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04/21/2021

常識のモンダイ

カブトムシは夜行性じゃない? 小学生が根気で常識覆す発見(Yahoo!:HUFFPOST)。たしかに深夜帯の方がカブトムシなど樹液を求める昆虫が多い、ような気がしていて自分もその「常識」の範囲内にいるのだな、と思ってしまいますが・・・。
考えてみりゃその「常識」そのものも人間がある意味勝手に設定したもんだったりします。
例えば「カブトムシやクワガタ類に黒いのと赤いのがいるのはなぜか?」というまだまだ未解決とされる案件があったします。・・・自分がコクワ飼い始めたきっかけの一つが「赤いコクワガタ」でしたので・・・色々調べてみたんですが・・・コレといった発生条件は見当たらなかったりしています。

「赤い方が目立つから捕食されやすく、黒い方が残った」
というのが定説?だそうであります。クワガタ類は昼間は土の中には潜らず、木の枝なんかにいることもあるので昼行性の鳥に見つかることもあってそれで赤い方が・・・という論調なんですが。が・・・じゃあ赤い方は壊滅的に減るはずなのに(実際コクワなどの系統は黒の方が完全に主流)相当数今までも残っているのはなぜか、という疑問も湧いてきます。・・・地域的に赤い方が多い、とかそういうところもあったりするわけで。やはり遺伝的にそうなっているだけ、なのか・・・しかし赤コクワ同士をかけ合わせても仔が全部赤になるわけではないらしく・・・それとも何か別の条件が・・・???

夜行性、という特性にしても実のところはどうなんだろう・・・というのもあったりします。実際、深夜から明け方にかけても活動が盛んなのではあります(うちのクワガタ連中もその時間帯は非常に活発)。しかし昼に動いていないわけではなく。これが「夜行性の熱帯魚」とかそういうホントにこいつ昼は動かねーな、というのとは虫はちょっと違っているような印象が、個人的にはあったりします。
まだまだ分からんことだらけだな、ということではあります。・・・今後も「常識」がどんどん覆っていくことになるか、とは思いますが・・・なかなか覆らないから「常識」なんだ、という見方もできるわけで・・・。

12:03 AM | 固定リンク