« その定額制 | トップページ | りゅうこうご2020:結 »

11/29/2020

結局は個人所有の世界

貴重な基板は「ご神体」進まぬアーケードゲームのアーカイブ化(Yahoo!)。「基板」というのはあまり耳にしたことないコトバかも知れませんが、ゲーム関連ではかつてはよく耳にしていた単語であります。アーケードゲーム・・・つまりはゲーセンのゲームそのものを楽しめるアイテム。当然ですが値は張るのですが、マニアにとっては・・・金に糸目を付けないほどのマニアにとっては・・・コレクターズアイテムでもありました。
しばらくしてアーケードゲームから家庭用ゲーム機への移植、なんてのも進んでいきましたが・・・ほとんどはゲーセンでできるゲームの十分の一も再現できておらず、やはり基板を手に入れないと・・・という流れはやはり存在していたのでありました。
某格闘ゲーム中心ゲーム会社の「弁当箱」はそれに対しての風穴の一つ?ではありました。家庭用ゲームのようにカセットを差し替えるだけで設備投資もほとんどなしにゲーセンでも新しいゲームを設置できる。そしてそれ専用の「家庭用アーケードゲーム機」まで開発してしまったほどでした(ただし値段が異常)。

しかしほとんどのアーケードゲームは家庭用に移植した瞬間、一気にレベルが落ちて行きました。内容やジャンルによっては成功しているケースもあるにはあります(特にストIIは別格の出来の良さ)。しかしほとんどは・・・その傾向がさらに基板への回帰?をさらに加速・・・。
が、時代はついに家庭用がアーケードに追いついていきます。さらに格闘ゲームなどの「マニア向け」ゲームはアーケードから徐々に姿を消し・・・特にシューティングなんかは・・・もっとライトな層を目指すようになっていきます。
・・・じゃあ、基板を求めなくても家庭用でそれなりに質の良いゲームができるようになったのならそれはそれで・・・と思うかも知れませんが。時間が経ち過ぎてしまったのであります。・・・過去にアーケードに熱中していて、しかし基板にまでは手の出せなかった世代。そんな人たちが資金に余裕が出始めそれを求め始める、それが昨今の状態かと思われます。

もちろんこの基板も含め、過去のゲームも日本文化の一部であります。アーカイブ化、つまりはきちんと収集して所蔵して例えば「基板博物館」的なものを国なりそういった組織なりで保存していく・・・ということも必要かと思われます。が・・・今ではまだまだ無理でしょうな、と。あくまでも「遊び」の一環でしかない、という認識は今でも根強く残っています。
あんなくだらんもんに公的なカネなんか使うなよ、もったいない。
そういうもんであります、現状の認識では。・・・結局は個人が所有して何とか守っていくしかない世界ではあります。もしかして・・・未来には・・・こういったモノをきちんと保存していこう、文化なのだから・・・という動きが生まれている・・・かも知れんのですが・・・。

12:20 AM | 固定リンク