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03/23/2021

ワニの話

・・・そっちではなく。
日本に「野生のワニ」はいた? 古事記に登場するワニがサメとは言い切れない理由(Yahoo!)。実際、歴史や歴史書なんてのは長い時間のうちにどんどん変化していったものの慣れの果て、みたいなもんで事実としての記載がどこまであるか、どこまで正確に伝わっているか・・・というのはよく分かってないというのが当たり前だったりします。
すでに現代でも戦前や昭和初期の頃の話、なんてのはどっかで色々な「色眼鏡」がかかってきたりしています。当時を生きていた方々がまだ存命だ、というのにも関わらず、です。口伝えはもちろん筆記されたものでも「100%客観的なモノ」というのはほぼあり得ないので・・・そこから生じる「人的ズレ」はどんどん積み重なっていくことになり・・・近い未来?にはまた違った印象の時代になっているかも知れません・・・今のこの令和の世も。

そんな中で「ワニ」と言えば昔話では「ワニ=サメ」とされ↑因幡の白兎のワニもサメだ、ということになっています(ややこしい?ことにシロワニというサメも存在)。一つにはこれは海の話なので「海にワニはいないだろう」という先入観もあるかも知れません。
・・・が、↑記事もあるように世界でも最大クラスとなるイリエワニなんかになると平気で海で生きていたりします。この手の連中が実は日本のどっかにいて、それがウサギを襲ったんでは・・・という見方もできなくはなかったりします。
あるいは↑「ワニ」というのは豪族のことであって、直接の名出しを避けて動物、ということにした・・・という話もあったりします。これはスサノオノミコトが退治したヤマタノオロチもそういった豪族の集合体だったのではないか・・・と、それに類した話もあったりします。

それともそれとも。実は古事記の頃には日本に正真正銘の「ワニ」が存在していたのではないか・・・と、そういう話もないわけではなかったりします。漂着したイリエワニやその類が少しの間でも存在していたのでは・・・とか。あるいは古来からのワニの生き残りがいたのでは・・・とか。
実際にはどうだったか分からんわけで。古事記と言っても全てがその当時に書かれたモノ、というわけではなく。どこかでワニのことを知った人物が書き加えてしまった創作である、という可能性もまだまだあるわけでありますし・・・その辺は分からんわけですが、それはそれでその「分からん」ことが楽しいのでは・・・とか思ってしまうのですが・・・。

05:17 AM | 固定リンク