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02/05/2021

ナノ

指先に乗る超小型の新種カメレオンを発見(Yahoo!:ナショナルジオグラフィック)。「ナノヒメカメレオン」という和名になりそうであります。「ヒメ」というのは大抵の生物種の場合「より小さい」という意味合いで付けられることが多かったりします。
実は約10年ほど前に「ミクロヒメカメレオン」というやはり極小のカメレオンが見つかっています(ミクロより小さいのでナノ。ということらしい)。これとどっちが小さいか、ということになりそうですが・・・小さい、ということはまだ幼生か、ということも考えられたりするのでその辺判断が難しいようであります。まあ・・・今回は成体かも?ということのようですが・・・。

カメレオン、と言うと樹上で舌を伸ばして虫獲ったりする姿がよく知られてます。ペットとして飼われることもあります。大型のものはたしかに見応えのある姿をしていますが・・・。
実際にはかなり奇異?な姿で例えば左右別々に動かせてほぼ360度全周を見渡せる眼球とか、前脚後脚の指が二本ずつに分かれていて枝を掴みやすいとか。・・・樹上性の連中は身体の色を変えられるものも多く「カメレオンみたいだ」というのは「見た目がころころ変わる」的な表現で使われることもあります。が、そこまでころころ変わるものでもなく。さらに地上性カメレオンとなるとほとんど変化しないそうでありますし。
生態もかなり多岐にわたります。中には「成体の寿命が非常に短く世代交代スピードが速い」とかそういうのもいたりします。いずれもマダカスカルなど孤立した地域で独自に進化していった結果では、とされています。

その中でも「最小の爬虫類」というのもまた独自であります。
その発見は極めて困難だそうで・・・まだまだ新種のいる可能性もかなり高そうではあります。が・・・現地は開発がどんどん進んでいてそれもかなわない可能性も高そうであります。
生物多様性の表現の一つ、という見方もできますが・・・実際のところ我々がまだ知らないものが潜んでいる可能性もやはり高そうで、そこまで十分な保全ができるか、と言うと・・・さて。

12:03 AM | 固定リンク