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07/21/2019

Prayforkyoani

・・・少し時間を置きたかったのです。
7/18京都の京都アニメーション施設に放火、死者34名(現時点で)という大変に痛ましい事件が起きてしまいました。犯人はガソリンを撒いて着火、自身も火に巻かれ逃げ出しましたが炎は黒煙とともに建物を一瞬にして覆いつくし・・・貴重な人命が一瞬にして失われました。
「京都アニメーション」と言えばアニメのみならずメディア関連では知らない人のいない、大変に高度な技術とそれを支える人材を抱えた一級の表現者集団であります。それが・・・一瞬にして。
ハッシュタグ「#Prayforkyoani」は世界に広まり、そして支援の輪もできつつあります(Yahoo!:京都新聞)が・・・。

貴重な資料やデータも相当量失われた、と聞いております。
京アニの最もすごいところは「技術の伝承」がしっかりできているどころだ、という話を聞いたことがあります。過去の作品で得たノウハウや知識を次の、別の作品に注ぎ込む。そのため年を経るごとに積み重ねられていく技術はどんどん昇華され・・・さらなる高みに至っていく。そこには「即戦力のみ」「今使えない奴はいらない」といった現代風のスタンスではなく、昭和やそれ以前から綿々と紡がれてきた「職人」の心意気すら感じます。
そして、我々は毎年毎年新しいことに挑み、超えていく彼らの作品を愛でられる、という愉悦に毎年浸っていたのです・・・。

それは文化の破壊だ、という方もおられます。なんともったいない、とも。しかしそれだけではなく・・・ただただため息をつくしかできないのが現状なのです。犯人はいまだ供述できる状態になく。京アニの今後も完璧に未定。・・・待つしかない、それが歯がゆい。

・・・本当はもっと詳細な情報が出そろってからここでも触れたかったのですが(現状では憶測が憶測を呼んでわやくちゃであります)、やはりひとまずは・・・ということで記しました。

12:34 AM | 固定リンク