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05/10/2017

だらっと近況報告 5/10:クワガタ

・・・こんな時期にクワガタ、というのもどうかなー、まだ早いよなー、と思ったんですが。

前にこの「あれこれ」で「赤いコクワガタを出してみたい」というようなことも書きました。で、その一環としてコクワの「カワラ材による材育成」というのをやってみていたのです。通常「カワラ材飼育」というのは産卵木に使用して多産を狙うもんらしいのですが。それをあえて「材育成」してみたら・・・というのはググってみるとそういう例もなきにしもあらずかな、なんかそういうのもないでもないよ・・・とかそんなもんで。
まあ、やってみようかな、と。どうせ確定した飼育法なんかないわけですし。

それが・・・2015年のことであります。二年ほど前。その時得られた仔のうち大きそうなの2頭を大きめの飼育ビン(と言ってももちろんガラス製ではなく)に加水したカワラ材を突っ込んですき間に用土を詰め込んで、そこに放り込んでみました。マット飼育と呼ばれる「飼育マットで幼虫を肥育」というのが容易で主流ですが(他に「ビン飼育」という菌糸ビンに入れて大型化を目指す方法も)「材育成」という朽木そのもので幼虫を育てる、という方法もあります。この方が実は天然自然下に近い状況なので・・・カタチのいい成虫になる、という話もあります。
ただ・・・この方法、経過がさっぱり分からない。
マットならもぞもぞ動いてる様子やがりごり齧ってる状態なんかがすぐに分かるんですが、何せ相手は「材」の中にいるのでよく分かりません。出てくるまで分からない玉手箱・・・この辺に魅力を感じる方法でもあるわけなんですが。

それが・・・なぜか同時期にマット飼育してた連中が一年一化で続々羽化してく中。この2ビンだけ幼虫のまま・・・。
つまりは2016年にも羽化しない。さらに2016年は幼虫の飼育ビンへの加水(じょうろで直接大量の水ぶっこんでた)を間違えたせいもあって色々と大変なことになってた頃でもありました。・・・今では実はノコはこの方向でも間違ってなかったんじゃ・・・とか思ってますが、コクワは明らかに小型が目立ってました。コクワにはあまり合ってない方法だったかも・・・ということであります。
それがつい最近。2017年になって動きが出てきました。・・・ビンの一つにかなり巨大な幼虫が。二年一化ということならかなり大型になるかも・・・?

実はもう一方にも幼虫が見えていたんですが、2016年の冬前くらいに姿見ずに。・・・あー・・・溶けたかなあ・・・とか思ってあきらめてた記憶があるにはあるんですが・・・その後もなんか存在?を示す?ような兆候?もあったんで様子見してました。
それが最近になってずっと見えてた幼虫の方の動きが活発に。・・・いや、活発過ぎないか? と。加水しすぎで用土がちがちで動けなくなって本当の意味で暴れてるんじゃ・・・? ということで昨晩開けてみた次第であります。

結論から言うと・・・蛹室か? と思うほどにガチガチな用土の中に巨大な幼虫が1頭。別の用土に移し換えることに。もしかしたら別にここで救出?しなくてもよかったかも知れません。でも・・・このまま蛹化不全、とかそういうことになるのなら・・・その可能性もなくはない。じゃあ・・・ということでの措置?であります。
ついで?にもう一つの方、溶けてるんだかそうでもないんだか状態の分からん方も開けてみようか、と。幼虫が出てくればそれでいいし、そうでないのならあきらめもつく、と・・・。

とか思ってたんですが。いざ開けてみると。・・・なんか黒いものが。最初は別のムシが迷い込んだかカラワ材に元々いたのか、とか思ったんですが掘り進めると明らかにコクワのメス。
・・・いつ羽化したんだ・・・。
姿見ずになった辺り、ということなら去年の冬前、ということになります。その辺で蛹化して羽化・・・? 見た目が明らかに黒化しているので羽化直後とも思えない。かなり前に羽化しているのは間違いない・・・。
しかも大きさは24.8mm。フツーであります。さらに別に赤くも何ともなく。やや赤っぽいかな・・・程度。
なんかよく分からない状況で・・・このメスは一体何だったんだろう、とかそんなことまで考えてしまいます。・・・まあ、生き物の飼育なんてそんなもんか、とかそんなことも思いますが。分からんことの方が多いのが世の中ではあるのですが。

03:58 AM | 固定リンク