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11/11/2020
なくなる・・・
動物季節観測の完全廃止は、気象業務法の精神に反するのではないだろうか(Yahoo!)・・・実際、気象庁では動植物に関する「初見」とか「見頃予想」的な発表もしています。よく知られているのは桜とかでしょうか・・・それぞれの季節を感じる最も近い予想ではあります。
それが大幅カット。動物に関しては全て廃止。
・・・↑記事で森田氏は予算関連に関しても触れておられます。たしかに予算は大事な項目ではあるのですが・・・↑氏も触れておられるように、これは一つの文化的観測の消失となるのでは・・・と自分も思ったりしています。
別に日本に限ったことではありませんが。よく「四季のある日本」とかそういう言い方されたりもしますが・・・どんな国や地域だって季節はそれぞれあるものであります。その中で「日本の季節」というのは日本で生まれ育った者にとっては正しく「ふるさとの感覚」であります。
もちろんその感じ方は人それぞれであります。自然天然下のものだけではなく、例えばチェーン装備のクルマの音や姿を見て冬を感じる人もいれば、海の家が段々と増えてきた浜辺を見て夏を感じる人もいます。
しかしそれでも「生き物の季節感」というのは非常に大きなウェイトを占めているのではないか・・・と。
その中の代表の一つが「生物季節観測」だと思っています。
観測できない年もあるのなら↑「今年はできませんでした」観測だってたしかに観測であります。別に草の根かきわけてでも全部必ず探し出せ、というものではないでしょうし。少し、方式や方法を見直す・・・とか観測する種を見直す・・・とかそういうレベルでも良かったんではないか、と個人的には思うのですが。
それが・・・ほぼ廃止というのはなあ・・・なんか・・・モッタイナイ。
将来的に復活する可能性もゼロではないのでしょうけど。でも・・・こういうのは一度なくしてしまうと復活はなかなか難しそうですし・・・。
12:36 AM | 固定リンク