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11/26/2020

Gの誤解

だから・・・ソレじゃないってのに・・・。
ゴキブリ2新種見つかる、国内35年ぶり(Yahoo!:KYODO)・・・当たり前ですが↑記事リンク先には該当のゴキブリ画像があります。どうしてもイヤ、という人は見にいかない方が賢明かと。
逆に「どんなのだろう・・・?」という興味のある少しでも虫に耐性のある方は見に行ってみることをお勧めしますが。
実はこの話はある意味で「よくあること」なので、別にこの「あれこれ」で触れるまでもないか・・・と、思ってたんですが某SNS上で某社と某社(どっちもムシに関係あると言えなくもない企業)が「やーねー、またGが増えたんだって」的な発言をして、それに対して虫愛好者が「はあ?」と反駁している・・・という構図になっていたりします。いや、だから、たしかにそのGじゃないってのに・・・。

「ゴキブリ」という名称そのものは実は明治期以降とかヘタしたらもっと近代になってから一般化した・・・という説もあったりします。江戸期は「御器被り(ごきかぶり)」と呼ばれていた・・・という話もあります。つまりは食器のある場所に出入りしていた虫、と。
約3億年前からその祖先を持ち、基本食性は「何でも」「素早く移動」できて「繁殖効率も良い」という正に生き残る特性を有する現代をしたたかに生き抜く虫界の究極サバイバラー! というような言われ方をすることもあります。が・・・本当の姿は森の中など湿気のある場所を好み、分解者として有能な、ひっそりと暮らす「森の隠者」でもあります。

・・・しかし一部がヒトの生活圏で発展。ゴキブリの弱点は「乾燥」「薬剤」であります。ヒトの家、というのは近代になればなるほど密閉性を増して湿気を蓄えていく傾向があります。さらに雑食性の強い彼らにとってはご馳走の数々がいくらでも。時々薬剤による駆除が行われても100%というわけではないし耐性を身に着けられるほどに世代交代も可能、となれば・・・。
そして狭い場所にも潜り込めるその扁平さに黒い姿。ムシが生活圏から遠くなった昨今では嫌悪の対象としか見られなくなってしまいました・・・。
・・・というのは実は地域にもよる、という話もあります。実はゴキブリは↑二つの他に「寒さに弱い」という弱点があります。そのため寒冷地では温暖地ほどには存在しておらず。逆に温暖過多な熱帯の地では様々な種が存在していて中には大変に美麗な種がいたりもします。しかし中途半端?に温暖な温帯の都市部ではそこまでは望めず、大多数の人からはやはり嫌悪の対象でしかなくなってしまう・・・。

いや、でもなあ・・・全部が全部そういう黒いヤツ、というわけではないのですが。そこら辺、どうにも説得?と言うか理解してもらうのは難しそうであります。マイナーなジャンルのゲームや映画の話しても「でも結局はみんな同じなんでしょ?」と興味のない人からすればみんな同じ、つまらんもの、ということになってしまうのは・・・それこそどんな対象物でも同じであります。
差異を認められない人、というのはある意味どーしよーもないので、まあ、ほっとくしかないのですが(その分人生のいく分かを損している、とこっちは思っていても当人たちが損してるとは思ってないので意味もない)それでも超えて欲しくない一線、というのがあったりするのです・・・。

まあ、そんなこと言ってる方も誰かの「違い」を認められなかったりするので、お互い様と言えばお互い様ですが。でもなあ・・・あそこまで一緒くたにされっちまうとなあ・・・さすがに、ちょっとなあ・・・考えて欲しいなあ・・・と。

12:06 AM | 固定リンク