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10/02/2019

本格的な実用化が待たれますが

「線虫」でがん検査、実用化へ久留米市と小郡市で試行(Yahoo!:九州朝日放送)。前にこの「あれこれ」で触れたかも知れませんが、「線虫」という主に土中に住む1cmほどの小さな生き物・・・「虫」と言っても昆虫のようでもなく、白いうねうねと動く「線」のような生き物・・・を使ってがんを見つける、という取り組みでありました。
↑記事にもありますが尿が一滴あればそれで検査できます。
線虫には健常なヒトの尿からは逃げ、がん患者の尿には寄って来る、という性質があり・・・その鋭い嗅覚でもって本格的ながん検査ができる・・・と。

その確率は85%から90%ほど。・・・かなりの精度かと思われます。
費用も1万円弱と大変にリーズナブルであります。しかも15のがんにも対応。現状ではそれぞれのがんに対応した検査方法があって、しかも全部合わせるとこんな価格での実現は不可能かと。しかもそれが尿一滴あればできる・・・。
もちろん問題もあります。・・・↑記事ではそこまで出ていませんが、前に読んだ記事だと「がんの特定まではできない」つまり「15のがんのうちどれか(もしくは複数)にかかっているが、どれかは分からない」ということでありました。
・・・それでもここからを足がかりに本格的な検査に進めばいいわけで。何も分からない状態でがん検査をいくつもいくつも繰り返すよりは・・・大分マシにはなる、と思われます。

早いとこ本格的に実用化されないかなあ・・・。

尿検査と同時にがん検査、ということも可能なわけです。ただ・・・これは↑記事では述べられてますが・・・現行の医療制度にはまだまだなじみづらいところもあり・・・その辺でなんか妙な方向に進んだりしなきゃいいのですが・・・。

01:01 AM | 固定リンク