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12/14/2018
それでもリスクあり
ほとんどの人が勘違い? 今が旬の牡蠣「生食用」と「加熱用」の違い(Yahoo!:ウェザーニュース)。むちゃくちゃ乱暴に言えばどっちも生食でも加熱してもいい、ということになりますが・・・。
二回ほど生食であたっている身としては「加熱用を生食」というのにはかなり抵抗があります。
そしてもちろん「生食用」となっていてもあたる可能性はゼロではありません。その辺は「覚悟」が必要なのですが・・・今ほどに基準が明確ではなかった時代からでも「こうこうこういう時期の生牡蠣は食べるな」的な言葉が残っていたりするのでやはりそういうリスクを知ってはいても食べたい、というのは人間の本性?なのかも知れません。
カキの類に限らず。こういった二枚貝の系統・・・海水など周囲の水を吸い込んで微生物を濾しとって排水する連中・・・は水の浄化能力に優れている、と言われています。浄化作業に一役買っているケースもあったりします。
つまりは優秀な天然フィルターなんですが。フィルター、ということはつまり汚れは全て一身に引き受けることになります。エアコンなどのフィルターでは定期的な掃除が必要なわけで・・・それが二枚貝にも言えるわけです。
しかし生体を「掃除」するわけにはいかず。分解できるものは分解してもらうのを待つしかありません。が、そういう生体を捕獲・食べてしまうと・・・。
有害物質がどう、というのもありますがどっちかと言うと「ヤバい微生物」の方が恐怖であります。それが「あたる」ということになります。
有名なとこではノロウィルスとか。これは十分に加熱することによって回避できます。・・・なお、これ以外にも「害」はあって、「貝毒」と呼ばれたりしています。養殖場に限らず潮干狩り場などでも定期的に検査したりしています。・・・少し前に某地方一帯で「潮干狩り中止」ということになったりしたこともあります。
100%安全な食品、というものは存在しません。しかし自身がリスクを理解して向き合えば回避する手段はいくらでもあるものであります。が・・・なかなかそういう風にはいかないもんだったりするのですけども・・・。
02:03 AM | 固定リンク