12/18/2019
使い捨て文化
・・・しかし本当に使い捨てだったのかどうか・・・?
3600年前の人類も洗い物は嫌い? 古代の使い捨て容器、大英博物館で展示(Yahoo!:CNN)。粘土の素焼き・・・でしょうか、粘土を成型してそのまま火に放り込む、とか。低温(と言っても700℃から800℃程度はありますが)でもそれなりに焼ける「土器」であります。・・・結構失敗作も多い、とは聞きますが。
製法がカンタンなので使い捨てもできるわけです。
ただ・・・当時どんな風に洗い物していたのか、とかそういうのも分からんわけで。
素焼き、だとすると何回も何回も洗って使うよりも使い捨てもしくは数回で破棄、の方が明らかに楽であります。現代のように釉薬を使っているわけではないのでかなり洗いにくいでしょうし。今の調整?された素焼きではなくホントウに粘土をそのままこねて形にしたものだと・・・かなり洗いにくそうな。
そもそも「洗って再利用」という概念?があったのだろうか、とか・・・。
強度的にもかなりモロいものでしょうし。何回か使ったら割れてしまう、でも作るのはそれほど難しくない、じゃあそれでいいか、と。
かつて日本でも「使い捨て茶器」というのがありました。鉄道で・・・今はペットボトルでその前は缶、さらにその前はプラスチック?のカップ付急須みたいなものでお茶を飲んでいました(余談ですがこのプラスチック?なんだかミョーに弱かったような記憶も・・・某グルメ漫画では臭いが茶に付くだの何だのと散々にけなされてましたが)。
自分も経験ないんですが、さらにさらにその前は素焼きの土瓶みたいなもので供されていたとか。で、お茶を飲むとどうしていたか、と言うと・・・線路わきに叩き付けて捨ててた、と。
こういった「土器系使い捨て」というのは実は結構あちこちにあるんじゃないのか、とかそんな風にも思うのですが・・・4000年弱だとそんなに大きくはヒトの心も違ってないでしょうし・・・。
12:57 AM | 固定リンク