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06/03/2020
廃止にはならないでしょうけど
むしろ有名無実化しそうな・・・。
「廃止する理由がない」香川県議会、弁護士会のネット・ゲーム規制条例反対声明に反論(Yahoo!:ITmedia)。・・・香川県弁護士会、ネット・ゲーム規制条例の廃止求め声明(ITmedia)への反論、と言うか聞く気はない、と言うことなのかも知れませんが。
この条例はすでに発効していますから、一応?香川では「子供はゲームは基本一日60分まで」ということになっています。が・・・皮肉?なことにこのコロナ禍の最中であり・・・外出を自粛するステイホームの風潮の中にあって「ゲーム」というのは最高の時間つぶしの一つになってしまっています。
まあ、県議会の論拠?には色々と「?」もあったりするのは前々から、なんですが。
弁護士会の「WHOの定義とは異なる」というのは「ゲーム障害が病気の一種に認定されたから」という県議会の主張に関して、と思われます。心的・精神的な障害としての「ゲーム障害」ではなく「ゲームをやりすぎれば病気になる」と、そんな風な解釈でしかない、と。実際にゲームをやることによってどこまで学力や体力が落ちるのか、そういったところの論拠に乏しい、と。
そして何より。つまりは無理解から来る「どうせゲームなんて」というオトナの解釈をそのまま押し付けにきているだけなんじゃないか・・・と。一定以上の年代の人には理解が深いかと思われますが、今ほどにゲームやマンガが市民権を得ていない頃には「あんなくだらないもの」「あんなものに触れていてはバカになる」と切り捨てられて隅に追いやられてきていたのです。・・・もっとも、これは全てのエンターテイメントにも共通することではありますが。「そんなムダなことしてるくらいならもっと身になることをしろ」、と。
その「ムダ」が生きる糧となることもある・・・ということもそのオトナ達は知らないわけではないのです。ただ・・・忘れてしまっているかあえて封印してしまっているか、どっちかなんですが。建前、というのもありますし。
・・・まあ、制定されちまったもんは仕方ない、という見方もできます。廃止にできないこともないのでしょうけど。
ただ・・・コレ、いくら「ゲームは一日~」とやっても一体誰が監視するのかその辺もナゾであります。いや、親の努力目標として・・・って、その親もゲームに熱中してたらどうすんねん、とか。罰則も監視体制も何もない、ただの「やってね(はーと)」なザル条例、有名無実化になるのなら制定にかかった手間が一番ムダなんじゃないか、何かもっと身になる議論でもしてた方が良かったんじゃ・・・と。
09:33 PM | 固定リンク