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09/20/2020

ただのご都合主義?

注力しているようにはあんまし見えないのですが・・・。
テレイ各局がアニメに注力する理由・・・広告収入など激減、原作の取り合いも(Yahoo!:スポニチアネックス)。どうにも最近の大ヒット作が出て・・・テレビ放送だけではなく様々な分野でも注目されて・・・じゃあウチでも・・・とかそういう話になってきてるのかも知れんのですが。
ついでに10月からは相当量の新規アニメが放送開始される予定ですが・・・。
コロナ禍で製作現場(密になることが多い上に必ず声を出さないといけない収録現場など)が疎遠になって製作そのものがストップした作品が多く、今期はその「振り替え」が多く・・・その反動で10月から一気に作品が増えた、そんな観もあります。

アニメもドラマも作品であって、金儲けの道具ではない、という見方もできるのですが。
しかし実際に「収益」が出ないと意味がないわけで。クリエイターの発表の場、でもありますがそれだけではないわけであります。何らかの「収益」が出ないと皆が生きていけなくなります。が・・・そればっかのこだわってもそれはそれで味気なく、意味のないものであります。
ただ・・・各業界にはそれぞれの事情があり、そっちの方が儲かるのなら今度はそっちに乗り換えて、いやそうでもないならじゃあこっち・・・と軽薄に乗り換えていくのはやはりそれはそれで意味がなくなってしまうものであります。

昨今の状況では「即戦力」を求める傾向があります。・・・来たその瞬間から「使える」人材や素材。・・・そんなもん都合よくほいほい現れるわけないので、ある意味憧れをもって皆が求めるようになった、という見方もできるのですが・・・困ったことに必要以上にソレを求める現場が多いのも事実であります。
アニメも「今引っ張ってくれば儲かるだろう」という即戦力とされている・・・のかも知れませんが。そういう「ご都合主義」を続けた結果がただただ刈り取るだけで育てない、今後のことは何も考えなく、次はどれを食い荒らせばいいのか・・・と刹那的にコンテンツを潰していくだけの風潮を生んでいるわけであります。
注力、というより注目してるだけ・・・なのかも、と。どうせ例のアレのブームが一段落したらまた「たかがアニメ程度」となっちまうんだろうなあ・・・と。少しずつ向上しているとは言え、やはりまだまだ地位としては低い、使い捨てされる側なんだろうなあ・・・と。

02:04 AM | 固定リンク