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08/03/2018
お手軽通り越してる
3Dプリンター銃のソフトウェア公開差し止め(Yahoo!:BBC)。5年に及ぶ法廷闘争?の末、なんですが・・・銃規制が当然の日本からしたら「当たり前」な判決なんですが、あっちにしてみればまたちょっと事情が違うわけで。「手軽に安全を保証できる道具が手に入るところだったのに・・・」的な感想が出ている・・・かも知れません。
実は5年ほど前にこの「あれこれ」でもこの件に触れてまして。
→「手軽・・・ではなさそう」(2013/5/8)
元記事は当然消滅してますけども、あの頃だとまだ「非営利団体」ではなく「学生」が開発・・・ということだったようであります。
しかし・・・あの頃から比べると3Dプリンタもかなり普及してきています。
個人用の商品も相当数ありますし(まだちょっとお高めですが)。ソフトウェアさえあれば日本でもそういったモノを手軽に作成できてしまうわけです。・・・それは色んな可能性を秘めていますが、同時に色んな脅威を秘めている、ということでもあります。
別に銃でなくてもいいのです。プラスチック製品なら何でも。・・・たかが「プラスチック」ですが・・・成分的に色々やれば硬度や柔らかさ・粘りにも相応の「幅」を持たせることも可能であります。つまり、これで凶器になりそうな大型の刃物を作ろうと思えば作ることもできます。
しかも素材が素材なので空港などでの金属物チェックにも引っかかりにくい。・・・まあ、大型のものなら逆に目視で確認されやすくなる、という見方もありますが。
この件で「じゃあ3Dプリンタ規制しよう」という流れになった、としても・・・ゼロにはならないでしょうし。3Dプリンタはあくまで「道具」なので使う側によっていくらでも変化していきます。そこら辺を見極めての「誘導」的なブレーキ、というのが必要なのかと思われますが・・・まだ、そこまで行ってないのも現状であります。
09:48 AM | 固定リンク