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05/01/2021
どこででも出てくる話
「勝手踏切」全国に1万7千か所以上(Yahoo!:KYODO)・・・鉄道事業者などが設置したり許可したわけでもないのに、周辺住民が「勝手に」線路を横断する「道」にしてしまっている・・・というケースであります。たしかに場合によっては非常にキケンであり、前々から指摘されていた「勝手踏切」なのですが。
・・・↑コメント中にもありますが、これがほんの数分や10分くらいで頻繁に列車が通るような場所とか・・・さすがにそんな場所横切ろうとは思わないでしょうけど・・・そういう場所ならたしかに早急に対策を、となりそうですが。しかし一時間に一本しか通らないような場所とか、線路横切らないと家から出られない・あるいは施設に入ることができない、といった「事情」がある場合は、さて、どうしたものか・・・ということになりそうであります。
一つにはその場の「歴史」というか「推移」が関係していることがあったりします。
例えば線路が通る前からその家なり施設なりがあって、恒常的に使う道を線路が横切っていったケース、とか。・・・そういう場合は踏切を設置してくれるもんじゃないの? と思うかも知れませんが、実際には設置されずに現在に至る、なんてな場所も結構あったりします。所有権が曖昧とか複雑とかそういうケースもありそうで・・・そのごたごた?で結局そのままに・・・とか。
こういうのは地域も深く関係してくるものですし。なかなか解決が難しいこともあったりします。
それとは別に「ココ通った方が早くね?」ということでホントウに「勝手に」誰かが渡り始めてホントウに踏切的なものになってしまった・・・というケースもあります。・・・これは前述のケースよりもある意味単純で、立ち入り禁止で柵を設置されても文句は言えないのですが・・・ある意味こっちの方が厄介だったりします。
人間というのは基本的にラクをしたがる生き物なので、そこを無理にでも通った方が早い、ということになれば立ち入り禁止を無視し、柵を乗り越えても侵入してくるものであります。そしてそのままなあなあになってしまい・・・事故も起きてしまう・・・。
じゃあ踏切を設置すれば・・・というのも実はかなりフクザツだったりします。そもそもその費用は誰が出すんだ、と。勝手に渡っていく人たちが自腹を切ることはまずないわけですし。
結局は個人のモラルか、とかそういう方向になりそうですが・・・それが一番難しいかも、というやはりどこででも出てくる話になってしまうわけであります。
12:21 AM | 固定リンク