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08/08/2017

それは血の代用品

釣りエサから奇跡の担い手に? ゴカイがヒトの代替血液に貢献の可能性(Yahoo!:AFP・JIJI)。海釣りをやったことのある人なら見たことはあるかと思われます・・・ゴカイ。最近はルアーやジギングの流行でさて? という方も多いかも知れませんが、エサ釣りではある意味最もポピュラーな釣りエサではあります。
その姿形は・・・小さな「ヒレ」がたくさんついたミミズ、みたいなもので・・・好き嫌いが結構分かれるところではあります。エサ釣りが特定の年齢層にあまりヒットしない理由の一つがコレなんじゃないか・・・と個人的には思ってたりしますが。うねうねと動き回るコレを釣り針に刺さないといけないのですし。

そんなゴカイですが・・・その血がヒトの代替血液、つまり血の代用品として有効なんではないか・・・と。
もちろんそのまま輸血、なんてことではないのですが。あくまでも「ゴカイの血のヘモグロビンを活用」ということであります。ヒトだと赤血球に含まれるヘモグロビンが血液中に存在。ということは血液型が問題になりにくい。しかも「酸素を運ぶ」というヘモグロビンの能力がヒトのそれより40倍以上高い・・・。
有効に活用できればたしかに有利であります。

ただ。ちょっと気になったのが「子牛の胃袋」みたいにならないのかな・・・ということだったりします。・・・「小牛の胃袋」、牛には四つ胃がありますが、子牛の第四胃からはレンネットという酵素が取れます。これをチーズ製造に凝固剤として利用してきました。
・・・ということはチーズを作るためには子牛の胃袋が必要、ということであります。当然それだけの数、子牛そのものを利用しないといけない・・・。
今は微生物や植物由来のレンネットもあるのでそこまでは・・・ということになってますが。・・・これと似たようなことになりはしないか、とかそんなことも思ってしまったりしてます。いや、ゴカイ一体は非常に小さな生き物ですからそこから血を・・・となると相当量必要、ということになりますし。

02:22 AM | 固定リンク