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03/31/2017
どっちが先か
ヒトの脳の巨大化、果物が後押しか(Yahoo!:AFP=時事)。「使用する必要があるから大きくなった」「大きくなったから栄養を必要とするようになった」・・・で、果物を食べるようになった、というのが従来の説だったんですが・・・「栄養のあるものを食べるようになった」「使用の幅が広がった」というのが今回出てきた説であります。
ヒトの脳、というのは実際身体に対して非常に大きな器官となっています。
よく使う器官は基本的に大きくなります。ヒトは脳を使うことで発展してきた動物で・・・ということなのですが。
「甘いもの」が脳の活動には不可欠であります。果物に多く含まれる「糖」が脳の活動に一役買ってきた・・・ということなんだそうですが。
・・・ある程度脳が発達してから「甘いもの」が必要になってそれで加速、じゃないのかな、という従来説が個人的にも選択したいところだったんですが。先に「甘いもの食ったから」というのは・・・ニワトリとタマゴの話みたいで。こりゃあ、結論出ないかも知れません。
ニワトリはタマゴから生まれますが、そのタマゴはニワトリが生んだもの。ではどっちが先にこの世に現れたんだ? という有名な問いであります。
個人的にはこの↑論争は無意味だろう、と思ってます。突き詰めれば「タマゴ」じゃないものから「ニワトリ」が発生したんだろう、と。その原初ニワトリから初めてのタマゴが生まれた・・・じゃあニワトリが先じゃないか、となりそうですが・・・その原初ニワトリを生み出した「タマゴじゃないもの」は実は「タマゴ」つまり「卵じゃなくてニワトリを生み出す存在じゃないのか?」と問われると・・・その「卵じゃなくてニワトリを生み出した存在を生み出したのは将来原初ニワトリになり得る可能性を持ったナニカ」ということになって、結局堂々巡りになってしまいます。
すでに生き物の概念すら突破してくような。あまり・・・意味がないような気がするのです。
↑この「使用が先か甘いものが先か」も似たようなもんかも、と。進化圧によって「使用」を迫られた旧人類が~となっても結局「甘いものによって脳が~」となっていくわけですし。・・・やはり・・・結論出ないかも・・・?
02:03 AM | 固定リンク