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09/27/2019
時代は変わる
シャープ、白物家電の国内生産終了(Yahoo!:KYODO)・・・これも時代の流れであります。
すでにシャープ単体での「復活」は無理、ということになり、色々あって結局は台湾の企業の傘下となりました。その辺でも「時代の流れ」的な話は出ていたのですが・・・ついには「made in Japan」が一つ、消えることになりました。
・・・とは言ってもその辺の事情は平成の頃から指摘されていたことであり・・・今回の件は「日本」という国自体の向く先が変わってきていることの、一つの象徴とも言えるかも知れません。
戦後から高度経済成長期へ、そして・・・バブル崩壊。
こうして↑文字にしてしまうとカンタンなものですが。その間に流れた時間は数十年と多大なものであります。その間に一世代、余裕で交代してしまうほどでもあります。・・・が、実際のところはまだまだ「完全交代」とはなっておらず。少し先の話、ということになりそうであります。
その高度経済成長期を代表するのが「家電」でありました。
戦前から戦後にかけて。家庭用電気機器はすさまじい発展を遂げました。洗濯機や炊飯器はもちろん、テレビやPCなどなど。当初は特に白いモノが多かった冷蔵庫などの「生活家電(テレビなどの娯楽家電に対して)」は「白物家電」と呼ばれてどんどん発展を続け・・・そして日本のモノづくりを代表する品物となっていきました。
それがなんとなーく陰り?を見せてきたのはバブル崩壊から(いや、それ以前からもあった?)の「元気のない景気」の見え始めの頃から、でしょうか。ただただ生産していればそれでいい、という時代ではなくなり、そこに販売やさらに深い研究が要求されるようになってきたんですが・・・日本は対応しきれていなかった、という見方もできます。
結果として家電関係は海外の方がどんどん隆盛を極めていくことなります。・・・スペック的にそれほど変わらないのに価格が、どん、と安くなればそりゃあみんなそっちを買いますがな・・・。
今後の日本はどうなっていくのか。色々な方策が示されています。・・・でもどんな内容でもきちんと受け止め、「昔は良かった」で止まらないようにする必要があります。まだ他の道だってたくさんあるのですし。これまで培ってきたモノを生かして次を・・・ということだってできるのです。
01:01 AM | 固定リンク