03/18/2021
40年くらい前だったら
「科学のすばらしい発展」「ヒトの技術もついにここまで」とか称賛っぽい反応が多かった・・・かも?
月面に「ノアの方舟」建設を(Yahoo!:CNN)・・・地球滅亡に備えて670万種の生命を保管。記事中にもありますが、北欧の方に約100万種の「タネ」を大事に保管しているしている施設はすでにあります。が、こちらは動物をも含めた670万種を保管、それも月面に・・・ということでかなり大きなプロジェクトということになりそうではあります。
当たり前ですが「植物のみ」と「動植物両方」とでは保管方法がかなり違ってきます。言うまでもなく後者の方が手間も費用もケタが大分違ってきてしまいます。
そもそも「月面」という時点でかなりハードルが上がるわけで。・・・仮に全部無人で月に探査機から物資運搬用機から何から全部運び込んで作業、というのは字面ではカンタンですがまだまだ技術的にはこれも相当に困難な話ではあります。
じゃあ、有人で・・・となるとハードルはさらにとめどもなく上がっていきます。
サンプルがどう、という前に月面開発から始めないといけないわけで、そっちの方が大変なんではないか、と。
さらに↑記事コメントに多い「いや、別にそこまでしなくても」的な意見であります。
ホントに少し(とは言っても数十年単位)前なら結構皆に受け入れられていたのかも・・・特に日本では・・・と思うのですが。しかしここんとこの情勢ではどうにもあまり良い目では見られてないような。・・・環境問題への取り組みとかそういうのもありますが、どっちかと言うと皆、現状にかなりのリソース喰われてて未来への展望へ回す余力がないんでは・・・とか。
先にそっちの方、世論をどうにかしないといけないんではないか、そういう科学的技術的な課題よりも前にやっとかないといけないことの方が多いような気がしますが・・・?
05:37 AM | 固定リンク