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03/27/2018

一つの技術として

NHKがニュース番組に「AIアナ」導入へ(Yahoo!:ORICON NEWS)。ただニュースの文字を「読み上げる」だけならそういったソフトを使えば現行の技術でも可能であります。が・・・ニュースを「伝える」となると相応の技術が要求されます。その辺までもAIが対応できるか、という試みかと思われます。
発声ソフトではどうしても「キカイっぽさ」が残ってしまい・・・違和感を感じることになります。
これは人物の顔を描いた時や3D化した時に出てくる「不気味の谷」に似ています。あまりに似せすぎても似ていなくてもどこか「不気味」と感じてしまうポイントがある・・・「こうあるべきだ」とヒトが感じるポイントを微妙にズラしてしまうと不気味に感じてしまう・・・。

将来的には多数の職業がAIにとって代わられるという説もあります。やがて「人間大量失職時代」が来る、とも。
そもそも「道具を作る技術」というのは人間の生活を豊かにするために発展してきたはずで、それが人間から職を奪うとは皮肉なことだ・・・という見方もできます。が、こういうのはいわゆる「産業革命」的な大幅な発展がでてくるたびに起きる議論なので・・・そういう意味では普通?のことなのかも知れません。
・・・時間がかかるだろうなあ、というのが個人的なとこであります。結構早い時期に「交代」が起きる、という話もありますが・・・どうしても「ロボット」に抵抗が出てくる人がまだまだ多いでしょうし。生まれた頃からAIに慣れているような世代が中心世代になる頃に本格化するんじゃ・・・とか思ってますが。

今回の「AIアナ」もこれでアナウンサーいらなくなる・・・とかそういう話ではなく。技術として、その向上としての「採用」かと。完璧に人間と入れ替わるにはまだまだ早いような。

01:28 AM | 固定リンク