« 椅子ノ話 | トップページ | いつかはみんなそうなる »
07/10/2019
しょくぶつのひみつ
挿し木ができる秘密・・・幹細胞に戻すスイッチを担う遺伝子を発見(Yahoo!:毎日)。「挿し木」とは農業だけではなく園芸でもよく使われる技法であります。・・・モノによってはかなりカンタンに根付くものもあったりします。
ただ、植物によっては全然そういうのができなかったり(ウメとか)これを発展させた「接ぎ木(土台の木に別の木の枝を挿す)」という技法もあったりします(リンゴとか)。いずれも種類によっては・・・というもので全ての植物ができる、というものではありません。
・・・個人的にはうちにあるヤマアジサイ、これは挿し木が非常に有効だったりします。若い木なら剪定した枝をテキトーに切って刺しても根付くこともあったりしますし。もちろんアジサイも種子を残すことができるのですが・・・基本的には挿し木で増やしていく植物だったりします。
なぜ挿すだけで根付くのか、と言えばこれは切り口から新しい根が生えてくるからであります。
この発根を促す薬剤、というのも園芸品店で売っていたりします。が、↑記事はそこからさらに掘り下げ、発根=幹細胞、つまりは何にでもなれる細胞へと、普通の細胞が変化していく・・・その発現を担う遺伝子を発見した、ということであります。
だから仮に「これにはステミンが豊富に含まれていましてね・・・」とかそんな謳い文句の商品が出て来ても、それは眉唾物、ということであります。あくまでも遺伝情報を含んだ物質、ということなので・・・それ相応の作業(例えば遺伝子操作でどこかに組み込む)が必要となります。そのものを摂取したって意味はないわけです。
今後の利用法としてはそのステミンの発動を促す薬剤とか。そういう方面の開発が期待されそうであります。・・・それにプラスして従来の発根促進剤を使う、とかそういうのもアリ、かも知れません。
02:55 AM | 固定リンク