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01/02/2019

規制の一方で

「楽器移動の自由を」象牙使用、税関で足止め相次ぎ(Yahoo!:読売)。「象牙」とは文字通り「象」の「牙」ですが・・・古くから装飾品や加工品として使われてきました。
日本ではこれで判子を作る、というのは一種のステータスみたいなところもありました。固いばかりではなく柔らかみもあって腰のある素材で、色々な用途で高級品として扱われてきました。
しかし今は国際的に取引が規制されています。言うまでもなく象・・・アフリカゾウ保護のためであります。何しろ最近のアフリカゾウのオスは牙があまり大きくならない、という噂まであります。理由は・・・大きいと密猟者に狙われるから、とのことであります・・・。

ところが・・・素材としての象牙は十分?に規制されていますが、規制が始まる前に「製品」となってそれを「所持」している場合はどうか、と言うと。
・・・持ってるだけなら何の問題もありませんが・・・誰かに売ったりあげたりしたら問題になります。
さらに↑海外へ行った時の税関で引っかかることもあるわけです。禁止されているはずの象牙じゃないか、これは・・・! ということになってしまいます。もちろん海外でも「規制前に購入した製品なら問題なし」となってるところがほとんどなはずなんですが、楽器、というのはちょっと特殊な知識が必要な場合があるので・・・その辺から問題になってしまう・・・。
そこで「証明書」を発行できないか、ということになってきているわけです。

・・・しかしいくつかの問題があります。その証明書の「信用」をどこまで知らしめることができるのか、とか。あるいはヘンな悪用されて密猟者が横行したりするようにならないか・・・とか。
それでもその辺をクリアできれば・・・とは思うのですが、考えてみたらコトは楽器だけの問題ではなく。他の道具とか美術品とかでもトラブルがあるものなので・・・そっち方面も同時にどうにか、というわけにはいかんもんでしょうか・・・?

02:10 AM | 固定リンク