« まあ、そりゃあ | トップページ | バカンス・・・ »
05/02/2020
皮肉な話
冷戦時代の核実験。その副産物から解明されつつあるジンベイザメの寿命(MSN:GIZMODO)。まだまだ研究段階、と言うかサンプルがまだまだ少ない、ということもあるのでしょうけど・・・少なくとも50年は生きる、と。
その手法は過去の冷戦時代・・・アメリカとソ連(今のロシア)が覇権を争った時代・・・と言えば聞こえはいいですが、かなりきわどい方法の応酬でもありました。単純にあいつにだけは負けたくない、とかそういうのではなく・・・場合によっては滅ぼしてしまえ、と。
その一つが核兵器であります。
これは近年になったようやく「ちょっと止めようか」という雰囲気が広がってきたのですが、それがなかなか進まない(進んでは戻るを繰り返しているような?)核軍縮、それの大元であります。・・・結構無作為の海洋、それも離島やあまり船の来ない航路などで核実験を行っていたのです・・・。
今はさすがに爆発まではさせていませんが(カンタンに言えば本格的な爆発の前に止める)当時は本当に大爆発させてキノコ雲が上がっていました。・・・その時にまき散らされた放射性物質が実はジンベイザメなどの海洋生物の年齢を計ることに役立つ、というのは・・・かなり微妙なところではあります。
そこまでしないと分からない、というのもありますが・・・。
何度かこの「あれこれ」でも述べてますが、海の中の生き物、というのは実はかなりの謎に満ちています。正確な寿命の分からん連中はもちろん場合によっては別種だ、と思ったら同種だった、とか、こういう生活しているのだろう・・・と思ったら昼夜で全然別の習性持ってた、とか。
なまじ水の中というヒトにとっては生きるのに難しい環境のため、どうしても研究が進まないのであります・・・。
↑今回の研究も・・・やっぱりなんかちょっと引っかかるところはありますが・・・こういう方法でも使えるものは全部使ってでも解明したい、ということであります。・・・いや、ホント分からんことだらけなのであります・・・。
12:58 AM | 固定リンク