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11/01/2016

昨日のアレ

渋谷は大変だったみたいですが。
カナダ・ニューブランズウィック州バサーストの条例「14歳以上はハロウィン禁止」(Yahoo!:BBC News) とは言っても「14歳以上は仮装禁止」とかそういうのではなく。あの「トリック・オア・トリート」に参加できるのは14未満に限る・・・という制定であります。
「ハロウィン=仮装」というのはどっちかと言うとアメリカ発祥みたいな向きもあり、日本のように節操なく仮装したりとかそういう行事では本来なかったりします。
ハロウィン(Wikipedia)
・・・キリスト教の行事、というわけでもなく。どっちかと言うと「土着の行事に乗っかってみた」観の強いもんだったりします。そのせいかカトリックの影響が強い国や地域ではほとんど祝われません。むしろそれに重なる「諸聖人の日」の方が重要だったりします(こちらは日本で言うところの『お盆』に近い)。

・・・別に楽しもうとすることに異存はないんですが・・・。
どうにも商業臭がする、と言うか。クリスマスの「次」を狙ってるみたいで。そもそもキリスト教徒はいてもさほど全国区ではなかった「クリスマス・ミサ」をなんだか年末前のお祭りに担ぎ上げたのも「商業」であります。バレンタインも同様で・・・オマケにホワイトデーも付いてきてます。
昨今では関西圏限定だった恵方巻とか。なんとかして流行らせよう、商業ベースに乗せよう、という涙ぐましい?努力?の成果ではあります。

が・・・そこまで一般大衆はバカではないわけで。いくら「商業効果がン億円で~」的なこと言われたって実感ないもんはないわけで。しかも「ハロウィンてのは何を祝う日なんだ?」という疑問があっても「楽しめばいいのさひゃっはー」的な答えしか返ってこないんじゃ・・・なんだかなあ、というもんであります。
「クリスマス=キリストの誕生日」「バレンタインデー=愛を説いた聖人の日」とかそういったもんがないわけです(聖バレンティヌスは実際はそんな甘いもんではないんですが)。恵方巻の方がまだご利益ありそうだ・・・。

もうそういう「煽ればみんな何でも乗っかってくる」時代ではないんですが・・・どこまで続くんだろうなあ、コレ。とやや心配にもなってきますが。
繰り返しますが別に楽もうとすることに異存はないんです。ただ・・・「どこそこで流行ってるから」とかその程度の理由で流行らせて儲けよう、とするのがなあ・・・臭いなあ、と。毎年そんなこと思ってしまいます。

04:54 AM | 固定リンク