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10/24/2016

少ない・多い

旅客機・搭乗手続きと人数が実際に合わなかったケース・・・4年半で約230件(Yahoo!:NNN)。調査方法が分からないのではっきりとは言えませんが・・・これが例えば聞き取り調査とかそういう方法だともっと多かった可能性もあります。
しかも単純に「人数が合わなかった」というだけですんで・・・実際に乗ってる人数が「少なかった」ら別に問題はないわけです。空席がある分には飛んでも問題はありません。
しかし人数が「多かった」場合・・・予備のシートなんかありませんからその乗客は飛行中どうなるのか、というところで問題がでてきます。安全面が・・・特に。

全日空の「一人多かった」ケースは最近のシステムの盲点?を突いた形となりました。
親子です。当然2席予約。最近では「チケットレス」が主流となってて・・・予約を完了すると「QRコード」という四角の中にうにゃうにゃと模様のついたコードが発行されます。これを印刷しておくか・・・あるいはスマホなどに画像として記録しておいて、いざ機内持ち込みチェックなどで保安検査場へ・・・と言う時にこれをかざすことになります。
するとこれを確認したシステム側では「あ、この席の乗客が来た」と認識します。
しかしこの親子の場合、誤って「親」の分のコードを二つ、用意してしまいました。子の方も親と同じコードをかざすので当然エラーが出ますが・・・単なる機械ミスということでそのまま通してしまった、という・・・。

本来「親」「子」の2席予約のはずが「親」のみ、とシステムが判断。「子」の席はキャンセルされた・・・ということでキャンセル待ちの客へ。しかし「親子」で乗ってきたため一つ席が足りない、という事態に。

・・・実は昔の飛行機の場合、座席指定はカウンターでやってました。機械が導入される前は座席の番号が記入されたシールを用意しておいて、それをチケットに貼っていく。・・・もちろん満席になるとシールがなくなりますからそれまで、ということになるんですが・・・この方法だとたしかに↑こういうミスは起きませんが、カウンターしかも対応できる人間が一人、ということになります。複数でやると必ずミスが起きます。
そこで機械を、コンピュータを導入してさらにオンラインで座席指定も・・・と進化していったわけです。が・・・↑こういう事態も起きてしまう。
・・・飛行機の場合他の交通手段と比べて安全面の確保が非常に重要になってきます。だからこその確認の徹底なんですが・・・昔の方が良かった、的な話になっていきそうな気もして、なんか複雑?だったりします。

02:07 AM | 固定リンク