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07/29/2020
イヌやネコにも
新型コロナ、抗体陽性率・・・犬3%猫4%(Yahoo!:JIJI)。イタリアでの大規模調査のお話であります。ヒト以外の動物に対しての新型コロナ調査、というのは実はこれまで相当数行われてきてたのですが・・・これは本格的な大規模調査ということであります。
ただ・・・陽性の結果はよく見聞きされるPCR調査ではなく、抗体検査であります。
PCR検査も同時に行われたようですが、こちらでは陽性は出ず。しかし抗体検査では出た、とのことで・・・調査当時にはかかってなかったけれど、過去にウィルスが体内に入ったことはある・・・ということになるかと。
抗体検査はPCR検査と比べて手間がかからない・結果が出てくるまでの時間が短い・というメリットがありますが・・・その代わり?に精度が落ちる、というデメリットがあります。
これは「現在、体内にあるウィルスの痕跡」を探すPCR調査と「過去にウィルスが体内に入った証拠」を探す抗体検査の差、とも言うことができます。過去にウィルスが体内に入れば身体はそのウィルスに対抗する「武器」を作成しようとします。・・・大まかに言えばそれが「抗体」ということになり・・・それが体内から出てきた、ということは過去にウィルスが入って来たことの証拠の一つ、となるわけです。
ただしこれも100%信じる?わけにはいかなかったりします。実は抗原抗体反応というのはそこまで正確?なものではなく。中には「入って来て抗体作ったけどそのうち消えちゃった」とか「なぜだか抗体作るの失敗しちゃった」とかそういう事例もゼロではないそうなので・・・そうなると抗体を調べても出てこない、つまりは「陰性」と判断されてしまうことになります。
が・・・いずれにしても調査しないと分からんわけです。そしてコトはヒトから別の動物へ・・・と言う風に変化している、という見方もできます。そうなると一体どんな風にウィルスが変化してしまうのか、その辺も・・・まだまだ分からないのです・・・。
08:57 PM | 固定リンク