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11/25/2019

あくまで基礎システム

「味が変わる手袋」とは(Yahoo!:テレ朝)・・・バナナの味が変わる、味を濃くしたりできる手袋、であります。たしかにこれは非常に画期的で・・・いや、こういうのを「手袋だけ」で、というのはなかなかなかったような。もっと大がかりなキカイ?があれば・・・とか。
ただ、これはあくまでも基礎システムだと思うのです。
例えばこの手袋をもっと小型化して市販したとしても、現状では生活習慣病関連で「塩分減らせますよ」とかそれくらいのことしかできないわけで。「これが一体何の役に立つのか」とか言われてしまうのが関の山かと。・・・問題はここから先の「応用編」ではないか、と。

味覚をある程度操作できる、というのは一見あまり意味ないように見えて実は結構重大なことだったりします。
直球に味覚障害の人への救済、というのはもちろんですが。「食」というやはり一見ムダ(栄養摂れればそれでいいんだろ、味なんかどうでもいいんだ、という人は結構います)に見えて実はストレス緩和になったり趣味としても確立されつつあるこの分野に寄与できるのです。
そもそも食産業というのは外食だけにとどまらず。家庭での調理なども含めると人間の産業のほとんどがコレに絡んでいる、と言っても過言ではありません。原初に火を得た人類が「食材に火を通す」ことを広めたのは殺菌のためだけではありますまい。その方が「美味い」ことを知ったからではないでしょうか・・・?

そこに何らかの影響を与えることができる、かも知れない技術であります。・・・まあ・・・そうは言っても個人的にどうしたい? と聞かれても・・・「味の記憶の完璧な再現」とか? あの時のあの味を再現したいのに、どうしてもできない、という時のため・・・てのもなあ、なんだかなあ・・・。

11:04 AM | 固定リンク