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04/26/2021
信用のモンダイ
なぜ今、給与のデジタル払い? 受け取りに第三の方法(Yahoo!:JIJI)。第一は「現金」第二は「口座振り込み」で第三が「決済アプリ」ということなのですが・・・別に解禁するのはいいんですが・・・「じゃあコレ一本で」とやられたら抵抗を感じるあるいは嫌悪感を示す人たちが相当数いるのは間違いないと思われます。
↑記事中にもありますが、こういった「決済アプリ」とは結局は民間企業のサービスなわけですし。それらが破綻したら一体どーなるんだ俺らの給料?というのももちろんあります。
かつてはお給料は現金を封筒に入れて手渡しだったわけです。
今ではすでにおとぎ話的になっていますが・・・給料日、ともなれば家族はご馳走でもってご主人を待つ、そして意気揚々と給料袋を持ったご亭主が帰宅し・・・うやうやしく給料袋を奥さんに手渡す、なんてな光景があった、と(かなり誇張入ってます)そんな話もあったりします。「現金」という物理的な重みのある現金を持ち帰る、ということで収入の重みも知ることができた、とかそういう見方もあります。
しかしそのうち給料は振り込みとなり・・・その「重み」も消えていった、と。
・・・実はこの頃にも「振り込みなんかカネの価値が分からなくなる」「実際にこの手に現金を持つべきだ」といった意見が相当数あったんではないか、と個人的には思ってます。それまでは実際にカネを手にしていたのが銀行のなんかそれっぽい数字の記された紙切れだけ、になってしまったのですから・・・。
だから今回の「決済アプリでも可」というのはなんか分からんでもないのであります。今はかなり違和感があるでしょうけど、将来的には・・・と。
ただ・・・現在の銀行は給与振り込みが始まった当時でもかなりの「信用」がありました。・・・そもそも銀行や郵便局は官主導や官そのものだったりしたのですから、その信用は絶大で・・・そこへ預けるのだから大丈夫だろう・・・と(後に色々ありましたが、色々と)。しかし現行のスマホの決済アプリは・・・となると。往時のソレらと比べてどれくらいの信用があるのだろうか、と。
銀行口座なら何か特別な道具がなくても安価で開設することはできます(今は結構めんどいですけど)。しかし決済アプリにはスマホが必須で・・・いくら「安くなってる」とは言っても無理な人には無理ですし何より「電気がないとダメ」という特性は、もう、どうしようもないものであります。・・・何か災害が起きた時に通帳やカードがあれば少し離れた支店や支所ではどうにかできますが、スマホは充電しないと何にもできない可能性が高かったりします(そもそも電子機器は災害に弱い)。
何か一本に絞るよりは複数の「道」に、というのは災害の基本ではあります。
そういう側面もありますし、個人的には決済アプリなあ・・・アレかあ・・・というのもあったりします。現状では引き落としも何も口座から、口座関連のクレカから、となっているのですから・・・じゃあ、そっちも全部アプリにしないと、となると・・・。
いや、だから解禁するのはいいんですが、なんかそれに一本化されたらイヤだなあ、と。その辺が正直なとこではあります。
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04/23/2021
共感・・・
実はこういうのが一番難しいかも知れません。
ワクチン「説得」は逆効果? 善意の「おすすめキャンペーン」の落とし穴、カギは「共感」(Yahoo!:withnews) 実際、一度相手に意見を受け入れてから・・・というのは方法の一つとして存在するわけですが、これが結構難しいことだったりします。
相手を「否定」して「説得」する、というのはそれに比べたらカンタンであります。
が、一度相手を「受け入れる」ということは仮?にでも一度は「賛成」することであり・・・「いや、そうじゃないんだ」というのが心のどこかに残ってしまっています。そして、人間は感情の生き物であります。そういった微細な「差異」を感じ取って「こいつ、うさんくせえ」と思って「共感」の意すら拒否してしまうこともあります。
・・・もちろんそうでないケースもあるのでしょうし、その辺は個人の経験やスキルにもよるところが大きいかと。ただ・・・自分ならそういうことキチンとできるか、となると・・・なかなか難しいだろうなあ、と。
新型コロナのワクチン、というのはちょっと特殊?な方法で作成されています。基本的にワクチンは「生ワクチン」といって病原体そのものを弱らせたものを身体に入れて、一種の「予行演習」をやらせる・・・というのが王道みたいなものでした。
が、今回はそういうこと言ってられないので(そもそも新型コロナウィルスそのものが入手困難)ウィルスに対抗する「武器」を作る設計図を身体に送り込んでそっちで作ってもらおう・・・という方法がとられています。これはかなり新しい技術なので、まだまだ未知数なところがあるのも事実であります。その辺からどうにも不安が広がってしまうのもまた実情であります。
・・・実は新型コロナの「生ワクチン」の研究開発というのも進んでいます。が、まだ実用化には至らず。じゃあ・・・ということで新方式のワクチンを、となるとこれまでは違う方式ということで不安が・・・となってしまう。
それを「共感」によって少しでも拭い取れないか、というのがキモになるかも、なんですが。・・・実際にはどこまで接種が進められるか・・・やはり難しいところではあります・・・。
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04/21/2021
常識のモンダイ
カブトムシは夜行性じゃない? 小学生が根気で常識覆す発見(Yahoo!:HUFFPOST)。たしかに深夜帯の方がカブトムシなど樹液を求める昆虫が多い、ような気がしていて自分もその「常識」の範囲内にいるのだな、と思ってしまいますが・・・。
考えてみりゃその「常識」そのものも人間がある意味勝手に設定したもんだったりします。
例えば「カブトムシやクワガタ類に黒いのと赤いのがいるのはなぜか?」というまだまだ未解決とされる案件があったします。・・・自分がコクワ飼い始めたきっかけの一つが「赤いコクワガタ」でしたので・・・色々調べてみたんですが・・・コレといった発生条件は見当たらなかったりしています。
「赤い方が目立つから捕食されやすく、黒い方が残った」
というのが定説?だそうであります。クワガタ類は昼間は土の中には潜らず、木の枝なんかにいることもあるので昼行性の鳥に見つかることもあってそれで赤い方が・・・という論調なんですが。が・・・じゃあ赤い方は壊滅的に減るはずなのに(実際コクワなどの系統は黒の方が完全に主流)相当数今までも残っているのはなぜか、という疑問も湧いてきます。・・・地域的に赤い方が多い、とかそういうところもあったりするわけで。やはり遺伝的にそうなっているだけ、なのか・・・しかし赤コクワ同士をかけ合わせても仔が全部赤になるわけではないらしく・・・それとも何か別の条件が・・・???
夜行性、という特性にしても実のところはどうなんだろう・・・というのもあったりします。実際、深夜から明け方にかけても活動が盛んなのではあります(うちのクワガタ連中もその時間帯は非常に活発)。しかし昼に動いていないわけではなく。これが「夜行性の熱帯魚」とかそういうホントにこいつ昼は動かねーな、というのとは虫はちょっと違っているような印象が、個人的にはあったりします。
まだまだ分からんことだらけだな、ということではあります。・・・今後も「常識」がどんどん覆っていくことになるか、とは思いますが・・・なかなか覆らないから「常識」なんだ、という見方もできるわけで・・・。
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04/16/2021
やっぱりあと30年くらいは
時間がかかりそうな。
自転車に少額違反金などの取り締まり新制度創設へ(Yahoo!:毎日)。何度かこの「あれこれ」でも触れてますが、自転車の交通違反の件であります。地域にもよると思いますが、多分大抵の人が「大丈夫」と思っている自転車の乗り方のほとんどが実は道交法違反・・・というのも現実だったりします。
非常にカンタンなことなんですが。自転車は都合のいい時に「クルマ」「歩行者」に変化できる乗り物ではなく。れっきとした「軽車両」であります。
これまで(何十年も)見逃されてきただけ、で・・・ここのところようやく取り締まりなども強化されるようになってきた、という次第であります。しかし現行の方法では取り締まり=刑事罰、ということになり・・・さすがにそこまでは、ということで↑記事のような新制度が創設される・・・ということであります。何せ実際に起訴されることはほとんどない、というのが現状なわけですし。
・・・個人的にはもっと厳しくてもいいんでは、とか思ってしまいますが・・・こないだの「ひょっこり男」みたいなのもいますし。でもそこまでやるには取り締まる側へに負担もどうしても出てきますし・・・まずはここら辺から、ということなのかも知れません。
そしてこの「先」が大事なことになってくるのでは、と。
こう言っちゃ何ですが「今の世代」はどうあがいても「安全な自転車」を実行できそうもないような気がしてます。・・・すでに何十年、祖父母の代から今の乗り方を受け継いできているわけです。それを今さら変えろ、それではダメだ、というのはなかなか難しい。
だから「次」の世代。今の小学生くらいが本格的に乗り始めるくらいには「安全な乗り方」でいけるようにならないだろうか、と。いや、さらに確実を求めるのならさらに「次」の世代、それくらいにならないと変わらないんでは・・・。
戦前や終戦直後くらいと今は全然事情が違ってるわけです。と言うことは今後数十年でも事情が違ってる可能性はあります。が、当時になかった「今の道交法」が今はあって、それが確実化しているわけで・・・それを実現できるにはやはり時間がかかるだろうな、と。
そのためには教育の場にも道交法などを持ち込んでみては、とか個人的には思うのですが・・・そういうとこにはなかなかいかないんだろうなあ、と・・・。
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04/12/2021
お花畑みたいなもん
スーパーで導入が進む「並ばないレジ」客単価向上という結果も(Yahoo!:ニュースイッチ)。昨今のコロナ禍の影響もあって「なるべく対面ではなく」という動きも加速しております。その中で「客が自らスキャンで決済」「カートに入れられた商品を自動計測」「スマホ様の機材で客が自分でスキャン」などの方策が取られてきたりしていますが・・・。
いや、コレ、安全なのか、と。
安全、というのは窃盗対策であります。「客がスキャン」ということはいくらでもごまかせる、ということでもあります。「客がスキャンして支払い」というスーパーでは店員さんが常駐はしてますが、常に目を光らせているわけではなく。「カートに入れた商品を自動精算」というのももちろん便利なのですが・・・例えばセンサー付近を手で遮るなどの行為にどこまで対応しているのか、とか。
「店内の商品を客が専用スマホでスキャン」てのも・・・これはいくらでもごまかしが効く話であります。
これに対抗して「客が手に取った商品をカメラで撮って精算する」コンビニ、というのもあります。・・・ここまで来るとまだ信頼?できるのかも知れませんが・・・店の広さがネックになります。そこまで設備投資できるか、となると・・・?
現状では・・・もっと秀逸な窃盗防止システムが開発されない限りは・・・ヒトがレジ打ちした方がなんぼかマシ、ということなような気がします。解決策の一つは↑記事コメントにもありますが某服飾店の「カゴ丸ごとスキャン」だったりしますが・・・多種多様な商品の集まるスーパーではそこまで対応しきれるとは思えず。
結局は不完全のまま、なあなあで導入されて悪人だけがほくそ笑む・・・ということになりそうな気がしてます。
まだ早い段階なのでは、とも思います。そもそもスマホ持ってることが前提、というシステムがあったりする時点でも。多様性を重視するのならその辺も考えるべきではないか、とも思いますが・・・?
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04/08/2021
固めて食べたかった
個人的にはなんかそっちの方が・・・。
「残り汁」を固めるカップヌードル「専用パウダー」が大人気(Yahoo!:FNN)。これはカップヌードルを食べた後に残った「汁」をどうするか、ということであります。もちろん全部飲んでしまえばいいわけですが、全員が全員そうできるわけではなく。じゃあ捨てるか・・・となると場所によっては気が引けたりNGだったりするわけであります。
特に最近流行り?のアウトドアなんかの際には。余計なゴミを増やしたり周囲に対してもあまり良いことではありません。
そもそも自宅以外の場所で捨てていいものなのかどうか・・・とかそういうことまで思ってしまったりします。
そこで日清食品が小林製薬を共同開発したのが「残ったスープ固めるパウダー」であります。これを残った汁に入れるとどろどろに固まって燃えるゴミとして捨てることができるようになります。
ただし食用ではなく。あくまで捨てること前提だったりします。
・・・その辺がちと惜しいようなもったいない気もしますが・・・別にわざわざ固めなくても飲める人は全部飲んでしまえばいいわけで。「食用」にこだわる必要もなく「どう捨てるか」というのが一番の問題になっているので・・・ということかと。
現在では非売品とのことですが・・・ここまで好評なら製品化してもいいのかも知れませんが。ただ・・・有料で、となるとどこまで売れるのかはちょっと不透明になるのかも、知れませんが。
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04/07/2021
結構あいまい
徳山動物園がメンフクロウの性別を訂正、雄のはずが産卵(Yahoo!:みんなの経済新聞)。・・・こういうのは実は結構あるものだったりしますが・・・動物園のような場で、というのはなかなかないかも知れません。
鳥類の場合「キレイな方が雄で地味な方が雌」とよく言われます。もちろんそういう方面で目立つ鳥もいるんですが、個人的にはほとんどの場合パッと見だけではどっちがどっちだか分からない方が多いように思われます。・・・身近なとこだと例えばスズメとか。あるいはヒヨドリやカラス、というのは行動からある程度は判別できるのですが、枝や電線にとまってる二羽を見て「さあどっちがどっち?」と言われても正直分からんかったりします。
ツバメならある程度は・・・雄の方が尾羽が立派?なくらい?分かりそーなもんだったりしますが。意外と鳥の雌雄というのは分からんかったりします。
・・・中には記載された時には別種だ、と思ったほどに雌雄の差が激しくて、後で詳しく調べてみたら同種の雌雄だった、なんてなケースもあったりします・・・。
さらにDNA検査でも・・・サンプル少なかったら100%とはいかんもんでしょうし。
さらに非常にレアなケースで「後で性転換」ということもないわけではありません。この辺、実は意外と曖昧なもので・・・一部の魚類のように結構頻繁に性転換する連中もいれば、非常に稀な場合もある、ということではあります。
雌雄の差、というのは絶対的なものではない、という見方もできたりします。・・・それでも実際には鳥類や哺乳類ではホントにレア中のレアな事態、ということになるのでやっぱり結構決定的?なものになるとは思うのですが。
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04/04/2021
時期尚早とか何とか
マイナカード、20年度の交付枚数最多(Yahoo!:JIJI)・・・なんだまだ30%未満じゃないか、という声もありますが、まあ・・・よくここまで来たな観があると言えばあります。
アメリカのセキュリティナンバー制度をお手本にしたようなカタチではあります。実際、給付金などもあっちの方では日本ほどには手間がかからなかった・・・という話もあります。
それでも結局は「安全性は?」という話になるわけで。・・・破られないセキュリティは存在しない(絶対大丈夫なんてのは絶対信用できない)ものなので、いざそういう事態になった時に、じゃあ、どうやってリカバリーするのか、とそういう話になっていかないといけないんじゃ、とかそんなことも思いますが・・・。
「大丈夫です、問題ないです」
と、なんかそういう論調なような。制度自体は上手に付き合っていければ結構使えるモノになるかと思われます。↑給付金のようなものもスムーズになるでしょうしワクチン関連ももっとカンタンになりそうな。
・・・だからこそ個人的にはなんで「マイナポイント」とかそーいうことするかな、というのがあります。エサで釣っても交付枚数増やす、と言うのなら今の煩雑な申請方法やら継続方法やヒモ付けできる金融機関への自由度を上げたりとか、そーいう方面になんでやらなかったんだろう、と。
その辺からすでにマイナスイメージ?が付いてるのにさらに増してどうする、と。いいかげんお役所仕事から脱却を本気で考える時期に来ているんじゃないか、とか・・・。
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