12/21/2016
変わりゆくモノ
おせちがピンチ? 縁起物が高騰中(Yahoo!:毎日放送)。これは関西の話ですが、関東、いや全国的にも似たような状況かと。カズノコや鮭なんてのは北の方で獲れるもんですし。
「結局は縁起物だから、別になくてもいいや」
というのも一つの意見であります。財布を無理に痛めてまで高価なおせちを揃える必要があるか、と言えば・・・そこまでは、というのが個人的なとこであります(場合や地域によって事情は様々ではあるのですが)。
そもそもは「正月は皆が休むから家事をしなくてもいいように日持ちのするものを作っておこう」から「正月はどこも店も休むから日持ちのするものを作るか買うかしておこう」へ、そして「正月はめでたいから豪華で日持ちのするものを買っておこう」という風に変化してきています。
今は日曜日が(もしくは土曜日も)休みなわけですが。そういった思想?のなかった頃は盆と正月が休みでありました。店(たな)に仕える奉公人はこの時だけは実家に帰ることを許される。となると親族一同も一堂に会しての大騒ぎとなる・・・。
あるいは正月の一日は「寝正月」で二日以降に年始参りだ、なんだと忙しくなる。・・・実際は「休み」でもなかった、てな話もあったりします。そんな中で料理とか家事とかしてるヒマあるか、的なものかと。
今はそうでもないので・・・おせちは「買う」ものになってきています。親戚中が揃っての大人数で宴会、というのも減ってきているでしょうし(おせち料理というのは基本的に大量に作っておくのが前提のものが多いです)。じゃあ、ちょっとの量で豪華なものを・・・買っておくか、ということになってきてるのは、まあ、時勢かな、と。
そして。・・・高騰の事情が全部が全部海水温の上昇=環境問題の悪化だ、というのもどうか、と思いますが・・・。
気象状況的にあまり良くない時、というのは過去にもあったわけでそれと一緒くたにすることはできません。それ以外の事情だってあるわけですし。・・・もしかしたら来年末には「いやあ、今年は豊漁で値崩れしちゃってねえ」なんてなことになってる、かも知れません。
・・・もちろん楽観はできないわけですが・・・そこまで考え込むのもどうか、ということであります。
12:27 AM | 固定リンク