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12/28/2018

そんなに変わらないんじゃ

チンパンジーも「薬草」を食べる・・・自己治療、種を超える習慣か(Yahoo!:京都新聞)。自身が消化できない系統の「草」を飼い犬がいきなり食べ始めて嘔吐、どうも調子が悪いのでわざと「吐いた」のではないか・・・とかそんな話もあったりしますし。
薬効がある、と経験上や知識上(周囲からの示唆?)で「知って」いればそれを利用するのは別にヒトに限った話ではないのでは・・・と。「生きる」ということに関しては彼らの方が我々よりもはるかに貪欲であります。

そもそもヒトの「治療」だって偶然から始まったものかも知れんのですし。何かの拍子で口に入れてしまった草が、その時の体の不調に役立った、とか。
しかしあくまでも口伝え、つまりは個体から個体への伝承しかできないその他の動物に対してヒトの場合は「書き残す」という行為ができます。つまり、「知識の蓄積」ができるわけで、一回一回いちいち試してみる、という場合によってはかなりの負担となる行動を省略することができます。
・・・ただ・・・その「ため込まれた知識」が果たして正しいのかどうか、とかその辺の判断もしないといけない、という新たなリスクも抱え込むことにはなるのですが。それはある意味で仕方なかったりするのですが。

むしろ↑記事で興味深いのは後半の、チンパンジーが病気やケガに悲観していない、とされる姿勢だったりします。そういった「差異」を「差異」と認識しないのが当たり前、ということのか・・・それともそういう感覚を表に出さないだけ、とかそういうことなんだろうか・・・?
ヒトだって他から見たら「かわいそうな状況」なのにそれを微塵も見せない(ただし内心どう思っているかは分からない)ということもあるわけですし。・・・そこまで来ると心理学とかそういった方面での研究、というのも重要になってくるかも知れません。
ただ単純に「動物がヒトっぽい」とかそういう話ではないのですし。

02:05 AM | 固定リンク