本当は「一読者」としての立場から、というのが最適かと思われます。でも一度あーいう創作をしてしまうとなあ…別に有名作家気取る気とかないんですが…「作る側」というのをちょっとだけ覗いて見た、そんな気がしてくるのです。
01/18/2012
選択できる
販売用DVD売り上げ6年連続のダウン…ブルーレイは好調(Yahoo!:産経)。これで時代は一気にDVDからブルーレイへ…となるかどうか、ちょっと分からんのですが。でもたしかにビデオ→DVDの時もこんな感じで一気に移行しちまった、ような記憶がありますんで、この数年で大きく変わる…のかも知れません。
しかしビデオ(VHSに限らず)も完全に消滅したわけではありませんし。レーザーディスク(LD)だって新規ソフトの販売はほとんどない(ゼロ?)のですがユーザーがゼロ、というわけではありません。
似たような状況にカセット・レコード→CDというのもありますが…こちらは後者は結構生き残っています。むしろ本格的ではないにせよ復活の兆しすらあります。カセットは高齢者向け。レコードは音源好きな人とか物理的に使う人たちとか。
…もっとも、CDは今ではmp3プレーヤーに取って代わられつつあるような現状ですけども。
DVDとブルーレイの一番大きな違いはその容量にあります。ブルーレイはDVDよりはるかに多くの情報を記載できます。つまり映像や音声の質が飛躍的に良くなる。
…これはとあるアニメの話なんですが。製作当時としては珍しいハイスペックな画像。CGの質も後半になっていくにつれ上昇。アクションも背景もストーリーも素晴らしい。…しかし販売されたのはDVDのみ。当時はまだブルーレイがそこまで普及してなかったせいもあるのですが…わざわざ画質の劣るDVD買うしかなかった…。
後にブルーレイボックスは出ましたけど。限定販売だったのですけれど。買ったはいいけど観てないのですけれど。今ではDVDとブルーレイ同時発売なんて当たり前なのですけれど。
しかし…コレ、実は観る環境がきちんと整っている人にとっては、という話であります。
自分の場合は本放送そのものを見てたのがブラウン管テレビでした(今でもソレ使ってるんですが…闇の場面なんかよく見えませんがな)。だから本放送もDVDもそんなに違いはないように見えました。…これでも別にいいよ、という人もいるわけです(ブルーレイボックスを買った時と今では経済的な事情が変わってて、観るキカイを今は買えないんですが)。
いや、むしろビデオで十分、という人だっているでしょう。現在ではビデオも同時販売してるアニメはまずないでしょうけど録画はできるから、別にDVDなんてなあ…てな人がいてもおかしくはない。
…ビデオとDVDだと、ちょっと違いが出てしまいますが。ブルーレイ観れるキカイというのは大抵はDVDも観れる、と思うのでDVD→ブルーレイというのは比較的簡単(お金があれば)なんですが、ビデオ→ブルーレイというのはなかなか難しいかも…。
そういう「選択」できるのが現代のいいところだと思うのですが…やはり時代の流れ的には今後はブルーレイばっかりになっちまうのかなあ、と。…いや、もしかしたら数年後には今度はブルーレイが「何か」に取って代わられてる…のかも。実際、そういう候補っぽい?のはいくつか出てきてますし。
01/16/2012
ちょっと違う意見
日本などアジア原作の作品、白人起用に批判(CNN)。ちょっと違う方面から見た意見ではあります。たしかに日本のマンガやアニメをあっちで映像化すると、ほとんどが白人となりますけれど。そりゃ公開するのがあっちだからそんなもんだろとも思いますけども。
…個人的には別にどんな人間がやろうが関係ない、と思ってます。問題はその作品にある「作品らしさ」を完璧にぶち壊して、いかにもご当地っぽいテイストに塗り替えてしまうことをよしとしてしまうその風土にあるのでは、と。
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のケント・A・オノ教授の「アニメの登場人物は現実の人間ではなく架空のキャラクターだから、人種を変えても問題ないというのが製作側の発想だろう」(「」内↑記事より引用)というのは一理あるようなないような気もしますが。
実際、アニメ以外で例えばミュージカルなどの舞台では「中身」だけ輸出されたりしています。つまり脚本や技術だけあっちから来て日本では日本人が演じる。「七人の侍」の西部劇リメイク「荒野の七人」もやってること(あらすじだけなら)は一緒ですけど、実際には別作品のような造りになっています。
それが「ゴジラ」とか「ドラゴンボール」で批判を浴びるのは…こう言っちゃなんですがいかにもチャチな真似事だけで「これがホンモノだ」みたいな表現してるからではないかと思ってます。もちろん日本人から見た「ゴジラ」「ドラゴンボール」ですからあっちの人が見たのとは違いはあるでしょう。
しかしそれにしても…もっと似せるか全然違う方向性に持って行けよ、というのが個人的なとこであります。いや、全然違う方向へ持って行こうとしたけど滑りまくってるのに気づいていない、なんと言うか、バツの悪さみたいなものがあるような。
かなり難しいですけど、原作がアジアだろうがヨーロッパだろうが作品として優れていれば役者が白人だろうが何人だろうが関係ないわけです。しかし原作付きということは確実にその原作と比較される。ましてやアニメや特撮という表現方法は現実世界ではあり得ないことも可能になる。…その辺をどう処理するか? 無理やり現実に引き込んだのが「ゴジラ」で現実と融合させそこなったのが「ドラゴンボール」ではないか、と。
…そもそも原作のご当地でもある日本でもアニメの実写化は難しいですし。それがハリウッドテイストに塗り替えられるのはファンにとっては耐え難いもんでしょうに。
かと言って今度の「AKIRA」を演じるのは全部アジア系です、ってのも…なんかそこまでしなくてもいいような。原作のテイストを一切損なわず作品としてきちんと成り立っていて、面白ければどんな人がやっても売れるとは思うのですが。
12/28/2011
違う柳を探してみては
来年1月放映開始「輪廻のラグランジェ」で千葉県鴨川市が町おこし(Yahoo!:時事)…ということなんですが。そりゃあ、たしかに関連地域へのファンの「聖地巡礼」などでアニメによる町おこし、が成功したと見られるケースもありますけど。…そんな簡単にいくもんなのかどうか。実はこれまで結構な数「ご当地アニメで町おこし」というのはあったのですけれど…成功例というのは実はそんなに多くはないのでは、と。
「輪廻のラグランジェ」のPVでは「鴨川」とはっきり地名を出しているので、鴨川市とタイアップでもしてるのかな…と思ったのですが。そういう方法は今までもありましたけど、やり方としては今後も注目していきたいところだったりします。色んな方面と繋がりを持っていくのは決して悪いことではありますまい。
ただ…何でしょね、このアニメでいいのかなあ、と。
昨今のアニメは多方面にその方向性を伸ばしています。一昔前のように「子供むけ」オンリーではなくエンターテイメントの一分野になってきてます。テレビでドラマやバラエティを観るのと同じ、映画や音楽鑑賞などと同じように。…まあ、そこまで至ってない、あんなものは所詮子供だましだ、という見方があるのも事実ですけど。
話の内容的にこれはサザエさんとかちびまるこちゃんのように一般のお茶の間向けなんではないか、というアニメもたしかにあります。…でも日曜の夕方はおろか平日の夕方にも放映できない。これは内容がどう、スポンサーがどう、というのではなく絵柄が問題なんではないか…と思うことがあります。
単刀直入に言えば「オタ向けの絵は嫌がられる」ということであります。
目が大きい・登場人物に女性が多い…などの要素がどうも嫌われているのではないか、と。もちろんその手のお色気あぴーるなんぞはもっての他で。そういうのも十分に許容範囲に入れることのできる、今現在アニメやゲーム市場を支えている層は、一般から見れば「奇異」「受け入れられない」となっているわけであります。
…まあ、そもそもからしてそういう一般向けのコンテンツではなかったわけで。今は一種の過渡期で、もしかしたら百年くらいしたら変わってるのかも知れませんが。ま、エンターテイメントなんてみんなそんなもんだとも思いますが。
なんかこのアニメもそんな匂い?がするな、と。一般の人からはどう見えているのか…放映されてみてから判断してみても良かったんじゃ…と。「らき☆すた」とは大分趣きの違う作品みたいですし。
柳の下の二匹目のどじょう…いるんですかね。三匹目以降。そろそろ違う柳を探してみた方がいいんじゃないのかな、と個人的には思ってるのですが。
10/10/2011
ルパンの半分が
…いや、半分以上入れ替え、ということに。
ルパン三世新作、主要キャストの声優をほとんど変更(Yahoo!:まんたんウェブ)。変更されてないのは
ルパン三世:栗田貫一
次元大介:小林清志
のみということになります。しかしこれにしたって古参?のファンからすれば所詮クリカンはクリカンであって山田康雄じゃない、というイメージ?もあります。亡くなってしまったことをどうこう言うつもりはもちろんないんです。ただ…やっぱり「テレビのルパン三世」と言えばやっぱり山田さんなんだな…と思う人もまだいる、ということであります。
似たような…というわけではありませんがドラえもんもちょっと前に声優さんが一新しました。…でもやっぱり「大山ドラ」なんですな。もう往年の声は出せない、と分かっていても聞き慣れた声を探してしまうもんです。「水田ドラ」が悪いわけではないんですが…今の子供たちにはこっちなわけですし(しばらくすると「大山ドラ」の方が少数派になるわけです)。それでもなあ…テレビなんかで今の声が出てくるとそっとチャンネルを変えてしまったりするのです…。
一方のルパンでは過去に声優の入れ替えを行なった?ことがあります。
→ルパン三世 風魔一族の陰謀(Wikipedia)
この時は丸ごと入れ替え。しかし1987年公開のこの映画以前にも変更の前例はあります。
→ルパン三世 (TV第1シリーズ)(Wikipedia)
1971年から1972年に放映されたこのテレビシリーズは
ルパン三世:山田康雄
次元大介:小林清志
峰不二子:二階堂有希子
石川五ェ門:大塚周夫
銭形警部:納谷悟朗
と、不二子と五ェ門の声優さんが違っています。
→ルパン三世 (TV第2シリーズ)(Wikipedia)
1977年から1980年、そして
→ルパン三世 PartIII(Wikipedia)
1984年から1985年、によって現在でも有名な
ルパン三世:山田康雄
次元大介:小林清志
峰不二子:増山江威子
石川五ェ門 :井上真樹夫
銭形警部:納谷悟朗
が定着するようになったわけです。
それでも最も有名で「ルパン三世」の名を世に知らしめたのはこの作品でしょうか。
→ルパン三世 カリオストロの城(Wikipedia)
テレビシリーズにも関わってきていた宮崎駿の初監督作品でもあります。…この映画によって「ちょっと抜けたルパン三世」とか「ドジだけど一直線な銭形警部」なんてのが一般的になりました。原作とはやはり違う面もあって、原作者のモンキーパンチ先生はどう思っていたのか。その辺は…当事者でないと分からないところが多いか、と。しかしこれで「ルパン」の名は大きく知れ渡ることになります。
そして…今回の「入れ替え」…ううむ。
生粋の生え抜きは次元大介役で、現在もナレーションなどで知られている小林清志さんだけになります。「ドラえもん」のように一気に全部変更してしまうか。あるいは「サザエさん」のように少しずつ、少しずつ入れ替えてしまうか(すでにカツオとワカメの声優さんは交代しています)。
そのどっちでもない「一部入れ替え」を選択した、とも言えるわけですが…事情からすれば若い人と交代していくのは当たり前かと思います。往年のような声が出なくなるケースもあるわけですし。いつまでもしがみついているわけにもいかない。
でも…「あの声」が聞きたい、とファンは思ってしまうわけです。生きた人間の演ずるあの声。…永遠にそういうことはあり得ない、と思っていても…やはり望んでしまうものなのであります。
追記:変わった三役の声を某所で聞いたんですが…そんなに違和感はなく、すんなりと受け入れて?しまいました。「前役の継承」のために1年かけてじっくり選んだ、というのもあるのでしょうけど…配役の声優さんってみなさん演技の幅が広い、ベテランさんばかり。やはりプロというのはすごいもんであります。
08/16/2011
輸出、ですか…
日本産のアニメや映画などの「海外展開」を促進する官民肝いりの新会社(Yahoo!:読売)。これに類した「日本のコンテンツを~」とかそういうのは過去にもいくつかありましたが。今回の会社は海外向け、つまり輸出中心、というのが新しいところか、と思われますが…なんかこういうのも前にあったような、いや違ったような? さてどうだったかいな、と。
こういうエンターテイメント関係の輸出、というのは実に様々なカタチがあります。
一番簡単なのは「そのまま」でしょうか。サーカス団とか現地の役者さんやスタッフそのままの舞台とか。マジックやイリュージョンなんてのもそういうのが簡単ではあります。…やはりコトバというのはかなり重要な要素であり…足かせにもなります。言葉のいらないエンターテイメントならそういうとこは問題ありません(細かいとこだと結構色々問題あったりしますが)。
でもやはり言語も輸出したい。
そういう場合は古来からある「翻訳」という手段があります。自国の言葉に変えてしまう。これなら知らない言葉で書いてあったり演じてあっても理解することはできます。ただ…他の言語へ変更する、というのは実はかなりリスクの多い行為だったりします。その国ならでは、あるいは言語ならではの「空気」というものがあって、それをほとんど破棄することになるからです。
例えば「ガリバー旅行記」とか「タイムマシン」とか。いずれも空想小説というカテゴリで日本では認識されていますが…実は作者はどちらも社会風刺とかそういう論調の作家だったりします。その時代におけるある意味では痛烈な風刺の書、という見方もできるのですが…これは書かれた言語そのままを理解できないと意味がありません(最も、書かれた時代が時代なんで現代とはやはり事情が異なっているらしいですが)。
逆に日本の俳句や川柳なんてのはなかなか海外では理解されないのではないでしょうか。
そこで最近よくある…というわけではありませんが「中身」だけを輸出する、という手段もあったりします。
「原作」ではなく「原案」という感じで。作品の中のメッセージ性や娯楽部分だけを抜き出す。あくまで「考え方」なので言語は関係ありません。あとは受け入れた国で「外側」を製作していきます。…もちろん、細かいニュアンスだとか表現だとかが変更されたりするので綿密な打ち合わせが必要になります。それどころか場合によっては著作権関係で訴訟…とかそういうことになる恐れもあったりしますし。
「インスパイア」「リスペクト」というのとはまたちょっと違っていますけども。これならどこのどんな国にでも売り込むことができるのでは…と、かなり前ですが某舞台演出・脚本家の人の本に書いてありました。
いわゆる「コンテンツの輸出」ということになりますか。たしかに有効な手段だとは思うのですが…うまく行くのかなあ、と不安を感じてしまったり。…いや、冒頭にも書きましたけど、こういうエンターテイメントの輸出、というのは前々からやはり官民一緒のプロジェクトとかそういうので出てきてるんですが。
なんだかどっかちぐはぐなような気がして。結果出す前につぶれたりそもそも計画段階でつぶれたり。実行されてもあまり注目されない、とか。日本人がこういうのに向いてないのか、それともそういうお役所体質引きずったままやるからいかんのだろうか…とかそんなことを思ってしまったもので。
05/16/2011
閉じてしまう?
見方は色々だと思うのですが。十人、いや百人、あるいは千人もいればそれぞれ「見方」てのは変わってくるもんではないか、と。
なぜ「両親」が登場しないアニメ作品があふれるのか(Anigema:Livedoor)。…「なぜ?」と問われたら真っ先に思いつくのが「別に必要ないからじゃない?」であります(スヌーピーが出てくる「peanuts」でも両親はほとんど…足とセリフだけ?しか出てきません)。ちなみに「けいおん!」原作では両親は最終回近く、大学受験の朝に登場してたりします。「ラブラブ夫婦」ということで旅行ばっかりしている、という設定なのですが…こう言っちゃ何ですが別にいてもいなくても関係ないような気がします。
逆に原作になかった設定と言うと律ちゃんの弟とか。あるいは父親のぱんつを洗濯する娘、という話もあったりして。原作は4コマですからそういったある意味「不要」な設定は排除していたのではないか…と思うのですが。
そして…「敵」ですか。自分が思うに一番簡単(というと語弊ありますけど…ま、あえて)に視聴者を引き込むには「バトル」と「恋愛」が手っ取り早いんではないか、と。例えばちょいと分野が違いますが、初音ミクなどボーカロイドの曲が某動画サイトで有名になり始めた頃、こんなコメントがありました。
「恋愛曲ばっかだな」
「桜舞いすぎ」「瞳閉じすぎ」ではありませんが、そういう曲がやはり耳に残りやすいと言うか興味引きやすいと言うか。こういうのは普通の曲でも言えることかも知れませんけども。恋愛絡みの楽曲というのはいつもランク上位にいたりします。演歌でも最近の曲でも。
そして「バトル」…勧善懲悪とまでは言いませんが。何か「敵」を作っておくと話し運びがスピーディになりますし、何よりはっきり分けた方が分かりやすいものではあります。…ただ…これ、非常に単純なものなだけにすぐに飽きます。そしてより迫力のあるバトルが欲しくなってくるものであります。するとエスカレートが始まり、「力のインフレ」が起きたりします。まあ、逆に言えばそこまでいける、ということは多数の視聴者が「もっと」と言ってるわけであり…幸せなことかと思われます。大抵の場合は少しの「もっと」にも応えられずに消えていったりしますし。
…この間お亡くなりになった東映の岡田茂名誉会長…「網走番外地」や「緋牡丹博徒」などの映画をプロデュースした名プロデューサーはこんな言葉を残しています。
「映画の本質は、泣く、笑う、にぎる、だ。手に汗をにぎるだ。この三つの要素がないと映画は当らん」
→岡田茂(Wikipedia)
これは敵を定めたり恋愛物に通じているようにも見えますが…実際はもっと根底に流れるべきものだと思うのです。悲恋になって泣く、恋愛や悲願がかなって笑う、敵と戦って手に汗握る、とかそういうものだけではなく。もっと別の要因で泣いても笑ってもにぎってもいい。そういうことだと思うのです。
「人の一生をつぶさに監察すればそれだけでエンターテイメントになる」
そういう言葉を…どっかで聞いたか読んだと思うのですが…誰の言葉だったか…?
これは「素材」のお話なわけです。この時点では「バトル」も「恋愛」も「日常」も全部一緒。それをどう料理するか? で話は全部違ってくるわけです。料理人同様、ウマイもヘタもあり。得意分野も全然違うし味も違う。しかし当たり前ですが料理する以上、誰かが味あわないといけない。…味、というのは各個人によって違うわけです。ある人にとってはとびきり美味い絶品料理でも別の人にとっては二度と味わいたくないクソ不味い料理だったりする。
100%の人が「美味い!」なんて料理は存在しません。どんな名作にもアンチはいます(アンチが多い方が名作だ、という話もあったりしますが…)。
そして一番やっちゃいけない、と個人的に思っているのが「なんでこれが不味いの? 美味いじゃない? あんた舌がおかしいよ!」です。…見方は色々あって当たり前だ、というのを理解できない時点で周囲に存在していた「可能性」をずばっと切り落として自分だけの狭い世界に閉じこもっちまう。
…なんてつまんない生き方なんだろう、と。…まあ、これはアニメやエンタテイメントを楽しむことだけに限ったもんではありませんけども…もっと色んなもん感じたりしてみたらいいのに、と。なんでそこで閉じちまうかな、てのはどこでも思うことなんですが。
04/26/2011
まどか☆ほむら(ネタバレ有)
色々と話題のあったアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」がこないだ終わりました。…自主規制と言うか自粛と言うか、震災起きた後から10話~12話(関西・動画サイトは11話~12話)を停止。ちょうどラストへ向けて盛り上がるところでいつ放送されるのか、放送されないんじゃないか…と言われてましたが関東でも無事?放送されました。
…実際にはちょっと修正した部分もある、とされていますが(避難所のシーンとか)本筋とはそれほど関係ない部分かと思われます。
ストーリーは、謎の白い小さな生き物「キュゥべえ」に何か一つ願い事をかなえてもらう代わりに魔法少女として契約して魔女と戦っていく、というお話になります。…これだけだとフツー?の魔法少女っぽいんですが。何しろキャラクター原案が蒼樹うめ、 監督が新房昭之、総作画監督が谷口淳一郎に高橋美香、でしかも制作がSHAFT、という豪華な顔ぶれ。どういうことになるか、ありふれた甘々な魔法少女物か、と当初はそんな声もあったんですが…。
シリーズ構成・脚本が虚淵玄、という辺りで。知ってる人はかなーりダークになるんでは、と予想していたそうですがまさかあんな風になっていくとは。
魔女とは使い魔と共に人間を害し、殺すこともある存在。その魔女を倒すのは魔法少女たち。しかしその実態は自身の魂を抜き取られ「人間」と呼ぶのもためらうような存在。しかも実際は抜き取られた魂の汚れがMAXになる=絶望すると魔女になってしまい、魔法少女どころか人間だった頃の記憶も何もかもなくして破壊の限りを尽くすようになってしまう…。
さらに契約を迫るキュゥべえは自分たちの種族が生き永らえるために他の星から来て「少女が希望から絶望へと突き落とされる時に生じるエネルギー」を収集するためにきた「インキュベーター」であり、はるか昔から何体も何体もいて、魔法少女を生み出し、そして魔女も生み出していた、と。
そこには何の感情もなく(自身もその方面を責められると「わけがわからないよ」と呆れ顔)他者への哀れみとか共感とかそういうのは一切ありません。ただただ作業として必要なエネルギーを得るためだけに少女達を魔法少女へ、そして魔女へと変化させていたのです。
…いや、正直なとこ、観続けるのがかなりしんどくなってきてたんですが、途中で。そのため今でも特にDVDとか欲しいとは思わないんですが…前半の落としっぷりが激しくて激しくて。でもその分後半、特に10話での暁美ほむらの真実を知った時には衝撃でしたねえ…。
暁美ほむらは主人公・鹿目まどかがキュゥべえの本質を知らず、無邪気に魔法少女になろうとしているのを力づくでも止めようとします。それは…一番最初(正確には違うような)にまどかに会って、そして最大最強の魔女ワルプルギスの夜によってまどかも皆も死んでしまったから。その「時」にキュゥべえと契約して時間を遡れるようになって…過去のまどかが魔法少女にならないように活動していました。まどかが死ぬ、という最悪の結末のたびに時間を巻き戻して…何度も何度も。まどかが魔女化してしまったり魔女化する前にまどかを撃ち殺したことも。それは…永遠に続くかと思われるループでありました。
実は個人的には「まどか」は非常にありふれた題材だけで作られていると思ってます。手垢のついた題材ばかり、と言うとちょっとイメージ悪いですがそんな感じで。ほむらの「ループ」というのもSFではよくある手法ですし、まどかとほむらの行動をちょっと重ねてみて「ああ」と思わせるとか。魔法少女の魔女化、というのも正義の味方が結果として悪の勢力に飲み込まれてしまう、というのもよくある話ではあります。あるいはテーマが「希望」と「絶望」てのも…。
やはりよくある題材の一つに「因果」というのもあります。ほむらが何度も何度もまどかに干渉していったことによって(時間的に言えばまどかへの干渉は一回だけ、ですけどそれぞれの時間軸のまどかを束ねる、とするなら何度も何度も)まどかの力が非常に強力なものになってしまい…キュゥべえの望む「最凶の魔女」になれるほどになってしまった…。
そしてラスト。負傷し、しかし時間を巻き戻せばさらにまどかの力が増してしまう。もう自分ではまどかを助けられない、守れない…。ほむらは絶望に飲み込まれそうに、魔女になりそうに。…そこへまどかが。そしてキュゥべえと契約を「全ての魔女を生まれる前に戻して」、と。
つまりは魔女が生まれる直前にまどかが魔法少女たち(過去も未来も全員)その「絶望」を引き受ける、そのため魔法少女達は魔女になることなく消えてしまう。それが果たして「良い」ことなのか「悪い」ことなのか、その辺は分かりません。
でも…それにより「希望」は残ります。「絶望」のみで魔女になって暴れるよりは…まだ…?
…実はまだちょっと納得と言うか理解しきれてないなー、というところもあったりするんですが(ほむらとまどかの本当の関係とか)…まあ、それも含めて「まどか」なのかな、とか。
前にも述べましたようにこの作品の素材はほとんどがよく目にするものばかりです。でも…ここまで衝撃を与えられるということはその「調理法」が優れている、ということになります。しかも素材の持ち味をきちんと生かしている。調理法としては日本料理のようなものかと。特定のソースやスパイスで味を統一するのではなく、素材それぞれの味を生かして共演させていく手法、というところでしょうか。
目新しいことだけを連ねるのではなく、どんな題材・素材でも生かし方がある。それには多分に才能が関わってくると思います(↑のスタッフ陣が豪華すぎる…)。でも、いつかは自分もそんなレベルに達することができるんじゃないだろうか…そんなことを思わせてくれた作品でありました。
最後に。…声優ってのは…すごいなあ、と素直に驚嘆してしまった作品でもありました。特にほむら役の斎藤千和さん。他には明るい役だったり幼い役も多かったりするんですが…表現の幅の広さが尋常じゃなくて、一言「スゴイ」です。
04/13/2011
一つの方法…なんでしょうかね
漫画家の赤松健氏が立ち上げた「Jコミ」で違法に流通している漫画を「浄化」する試み(Yahoo!:+D PC USER )。…これはどういうことかと言いますと。「Jコミ」ではそもそも絶版コミックに広告をつけて無償配布する…ということをやってきました。もちろん絶版と言えども著作権を持ってる人や団体があります(正確には著作権ではない?場合も?)。そこときちんと交渉して広告料を入れるようにしているわけです。そのため無償での配布が可能になっている、わけですが。
今まではトライアルということのようでしたが。これから本格的に始動するようで…ユーザーが手持ちの絶版漫画ファイルをアップロードしてみませんか、というやり方を打ち出してきたわけです。
厳密に言えば「不特定多数」に著作権者の許可なしに配布することは罪となります。しかし↑この場合は「不特定多数」ではなく「Jコミ」という個人ではないですけど一団体。しかも著作権者との話し合いによる配布が許可されるまではアップロードしたことをよそへは漏らさない、とのことで…こうなるとたしかに法の抜け道?を利用したやり方、と言えないこともありません。
晴れて著作権を持つ人からOKが出ればそれはもう「違法」アップロードではない、これは「浄化」だ…というのも言い得て妙であります。たしかにこれは非常にウマイやり方と言えます。
まあ…やり方は素晴らしいのかも知れませんが…。
個人的にはなあ…どうも。なんか納得しきれん部分があります。赤松氏は以前から違法アップロードにより著作権者へ被害が出ること憂いていた一人ではありますし(だからと言って某動画投稿サイトに対するあの文言は大人げないと思うのですが)一つの方法として確立していけばまた違った方向性が出てくるかも知れません。
しかし。それでは著作権侵害に関して根本的な解決にはならないわけです。
「無償だが違法のファイルと無償で合法のファイルが同じような入手難度で用意されているのなら、ユーザーは後者を選ぶというのは、AppleがiTunes Storeで半ば証明している」(「」内↑記事より引用)で、合法かつ無償でこういうファイルが手に入るサイトが勢いを増していけば違法ファイルも減る…ということなのでしょうけども。
…それに忘れてもらって困るのは「Jコミ」が対象にしているのは絶版のみ、ということであります。次のコミケで販売されたりつい先週や昨日発売された新刊本は対象にならないわけです。そりゃあ、今後何十年…何年と経てば絶版になるかも知れませんが、それじゃ意味がないわけです。
やるのならもうちっとどっしりかっちりと法律に風穴開けるなり改正に持ち込むなり…そうして欲しかったところではあります。現行の著作権法ではもうにっちもさっちもいかないのが現状なわけです(グレーゾーンが多すぎて黒と白がはっきりしない)。その辺がどうにかならないのかなあ…と。
それでもこういうムーブメントを起こしてらっしゃることには感銘を受けます。…いや、ほんと…何か道筋はつけられないものなんですかね…?
01/05/2011
そんなもんじゃないですか
常にその業界の先端を走っていれば、やはり後ろ=後続に不安は出てくるもの、と思いますが…はたからその走ってる様を見ているだけの自分からすれば…「そんなもんじゃないですか?」と。
フジテレビ「ノイタミナ枠:フラクタル」にかけるヤマカンの思い(iza!)。山本寛(ゆたか)氏、通称「ヤマカン」と言えばアニメ製作に関してファンで知らぬ者は…って、作品そのものを楽しむから製作サイドは全然知らない、てな人も結構いますから、そういう人たちにとっては「?」な人かも知れません。けどまあ、数々の良作を生み出している人の一人、と捉えて頂ければ幸いであります。
今月から放送が始まりますアニメ「フラクタル」…自分はとりあえず一話観てからかな、というところだったりします。ヤマカンがどう、というのではなくまずは一話は観てみてから…それからあれこれ悩もうかな、というのが最近のアニメの見方だったりします。一話だけ観て切ってしまって(うちは地デジ化してますけど、チューナー経由なんでチャンネル数がほとんど増えてなく、全部を観るのは不可能)後で後悔した…という作品も山ほどありますけど逆もまたしかり。前評判がいいからと無理して観てたけど最終話辺りで限界、てのもありますし。まあ、選べるてのはある意味ぜいたくな悩みなんではあります。…地方によっては全然アニメが映らないところもありますし。
さて。↑記事で気になったのは『美少女が出てくる“萌(も)えアニメ”が人気だといっても、「萌えに萌えないと仲間はずれになる」と感じた人たちによる、周囲の評判に引っ張られての人気に過ぎないように見えた』(『』内元記事より引用)というくだりで。…日本人なんてそんなもんじゃないですか、と。今さらですか、と。むしろ…そういうとこを考えて作品を作っていたんじゃないんですか…と。
これだけがヤマカンの言いたかったこと全部、というわけではないのでしょうけど。
エンターテイメントなんて結局は「繰り返し」なんじゃないのかなあ、と自分は思ってます。何でもいいんですがとても感動した作品があったとして。次は何をするかと言えばまたあの感動を味わいたくて似たような作品を求める。その「次」が「前」を追い越していればいいんですが、足元にも及ばなかった場合、人はこう言います。「なんだあの駄作は」もちろん「次」は「次」で決して悪い作品ではない…としても。そしてまた別の「次」を探し始めるのです…。
…そんなことを繰り返していくと「目」が備わってきます。自分に合うモノを見分けられる「目」が。そして無数の作品に触れることでその「目」はどんどん肥えていきます。「鼻」も同時に効くようになってきたりして。つまり…「何が自分に合うか?」をより的確に見分けられるようになってくるんですが…その分、選択肢がぎゅうっと狭まってしまうことになります。そして当たり前ですがそんな簡単に100%ビンゴな作品に巡り会うことはできません。
そうなると今度はこう言います。「最近の○○はレベルが落ちたなあ」…レベルが上がってしまったのはあんた自身です。しかしそのことには気づかず観始めの頃の自分と同じ「目」「鼻」をまだ持ってる、と思ってしまう。そのギャップに違和感を覚えながらもやっぱり「次」を探してさまようことになる…。
…決して悪いことじゃない、と思うのですがね。自分にとってより高いレベルのモノを求めていけるのですから。ただし、そうなると普通のモノでは到底満足できなくなってしまって「ああ、○○はもうダメだ」とか思ってしまってその世界から去ってしまうケースも多々。そうなると逆にもったいないことではあります。
アニメの衰退、と言いますが観てる側からすりゃ昨今の状況は活況であります。たしかに長編は減りましたが(一年以上=4クール以上の作品て減りましたねえ…)1クールの短編でも十分に楽しめるものは多いと自分は思ってます。何よりタイトル数が増えたのが単純に嬉しいのですが。販売戦略とかそういうのが絡んではいるんでしょうけど、作品発表の場が増える、というのはそれはそれで嬉しいことなのではないか、と。
もちろん後継者とか現場の苦悩、というのもあります。でも経過はどうあれ今現在様々なジャンルのものが同居できる過去にないほどの「多様性」を手に入れているんです。そう悲観することではありますまい。…ただ、多様性の獲得の次はほぼ確実にそれらが収束していきます。つまり「淘汰」が起きます。
そうなる前に後継者を育てて業界を成熟させる…というのは…アニメに限ったことではないのかも知れません。ただ。日本のエンターテイメント業界で「成熟」してるのって…あるんでしょうか。ま、ここら辺アマノジャクですけど…無為に成熟するくらいなら無秩序に未熟な方が面白いもんなのかも知れませんけど。
12:21 AM | 固定リンク
07/07/2010
二つほど 7/7
七夕だってのに関係ないのを二つほど。
一つ目。オリコン上半期ランキング:アニメソング(アニソン)が上位を席巻(Yahoo!:ORICONBiZ)って言うほどのことなのかな、とは思いますが。そりゃあ、様々なジャンルが「上位」を目指してるわけですから、アニソンが上位になっても別に不思議はないような。演歌はもちろん、歌謡曲以外がランクインしたことだってあるわけですし。
…ただ、まあ。「アニソン」と言えば「オタク」の物であり、日本ではキワモノ扱いと言うかある意味アンタッチャブルと言うかキモイから関わりたくないとかそんな雰囲気なわけで。もともとメインにはなれないサブカルチャーだった「アニメ」「ゲーム」「マンガ」がここまで来てしまっても、大部分の人たちからすれば「暗い」イメージに変わりはないわけです。
もうちっと世代が進むと分かりませんが。あと…20年くらいでしょうかね。その頃はまた今とは全然違う状況になってる可能性もヒジョーに高いですが。
今現在でもそういう目で見られてるアニソンではありますが。…聞いてみて良けりゃ別になんでもいいんでねえの? とは思うのですが…なかなかそういう風にはいかないのが現状だったりします。最近のアニメには若いアーティストの育成という役割を持っていたりするのもありますけども…まあ、その辺も土壌としてはまだまだ認知されていない、というのも現状だったりするのですが…。
二つ目。今年の「お盆休み」高速道路の「1000円均一」は土日のみ(Yahoo!:産経)。去年は「お盆」の平日も「どこまで走っても1000円均一」にしちまったもんで、渋滞がスゴイことになってましたが…今年は土日だけにしてそういう事態は避けよう、とのことで。
…そう言や、新料金体系はどーなるんですかね。内閣変わっちまってから一応、無料区間の「実験」は始まりましたけど。それだけ…ですし。結局首都圏とか関西圏以外の高速道路はやはりETC付きで…ということになってるようですし。
このままなし崩し?に現行の状況が続くんでしょうかね。まあ、今さらマニフェスト守れとは言いませんが…なんか、もう少し、ピリッとした動きがあった方がいいんではないかと思うのですが…。
04:49 AM | 固定リンク
07/05/2010
「夢」があって
大変に良いんではないですか、とは思うのですが。
ドラえもんの「ひみつ道具」の再現も「ドラえもんの科学みらい展」(iza!)…ところでいつの間に「ひみつ道具」という総称になっちまったんでしょうか…ドラえもんの道具。原作読んだのもかなーり昔ですし、アニメ観たのもかなーり昔(もちろん大山のぶ代版)なんですが。映画なんかはテレビ放映されたのをちょろっと見たかなー…くらいのもんなんですが。
「ドラえもん」…と言うより藤子不二雄の作品は好きな方であります。FもAも。Fの方ですと、SF短編集が実は好きだったりして。実はドラえもんなどのいわゆる「児童向け」を描いているウラ(って言うとなんかヘンですがほぼ同時期に、ということで)で「大人向け」のマンガも描いていた、とのことで。どっかで「最初は断ろうかと思っていたのだけれど、いざやってみたら『児童向け』『大人向け』双方に良い影響が出てきた」と、そういう談話を読んだような。
…実際、ドラえもんてのは…いや、ドラえもんに限らず、作品的にはよく読んでみると結構深かったりするような。…もう一度読み返してみようかな…小学館から藤子不二雄全集って出てるみたいですし。ただ、表現的にヤバそうなのは変えてありそうですし、パーマンなんか前のバージョン(バードマンではなくスーパーマン)じゃあ、ないんだろうしなあ…。
そんなドラえもんの「ひみつ道具」なんですが…再現してみよう、という試みは興味深いんですが。ただ、なんかソレから発展して現代風にアレンジ、とかでもいいような気がしますし、さらに包括的なモノまで出てきたら面白いんじゃないのかな…とかアマノジャクに考えてしまったりします。
例えばタケコプターですけど。頭の上にぽん、というのはさすがにまだ無理なので「乗る」タイプになってますが…コレをきちんと発売できるようにならんかな、皆が買えてフツーに運用できるようにならんかな、と。技術的よりも法律的に難しそうな気がするんですが、その辺をクリアできる「案」も同時に↑の「ドラえもん展」に出してみて、とか…。
…なんかいきなり現実に引き戻されますな、こういうこと書くと。さすがに。
やっぱり「夢」は「夢」のままがいいのかも知れません。無理に実現しようとしてどっかでキシミが出てきて取り返しのつかないことになる…よりはまだマシなのかも知れません…。
05:04 AM | 固定リンク
06/12/2010
祝・ゼーガペインBD-BOX発売
ついに来てしまいました…「ゼーガペイン」のブルーレイボックス。
今回のは一種の限定生産というやつで申し込み→入金→の数が2000を越えないと発売されない、という仕組み?になってます。店頭はもちろん、他のネットショップ(amazon含む)でも販売されません。もしきちんと販売されて完売しても再販…は恐らくないであろうと思われ…事実上のラストチャンスになる可能性が高いです。
DVDは放送当時に全部揃えてなおかつ「色違い盤(手違いで色が一枚だけ違うディスクがあって、もちろん交換してくれるんですけど…)」もキープ。そしてハードも持ってないのに特典DVD(今回ついてくるようですが)欲しさにゲームソフトも買った、という…2006年でしたか、あの頃は。アニメの色んな見方可能性について知らしめてくれた作品でもありました。
→ゼーガペイン(Wikipedia)
舞浜で普通に高校に通うソゴル・キョウ。廃部寸前で部員は自分一人だけの水泳部を立て直そうと奔走し、何かと絡んでくる三人組とケンカし、幼なじみのカミナギ・リョウコや友人のトミガイたちと楽しく過ごす。しかしそんな彼の前にどこか影のあるミサキ・シズノが転校してきた時から全てが変わった…!
「ジュブナイルSF物語」とでも言いましょうか…どこか懐かしいSF、そんな感じで。ガキの頃から色んな小説やら物語やらを読んできたんですが、そんな昔読んだ話の中に、ひょい、と入っていそうな。でも決して古くさいわけでもなくむしろ常に新鮮さを感じさせてくれる。正直、ロボットアニメというのはどうも受け付けにくかったんですが(パターン化がハマりすぎていると言うか)これはあまりそういう印象を受けず、さらに間口を広げてくれる結果にもなりました。
…設定もそうなんですが。やはり主人公のソゴル・キョウの「熱血」さが…魅力の一つではないかと思うのです。
「熱血バカ」というのは多数存在してますけど、彼の場合は「インテリ熱血」であります。実際は非常に頭のいい人物で、もしああいうことにならなければやはり寡黙な人物になっていたのではないか、と。しかし頭のいい人間が行動力を手に入れたらこうなるんではないか、という一種の見本のようなものではありました。
そして脇を固める他の登場人物たちも非常に魅力的な人物ばかりで。あの頃は木曜の夕方6時が楽しみだったもんであります。
そう、この作品、平日の夕方6時にやってたんです。内容からすると深夜でも良かった(別に年齢制限が欲しいというわけでもなく、内容的にもっと高い年齢層向けだったような)んでは…そうなってたら今とはまた違った見方されてたんでは…と。
色んな意味で不遇な作品だったのかも知れません。CGによる戦闘シーンは当初は明らかに使いまわしで。しかし後になればなるほどどんどん「こなれて」きて、なんでこれで最初からできなかったのか…惜しい。ゲームとも連携していたんですが、そのゲームの方もあまり有名にはならず。しかも2006年周辺というのは現在でも名の知られているアニメがたくさん出た頃でもあります。時期が違っていればまた評価も違っていたかも? いや、これはちと後ろ向きな考えですか…。
ともあれBD-BOX発売決定。自分はBD環境にないんですが(なんだかんだで出費がかさんでいるんです…)買うだけは買おうと思ってます(しかも発売が9/1というのがなあ…色々と)。…しばらくは箱だけ眺めることになるんだろうなあ…でもここまで実現できたのはセレブラントたちの地道な活動があったおかげ。そんなセレブラントたちを生み出したこの素晴らしき作品に出会えたことに…感謝。
01:02 PM | 固定リンク
05/25/2010
二つほど 5/25
なかなかに二つほど。
一つ目。曲げられた「麗子像」誰かが元に戻す(Yahoo!:毎日)。言わずと知れた週刊少年ジャンプ掲載の長寿マンガ(少年誌では単行本発巻数日本一、全体では青年誌トップのゴルゴ13に次ぐ、とされる)「こちら葛飾区亀有公園前派出所」通称「こち亀」の登場人物の像が亀有駅前などに建ってるんだそうですが…やはりいたずらが絶えないとのことで…こういうのは他の地域…例えば鳥取の鬼太郎とかコナンとかでも多発してますが。悪意のないいたずら、と信じたいのですが…それでもあってはならないことであります。
こないだは主人公の両さんの左手が折られたりしてました。そして今度は麗子(秋本麗子:ちなみに「秋本」は作者名を現在の「秋本治」に変更した記念?のキャラだ、という話)像が曲げられる…という報道があったんですが。
…今度は誰かが直した(傾きを直した?)とのことで。犯人がやったのかそれとも誰か親切?な人が直したのか、その辺も分からんのですが…ああいうのってそう簡単に曲げたり直したりできるんかいな…と。その辺もちょっと疑問なんですが…?
二つ目。Googleの「パックマン」公開続行(Yahoo!:ITmedia)。これは本当は昨日までだったそうなんですが好評につき別ページで継続する…ということになった、ということであります。
…期間中はGoogleのトップページがずっとコレでしたから、いざ検索しようとちょっと考えていて10秒経つと勝手にゲームが始まって電子音が鳴り響いていたんで、その辺はちょっとなあ…と思っていたんですが別ページならそういうこともなく。遊ぼうと思えばいつでも遊べることになります。256面まであるとかそんな話なんですが。…まあ、自分、どうもこういう反射神経を要求されるゲームはどうも苦手なもんで。実際にちょっとやってみたんですがすぐにオシマイになってしまうもんで…そんなに遊んでみたりはしないと思うのですが、なんだか懐かしいような(でも過去にプレイしたことはない…)気がするコンテンツではあります。
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05/04/2010
二つほど 5/4
うんたらかんたらと二つほど。
一つ目。ゴールデンウィーク:高速道路のUターンラッシュ本格化(Yahoo!:読売)。よく考えてみたら(いや、そこまでしなくてもいいですか)今日は5/4なんでフツーの場合はあと一日でゴールデンウィークは終わってしまうわけです。
…自分の場合は特に関係ないんですが…休みでも何でもないもんなんで…。
人によっては5/6・7と休みを取っておいて、来週アタマまで休み…なんてうらやましい方もおられるようですが。さらに先週4/30も休みにしておいて4/29から休み…とかそういう人もいそうですが。その辺はまあ、個人的な事情てもんもありますんで、どう、とは言えないもんではあります。しかし…単純にやはりうらやましいなあ、と。一週間単位での休み、となると公的?には学生の時くらいなもんでしたし。
世間一般的にはやはり5/6から通常へ戻る、というところでしょうか。今日・明日と高速道路は忙しそうであります。
二つ目。史上初アニメキャラ名義での1位2位独占(Yahoo!:オリコン)…まあ、そういうこともあるんじゃないの? とかちょっとサメた見方してしまいますが。…音楽番組は大変なんだろうなあ、と余計な心配までしてしまったりして。オリコンで1位となると歌ってる人やグループを呼んだりするもんなんでしょうけど、↑この場合は声優サンですから。歌手としての知名度は低いわけでなんかスルーされてそれでおしまい、とかそんなことになりそうな。
ただ、色んなジャンルをまんべんなく(と言うとちょっと意味合いが変わってきますか)紹介するなりランク付けするなりしていった方がいいんではないかい? とか個人的には思ってしまうのですが。メジャーどころなんてのはたしかにそうそう変わるもんではないのですが、それでも毎回毎回同じような顔ぶれで同じような楽曲ばかり、てのもなんだか新鮮味に欠けますし。
…ああ、でも、今までマイナーだったものに注目が集まると大抵ロクでもないことになったりして。その辺が、ちょっと、心配?だったりするんですが…。
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03/08/2010
たぶん、観ない
「あしたのジョー」が実写映画化(Yahoo!:スポニチアネックス)。なんだか来るとこまで来ちまったなあ…とかそんな気がします。別に無理に実写化せんでもいいんじゃないのなかあ、と。
その一方で様々な媒体で色々な作品が紹介?される、というのは決して悪いことではないとも思っているのですが。それで今まで知ることもなかった人たちが、ちょっとでも興味持つようなことになったらそれはそれで嬉しいことではありますし。
…「ジョー」は原作全部(病院の待合室にあったんです…何年とか十ン年とかそんな昔の話ですが)とアニメちょろっとだけ観たことあります。最近は日曜の早朝にアニメ流してるチャンネルもあったりして。最近のキレイ?なアニメと違って独特の間やテンポのある荒々しい印象を受けたりしましたが。
…実写化で、まあ、別に誰がジョーやったっていいんですが…。
個人的な本音ではもっとズブとい?俳優さんの方が良かったような気がするんですが。最近流行りの線の細い若者ではなくて。こういうのは印象の話ですんで、各個人の感覚によって違ってはくるもんなんですが…ファンの人からすれば起用されるのは嬉しいことでしょうし。でも、自分は「なんかヒョロっとしたのがジョーやるんだな(ジョーは実際はそのように描写されてますけど)」と、なんか、どっか違うような印象を受けてしまったりして。
じゃあ、具体的に誰がいいんだ、と言われても…うーむ、最近の俳優さん、あんまり知らんのですよ。だから本当はあんまり大きなことは言えないんですが…。
ただ、前々から「アニメ・マンガ→実写化」というのを受け付けない方でして。特にアニメで有名になると皆がその「アニメっぽさ」を求めて実写の方を観てしまう(海外でのリメイクてのはまた違う問題)んですが、その「アニメっぽさ」が作り事っぽかったりどっか不自然だったりして、どうにも引いてしまうことが多いような…。
最初から実写でそれでアニメやマンガを知った、って方ならそれほど違和感ないのかも知れないんですが…有名どこだと何らかの形で触れてることも多く、個人的にはやっぱり「アニメ・マンガ→実写」という式が成り立ってしまうわけです…なんか、やっかいな話ではあります。
それでも「観てから言え」てなことではありますんで、実際に公開されてからこういうことは述べるべきだと思われます。が…多分、観ないだろうなあ、と。ジョーは嫌いな方ではないんですが、正直「実写か…」と二の足踏んでしまうのが現状だったりします。
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01/14/2010
幅がありそう
不況であります。都市部だけではなく地方も大変であります。
活性化の呼び水になれば…アニメ・マンガのグッズやキャラクターで地域振興を(iza!)。たしかに有効な手段の一つになりそうですが。アニメやマンガと言っても今はかなりの人が目にするメディアとなってるわけですし、それに関連したモノを売ったり扱ったりすることで地方も活気づけば…というのは悪くない方法ではないかと。
ただ…なんか幅がありそうな気がしてならんのです。受け手の。
↑記事中で紹介されているような鬼太郎とかコナンとか相当にネームバリューもあるものならともかく。どうしても知名度の差が出てきてしまいそうなものの場合、不発に終わってしまう可能性はないんだろうか…とか思ってしまうわけです。その辺は、まあ、↑記事中でも指摘されていますけども。
それとはまた別に。ちょっと前に「らきすた」関係の話題があったりしました。作中に出てくる神社のモデルが実在していて、そこへの初詣客も増えたし町に来る人も増えた。じゃあ、「らきすた」で町おこしをしようじゃないか…。
ところがなぜか記事によっては「オタクの怪しい人が増えた」「みなさん礼儀正しくていい人ばかり」と見方が非常に違っていたりして。自分も実際に行ったことはないんでどういう感じだったんかは分かりません(色々陰謀説なんかも飛び交ってたんですが)。それでも話題にはなったのになんかどっかでケチがついたような変な形になっておりました…。
鬼太郎やコナンにしてもオブジェがあったりするんですが、イタズラでの破損が後を絶たなかったりします。
個人的な見解ですが…マンガやアニメも映画やドラマや小説と一緒で「作品」には違いないんです。小説やドラマの舞台になった町がそれを使って町おこし、という話もよくありますが、ひどいことになったとかそういう報道はされてないように思われます。…なんだかマンガやアニメを「下」に見る向き、というのがまだまだ残っているような気がします。あんなくだらないもん見てるから頭悪くなるんだ、しょうもない話ばっかりだ、とか…。
年代的なものもあるのでしょうけど。最近の若い人(なんかアレですが、こういう表現)だと結構すんなり受け入れられそうですが、現在40代から上、となるとかなり偏見があるのも事実ではあります。…あと何十年かしたらそれなりの地位を得てるのかも知れませんが、マンガやアニメ。
でも今はまだ…それでもたしかに起爆剤となれるならば何でも使う、というスタンスは重要なのかも知れませんけども。
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10/04/2009
二つほど 10/4
色々と二つほど。
一つ目。「テレビデオ」最新型での復活(Yahoo!:読売)…あ、たしかに。言われてみりゃ「テレビデオ」ですな、ありゃ。
「テレビデオ」というのは小型(大抵14型)のテレビにVHSのビデオが内蔵されているもので、もちろんテレビもビデオもそれぞれ両方使えます。ビデオとテレビの面倒な配線は不必要ですし(そんなにややこしいもんでもないんですが)場所も取らない、ということで一時期とてもヒットしてたもんです。自分は所有したこたないんですが…友人が持ってたりしました。そんなわけで「テレビ見ながら別の番組をビデオ録画」できるのか、とかそういうとこまでは分かりませんが。
その「最新型」というのは言わずと知れたデジタル放送対応のテレビ+Blu-rayかHDDと言ったところで。もちろんテレビ見ながら別番組の録画、なんてのは当然可能なのではないかと思われます。
…そろそろデジタル対応の機器も考えないといけないなあ、と。一部では「テレビ離脱記念日」みたいにとられてる地デジ切り替え日ですが…自分への情報入力方法はあればあるだけいい、と思ってる方なんで「テレビを見る」という選択肢は一応は残しておこうかと思っております。しかし、それなりの値段しますし。さて、どうしようかな、と。チューナーでお茶を濁す?というのもあるんですが。
ところで件の「テレビデオ」なんですが…テレビかビデオどっちかが壊れちまうとただの「テレビ」「ビデオ」になっちまう…と言われてたもんなんですが。「最新型」も…やっぱそういう宿命?背負ってるんでしょうか…。
二つ目。「あぶさん」62歳でついに引退(Yahoo!:産経)。…37年間現役だったんだそうであります。野球マンガ「あぶさん」の主人公景浦安武氏が次号のビッグコミックで引退する、とのことで…。
以前は読んでたんですが…何だろ、行きつけのお好み焼き屋さん(今はもうないです…)に転がってたのを読み始めたのがきっかけだったはずで。それから単行本揃えようともしましたが、何せ数が数なもんで中途で挫折。子供が生まれて…とかそういう辺りで遠ざかってしまいました。
でも現役続けてたんですね…お疲れ様でした。物干し竿の酒しぶき、カッコ良かったなあ…。
でも「あぶさん」そのものはまだまだ続くんだそうで。景浦安武氏の活躍もまだまだこれから、とのことで…これからも続けて頂きたいところではあります。
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09/18/2009
二つほど 9/18
「さてさて?」で二つほど。
一つ目。ベテラン声優・神谷明突然の降板(Yahoo!:オリコン)。「降板」ではなく「解雇」だ、という話もありますが、さて。
役を降りるのは「名探偵コナン」の毛利小五郎(通称おっちゃん)なんですが…すでに13年もやってきていていきなり声優変更、というのは…ととまどいの声も広がっております。たしかに慣れ親しんだ声でなくなるのはちょっと…と。これまでの「交代」は何らかの事情で声優を続けられなくなって止むなく…というケースが(表向きは)ほとんどでしたし。
氏のブログにも明確な理由は述べられていません。…まあ、理由が分かったとしてもどうしようもないのですが。なんだかちょっと、いやかなりさびしいような気もします…って、実は最近コナン見てないんですが。以前の枠の時はちょうどメシ時だったんでちょろちょろ見てたんですが…GarnetCrowも歌ってましたし。…それでもやっぱりなんかさびしいな、という気持ちに変わりはなかったりします。
二つ目。国立情報学研究所がシャープと共同開発「映画の直接盗撮を防ぐ装置」(Yahoo!:毎日)…なんか多分ほとんどの人には理解できないかも知れないんですが…上映中の最新映画を映画館で直接「盗撮」してネットなどに流す、という手法?は実在しています。最新の映画ですからもちろんDVDなんかにもなってない、映画館でしか観れないものですから皆が欲しがる、ということになるんですが…もちろん犯罪行為であります。最近映画館に行ってませんが多分禁止を呼びかける注意書きなどもあるのではないか、と。
…ただ、やり方がやり方なだけに画像が汚い、音も聞こえづらいなど質はお世辞にもいいものとは言えません(それでも最近はまた質が向上してるらしいですが…ンなことに情熱使うくらいなら他で使え、ってなもんであります)。それでも後を絶たないのは「皆が観れないモノを観てる」という浅ましい優越感から、とかそんなもんなんでしょうか…作った人たちも売る人たちもたまったもんではありません。
そこで新技術を開発。普通に観てる人は感じないけどカメラなどの機械は感応してしまう程度の波長の光をスクリーンの後ろから流す、というものであります。たしかにこうすると撮影してる時は何もおかしくはないんでしょうけど、いざ動画を動かしてみると…余計な光が大量に映りこむことになります。そうなると撮る意味がなくなってしまう…。
ただ…こういうのはまたいたちごっこになりそうで。そういう邪魔な光をカットする技術とか出てきそうなんではありますが…それでも違法行為が減るのなら十二分に意味や意義はあると思います。
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08/17/2009
あそぶ、いろいろ
おもちゃメーカーのバンダイ、保有する2万点以上のコレクションから厳選して「おもちゃと模型のワンダーランド」開催中(iza!)。点数が点数ですからいくら「厳選」と言っても相当な数があるわけで。ということは年代的に複数年代に渡ってしまうわけで…鉄人28号が懐かしい世代とウルトラマンが懐かしい世代とか、そんな風に分かれてしまいそうではあります。全般的に好き…という人もいそうですが、やはり子供時代に強烈な印象として残ったキャラクターというのはどんな人にでもありそうで。その辺の記憶の奥底の衝撃との繋がり、というのはなかなかに侮れないものではないか、と思われます。
…では自分の場合はどうなんだ、と。
何度かこの「あれこれ」で書いてますけど、自分、ガンダム(もちろんファースト)真っ盛りの世代のくせにガンダム見てもアムロ見ても何とも思わなかったりします。似たような理由でハイジとかネロとか。その辺もあんまり感慨なかったりします。
マンガに関してもそんなもんで。ドラえもんやオバQに本格的に触れたのは後になってからですし。ゲームは…ファミコン出たのは10代後半なんですがやはり本格的に触れたのは大分後になってからだったりします。
理由はカンタンなことで。そういうのに触れる機会がなかったから、です。
アニメもマンガも見ない。…いや、見ない、というわけではなかったんですが。いわゆる「チャンネル権」というのは当時の自分たちには備わっていなかったので…親がチャンネル変えればそこまで、というような状態。…それでもいくつかはそんな状況かいくぐっても見てた、ような気がするんですが…そこへミョーな感覚を身に着けてしまったのです、自分が。
…あんな子供だまし、見てらんない。
今はまたちょっと違った考え持ってますけどね。でも当時の青臭いガキ真っ盛りからしてみればああいう「子供向け」てのは見るのがなんか恥ずかしいと言うか照れくさいと言うか。というわけで全然見なくなっちまいました。
代わりにというわけでもないんですけど。活字もんを読むようになりまして。…でも役に立つようなもんはあんまし読んでなかったような。生き物のこととかそんなんばっかで。一通り家にあるのを読んでしまったり。こういうのは「児童向け」という但し書きがあっても読むときは一人ですから気恥ずかしさもない…とかそんなこと考えてた、のかも知れません。
…それでも学生になって家からの干渉がなくなるとマンガは大量に読むようになるわ、ゲームはやるわ。さらに学生時代が終わって関東に戻ってくるとアニメも見るようになるわ…と。まあ、人間環境が変われば生き方も変わってくるもんであります。
変わる、と言えばゲームに関してはこんな楽しみ方もあるんだそうで。ドラクエ9ファンが集う「ルイーダの酒場」(Yahoo!:東京ウォーカー)…「ルイーダの酒場」とはドラクエ3が初出のパーティメンバー(基本は自作キャラ)を集める酒場なんですが(元はウィザードリィのギルガメッシュの酒場)それと似たようなもので同好の士が集まる場なんですが。
…でも多分会話はほとんどない。データのやり取りが主なんで…これも新たな楽しみ方として今の自分はなんとなく納得しちまいますが…まだまだこういうのは世間的には受け入れられないんだろうなあ…とも思ってしまうのですが。
07:14 AM | 固定リンク
06/27/2009
Raindrops Keep Falling on my Head と…
邦題名「雨に濡れても」で、これは定番中の定番となりますか。…「雨に唄えば(Singin' in the Rain)」というのもあって、時々どっちがどっちだか邦題名だけだと混乱しちまう時もあったりします。まあ、曲を聴けば一発なんですが。
「雨に濡れても」の方は…何だっけなあ、どこで最初に聞いたんだか。
親か誰かが持ってたテープ…だったかも知れません。曲としては非常に有名ですから、何か他のところであのしのつくような雨を思わせるオープニングから聴いて、その後テープで聴いて「おお、同じ曲だ、同じのが入ってる」とか何とか思った、ような、気がするんですが…。
一体いくつの時の話なんだか。気がついたらすでに身近にあった曲、という風にしておいた方がいいのかも知れません。いつの間にかスッと入り込んできた曲ということで。
さて…こういう曲でよく出てくるのは雨だれのような楽器の使い方だったりします。「雨に濡れても」でも軽快なギターから始まってますし。そういう感じで始まる自分的に一番な「雨の曲」が…「MR.RAINDROP」amplifiedという香港のバンドの曲になります。冒頭に何だろ、鉄琴と言うかベルと言うかやや鋭いチンチンという感じの「ぱらつく雨だれ」があって。やはりゆったりと始まるんですが…でも実は後でテンポが結構速くなったりもして。暗い雨ではなく明るい雨を思わせてくれる曲になってます。
知ってる方は知ってるかも知れませんが。アニメの「銀魂」で二代目のエンディングテーマになった曲でもあります。…エンディングの絵もとても合っていたもんだったんですが。
あんまり雨は好きではないのですけども(最主要な移動手段、自転車なもんで)…こういう「雨絡み」の曲てのは、実はそんなに嫌いじゃなかったりします…。
コネタマ参加中: 「雨」と聞いて思い浮かぶのはどんな曲?
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02/09/2009
別のタイトルでも
良かったんじゃないのか…とか。
ハリウッドで製作が進んでいる実写版「ドラゴンボール(DRAGONBALL EVOLUTION)」に原作者鳥山明氏が異例のコメント(Yahoo!:ORICON)。内容は、と言いますと…まあ、普通に「期待しています」的なものではあるんですが…なんか色々含んでるような気がしてしまうのは自分だけでしょうか…?
「ドラゴンボール」と言えばマンガから始まってアニメ化、カード化、ゲーム化され世界中に広がっている日本の代表作の一つではあります。元の掲載紙は週刊少年ジャンプで、かなりな長寿連載だったような。アニメはさらに広がりを見せていきましたが。…最近でも再放送やってたりしますし。
ストーリーは、まあ、説明の必要もないでしょうけど…七つ集めると何でも願いがかなう「ドラゴンボール」を集めていく過程で色んな人たちと会って成長していく主人公・孫悟空のお話、と非常に簡単に言えばそんな感じになります。悟空の子供時代から始まって結婚・息子・孫…と、どんどん登場人物が増えていくのもファンにはたまらない内容ではあったような。
…個人的なとこで言わせて頂きますと。あそこまで引き伸ばす必要、あったんかなー…とか思ってるんですが。いわゆる少年誌の三大要素を網羅している一種教科書的なマンガで、そういう「熱さ」を再確認させてくれた、とも言えるんですがなんか、後半はなー…と。色々オトナの事情があったって噂もありますんで、そこら辺はあんまり突かない方がいいのかも知れません。
しかし実写化。これまでも実写化…特にハリウッドでリメイク…てなパターンは多々あったんですが…。
↑のリンク先で最新のデモ映像を見ることができます。これ…別にドラゴンボールじゃなくて「空手モノ」「拳法モノ」とSFを融合させたモノ(何だろ、SFアクション物?)でもいいんじゃないんだろうか、と。名前として「DRAGONBALL」があった方が衆目を引きやすいですし配給もしやすい、ということなのかも知れませんが…普通にアクション物として楽しんだ方がいいのかも、と思ってしまったりしたんですが…どうなんでしょ?
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01/30/2009
グレンラガンと…
「あなたを熱くさせたロボットアニメは?」となればやっぱり「天元突破グレンラガン」ではないか、と。…しかし2007年4月から、と結構最近やってたアニメではあります(映画化もされましたけど観てなかったりします)。自分、世代的にはガンダムとかその辺なんですが…アニメやらゲームやらに本格的に接し始めたのは実は20歳過ぎてからで。ガキの頃はみょーに冷めてたんでそういうのに触れようとしなかったんですが。…遅くかかったハシカの典型みたいなもんであります。
作り手の熱意と言うかやる気と言うか。「こうこうこういうモノを表現したい」という思いがあふれ出ていればアニメだろうがマンガだろうがゲームだろうが小説だろうがドラマだろうがネタだろうが気にしないでハマりこむ…というのが最近の自分の傾向だったりします。そのため友人からは「お前、かたよりすぎ」とか言われてますが。
熱意、という点ではグレンラガンは正にその通り。ストーリーは近未来ではなくどこかの星のお話。獣人に支配され地下に住むしかなくなった人間。そんな中地上へ向かい獣人の王・螺旋王打倒を目指すアニキ・カミナと穴掘りシモン。様々な困難・試練を乗り越えてついに螺旋王を倒すが…! と怒涛の展開とスピードでラストヘ向けてとにかく全力疾走しています。なんだか勢いだけはスゴイなあ、と思われるかも知れませんが実は結構細かいところまで作りこんであって、例えばなんで人間は地下で暮らさないといけなくなったのか…? といった疑問も伏線としてちゃんと回収してあったりします。
そしてロボット。とにかくドリル(これも実は伏線の一つ)の多いアニメで「お前のドリルで天を衝け!」というのが一つのキャッチフレーズになってます。そして…戦闘も熱い。最後の戦闘に至ってはスケールが尋常ではないものにまで膨れ上がってます。いや、物理法則的にどうなん? とかそういうこと考えてしまってはダメなんではないかと。考えるな、感じろ、と。でも最初に観た時はそんな理屈なんざアタマの中から吹っ飛んでしまっていましたが…。
→天元突破グレンラガン
そしてもう一つあげておきましょう。正確に「ロボット」と言えるかどうか微妙ですが(グレンラガンもそうですが)…むしろ「あなたを熱くさせたSFアニメ」とでも言いましょうか…ゼーガペイン。グレンラガンよりさらに一年前のアニメになってしまいますが。
ホロニックローダーと呼ばれる人型の機械に乗り込み世界をこんな状態に追い込んだ組織と戦う…というとどこかにありそうなストーリーですが。実はその組織とは…実は乗り込んでいるソゴル・キョウは…実は共にホロニックローダーに乗り込むシズノ先輩は…そして世界はどうなってしまっていたのか…? 結構シビアな展開で、↑のグレンラガンとは違って静かにそして確実に展開していきます。
が…何が熱いってやっぱり主人公のソゴル・キョウ。キーワードは「男の武器」「上腕二頭筋」「自分で考えろ、バーカ」などなど。熱血バカ(もちろん非常にいい意味で)てのはこういう男のことを言うのだなあ…と納得してしまった次第ではあります。
→ゼーガペイン
コネタマ参加中: あなたを熱くさせたロボットアニメは?
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01/02/2009
2009≒009
なぜか、というとちょっと語弊があるかも知れませんが…今年が2009年ということで石森章太郎「サイボーグ009」の公式サイトが1/1にオープンしました。
→:: Cyborg009 Official site ::
「サイボーグ009」と言えば「サイボーグ」という言葉そのものを世に定着させた、と言ってもいい作品かと。1964年連載開始ですから…もう45年も昔になってしまいますか…その後も連載はあちこちの雑誌で続き、アニメにもなりましたが。たしか完結しないうちに作者の石森氏が亡くなってしまった、という非常に残念な作品であったように記憶しています。
…ただ、後で聞いたとこでは005や008の扱いであるとかそういうとこで色々あったらしい、とかそんな話もあったりして。世界中が舞台なんでそういうことも多々ある…らしいんだそうであります。
石森章太郎の漫画、というと実は好きな方なんですが。でもなぜか持ってる作品が少なかったりもします。「さんだらぼっち」「十八文(一巻のみ)」「佐武と市捕り物控:死やらく生」…って…あれ、こんなもんだったかな…? 多分引っ越した時に処分してしまったような…今考えてみると結構惜しいのを売ってしまったり上げてしまったりしたような気もしますけども。
その中に「サイボーグ009」もあったはずで。小学館版だったかな…よく覚えてないんですが。
いずれにせよ昔(と言ったら失礼ですか)の作品、特にこういう「良い」作品に再びスポットが当たる、というのは非常に喜ばしいことだと思います。自分らの世代だと「009」はほとんどが知ってる(アニメ中心?)と思うんですが、もっと若い世代だと…例えば古本屋かなあ…そういうとこで目にした、とかそんな接点しかないような。
…まあ、昔のものまんまが全てイイ、というわけではありませんが。昨今の懐古ブームで無理に掘り起こして結局はウケずに流行りも何もせずにまた静かに眠りにつく、なんてケースも結構あったりしますし。
それでも自分が好きな作品が取り上げられるってのはやっぱり嬉しいもんであります。いい機会なんであちこち探ってみようかな…。
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12/16/2008
二つほど 12/16
とりとめもなく二つほど。
一つ目。一時期は200円超え、とか言われてたんですが…ガソリン価格リッター100円切る(Yahoo!:琉球新報)。これは沖縄の例なんですが。ガソリンの小売価格というのは運送費用などでかなり厳密?に決まってくるようなので、地域によってはかなりの開きがあります。例えば離島になると値が上がる、とか。
それとはまた別に競争が激化している地域では値が下がる傾向もあります。…こないだの価格急騰の時もどうしても上げられず(卸値は上がりきっているので場合によっては売れば売るほど損)やむなく休業や廃業…という例もあったとのこと。世界的な石油高騰はもう過去のことで今は値も安定してきて…むしろなんか下がってきてないか?…という状況なんですがガソリン値下がりにはちょっと時間を要した観もあります。
こういうのは複雑に絡み合った世情によって上下するので仕方ないと言えば仕方ないもんではあります。もしかしたら来年アタマにはまた急騰、とかそういうことだってあり得るのですし。
二つ目。人気漫画家PEACH-PIT氏が急病により三連載が休載(Yahoo!:オリコン)。三連載とは「ローゼンメイデン」(週刊少年ヤングジャンプ:集英社)「ZOMBIE-LOAN」(刊Gファンタジー:スクエア・エニックス)「しゅごキャラ!」(なかよし:講談社)のことです。…全部出版社も違うし、いわゆる青年・少年向け少女向け、と幅広い連載なのですが…さすが売れっ子、といったところではあります。
少し前ですと漫画家は一つの出版社に限定する、みたいな約束?があったものですが。最近は違う出版社へ移ったりジャンルの違う雑誌に描くことも増えてきているようで(逆にさらに昔は少年少女両方描く、という方も結構おられたのですが)それはそれで楽しみな部分も多かったりします。
…ただ…急病というのが気になります。結構ハードな状況なんじゃないのかな、と推測できますし。早く良くなってまた連載を再開して頂きたいと思います。
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12/10/2008
やっぱり無理なんじゃないのかなあ
まあ「観てから言え」て言葉?もありますし。フタあけてみないと分からんわけですが。
キアヌ・リーブスがハリウッド制作版「忠臣蔵」に主演決定(Yahoo!:VARIETY)。「主演」てことは大石内蔵助やるってことなんでしょうか…それとも別の誰かなのか。「47 Ronin」てのはなんだか題名は悪くないんですが…さてさて。
前評判、と言うか↑記事だけからの印象からするとラストサムライみたいな風景の中で(忠臣蔵じゃねえ…)キアヌ・リーブスが日本刀振り回して敵をばったばったとなぎ倒す、とかそんなイメージが浮かんできてしまいます。最後の切腹なんかどうするんだろ。大立ち回り演じて最後はみんなハラ切って終わりました…とかそんなのかなあ…?
「欧米製時代劇」と「日本製西部劇(もしくは騎士物語)」てのは似ているようで違うような、かなり違うんだけど似てるような気がします。…どっちやねん、て言われそうですけど、どうしても「ギャップ」が出てきてしまうのは、ま、しゃーないっちゃあ、しゃーない話ではあります。観客が求めてるもんも制作側が送り出したいもんも前提からして違うわけですから。そういう「違い」を楽しめるかどうかで向こうの映画を楽しめるかどうかが違ってくるような。
…でもこっちで普通のやつを向こうがリメイクすると、どうしてもみんなに固定イメージがありますんで…異常なほどに違和感を感じてしまって受け付けられない、ということになります。今回の忠臣蔵だと…元来のイメージは江戸期の芝居にまで遡りますし。さらに年末の恒例として長時間テレビでやってたりして…結構重々しいとか人情物とかそういうイメージが強く、あんましアクション物にはなりそうもないような。
実際のとこ、山鹿流というのは孫子の流れを汲む兵法でかなり実戦的だったらしいんですが。ただ「実戦的」ということは結構地味なわけで。例えば一人の敵に対して必ず複数で当たる、というのがあったりします。…こうした方が当然効率?はいいんですが…ショーとして考えると、なんだかヒキョウと言うか多勢に無勢と言うか。寄ってたかって一人をタコ殴りにするわけですから華はありませんわな。もちろん、見せ方によってはこういう戦闘でも華を持たせることはできるのですが。
逆に和製西部劇。…ちょっと違いますけど椿三十郎とかその辺になっちまいますか。アメリカで伝統的に人気のあるデイビー・クロケットとかワイアット・アープを日本人がやる、と考えると…難しい…誰かできる俳優さんがいるだろうか、と。大柄でアクションもできて存在感のある…と。なんか、その辺妙に遠慮してしまいそうな。そもそも話的に日本人がやるのは合わんだろ、とかそういう意見が出てくるのがお国柄の違いなのかも…。
…まあ、これでハリウッド版「忠臣蔵」が日本でも大変にヒットして「別解釈忠臣蔵」とかそういう風になったら…いや、そういう可能性がゼロってわけじゃありますまい…それはそれで面白いと思うのですが。でもやっぱり無理かなあ、向こうでウケてもこっちじゃ冷笑もんなんじゃないのかなあ…。
過去に、いや、最近でも某DBがリメイクされるとかで。限りなく向こう系の画面が出てきたりしてますが。…昔超有名カンフースターJ・Cが「シ○ィー○ンター」を実写映画化したことがあるんですが。…どこが○ティーハン○ーなんだかよく分からん内容で。別に実写化ではなく普通にカンフー映画として売り出しても良かったんじゃないか、と。その辺考えなければJっぽいお祭り騒ぎ満載で悪くなかったですし。
ま、合わないものを無理にやるよりも合ったものを懸命にやった方がいいんではないかい、とか思ってしまうのですが…どうなんでしょ…。
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10/09/2008
アノ漫画家がアノ連載が
浦沢直樹、週刊「モーニング」で新連載開始(Yahoo!:オリコン)…なんとなーく読み流してた記事だったんですが。よく見てみると小学館系で「20世紀少年」「PLUTO」などを描いていた浦沢直樹氏が、今度は講談社系で描くんか…と。某ヤングサンデーがなくなったり(作品のほとんどは某スピリッツに移動)なんやかんやと騒動もある小学館でありますが、まさか流出ってわけじゃ…。
そこまでは考えすぎかな、と。出版社の垣根?みたいなのがなくなるってのはイイことなんだか悪イことなんだか、どっちなんだろう…とか思ってしまいますが。
…ただなあ…前にもちょろっと書きましたが、最近マンガ雑誌読んでません。某GXだけは定期的?に購入してはいるんですが、他の有名どころと言うか名の知れた週刊マンガ雑誌は全然読んでなかったりします。浦沢氏の作品にしても…最近のは実は全然読んでません(昔「PLUTO」を読んでココにちょろっと書きましたけど。結局あれから全然読んでません…)。だから今でも最高傑作は「MASTERキートン」だと思っていたりするのですが(引越しの時に後輩に全部上げちまったんだよなあ…キートン。買戻しがなかなか進まない作品の一つだったりします)「浦沢氏の作品=」でなかなかこの名前が出て来ないのはやはり事情が事情だからでしょうか…。もったいないことではあるんですが。
それでも講談社「モーニング」で新連載開始ですか…期待できそうではあります。
しかもモーニングでは5号連続で新連載がスタートするんだそうで。なかなかに素晴らしい顔ぶれが揃っているような…特に諸星大二郎「西遊妖猿伝」の新章開始て。いつの間にか「西域編」とか始まってたんか…某双葉社でしたっけ、そもそもは。たしか…9巻くらいまで出てたんだっけ…これも引越しの時に誰かに上げちまって現物がないので定かじゃありませんけど(調べてみたらその後希望コミックスから出てたんですな→amazon検索「西遊妖猿伝」)。
話の方は西遊記がモデルになってます。ただし、さすがは諸星大二郎、フツー?の西遊記ではなく伝奇ロマンにあふれた物語になってます。雰囲気がかなりダークでマニアック?なんで(下手したら18禁)読む人を選ぶと思うのですが…一度ハマってしまうと、こうやって手元に作品がない人間でも「うふふ」とか思い出し笑いと共にあの独特な描写とか巧妙な流れとか記憶の底からさらい出してしまったりする…なんと言うか精神にがっちり根を張られてしまうマンガではあります。
…そういうとこ知ってて今現在ハマってる人には「今さら」なお話ですが。失礼ですがまだ活躍されてたんだなー…と。今後も活躍して欲しいな、でも正直なとこあんましメジャーにはなって欲しくないなあ…と勝手な期待までしてしまう始末ではあります。
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08/17/2008
二つほど 8/17
とりあえず二つほど。
一つ目。「マンガ」Tシャツ世界へ進出(iza!)。実際にはマンガだけではないようですが。
日本の「マンガ」「アニメ」等をプリントしたTシャツに人気が…というお話なんですけども、こういうのを見聞きすると、ああ、そう言えばガキの頃にこんなんあったよなあ…とか思ってしまったりして。アニメやマンガのキャラをプリントしたクツやらシャツやら、というのは今でももちろんあるんですけど…今より著作権関係が厳しくなかった頃てのは結構「?」なキャラのやつがあったもんなんです。ビミョーに似てるんだけど付属品が明らかに違うとか。雰囲気は近いんだけど明らかに別もんだろ、とか。当然ですがコピーライトのマークも何もなしで。
…今はさすがにそういうのはおおっぴらに流通したりはしてないのでしょうけど…逆にマニアな人たちにとってはたまらんグッズになってたりして…。
二つ目。迷惑ブログ、各業者が対策強化(iza!)…増えてる、というよりも広告料目当てで開設して、そのまま放ったらかし→それが無数に蓄積していく…というケースが多いようで。うちにも時々その手のトラックバックが来たりしますが…大抵の場合問答無用で削除してます。
欧米などの「blog」は、ほとんど評論や批評のプロのような人たちが自分の意見を自由に述べられる場、というように捉えられてる気がします。実際に企業や市場などに大きな影響を与えてるブログなんかもあるそうで。ネットの自由性と言うか規制枠の緩さ、と言うか。その辺を活用しているブログが多いように思いますが…。
日本の場合は「ブログ≒日記」なんだ、という話をどっかで聞いたことがあります。
何かの「反応」があるので紙に書くより長続きしやすいし、最近は手軽に始められるし、と(それでも日本のブログのほとんどは「三日坊主」で終わってる、とかそんな話もあったりして)。自分も日記というより覚書のような感じでこの「あれこれ」始めて、それなりに続いてますけど…これからは日記帳に書いてけ、とか言われたら今のように続けられる自信はないです。誰かに見られてるという感覚が適度に緊張感を持たせてくれて、それが持続のみなもとになってるんでは…と思ってます。
その「持続」させる要素の一つでもあるんですが…広告。たしかにいくらかでもお金が入ってくるならそれに越したこた、ないんですが。でも…現状で十分にペイできるんかな、と。相当数開設しないと無理っぽいですし、そうなると管理がややこしくて困難になります(その手のスクリプトとかありそうですけどねえ…)。何より最近はアフィリエイトそのものが割に合わなくなってきてて下火になりつつあるとかそんな話もあるんですが…。
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07/31/2008
ヤンサン休刊
「休刊」と言っても「復刊」するのかどうか…かなりナゾではありますが。
今日の発売号が最終号となります。小学館ヤングサンデー休刊で連載作品の移籍先などが決定(Yahoo!:オリコン)…ほとんどがビッグコミックスピリッツへの移籍、ということになるようでありますが…。
こんなに移籍して今度はスピリッツの方は大丈夫なのか、とか心配になってしまいますが。ほとんどの作品が「スピリッツ増刊号」でワンクッション?置いてから秋以降にスピリッツで連載再開ということになってます。…これもなんだか微妙な間が空いてるんで、なんだか気になるところではあるのですが…雑誌が減るってことはそれだけ作品が減るってことになりますんで、仕方ないっちゃあ、仕方ないのかも知れませんが。
実は自分、あんまし雑誌は買わない方で。…結局ゴミとして出すことになるんで、それならマンガなら単行本として出るのを待って一気に読んだ方がいいとか思ってたりします。その他の情報雑誌にしても結局は文庫になったりしますし…文芸誌というのもなんだか縁がないような状態で。小説とかエッセイとか、ってのは文庫の時点で初めて触れて、それから買う…というパターンが多いです。その方が場所も取りませんし。
それでも雑誌の休刊やら創刊やら、というとなぜか気になる方だったりします。買わないし、読まないのですが。
…実は定期的に買ってる雑誌が二つだけあって、そのうちの一つが小学館モノで、ヤンサンの作品がそっちへ来るんじゃないか、とかそんな予想もあったりしたんですが…さすがにそれはないですか。「サンデーGX」というちょっとマニアック?な雑誌なんですが。
雑誌てのは結構色々幅と言うか相当に多種多様なものではあります。単純に発行部数だけ比べたらヤンサンよりもはるかに少ないのに継続して発行してる雑誌も多数あったりします。
…そういう無数の可能性と言うかあり方と言うか。そういうのは尊重して頂きたいとこなんですけど、実際問題としたらなあ…不景気だし、物価はがすがす上がってるし…と。作る側としてもなかなか難しそうなのが現状ではありそうであります。
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07/08/2008
やっぱり休刊、かあ…
ちょっと(大分?)残念なわけではあります、雑誌の休刊てな。これが毎月欠かさず購読してる雑誌てなことだとさらに…なんですが…自分、毎月欠かさず買ってる雑誌てのが二誌しかありません。…しかも両方ともマニアックなんでもし休刊てなことになっても「ま、そういうこともあるだろーなー…」と納得してしまう(失礼!)こともあるんじゃないだろうか、とか。
今回「ああ…」と思ったのは小学館のヤングサンデーという雑誌です(自分は購読してないんですが…汗)。で、とある掲載作家さんが「残念」という意向を表して今後の連載作品の去就を記しておられます(Yahoo!:オリコン)…その作家さんはゆうきまさみ氏。氏が連載している「鉄腕バーディ」に関して、ということのようであります。
→ゆうきまさみのにげちゃだめかな?内ゆうきまさみのスケッチブック
好きな作家さんではあります…ゆうきまさみ。実はかなーり昔のことなんですが友人から「ゆうきまさみ『究極超人あ~る』の単行本全巻、古本であったらキープできないかなあ?」と言われて古本屋で探したことがあって。無事に全巻見つかったんですが…読んでみたらとんでもなく面白くて、その友人に「いや、まだ見つからないんだ」と言って先延ばしにした挙句(事前に金もらってたのに)別のワンセット見つけて(結局もらった金額より高くなってしまった…)渡したことがあります。つまりは半分ねこばば? …今でもその時の全巻は持ってますけど…一種の宝物ではあります。
まあ、そういう好みの問題もあるんですけど。某競馬マンガは続けて欲しかったなあ、とか…。
休刊となると様々な事情が絡むもんなんで、作家さん以上に読者はそれに従うしかないような状況ではあります。それでも今回は「休刊」か、休むんなら再起もあり得るんでは…と思いたいんですが、なかなかに難しいようで。「今回で廃刊」というのは世間的にあんまりにムゴイんで「休刊」にしてるんではないか、とかそんな向きもあるわけで…一回途絶えてしまえばなかなかに「復刊」は難しいような。
特にヤングサンデーと言えば数々の名作が連載されてるわけで。今回休刊になる→どっか別の雑誌に移る→ようやく復刊→…移った先の雑誌との兼ね合いは…? となりそうで。特に大型連載の多い同誌ではそういう問題も起きそうで、ならそのまま廃刊へ…となってしまいそうではあります。もったいないですが。
そもそ雑誌が多すぎるんだ、という声もありますが。…それでも雑誌が多いということは受け手(読む側)の選択肢が増える、ということなんで決して悪いことではないと個人的には思うのですが。そういう形態を維持できない業界側にも非があるんではないか…とも思うんですが、いかんせん世の中は色々とやっていきにくい状況なわけで。こういう事態もやむなし、とも切実に思ってしまってなんだか口惜しいのですが…。
復刊、できねのーかなー…やっぱり難しいんでしょうか。名前変えるだけの「復刊」よりはいさぎ良いとは思うのですが。
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06/29/2008
やっぱりやってねーなあ…
今年の2月くらいにやはりゲーム関連のコト、ちょろっと書いた時に「最近ゲームやってないなあ…」とやってたんですが。それから5ヶ月ほど経ってますけど…やっぱりやってません、ゲーム。…時間がない、と言うか他のことで手一杯と言うか何と言うか。それでもそういう話題見ると(新作出るとか…買いませんけど)気になってしまうのもまた事実ではあります。
ドラクエ新作複数ハードで…親子で楽しむケースも(iza!)。とは言ってもDSとカード機ですけども。
某FFは前にIV、V、VIとIXが好きで…と書きましたがドラクエとなると。
これもやっぱり前に書きましたけど、自分、ゲームそのものに触れたのが同年代の中ではかなり遅い部類に入ります。学生…それも大学生、しかも後半に入ってから…というもので。実家には今でもゲーム機の類が一切なかったりします。
なもんでリアルタイムではなく。ドラクエはIIIから入りましたけど(もちろんファミコン)中古で買ったやつでした。それからIV、スーファミでVやって。後にスーファミ最後となるVIもやったんですが…あんまりにもゴールドが稼げなくて途中でイヤになってやめた記憶があります。同時にスーファミに移植されたIとIIもやったんですが…なんかフツーの印象だったんでそれほどのめり込まなかったような。
ファミコン時代のIとIIてのはかなりハードだった、というのはよく聞かされてたんですが。…まずセーブができない。いや、単純にロムに記憶できない、というもので冒険を終了した時にパスワードが画面に出てくる、という形式。そのパスワードを入力すれば再び続きができる、と。…が、そのパスワード、数桁とかそんなもんではなく。画面一面に出てくるわけで。IIになるととんでもない量の意味不明の文字を書き写してたとのことで。一字でも間違えると再開できない…。
ドラクエの4コママンガてのもあったりしたんですが、それ系のネタもありました。「その画面をビデオに録ったらいい」「でも繋ぎ方が分からない」…とか。今となっては何のこっちゃい、てなもんですが。
さらにモンスターが強かったとかそういう話もあったりして。
「BARレモン・ハート」というお酒のマンガがあるんですが…これは大変に長く続いてるマンガで。
→BARレモンハート(Wikipedia)
巻数はそれほど出てない(現在20巻くらいですか)んですが初期にはドラクエ扱ったネタもありました。多分IIだと思うんですが…
「城を出たとたんにマツダ王子はスライムにやられちゃうんだ」
とかそういうセリフがあったような。コレ読んだ時は「なんだ、ゲーム下手なんだな」とか笑ってたんですが、後に実際にプレーした奴に聞くと「それはよくある」と言って妙に納得されてしまう始末。スーファミに移植された際には大分緩和されてたそうですが…ファミコンの時代は冒険開始当初が一番キケンで、気を抜くとホントにスライムに殺されてしまう、とかそういうものだったそうです。
その頃からすると今のゲームは大変に進化しているのだなあ…とは思うのですが…何だろ、昔のサツバツ?として緊張感あふれるものの方が良かったのかな…とか。こういうのはメジャーになったらいかんもんなのかなあ…と。
なんだか少しさびしくなってしまうのです。
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04/28/2008
読んでない
「今までで最も感動した漫画は?」総合1位は「ONE PIECE」(Yahoo!:オリコン)…総体的に男性はスポーツ物、女性は恋愛物で感動して泣いたりするのではないか…と記事では述べています。
…自分の場合はどうなんだろ、と考えてみますと。本格的?に漫画を手にした時期が同年代のフツーの人より遅かったせいもあると思うんですが…いわゆるジャンプ系の有名どころを読んでなかったりします。「ONE PIECE」も「SLAM DUNK」も実は読んでない…どんなお話かは知っているんですが。…最も「ONE PIECE」に関してはこう言うとなんですが絵柄がどうも合わなくて手が出なかった、というのもあるんですが。
全然ジャンプ系読んでない、というわけではないんですが。「るろうに剣心」なんかは今でも好きですし、これも感動できる漫画なんではないか、と思っていたりするんですけども。
じゃあ、今までで感動したのはどんな漫画だ、と言われると…真っ先に思いついたのが「修羅の刻 信長編」ですか。でもこれって結構最近(年代?的にはそれなりに前になるんですが)なんですよねえ…。それより以前の、となると…「エリア88」なんかもそういう部類に入りますか。逆に最近のだと「プラネテス」とか。最終回辺りでくる、というのは結構あるような気がしてます。
ところで…↑のアンケートですけど。40代や50代だとどうなるんだろうなあ…と思ってしまったり。
今の20代とか30代前半というのは漫画にそれほど抵抗のない世代だったりします。特に10代になると親がすでに漫画に違和感なかったりしますんで、こういう傾向は年代が下がるほど顕著になっていくような。…でも40代や50代、さらにその上、となると…「漫画=害」とか「読むのはなんか恥ずかしい」世代になってくるわけで。そういう世代だとどんな反応が返ってくるのやら。
30代以下とは違った結果になるんじゃないだろうか、藤子不二雄辺りが多くなったりするのかなあ…とか思うんですが、どうなんでしょう?
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04/23/2008
「おせん」みました
昨日の夜に始まったドラマ「おせん」、先々月に私見ということでこの「あれこれ」でもちょろっと述べさせて頂きましたが…。その「おせん」の第一回をみてみました。
→おせん(日本テレビ)
まあ「こういうのもアリなんではないかい?」というのが第一印象でした。まあ…別物としてみるならばこれはこれでアリなんではないか、と。そう正直に思ってしまいました。
そりゃ、原作ファンとしては「グリコさん(さすがにヤバそうでヨっちゃんさん)が帳場係ではなく料理人で性格違う」「おせんさんの『わっち』があっても『やんす』がない(最後の方で出てきましたが)」「エビスビールはどうした」「冬子さんとおせんさんが眼鏡っ子じゃない」「テルちゃんが普段からナマってる」「番長てなんだ」「留さんはもっと泥くさい…いや、無精ひげもはやしてるしもっとそこらのフツーの兄ちゃんぽいだろ」…とか色々あるんですが。その他珍品堂さんや清さんはもっと恰幅のいい俳優さんの方が…とか。
ここも意見が分かれると思うんですが…蒼井さんのおせんは「可愛く」ても「気風の良さがない」とか。
その辺で原作ファンは「うーむ」と思ってしまうんではないか、と。一回目の桜井センセイも…こう言うと何ですがもっと美人美人した人の方がよかったんでは…とか。原作では味のある方、というより普通に悪役?っぽい役どころでしたし。
それでも「風呂吹き大根」「ダシとり」の「手間ヒマかけてぎゅっとうまみを掴みだす仕事」や水桶に対しての珍品堂さんの「もっと目で見ろぎゅっと見ろ」とかそういうところは共感を覚えました(すろーどーふ、とかも…)。そして…店で出してる豆腐に関して「大豆の産地は知らない」と言い切ったおせんさん。…ホントは、そこで「職人さんを信用してやんすから」と自信をもって返して欲しかったんですが。そこが「蒼井おせん」なのかも知れません「今度美濃屋さんに聞いておきます…すみません」というのが…ある意味残念でしたけども。
…水桶を戸外に置いた時。マンガの白黒画でもその「自然さ」に感銘を受けたのは…自分だけでしょうか。アレを、あの名場面を実写で…というのはやっぱり無理なんでしょうかね。
それでもそんなに悪くないなあ…と思ってしまった次第ではあります。それは多分…自分が原作で読み取っていた「本物への執着」と「人との繋がりが良いモノを生み出す」という二つをきちんと表そうとしている、と見たからでしょうか。前者は言うまでもなく。後者も最後のおせんさんのセリフでも語れられています。
…明らかに原作とは違う、「別物」なんですが…もうちょっと見続けてみたいと思います。蒼井おせんも悪くないのでは…と。
でも…真子さんは出てくるんだろうか、清さんの過去とか君香姐さんとかケン坊の包丁とか…でも…留さんのライブハウスは…無理かなあ、やっぱ。
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03/27/2008
ちょっと見てみたい
気もします。どんな風に動くんだろうか、とか。
1917年(大正六年)に公開された日本で二番目に古いとされるアニメ映画「なまくら刀」修復、公開へ(Yahoo!:産経)。これは「現存している最古のコマ撮り式」アニメ映画、ということになります。これより5ヶ月前に「芋川椋三玄関番の巻」というのが上映されたそうなんですが、こちらのフィルム存在は未確認とのこと。
映画と言っても2分程度の作品だそうですが。よく残ってたもんだな…てのもありますが、修復した、てのもある意味すごいような。90年も前のモノで…いや、現代の技術にも通じる何かがあるのかも知れません…フィルムにも内容にも。
→幸内純一(Wikipedia)
元々「アニメ」とは何か、と言えばラテン語で「魂」などを意味する「anima」から来ており、それが「animation」となって日本へ来て「アニメ」になった…と。これは静止している画に「魂」を吹き込んで動画にする、といった意味合いではないか…と思われます。
まあ、フツーに観る分にはどーでもいい話ではありますが。
今でこそそれなり?の市民権を獲得しているアニメやマンガですが。一昔前にはあんまりいい目では見られてませんでした。「子供向け」というイメージは、まあ、背景が背景ですんで(少年向けマンガをアニメ化というのは一種王道でもあります)ある意味当然なんですが「あんなくだらないモノ」という目で見られることも多かったわけです…って、今でもそうか。
↑の短編アニメ映画が上映された時の反応、てのはちょっと分かりませんが。
それでもマンガとは切り離せないのがアニメでもあります。そのマンガも大正や明治の頃、というのは今のようなストーリー仕立てのマンガよりも例えば新聞の風刺画のようなマンガとか。あるいは大衆向け小説の挿絵の類であるとか。そういったものが多かった…という話を聞いたことがあります。これは「鳥獣戯画」辺りから江戸期の「八犬伝」や葛飾北斎などなどへ続く「文字と絵画」の表現方法へと連綿と続いてきた流れの一つではないか、と個人的に思っております。その延長線上に現代のマンガもアニメも、あるいはゲームですらあるんではないか、と…。
もちろん「文字と絵画」というだけではなく「鳥獣戯画」の動物の生き生きとした滑稽さとか「八犬伝」の絵入りで魅せる技法とか。そういうのも受け継がれてきてるわけで…簡単に「くだらねえ」と無視はできないと思うのですけれど…どうでしょうね。
…そういう「経過点」でもあり「原点」もあるような90年前の作品なんですが…公開される、とのことで。…どうしようかな、行ってみようかなあ…来月。こういう機会を逃がすともう会えないかも知れないわけですし…。
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02/28/2008
うーん…?
講談社「マガジン」と小学館「サンデー」が新雑誌でコラボ(iza!)…共に創刊50周年ということでの記念企画、これは双方の人気キャラクターがなんかやってくれるのかな、あるいは普段はあり得ない出版社違いの作家のコラボとかかな? とか期待しちまってたんですが…。
講談社の「金田一少年の事件簿」、小学館の「名探偵コナン」の過去作を載せた雑誌を半年ほど出す、という…なんとも…うーん…?
→講談社
→小学館
基本的に漫画家さん達がそれまでとは違う出版社で描く、ということはほとんどなかったりします。
ジャンプ・サンデー・マガジン・チャンピオン、とそれぞれの出版社の雑誌の中で連載していく…という形が一般的ではあります。雑誌の数そのものも増えてきましたし(一昔前と比べると、ということで)活動の場が限られている、というわけではないのでは…と。
…でもこの「原則」、最近ではかなり変わってきてるような気もします。
小学館で描いてた人が講談社で描く、とかそういうケースもありますし。あるいは縛り?の緩そうな出版社で描いてた人が大手?で描く、とか(その逆は結構あるんですが…成人系だと特に)。
こういうのは環境も何もかも変わっちまうでしょうし、イイ方向へ進むんならそれでいいのでは? とか思うのですが。小説なんかの活字媒体だと最初っから出版社の枠組みそのものが薄いわけですし…いや、こっちは逆に最近のライトノベル系になると結構「縛り」がキツそうなんではありますが…。
だもんで結構期待しちまってたわけです「マガジン×サンデー」に。
…過去作載せるだけなら廉価版なんかも出てるわけですし。あるいは制作秘話みたいなのも載せるつもりなのか…とか。…うーん…まあ、別にそれほど金田一コナン好きってわけでもないんで、まあ、それならそれでいいのかな…とか。
でもこの二つの作品てアニメ化は同じ放送局なんですよね。…まさか、とは思いますけどそっち関係で実現した企画、とかそういうことなのかな…?
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02/26/2008
完全なる私見ですが
どうにも気になったので、ちょいと。
…漫画「おせん(きくち正太原作)」が実写ドラマ化、半田仙には蒼井優(Yahoo!:スポーツ報知)。蒼井優さんは基本映画中心のようですが「Dr.コトー」にも出てましたしCMにも出てますし。好きとか嫌いとかそういう話ではなく…そういうのもアリかな、とは思うのですが…。
うーん…「おせん」かあ…と。←こっちの「オススメ」にも載せてますけど大好きな作品ではあります。それだけになおのこと不安のような危惧感と言うか…大丈夫かなあ、というのが本音になってしまうのであります。
最近の流れですと「ドラマ→漫画原作」「アニメ→ライトノベル原作」というのがよく出てきます。昔は「アニメ→漫画原作」で、さらに「アニメ→ゲーム原作」へシフトしてたんですが。まあ、それでも「ドラマ→専用脚本」てのもまだまだ主流ですんで、漫画に抵抗のある方でもそれほど目くじら立てることはないんでは…とは思っておるんですが。
個人的なとこで言いますと実は実写ドラマがあんまり好きな方ではないもんで…。
アラを探す、というわけではないんですけど…セリフや話の流れから感じ取る「イメージ」が演技から受けるそれとは大幅に違ってることが多いんです、自分の場合。そこでそこはかとなーく違和感が積み重なって行ってしまって…最終的にどうにも居心地が悪くなって、見なくなってしまう…。それでも前出の「Dr.コトー」や「HERO」「踊る大捜査線」なんかは好きで観てたりしたもんですが。
テンポ、とでも言いますか…ヘンに考え込ませないで(気づかせないで?)するするっと流れていく系統が合ってるのかも知れません。
アニメでも同様の「ズレ」が起きてはいるんですが、アニメてのは「観せる」ことに特化できるせいか、あまりにも自分の感性とかけ離れてたりしない限り観続けることができたりします。
言い方を換えてみると…つまりは個人的に受け入れにくい行動・表情・言動があってもアニメなら「まあいいか」で済む場合が多いんですけど実写だと「…あり得んだろ」となって拒否反応が起きてしまうのが自分の場合ではないか、ということです。もちろんこういうのは個人差?があるんで一概にこうだ、と言えないことは言うまでもありませんが…。
で、そういうのが出てくるんじゃないのかなあ、という心配が「おせん」にもあるわけです。
原作はヒトが空飛んだり過激な戦闘シーンがあったりするもんでもないんで、そういう意味では実写向き、なのかも知れませんが…ううむ。
それでも実際に観てみないことには何とも言えんわけで。4月から、とのことですし…とりあえず観てみようかと思ってます。自分が好きな作品がこうやって他メディアにも進出していく、ってのは、色んな人にも認められたようで結構嬉しいもんではありますし。
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12/31/2007
手法と媒体
漫画をノベライズ、つまり小説化したものが市場を席巻中(iza!)…記事中では小学校の読書の時間で読まれるケースもあるとか。「これで活字離れを少しでも減らせれば」てのは、まあ、気持ち的に分からんでもないんですが…ううむ。
ゲームやアニメや映画の活字化、というのは結構昔からあるものなんですが…いかんせん「二番煎じ」的なイメージも強いわけで。アニメ観て大変に感動したヒトが、じゃあ、小説化されたのも買ってみるか…と読んでみたらがっかり、というのはよく聞く話ではあります。
個人的に言ってしまうと、活字化する意味が分かりません。
アニメ・ゲーム・マンガ・小説・映画・音楽その他…とそれぞれに共通しているのは一つだけ。「何かを伝えたい」だけです。その手法がそれぞれの場合で異なるだけで、やろうとしていることは全部同じです。
…じゃあ、その「伝えたいこと」だけぎゅっとつかみ出して小説化したらいいんじゃねえの?
と言われそうですが…それぞれにはそれぞれの長所・短所てもんがあります。…その辺の事情から非常に難しいと思ってるんですが…。
マンガの売りは何か、と言えばそれは「即物性」です。パッと見てパッと理解できる。絵だけでは伝わりきれないところも文字がつくことによって理解しやすくなる。だから少々難解な物語でも分かりやすく伝えることができます。もちろん作り手の技能とか経験とかそういうのも絡んできますけど、活字よりも比較的容易に伝えることができます。人間てのは視覚中心の生き物ですから。
活字媒体の売りは「想像力」です。文字てのは単純な情報の羅列に過ぎませんから、それを理解できるように組み立てる必要があります。…誰が組み立てるか、と言えばそれは読者なわけです。作り手と受け手がシンクロすることによって新しいモノが出来上がる。
…だから文字媒体てのは結構面白い?もんで作者が意図していなかった方向へ内容が変化したりもします。作中のキャラの設定を読者の脳内である程度いじることができますから、作者が考えていたのとは全然違う人物像が受け手側では出来上がっている…と、そういう可能性もあるわけです。と言うより、それが正統な活字の楽しみ方なんではないかと思っております。
…ある程度固定されたイメージを伝えたいならマンガの方が有利。でも固定されてないイメージなら活字の方が有利。てことは…まあ、この辺個人的な私見なんですが
「小説→マンガはアリでもマンガ→小説は、ちょっと…」
ばらけてるモノを固定する分には受け手は受け入れやすい…と言うより解釈の一つとして受け取ることができます。が、固定されてたモノをばらしてしまうと元の「固定されてたモノ」に慣れてる人は組み直すのに一苦労してしまう…。
そんなとこではないかと思うのですが。全部が全部その通り、というわけではないです。例外だってもちろんたくさんあります。簡単にくくれるもんじゃないんですが…まあ、一つの考え方と思ってください。
それでも…別に活字離れしたっていいじゃないか、読みたくなったら読むさ、と思ってるんですが。マンガで大きくなってもそれはそれでいいじゃねえか、そのマンガが「良いモノ」ならば、と。創作物に良いも悪いもないんですが、その人にとっての「良いモノ」てのは一つや二つ、必ずあるもんです。忘れられない名作や人生に大きな影響を与える一作とか。
それを無理に活字媒体に限定したい、というのが…どうも。どれもやろうとしてるこた、同じなんですからどれでもいいじゃねえか、と思ってしまう次第ではあります。
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12/25/2007
パトラッシ!
「フランダースの犬」と言えば日本では涙腺決壊アニメの定番で、本放送はもう相当前になるんですが、今でも熱烈なファンの多い作品ではあります。特にネロとパトラッシュが大聖堂でルーベンスの絵を見上げながら死んでいくシーンは…もう。…ところが欧米では「負け犬の死」というイメージが強く評価されることもなかった(Yahoo!:読売)んだそうで。限定的に言えば日本人だけに「泣けるアニメ」ということで人気がある、という…そこでベルギーの方が検証映画を作ったんだそうであります。
それによりますと日本人というのは友情や信念によって死ぬ、など一種「潔い敗北」に大いに共感するのではないか、ネロとパトラッシュの死はその象徴的なものではないだろうか…という見方なんだそうですが。
…アニメではパトラッシュはセントバーナードっぽい犬ですけど原作は黒い別の犬種だ、とかそんなどうでもいい?知識もあちこちで披露されておりますけども。
本編、見たことないんだよなあ…全部は。あの有名なラストシーンはあちこちで見るんで、知ってはいるんですが。これもアニメやマンガに本格的に触れ始めたのが遅かったせいでもあります。ガキん時は禁止されてたんで。
逆に、そういう人間からすると「フランダースの犬=泣けるでぇ」という絶対的?な図式に触れるとどっか、疑問を感じることもあったりします。特にテレビ番組なんかで「懐かしのアニメ」とかやられても…ほとんど見てないこっちは懐かしくもなんともないわけで、その流れでパトラッシュ出てきてスタジオで同年代のタレントさんが号泣したりしてても…こっちはその因子を持ってないんで「はあ、そうっすか」とどこか冷めてしまったりします。
しかし「滅びの美学」と言うか何と言うか。
星新一のシリーズ物「ほらふき男爵の冒険」で男爵が地下から日本へ来る話があって「人間、滅ぶ時は滅ぶんです」とそういう「美学」を語る日本人(でもなぜか核シェルター在住)が出てきた、と、そんな記憶があるんですが…いや、原本が手元にないんであやふやなんですけども…たしかそんな内容だったかと。
何か一本貫くモノがあるなら敗北や死もまた美しい。そういうのを尊ぶ考えてのはたしかに欧米にはないもんかも知れません。
…でもなあ、実際は「弱いモンへの憐憫」とかそういうのもあるんではないか、とも思うんですが。「フランダースの犬」で大聖堂で死ぬのが生活に疲れ果てたおっさんとそこらの野犬だったらここまで「泣ける」モノにはなりますまい。…例としては極端ですけども。
あるいは「弱いモノが強くなろうとあがく」モノも日本人には受け入れられやすいのかも知れません(欧米の映画ってえとハナから強い主人公が多いような、そんな気もするんですが)。強くなる途中で死んでしまう…という流れもアリなんではないか…とか。
こういうのは「日本人はこうだから」「欧米の人はこうだから」と簡単に決めてしまえるもんでもないんですが。日本版フランダースの犬見て号泣するアメリカ人だっているでしょうし、いわゆる「泣き」系の創作物を「暗い」と言って切って捨てる日本人だっているわけですし。
…それでも、どっか、「流れ」みたいなもんはあるわけで…そういう差異をきちんと理解して作っていけたらいいんじゃないのかな、いやでもそういう「違い」を楽しむのもまたアリなんではないのかな…と日本原作であっち創作のアニメやら映画やら見るたびに思うのですが。
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11/28/2007
「ぼうや~」の復活?
2年ほど前に『「ぼうや~」の復活(05/08/14)』で書きました「まんが日本昔ばなし」の復活、結局打ち切り…のような形になってしまいましたけど。
それが再度復活を望む声、多数(Yahoo!:産経)とのことで…まだまだ根強いもんであります。
概要は↑でも以前書いたんで繰り返しは避けますが。
この十何年ぶりの再放送もなんか打ち切り…と言うか立ち消えだったような記憶があります。なんだかいきなり放送停止、と言うか。モノがモノなだけに年配の方でも結構楽しみにしていたのに…という惜しむ声を聞いたことがあります。
そのため「再々放送」を望む声も多数、と。あるいは全部で千話超えてますけど全話DVDにしてくれ、という要望も多数ある…と。個人的にはDVD化はかなり希望したいところなんですが。また放送されても多分全部はやらないでしょうし(何せ前例があるもので)それならDVDの方が好きな時に観れますし。
ただ…「版権の問題もあってビデオ化は約100話程度にとどまり」(「」内↑記事より引用)というのがどうも気になる次第で。版権…やっぱり何か障害があるんだろうか、と。昔の作品はこういう版権上の障害がある、というのはよく聞く話なんですが、「昔ばなし」もそういうのがあるんかなあ…だったら惜しいな、と。納得するしかない事情で再開できない、販売できないんなら仕方ないですけど、制作・販売。放送サイドでのある意味ウラの事情で…というのはやり切れんもんですし。
どうにかならんのかなー…今のところ予定はないらしいのですが…それでも。やっぱりこのまま埋もれさせてしまうには惜しい作品ですし…。
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10/05/2007
別に誰だって
いいんですけれどね…。
ハリウッド・実写版ドラゴンボールZの監督、決定か?(Yahoo!:)…かなり前から各方面で噂されていた「実写版ドラゴンボール」それも「ハリウッド版(違うとこで実写リメイクされてたようですが)」なんですが。噂が先行してしまっていて、さて、誰が監督するんだろう、とか…悟空は誰がやるんだろう、とか、そういうとこまでは話が出てなかったんですが。
今回もジェームズ・ウォン氏が監督をやるようだ…ということのようで本決まりではないようではあります。
ただ…まあ、個人的なとこで一つ。
マンガやアニメの実写化てのは…基本的にやめといた方がいいんじゃないのか、と。
最近でも深夜に某魔法使いマンガ(アニメ化もされた)が実写でやってますけど、何がしたいんだかよく分からん状態で。特に日本の場合、何かこういうのの実写版は若い役者さんの鍛錬の場だとされているのか(某特撮系も?)どうにも一般には受け入れられにくい演技をする場合が多いもので。…原作好きな方が非常に「なんじゃこりゃ」状態になってしまうのもなんとなく理解できてしまいます。
そもそも「実写」「アニメ」てのは全然違うモノだと思っているのですが。
例えば「表情」。実写では当たり前ですが人間の役者さんをそのまま使います。人間てのは無数の感情が複雑に入り交じった顔をしてます。そこでどうやってその場に合った表情を引き出せるか、感覚や感情をどう「演技」できるか、がポイントの一つになってくるわけですが…アニメではまた事情が違ってくるわけで。その場に合った感情を、一つ(もしくは引き立たせるために二つか三つ)突出させてみる…なんてのは言ってみればアニメの特権でもあります。伝えやすい「表情」を作ることができるのですから。反面、一つの感情しかない単純な表情が増えてしまうことにもなります。その方が伝わりやすいのですけど、そんな顔の人間が実際にいるんか? とか言われてしまうと…。
そして「動き」の問題。当たり前ですけどアニメやマンガでは現実ではあり得ない動きだってできてしまいます。…ドラゴンボールですと…かめはめ波はどうにかなりそうなんですけど、空を飛ぶ、とか。スーパーマンやウルトラマンのようにポーズ決めて飛んでるわけではなく、かなり自由な状態で飛び回ってます。あれ、実写でやるととんでもなくマヌケな感じになりそうな気がしてるんですが…どうでしょう?
例をあげるとキリがないんですが、そういう「アニメ独特の要素」を実写でやろうとすると、どうしても無理ができてしまうんではないか、と。特に現実では起こり得ない現象を描写する時はどことなく「違和感」が出てしまいそうな…。
逆にそういう非現実的なモノがないもの、となると…これは原作として非常に受け入れれらやすいものになります。最近はそういう実際の世界を題材にとったマンガもたくさんあります。そしてそれらを実写ドラマ化したもので大変にヒットしたものもあります。個人的に好きなとこでは「Dr.コトー」とか。そういうやり方だってあるんでは、と思うのですが。
…しかし。もう一つ別の問題が今回のドラゴンボール実写化にはあるような。…相手が日本人じゃない、ということで。過去にもハリウッドで映画化された日本作品(マンガ・アニメに限らず)てのは多数あるのですが…どうにも「違和感」が拭えないものが多いような。育ってきた環境や文化の違い、てのはこういうとこでも顔出してくるような気がしてるんですが…。
まあ、実際に観てみないと分からないわけで。観てから文句言え、というのはよく聞く話ではあります。が…なんだかどうにも期待薄だなあ、と個人的には思ってしまうわけです「実写版○○」てのは…。
04:29 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
07/18/2007
二つほど 7/18
気になったことを…二つほど。
一つ目。コミックボンボン休刊へ(Yahoo!:毎日 まんたん)…「休刊」とは読んで字の如く「刊行を休むこと」なんですが、大抵の場合はそのままずるずると消えてしまう…てなことが多いような。11月発売の12月号が最後とのことですが。
→ボンボンアイランド
「月刊少年ジャンプ」も先月37年の歴史に幕をおろし「休刊」。連載は最終回になったり他へ移ったりしましたけど…↑ボンボンはどうなんだろうか、とか。なんだか今度はやや年齢層を上げた新雑誌を創刊するとのことですから、そっちへの移行は難しそうではありますし。…全部最終回とかそういうことになってしまうんだろうか…?
まあ、最近はそういう雑誌は一誌しか読んでないんで…なくなってもそれほどこたえたりはしないのですが。それでもなんだか時代が動いてるような気がしてさびしいもんではあります。
二つ目。九州南部が梅雨明けしました。
→Yahoo!国内トピックス:梅雨
→気象庁
…ようやく、という観すらあります。平年より5日遅れての梅雨明け、ということですが…他の地域もそろそろということになりそうです。いや、まだ少し曇りっぽい空模様は続くのかな…でももういい時期だしなあ…そうなるとじきに暑くなって夏本番、となってしまうわけで…あー…暑いのはイヤだなあ、と個人的には思ってしまいます…。
02:21 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
04/13/2007
流れ流れて
アニメ番組、ゴールデンから深夜帯増殖へ(iza!)…なんだか分からんでもないような気もしますが。視聴率取れんかったら枠移動、というのはアニメだけに限ったことではないわけですし。…もちろん逆にゴールデン進出というのもあり得るのですが…さて。
アニメ=子供のためだけのモノ、という認識もまだまだ根強い昨今なわけですが。
あくまで表現方法の一つに過ぎんのであって、アニメもマンガも映画もテレビも小説も絵も音楽も根底は一緒だ…と言っても賛同の声なんかほとんどないわけで。それでもまあ、誰にでも共感できる評価方法てのは存在してます。…面白くなかったら観ない(見ない・読まない・聞かないなどなど)。
ただ、これは観る側からの事情なわけで。作る側からすればそこはそれ、色々様々な事情が絡んできます。
ゴールデンと深夜、そのアニメの違いは、というと…スポンサーです。CMに入る際に出る「提供」の下に並ぶ名前。当たり前ですがゴールデンは時にその番組内容とは関係なさそうな企業まで入っていたりします。
が…深夜の方はアニメ制作会社であったりDVD制作・もしくは販売会社であったり。つまりはそのアニメに関係してる企業しかない、てなケースも多々あります(むしろほとんど?)。その理由は↑の記事にもある通り「DVDとか関連商品でモトが取れる」ということで、スポンサーの必要性が低くなってる、ということのようです。
こうなるといくつか長所と短所が出てきます。
長所は自由度が増えること。スポンサーの意向がゼロに近い、ということは現場の意向が大きく反映できることになります。実験的であったりマニアックであったり。そういうモノを作りやすくなります。
短所は…カネがないこと。予算の縛りが出てくるので質が低下する可能性も出てきます。…作画くずれとか。
何事もなかなかうまくはいかないもので。ゴールデンでスポンサーもついてカネはあるけどいいもんできんかった…とか、逆に深夜で人知れず放送されてたけどあれは名作だった…とか。
…こういうのは別にアニメに限ったことではないようにも思いますが。
ただ、最近はまた違った方面からアニメやマンガが見直されてきてはいるようで、嬉しいような戸惑うような。…すぐに実写化とかハリウッドてのはどうか、とは思うんですが…現物の味、というか良さってのもあると思うんですが。
06:48 AM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
02/12/2007
食べてみたいランキン
…ただしアニメ限定で。という調査を行ったところ、1位は「ハイジのチーズ」でした。
→食べてみたいアニメグルメランキング(Ranking Japan)
こういうのは世代や生活環境てのがモロに出てきますんで、一概におしなべてどう、とは言えないもんではありますが。それでも結構見入ってしまうもんではあります。
でも…12位の「あらいぐまラスカルのザリガニ」て。たしかに人間も食えるもんではあるんですが…ザリガニ。たしかに。でも食う人が少ないわけで。一般的じゃねーよなあ、とか。あるいは2位の「美味しんぼの究極のメニュー」ってのは…どれやねん、とか。そもそもメニューとして完成しちまったらマンガお終いなんでないかい…?
とまあ、色々考えてしまったり。別にどうでもいいっちゃ、どーでもいいことなんですが…。
ただ、最近のが入ってないのは(ウォレスとグルミットが比較的新しいような)やはり多数の人に定着してないから、てのもありそうではあります。前々から定番として皆に親しまれてるのがこうやって表に出てきたような形、なんではないかと。ある程度一般的に受け入れられるのが出てくるのは当然なわけで、数が多ければランキングも上がる…ということでこういう結果になってるんではないかと思います。
…何年…では無理か、何十年単位で考えたらまた別の結果が出てくるのかも知れません。今あるアニメが「名作」として残っていけばその頃にも出てくるような。さらに「地域」のこととか。アニメに限らずタレビ放送てのは全国で全く同じ時間帯にやってるわけではありません。時間がズレる場合もあれば放送されないものもある。テレビそのもの(アナログ波)が写らない、もしくは写りにくい地域だってあるわけで。…そうなってくるとこういうランキングもまた、変わってくるような。
まあ、こういうのはあんまり色々考え込まずに「なるほどなあ」と共感しながら楽しむのが吉ではあります。
…個人的には14位「天空の城ラピュタのパズーの作る目玉焼き」てのが一番かも。アレはたしか後でパン(分厚い…)に乗っけて食うんですが…黄身の状態が美味そうで美味そうで。ただ、なんで先に目玉焼きだけ食うんや、パズー! とか心の中で突っ込んだりしてましたが。
01:25 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
09/30/2006
三つほど 9/30
なんだか気になったことを三つほど。
一つ目。唯一の国産旅客機YS-11がラストフライト(Yahoo!:読売)…初飛行が1962年という、ロングランな飛行機です。設計も製造も(全部の部品が国産とはいかなかったそうな)日本で行われた、というのは大きな意味があります。こういうのは作り続けていってようやく技術として定着していくものだから、です。まあ、それでもYS-11以降国産飛行機作成プロジェクトてのは頓挫しちまってるんですが。…再開してくれないかな…無理かな…。
海外でも飛んでるらしいのですが、そっちはまだまだ現役なんでしょうか…。
二つ目。甘味料のキシリトール、犬には危険(Yahoo!:ロイター)…これは犬と人間の違い、てのももちろんあります。人間だと下痢などの症状を起こすことがありますが、犬がキシリトールを摂りすぎると低血糖などのよる肝機能障害を起こす可能性がある、というものです。
虫歯になりにくい、歯を再石灰化してくれる(疑問視する声もあるんだそうですが)というキシリトールですが…元々虫歯になりにくいとされている犬には意味がない…ということなのかも知れません。人間と犬の間には厳然たる違いがあってそこら辺は勘違いしない方がいい、とは思うのですが。
三つ目。中国で「クレヨンしんちゃん」グッズ販売できず(Yahoo!:時事)。これは中国の企業が既に中国内での「しんちゃん」の商標登録をしているため、日本の著作権を管理している出版元が中国ではグッズなどを販売できなくなってしまった…というものです。もちろん出版元は登録抹消を求めて提訴しましたが敗訴、という結果に。
…なんだかどっかおかしいような気がしてるんですが…そもそもオリジナルに作り出した作者の権利を管理してるのは出版元だろうに、先に商標登録ったってそこら辺の事情は汲めんもんなんだろうか…。
06:47 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
09/28/2006
ゼーガペイン
いきなりなんだ、と思われるかも知れませんが(このパターンばかり…)ちょっと紹介を。今日で最終回だったアニメ「ゼーガペイン」です。内容は…まあ、いわゆる「ロボット物」なんですが。ただ、派手にがっつんがっつんやるもんでもないので、そういう展開を期待されてる方にはあんまりオススメできないかも。
しかも用語が難解というかハードというか。
「エンタングル」「量子サーバ」「イェル」「ウェットダメージ」「上腕二頭筋」…などなど。それぞれ単体で出されてきたら何のことだかさっぱり分からんもんばかり。量子力学や量子論(どんなんだか説明すらできませんがな)など、その手の用語を使用している場合も多いです。その他も、作中で一応説明されている事柄であっても理解するのにある程度の「そしゃく」が必要だったりして…さすがにそこまで難しいのはどうかな、と。結果的に見る相手を選ぶことになってしまっています。…放送枠はPM6:00からで、決して対象年齢層の高くはない時間帯。事実、プラモは主要機体のみの販売で…DVDもそれほど売れてないという声も…。
しかし用語やお話に一本、筋が通っているので「こういうもんか」と自分の中で納得しながら見ていくと結構面白いストーリーだと思います。色々調べてみると意外な発見があったりしますし。そういう「難解さ」を逆にじっくりと眺め倒して楽しむこともできます。
実はあんまりロボット物は好きではない方で。
コレもちらっと見た時にそういう系統に見えたんで、その時限りで切ってたんですが…何かの拍子で見直してからあれよあれよと言う間に最終回になってしまいました。最近のアニメてのは最終回で大ゴケするとか伏線を回収せずに放りっぱなし、てのが多いんで警戒?してたんですが…妙に納得させてくれる最終回で、ホッとしたと言うか何と言うか。
こういう「静(世界観打ち出し)」と「動(アクション打ち出し)」が一定のテンポやリズム持ったまま交錯しつつ、キャラに現実味のある物語が好きなんかも知れません。ま、コレに関してはアクションがダメダメてな人もいますんで(私は気にならんかったんですが)その辺は…まあ。製作元が某有名ロボット物作ったとこですもんねえ…期待されて当然なのかも。
現行のメディアは「アニメ(地上波終了)」「ゲーム(続編?決定)」「マンガ」となってます。マンガは未読なんですが…外伝的要素?が強いとのこと。…音楽はオリジナルサウンドトラックは1がすでに発売中、2は来月に。そしてOPとEDはそれぞれが発売されています。…高音系のいい曲で、内容にもマッチしてます。両方とも。
願わくば…続編とか映画化とか、そーいうのはヤメテ頂きたい、と(ドラマCDも出るそうですけど続編ではないようで)。あのエンディングで十分。それ以上何加えても蛇足になっちまうんではないんでしょうか…と。
途中からでしたけど、面白く見させて頂きました。お礼を言いたい気持ちでいっぱいです。スタッフや関係者の皆さん、本当にイイ物語をありがとうございました、と…。
→公式WEB
→ゼーガペイン XOR
→ゼーガペイン NOT
→ZEGAPAIN WIKI
→ZEGAPAIN(Wikipedia)
→ゼーガペインキャプネタ保管庫
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05/25/2006
著作権のお話
映画「ローマの休日」の激安DVD販売に対して配給元のパラマウントが販売差し止めの仮処分申請(Yahoo!:Sankei)。コトはかなりややこしい著作権に関する問題です。著作権の切れた「パブリックドメイン(=公共所有物:個人や団体ではなくて一般公衆が所有)」として激安販売している会社にパラマウント社から「著作権はまだうちにある」と抗議があった、ということです。
→著作権 ~新たな文化のパスワード~(文化庁)
映画というのはまたちょっと他とは違う面もあるそうなんですが(配給制度とか人員数とか)、基本的には「創作」した人もしくは団体が「著作権」を有する…という最重要項目は変わっていません。ただ…映画は個人で作る場合がほとんどないので著作権の名義が団体になります。例えば小説とか絵のように著作権の名義が個人なら、その個人が死んでから後50年間は保護されるんですが…団体名義の場合は創作物が「公開」されてから「*」年、というようになっているのです。
この「*」には色々な数字が入るのですが…映画の場合、日本では現在「70」が入ります(書物や絵画などは原則として50)。つまり、今年公開された映画は2076年末までは著作権を主張できます。その年の1月1日から起算するため年末12月31日まで、となります。
「ローマの休日」が公開されたのが1953年。1953+70=2023でパラマウントにはまだ著作権あるんだ、じゃあ順当な仮処分申請だな、と思われそうですが…実は2003年までは「*」の数字は「50」でした。2002年に著作権法の改正が32年ぶりに行われて、その際に「2003年1月1日から映画の著作権保護期間を50年から70年に変更する」と規定したのです。
が…
1953年に公開された映画の著作権保護が切れるのは「2002年12月31日」です。しかし法律の施行は「2003年1月1日」から。解釈によっては施行直前、タッチの差で著作権の保護期間は切れてしまっている。すでに切れてしまった著作権保護は継続しない、という話じゃないか、もうすでにパブリックドメインなんだよ…と。
しかもこの「1953年」てのは国内外での映画の当たり年なんだそうで、こういうケースは多いんだそうで…たしかに司法の決断を待ちたいところではありますが…ううむ。
著作権法てのは世界中にあるのですが…国によっていくつか細かい違いがあったりします。一応「利用されている国の著作権法に則る」という原則があるので↑の場合も日本の著作権法が適用されているのですが。…某国では映画の著作権保護は95年間になってたりします。…いや、まあ、そりゃ、すげえ金額が動くから、なんですが…世界的に有名なアレを守るためなんじゃないか、とかそんな噂も…。
03:12 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
08/14/2005
「ぼうや~」の復活
あのTBS「まんが日本むかしばなし」が10月から復活…水曜日午後6:55から(Yahoo!:NikkanSports)。何回か突発的?に放送されてたような気はしますけど。レギュラー番組としては11年ぶりに復活とのこと。
→狢工房(資料などがあります)
すでに終わってしまってから十年以上経ってますんで、知らない人も多いかと思いますが。開始は1975年で、実はTBSではなかった、という…終わった、というよりも全国ネットから外されてしまったのが1994年。19年間も続いた長寿アニメ番組ではあります。その間放映された作品総数1471。基本的に30分枠で約15分の物語を2本、という形でした。
「昔ばなし」なので昔語りのお話を扱うのですが、有名な日本のおとぎ話よりも、どっちかと言うと「民話」の風味が強い作品を扱っていたような。語り(声優…とは、どっか違うような)は市原悦子さんと常田富士男さん、二人だけという…趣きのある雰囲気。
当時(…まぁ、ン十年前…)はテレビでいわゆるバラエティー系の走り、と言われた番組が出始めた時期で。そういうのは教育上よろしくない、ということで「そんなのは見るな、これを見ろ」と無理やり見せられた子供も多かったそうで。…そうなると面白いわけないんですが…見てても。
今くらいの年になると結構イイもんだ、てな感慨にふけってしまいますが。
ただ、それでも内容に興味を覚えた記憶もあるんですが…なんだろう、一種の「民話のドス黒い部分」を見せ付けられたような記憶も。…えーと、今、現時点でも強烈に覚えているのは…
「亡者が帰ってくる山だったか谷だったか、そこへ旅人が行ってしまう」話
「漁村を大きな津波が襲う」話 などなど
…なんてダークな(苦笑。下の方なんか「津波じゃあ」とかそういう叫び声満載でトラウマみたいになったりして。アニメの作風は回によって違うんですが、たしかこの回は影絵のような雰囲気で…さらに。当時はテレビ欄見て今日の放映予定チェックする、なんて頭は働きませんから、再放送でしかも「津波じゃあ」だったりすると、もう。基本的にうちのチャンネル権てのは子供にはなかったんで、別の局にもできない。
グリム童話に限らず日本の民話も結構コワイんです…。
…まあ、こういう体験?があったせいか、南方熊楠が柳田國男の民話研究を「キレイすぎる」と批判した、と言う話を聞いても納得できてしまったのか、ってなことはあんまし関係ないか…。
とりあえず10月が楽しみではあります。以前の再放送をやるって話ですし、年食ってから見るとまた、違って見えそうで。…ただ…当時は放送できても今は放送できるんだろうか。いや、エッチなのとかはないんですけど…小さなお子様に悪影響とやらを及ぼしそうな描写、とか言われてカット、とかそうなったら惜しいなあ、とか。
11:53 AM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
07/02/2005
祝・逆境ナイン映画化
ついに今日、7/2に映画「逆境ナイン」が封切りとなりました。→逆境ナイン
実写…ということで、どうか、とは思ってたんですが。テレビなんかの予告を見る限りでは…なかなか良さそうな印象で、原作知ってる者としては嬉しいもんではあります。さらに結構原作そのまんま(イイ意味で)のようなので、その辺も期待できそうな。さらにテーマソングが岡村孝子「夢をあきらめないで」…年、バレそうですが。こういうのを持ってくる辺りもイイ感じではあります。…流行ったんですよ、この人の曲は。今は某野球選手の奥さんになってますが。
…でもなあ…直接映画館には行かないかも。
料金が高いとかそういうのもないわけではないのですが。でっかいスクリーンの映画館でしか見れない情景、てのもあるのは分かってるんですが。…なんだろ、一人で見て一人で騒ぐのが当たり前になってきてるんかなあ…それこそ年のせいか感情が鋭敏になってきてますし。昔だったら絶対泣かないような作品でも、酒が入ったりすると簡単に泣いたりしますし。やっぱり人前でそーいう状況になると…恥ずかしい。
そして最近の映画館でのガキのうるささとか、マナーとか。そういうところもあるにはあるんですが。
…「指定席の映画館もあるよ」
そしたらこう言われてしまいましたが。…たしかに。指定席ならそーいうのが少なそうな。そーいうのもたしかにあるんですが…。
どうだろ、映画館…ホント、最近行ってないなあ。スターウォーズに宇宙戦争。結構イイのが他にもたくさんあるんですが…。
CD:岡村孝子「夢をあきらめないで:『逆境ナイン』リマスタリング・バージョン」(初回限定盤)
04:37 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
03/26/2005
魔法少女隊アルス・完結
以前(2004/11/12)に書いた「魔法少女隊アルス」、DVDはあれから毎月欠かさず買ってまして…全7巻のところ昨日第6巻が届きました。来月最終巻が発売…ということです。
が、たまたま「アルス」の本放送やってる例の児童向け番組を見てしまったら…3/25で最終回、番組丸々(全部じゃなかったんですが)アルスをやるってんで…DVD全部買うまで取って置いてもよかったわけですが、まあ、先に最終回も見てしまおう、それも悪くないな、と。その前に6巻は見てしまってたんで話は繋がるし…ということで、最終回まで見てしまいました。
えー…感想は『もう一話か二話あった方が良かったんでないかい?』
「アルス」に関しての大きな不満に「作画くずれ」てのがあります。後半にまるで別モノのように画風が変わってしまうのが何話かあります。…そこだけ変わりすぎ。キャラの顔立ちが全然別人に近いくらいに変わってしまって。服装や言動でなんとか誰それと分かるほどに。正直言って…この「作画くずれ」の回は見るのがつらいほどでした。
何か事情があったんだろーなー…ってなことは分かりますが。
それにしてもひどすぎる。しかもこの「くずれた画風」、回を重ねるごとに成長してる(微妙に上手になってきてる?)ような。つまりは商業作品で練習台かい、ホントにプロが描いてんのかい…とため息しきり。せっかくの独特でバタ臭いのにどこか和風の香りがバランス良くとれてた絵が。これでずっと最後まで通して欲しかった。惜しいです…もったいない。(公開前のパイロット版以降どんどん絵が雑になってきてるって人もいますが…そこまでは)
そして最終回。…楽しみにしてる方のために内容は伏せますが…ちょっと、かけ足すぎたような。もう一話か二話あったら、もっとすっきり終われたんではないか、と。あんな伏線あったかなー…と思わせるとこもあって。もしかしたら放送してるのが某国営放送なんで修正とかカットとか多かったのかな、とか、そんなことも考えてしまいますが…それにしても。ちょっと肩すかしをくらったような…これも惜しい部分です。…できたら「完全版」をどっかでってのは…無理かな、やっぱり。
それでも好きな部類に入ってるのは間違いないのでDVDの最終巻は来月、きっちりと買うことにしてます。もうしばらくして見直してみたら別の発見なんかがありそうで。
そして、お礼を言わせて頂きます。これでアニメってのも捨てたもんじゃないんだな、と新しい世界を見せて頂きました…今までありがとうございました。また、どこかで…。
アニメ:魔法少女隊アルス(7)
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03/13/2005
ドラえもん再生
アニメ「ドラえもん」のメイン5人(ドラえもん・のび太・しずかちゃん・ジャイアン・スネ夫)の新声優が決定しました(Yahoo!:nikkansports)。相当に若返ってしまったようで、14~32歳という年齢の幅。しかも有名どころではない(失礼)方々ばかりではあります。…と言うほどアニメ見とるわけでもないんですが。それでもあんまり聞いたことのない(失礼だってば)方々なもので…。どんな声なんでしょう?
4/15のスペシャルで初お目見えとのこと。
…なんだか反応は予想されるんですが。ほとんどの人が「声が悪い」「合わない」「イメージぶち壊し」とかそーいうことになりそうな。私も見たらそう思うと思うんですが…仕方がないのかも知れません。何せ今までのあの声しか頭にない状況。そこへ新しい声放り込まれるんですから…新札発行の時の「オモチャみたい」と感じるのとどっか似てるようなもので。
その後もきっちり続けていって、えーと…十年とか。そうなって初めて「合ってる」とか、そうなりそうな。よく考えてみたら大変だ。一旦決まってしまったらもう後戻りはできない。番組としてもほいほい変えるわけにもいかないし、何言われてもしばらくは耐えて続けないと…。
それでも、なんか、どこかさっぱりしたような気もしてます。声優に限らず何にでもある世代交代。いつかはこういう時が来るわけで、それがついに決まった、ということで。
新しい声優の方々には頑張ってほしいと素直に思います。これからが大事なわけですから…。
01:40 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
12/19/2004
ドラえもん総辞職 #2
来年四月でメインの五人(ドラえもん、のび太、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫)の声優交代が決定しています。もちろんすでに次の人たちを探しているわけですが…テレ朝の局アナ65人もオーディションの対象に(Yahoo!)。そこまでやるんなら他局からでもいいんでないかい…ってのはダメですか、やっぱ。
すでに様々な芸能事務所などからの問い合わせが殺到してるとのことで。思い切って一般公募…てのもダメでしょうね、今から猛特訓かましても間に合いそうもありませんし。でもその方がうまくいけば長い間活躍してくれそうな…そんな気はしますが…。ここはやはりある程度芸歴があった方が…いやでもそうなるとまた交代が…今からそんなこと考えてどーすんねん…て、当事者でもなんでもないのに色々考えてしまったりして。
今回はさらにスタッフも入れ替えるとか。そっちの方はあんまり詳しくないので分かりませんが、やっぱりそれなりに名の売れた人なんだろうか…いや、ここで若い血を…昔のドラえもんを知らない世代てのも…て、また色々と。
いいもん作ってくれりゃ誰でもいいような、そんなもんかもなあ…結局は。
記事によると「色々と試してみる」ということのようで。まだまだ時間もあります、じっくりと取り組んでもらいたいところです…とか言ってるうちに四月になってしまいそうな。楽しみではあるんですけど新しい声を聞いてみたくないような。ちょっと、複雑なとこではあります。
Amazon全検索:ドラえもん
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11/22/2004
ドラえもん総辞職
アニメ「ドラえもん」のメイン声優五人が来年三月で交代(Yahoo!)。ドラえもん、のび太、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫の五人。某昼間の番組(テレ朝ではない)で、その中の何人かが出てた時に「アレ?」と思ってたんですけど…これの伏線だったんか…?
しかし25年ですか…長いもんです。(表記上の)原作者藤子・F・不二雄が亡くなってからでも…何年経つんだろうか。最近は全然見てなかったんですが。昔は結構見ていた記憶があります。映画は…観てないんですが。
やっぱり声の愛着ってのはあるもんで。特にドラえもん役の大山のぶ代さんははまり役で…他の声ができないどころか他のドラマとかにも出演できない状態(実際はちょくちょく出てましたが…声のイメージが、ねえ)。これを他に代えるったって…誰が?という気もします。
でも大山さんにしても初代ではないわけで。同じ長寿アニメ番組「サザエさん」でも少しずつ交代が始まって?ますし。いずれは…という思いはありました。ルパン三世とか…まあ、そういう例もありましたし。
「ここで終わらしちまえ」的な声もあるんでしょうけど、続けるんなら代替わりしても続けて欲しいような。ついでに(というと変ですが)他のキャストも総入れ替えして一新させちまった方がいいような。また誰かの声が違う…とかそうなる前に。一気にやっちまった方がいいような気がしてます。
…でも…変わっても変わらなくても見ない、かも知れません。やはり昔の印象というかイメージというか慣れ、というか。原作(特に最初の方)の方が好き、ってのもあるかも知れませんが。
それでも…今までお疲れ様でした。楽しい時代をありがとうございました…とお礼を言いたいです。
06:56 PM | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
11/12/2004
魔法少女隊アルス
なんだなんだ、とお思いかも知れませんが。久しぶりにDVDなんぞ買っちまいました。いや、先月のことなんですが…本当のところは。もっと早く書きたかったんですがねー…なんやかやとありまして。はい。
その題名が「魔法少女隊アルス」です。アニメ…と言えばアニメ(当然だわな)。題名通りに「魔女」が出てきます。
元々は某国営放送の教育系番組の一部で放映されてました(じゃなくて、現在も放映中)。一回分が数分程度という短さで…しかもその30分番組の中で、何分ごろに放映されるか分からない。で、オンエアで見ようと思ったらじっと待ってないといけません。…実はコレ、某大手ネットショッピングサイトで買ったんですが…そのレビューに「この教育番組をずっと見ていないといけない…しかもこれが面白くない…」と、まあ、身もふたもない書き方をされてました。
ちなみにやっぱり年齢的に「アニメDVD」というのは購入時が気になるもので。私なんかは結構割り切っちまいますけど…同年代から上の方々は恥ずかしいものなんでしょうな。そういう場合、こういうネットショッピングってのはありがたいもんではあります。
…むう。しかし、最近は新品のCDやらDVDを買いに店に行く…ってのやってないような。たいがいは中古で済ましちまってますし。
それはともかく、その教育系番組をたまたまちらっとのぞいた時に偶然見た、のがそもそもの出会い。その時から気になってたんですが…わざわざビデオやらに撮るのも。興味ない番組ずっと見るってのも。ということで、DVDを買ってみようか、という次第になったわけです。
ただ…なんて言ったらいいんだかな、この作品。
某少女マンガ雑誌に別の作風で連載されてる(読んではいないんですが)らしいのですが…いわゆる「別世界物」というやつでしょうか。主人公が異世界に紛れ込む…というのはアリスの頃からの手垢つきまくりのテーマなわけで。ヒトによってはすでに分類上の一項目にしてるヒトもいます。ファンタジーや現代に関係なく。
しかもベタベタな「魔法少女物」でもあるわけで。しかし…これは映像だからイイのかも知れません。
設定はありきたり。でも表現が独特。
独特な画風に独特の製法。一説には普通に声優さんが絵に声を乗っけるのではなくて、先に声があって絵を付ける(もしくは自由に声を乗せやすく作る)という方法なんだとか。だから声優さんのアドリブ?が効く。表現の幅が大きく広がることになります。
そのせいか独特のテンポやリズムがあります。アニメ…とは違うし映画やマンガ…とも違うような。絵本や小説…の方が近いかも知れません。ただ、逆にとっつきにくい人には受け入れられないかも。
続きが楽しみなんですが、次のDVDが出るまで待つことにします。…早く次、出ないかな。
なお、題名の「アルス」ってのは迷い込んでしまった女の子(11歳)の名前。少女隊の名前じゃあないんですが…一つ?だけ「オイオイ」と思うのは。
…アルス、あんた11歳にゃ見えねーよ…ってなとこでしょうか…。
アニメ:魔法少女隊アルス(1)
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09/24/2004
逆境ナイン映画化
…実は冗談かと(おいおい)思っていたのですが本当に映画化するそうです。しかも実写で(Yahoo!)。
「逆境ナイン」と言えば島本和彦の名作野球マンガ(最近続編も出てるようですが)です。…あちこちでストーリーなんかは紹介されてますんで割愛しますけど、あそこまで勢いで押し切れるマンガというのは他にないのではないか、と思っております(ホメ言葉)。
ちょっと年食った人なら、当時週刊少年サンデーを湧かせていた三人の漫画家のことをご存知かと。中津賢也、安永航一郎、そして…島本和彦。…かなり前になってしまいますか。
…今はあんまり見かけなくなってしまいましたが(失礼)古本屋などで当時のマンガを手に入れることはできます。あるいは復刻版なども出ているので余裕のある方は読んでみることをオススメします。…こーいう荒唐無稽?理不尽?勢い?と、どう評したらいいのか分からなくなるマンガがあった時代もあったんだな、ということで。
今のように「商業化」とかそーいう要素の少ない…つーか今ほどマンガがメジャーではなかった時代。公共の場でも一般人が当たり前のようにマンガを読めるようになる少し前、というところですか。だからこそ面白かったわけですが…。
そういう時代の色、みたいなものがまだ残っているマンガの一つが「逆境ナイン」なわけで。作者の年齢とかそういう要素もありますんで、そのまま引き継いでるとは言いません。が…色濃く残ってる、と言ってもいいと思います。
でもなあ…実写で映画化か…。
昨今の様々な技術の進歩ってのはスゴイもんがありますんで、昔の「実写化」映画の顔をそむけたくなるような恥ずかしさってのはいくぶん薄らぐのではないか、とは思いますけど…でもアニメ化とかされても逆にどうかなあ…とも思ってはいるのですが。
…どうしよう。見てみたいような見たくないような。ちょっと複雑です。
マンガ:逆境ナインコミックセット