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12/05/2016

問題ゼロではないけど

効果そのものは非常に期待できます。
ブルーギル・不妊化させたオスを放流、根絶を目指す計画(Yahoo!:朝日新聞デジタル)。明日から実行、というものではないのですが・・・何年か後には、と。この「不妊オス放飼」はウリミバエなど果実を荒らすハエなどではすでに行われている手法で、根絶への期待はたしかにある方法ではあります。
・・・ただ、ハエよりも魚の方が遺伝子的には複雑になるため高度なゲノム操作が必要となります(ハエの場合は放射線照射が一般的)。さらに当たり前ですが資金も。何せ相当数の「不妊オス」を作り出す必要があるためそれなりの施設も必要になります。

そして・・・時間。
ハエのように世代交代が早い生き物なら効果も分かりやすいのですが、魚のように数年は生きて繁殖する、となると・・・かなりの時間が必要となりそうであります。
しかも遺伝子組み換えによる弊害を懸念する声も上がりそうで。その辺もちと不安だったりします。
それでお現状のまま、というわけにはいかないわけで・・・色々なハードルがありそうですが、一つ一つクリアしながらでもなんとか進めていけるなら・・・ということで期待される話ではあります。

・・・まあ・・・前々から述べてますが、なんとか流通ベースに乗せちまって食っちまう、というのが本当はベストなんじゃないのかな・・・と個人的には思ってますが。食えないわけでもなく(北米では食用)ただイメージで「あれは食べられない」となってるから、というのはなんだかもったいないような。ハエはさすがに無理でしょうけど、こういう魚なら・・・と思ってるのですけど、なかなかそうはいかないようであります・・・。

12:41 PM | 固定リンク