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06/14/2019

イメージの問題

が一番大きいかも。
知られざる「培養肉」の世界(Yahoo!:HARBOR BUSINESS)。これは実際にかなり緊急を要する案件だったりします。「肉」というのは食物として人類が長い間関わってきた物体なのですが・・・それが足りなくなるかも、という話はつい最近広まったものではありません。かなり前から出ていた話であります。
その解決策の一つが「人工肉」であります。
人工的に培養された「肉」であります。食品不足を補うのはもちろん、畜産が自然界にかけている圧力を少しでも減らそう・・・というのも大きな目的であります。しかも栄養素をコントロールしたりもできる肉なども作成可能なわけです。

・・・しかし仮に非常に安価な「培養肉」ができた、として。それがフツーにスーパーなんかにも並ぶようになった、として。果たしてどれくらいの人たちが「買おう」と思うだろう・・・?

近未来物のSFなんかでは定番なんですが・・・実はこっちでもあまり良いイメージはなく。そもそも「代用品」という位置づけの上「正規肉なんか食えるのは上等国民だけだ」みたいな流れもあったりして。・・・これは一般の人たちが内在的に持っているイメージそのものなのかも知れません。
よく知らないモノを怖がる、と言うよりも・・・やっぱりこれまでの人類の食肉の歴史の重さ、みたいなものかと。その重さをたった十数年程度で覆すのは容易ではありません・・・。

個人的にコワい?のは何かで一気にマイナスイメージが付いてしまって、それがなかなか拭えないうちに本格的な食糧危機が・・・というものだったりします。それは正に天の配剤的な偶発性も多分にあるのですが・・・やっぱり皆が根底に抱いているイメージ、それが最も大きいかと。今のうちからコツコツと地道に知識と共に良いイメージ周知を徹底させていく・・・というのが重要なのかも知れません・・・。

12:48 AM | 固定リンク