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11/24/2018

野生と養殖と

野生天然下では減ってますが、飼育下では・・・。
野生のウーパールーパーが2年で絶滅の危機?(Yahoo!:ロイター) メキシコサンショウウオ。これは前々から言われていたのですが生息域の減少などにより野生の個体は年々減り続けています。しかし一方で養殖、つまりは人間の手によって繁殖している個体は相当数いる、という・・・。
いや、しかも食用となっているケースもあったりします。じゃあ、ソレ放したらいいじゃないか、とか思うかも知れませんが。しかし事情に事情が重なっていることも往々にしてあったりします、こういう場合。

ウーパールーパー、と言えば日本ではかつてCMなどで大流行りした過去があります。その頃ほどではありませんが、今でも人気のある両生類であります。
・・・そう、あれはカエルなどと同じ両生類であります。
さらにはあれはオトナの姿ではなく。カンタンに言えば「オタマジャクシのまま成熟したカタチ」ということになります。そのためエラがあり、水中でしか生きていけません(オトナの形状したのもいるにはいるんですが・・・)。
・・・なんでそんな性質を獲得したのか、まだはっきりとは分かっていませんが・・・少なくともその方が何らかの条件下では生存に有利になっている(あるいは「なっていた」?)のは間違いないかと思われます。
そのため飼育下の個体を放しても(ある意味では)問題ない、と言えないこともないのですが・・・。

住んでいく環境が環境であります。整備されていない場所へ放しても意味はありません。さらに「遺伝的に純粋」という面でも不安が残ります。
これはメダカなどでも言われていることであります。・・・実は東京などでは「絶滅危惧種」となっているニホンメダカですが、ペットショップ行けば非常に安価に購入できます。じゃあ、ソレ放してしまえば・・・ということで無知識に放されているケースも残念ながらあったりします。
が、それはあくまでも「飼育下のメダカ」であり「その水系のメダカ」ではありません。メダカはご存知の通り非常に小型の魚なので同種でも別グループと出会う確率は非常に低いと思われます。そんな中でも「遺伝的に純粋」となっているのにそこへ別の因子を持ち込むと・・・それはまた違ったモノとなってしまいます(外見や習性は全然変わらんのですが)。

ウーパールーパーもそういったことが言われているかと。・・・しかし、こちらの場合は生育環境の保全がまず第一なわけで・・・保護する、ということならまずはそこから、ということになりそうですが。・・・まあ、過去には「野生下では絶滅したけど個人の動物園で生き残っていた」シフゾウ、なんてのいるにはいるんですが・・・これは特殊なケースであります、現代では。

12:06 AM | 固定リンク