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09/20/2019
失敗?
ただの失敗で済めばいいのですが。
遺伝子組み換えされた蚊を野生に放ち撲滅する実験が失敗、予想外の結果に(GIGAZINE) 。カンタンに言えば「繁殖したらヤバい遺伝子持つ仔を作るようにしちまおう」という実験でありました。遺伝子操作したオスを放ってメスと交尾させる。「ヤバい」と言うとかなり範囲が広くなりますが、元来の目的は「蚊の撲滅」で、ここで言う「ヤバい」とは仔が生まれても長生きできず繁殖する前に死ぬ、というものでした。
・・・が・・・どうも事態がミョーな方向に。
調べてみたらそれほど数が減っていない。しかも「致死遺伝子」のはずがそれを持っている成体がいる、と。当初はそういうオスをメスが避けているのでは・・・とされていましたが、そういうところでもないらしい・・・?
遺伝子操作、ということで当初から賛否両論がありました。今でも議論は続いています。
蚊という動物は最も多くの人間を殺している動物としても知られています。もちろん蚊の小さな口吻で人間を刺し殺すわけではなく。病原体を媒介することによって結果として刺された人間を死に至らしめる・・・というものであります。だから正確にはその病原体が最も多くの人間を殺しているのだから蚊はランク外だ、と言う人もいますがそうなると二番手が一番手に繰り上がることになります(二番目に人間を殺しているのは人間・・・)。
しかし原因には違いないわけで・・・病原体を撲滅するよりも蚊を撲滅した方が早い、ということで各国で研究や実験が進んでいます。
・・・ということでの遺伝子操作による実験だったのですが・・・。
思われているほどコトは単純ではない、ということかも知れません。もっと細かくて繊細な要素が絡んでいる可能性もありますし・・・何より現代の技術ではまだまだ、ということもあるかと。・・・先は長い、ということであります。これで一気に解決・・・! なんてなことには早々ならんわけであります・・・。
01:02 AM | 固定リンク