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10/23/2018
誰もが持ってるわけではない
スマホ普及率は100%じゃないんですが。
地方交通で「統一QRコード決済」を検討・・・経産省(Yahoo!:JIJI)。いわゆる「キャッシュレス推進」というやつであります。
この「QRコード」というのはバーコードよりはるかに大量の情報を収納できる最大でもコイン一枚分くらいの印刷紋様であります。製品のちょっとした端っこに印刷しておいて「公式サイトはこちら!」とやったり航空会社のチケットレス用にも利用されたりします。・・・海外ではこの「QRコード決済」の方が使いやすい、という声もあり・・・日本でも導入しよう、という動きがあるのは事実であります(海外観光客誘致用だ、と言われたりもしますが)。
ただ・・・日本ではあまり普及していません。これはやはり現金の方がまだまだ使える、というのもありますし・・・他のプリペイド方式(交通系ICカードとかEdyとか)の方がよく利用されている、というのが実情だったりするからであります。
ただ、QRコード決済というのは他とちょっと違っていたりします。他の決済方式の場合、店側にもそれなりの設備投資が必要とされますが(読み取り機器はもちろん、その他もろもろ)こちらの場合は基本「読み取り機器」のみとなります。
スマホの方で口座直結のQRコードを自動生成する仕組みであります。店側はこれを読み取って決済するだけ。その場合のQRコードは一種の「ワンタイムコード」で、有効期限30分とかその時限りのものなので・・・セキュリティ面にも配慮されています。
そういう意味ではたしかに有効なシステム、と言えないこともないのですが・・・。
・・・しかしお上は何が何でもキャッシュレスにしたいみたいで。
スマホ料金の値下げ推進もその一つかと。ただ・・・三大キャリアの牙城はなかなかに強固であまり進んでいるとは思われず。しかもケータイを含めても全国民が所持しているわけではなく(当たり前の話ですが)しかし「スマホのアプリで~」という文言が当たり前のように並んでいて・・・焦っているのでしょうか・・・?
クレジットカードの使い方も「よくわからない」人たちにどうやってスマホでのQRコード決済を理解してもらえるのだろうか・・・?
地域によっては交通系ICカードですら普及していない(公共交通機関が非常に弱い地域)ところもあります。場合によってはケータイそのものが意味をなさない場所、というところもまだまだあります。・・・日本全国全てでスマホが使えるわけでもないのです。
加えてまだまだ現金が主役。無理やり普及させよう、としてもまず無理なんですが・・・消費増税の時にもなんかやろうとしてますが・・・なんだかもうちっと「現場の声」的なものに耳を傾けた方がいいのでは・・・中央省庁、と、思ってしまうのですが。
03:51 AM | 固定リンク