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08/07/2019

まだまだ分かってないこと多い

カメの胚、卵の中を動いて性別決定に影響(Yahoo!:AFP=時事)。「胚」というのは卵の中にあってやがて生まれてくる幼生の大元になる部位であります。卵の黄身・・・というのともちょっと違っていますが、それの一部、という捉え方はできます。
一般的にカメを含む爬虫類の卵は、その場の温度によって生まれてくる幼生の性別が決まる、とされています。
しかし昨今の温度上昇傾向によりどっちかに偏る、という事象があちこちで報告されています。どっちかの性別だけ、ということになると当然ですが子孫が残せなくなります。では今後、多くの爬虫類は絶滅に向かってしまうのだろうか・・・?

・・・実際にはそういう条件下でも100%どっちかになる、というわけではなく。偏ってはいるけど両方の性別が生まれている、というケースもありました。単純に「一定以上の温度だけで性別が決まる」というわけではない、ということのようだ、というのは知られていました。
が・・・まさか胚が動き回ってた、とは・・・。
それでもこれはあくまでも条件の一つに過ぎず。あまりにも高温になるとやはりその傾向は強くなってしまう、というのは変わってないわけで。・・・でもそんなに単純ではない、というのが分かってきただけでも「前進」と言えると思うのですが。

12:54 AM | 固定リンク