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04/17/2019
「予知」というより「予言」
それが世界的な知見なのかも知れんのですが。
地震「予測」が岐路に「いつ起こるか明言できない」研究者の苦悩(Yahoo!:西日本新聞)。こうなってくるとやはり人間の手には負えない領域なのか・・・とも思ってしまいます。
例えばアメリカなどではすでに「予知」から「いかに効果的に対応できるか」と「起きてしまった後の対策」へのシフトが始まっているとか。・・・実はアメリカは大陸の中央部ではめったに起きませんが、カリフォルニアなど太平洋側では結構大きな地震も起きています。そのため過去には予知の研究もやっていたそうなんですが・・・「起きた後にどう対応していくか」の方に重きを置くことにしている、とか・・・。
地震「予知」に関しては日本は最先端だ・・・とはよく言われているのですが。
しかしいくら「予知」ができても当たらなければ意味はありません。現行の「緊急地震速報」も数分前とかそれくらいであります。これはこれで心構えを・・・ということで十分に意味のあることだとは思いますが、中長期的に「起きる」と言い切れない現状ではたしかに「予知」とは言い難いところがあります。
そのため↑記事中でも述べられてますが・・・いくら「この地域に地震が起きる可能性が高い」と説いて回っても誰にも信じてもらえない。ある意味それは仕方ないことかも知れませんが・・・むしろ起きない方がいいのですが・・・「結果」が出せないのも現状だったりします。
じゃあ他の国のように「対策重視」にしてしまえば・・・という意見もありますが、個人的にはそれは「予知」との両輪でやっていくべきではないか、と。ここまで積み上げてきた知見やノウハウを捨てて一気にシフト、というのもどうかな、と。
地震発生のメカニズムすら100%分かってないのであります。少しでもそれに関連する研究は続けた方が良いのでは・・・とも思うのですが。
12:59 AM | 固定リンク