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09/07/2019

トレーの行く先

案外戻るかも・・・?
傾けてもずれない! 調理もできる! ここまで来た「食品トレー」(Yahoo!:MBS) 実際、こういうものがないと困るのが現代の事情だったりします。安全に運搬できる、食品トレー。しかし世界の流れ的にはどうなっていくのだろうか、とか。
いわゆるプラスチック製品としてのトレーが終わりを告げるのかあるいは昔のように紙や植物製品で包むようになる、のか・・・?

日本でもかつては量り売りが主体で、肉屋で計量してもらって代金払って竹の皮で包んで持ち帰る。魚も似たようなものでした。しかし戦後の高度経済成長期以降、手間をかけることが疎まれ、さらに安心安全の面からも食品はトレーに小分けされそのまま販売されることに。
それが黎明期の量ならそれほどでもなかったのでしょうけど・・・後に大量に生産され、そして大量に廃棄。今は材質が違っていますが、燃やすと有害物質が空気中にばら撒かれるようなものもあり・・・改善が求められるようになってきました。しかし(有害物質飛散はともかく)リサイクルの進んだ今でもトレー回収率は100%ではありません・・・。
・・・じゃあ今から量り売りの竹皮包みにすればいい・・・。
というのも早計であります。と言うか現状では無理であります。

ヒトというのは水と同じで高いところから低いところへ「意識」も流れていきます。かつては竹皮でも気にしなかった意識も、トレーに慣れてしまえばもう戻れません。水を高いところへ戻すには「力」が必要となります。が・・・そこに有効的な「力」は今現在見つかってないかと。
もちろん相当な時間をかければ竹皮に戻すのも可能ではあります。が・・・それには大量の時間と手間とお金と「力」が必要になります。理想だけではヒトは動かんものであります。
ただ・・・今の現状がヤバそうだ、というのは結構な人たちが認知しているところではあります。そこら辺からどうにかできれば・・・というのもないではないですけれど、こちらもなかなか難しい話だったりします・・・。

12:46 AM | 固定リンク