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11/20/2016

判別できなければ

それは「同じ」と同じことであります。
タラバガニ「偽物」、「本物」枯渇で復権目指す(Yahoo!:読売)。「アブラガニ」というタラバガニとは近縁種のカニで・・・もちろん判別方法はあるんですが、シロウト目にはまず分からず。本職の人たちもかつてはさほど判別せずに扱っていた・・・というのもある意味よくある話であります。
・・・学術的・分類学的には全然違う種、となってても。違いが分からない人が大部分、というのならそれは「同じ」ということになってしまいます・・・世間的には。

これはよく取り上げられる例なんですが・・・日本には「トカゲ」と「カナヘビ」がいます。
「ヘビ」とついていますがトカゲのように岩の間とか庭木の陰なんかに潜んでいて、足もあります。どっちも似たような場所に住んでるんですが・・・見た目は全然違います。「トカゲ」はややツヤのある黒地に白もしくは黄色の線が身体に沿って入ってます(しかも幼体は尾が青い)。「カナヘビ」はツヤのない茶色で目の後ろ辺りがやや黒く腹が黄白色。・・・多分ほとんど人が「カナヘビ」見て「トカゲ」と思ってるんでは・・・と。しかし全然別種であります(シロウト目にもばっちり)でもほとんどの人から認識されておらず両方とも「トカゲ」ということになってます。
・・・これを知らない・気づいてない人に説明するのは結構大変だったりします。実物か画像見せりゃ一発なんですが。でもこれの「差」を極端に狭くすると↑タラバガニとアブラガニの違い、ということになります。・・・専門外の人に説明するのはかなり大変そうだ・・・。

カニに関しては「ズワイガニ」「ベニズワイガニ」の例もあります。やはり後者が「偽物」扱いされてますが・・・実際のとこはほとんど区別されてなかった、とのことで。でも2004年に「きちんと区別しよう」ということになってちょっとした混乱もやはり起きてます。
・・・対して「シシャモ」「カラフトシシャモ」の例となるとこれはかなり違う種同士なんで判別は容易なんですが・・・本家「シシャモ」の絶対数が少ないから「カラフトシシャモ」を使うようになったので・・・居酒屋の安いメニューに「子持ちシシャモ」の名前が使えない、といった事態になったりしてました(最近はそこまで言わなくなりましたが)。
もっとややこしいのは「サケ」「マス」の区別とか。「~マス」という名前のついてる魚を「塩鮭」に使うのはいかがなものか、的な指摘で。・・・だから慣例で「マス」になってるケースもあるし、そもそも判別が曖昧な「サケ」「マス」でそこまで言い出したらきりがねえぞ、てなことになって沈静化?した・・・ということもあったりしました。

・・・美味けりゃそれでいいんじゃねえの? というのが正直なとこで。イメージの問題、というのはたしかにありますが・・・見ても食べても分からんものをラベルだけでありがたがる、というのはなあ・・・と。やるんならきっちり判別できるように勉強しまくってからドヤ顔で語った方がいいのでは? とか思ってしまいますが・・・消費者の方々?(しかし自分もその中の一人だったりするわけで・・・)。

03:01 AM | 固定リンク