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09/29/2016
お互いさま
例えば「何か」の神様的な存在のありがたさを延々と見せられる映画があったとして・・・随所に笑いや派手なアクションもあったとして(しかもそれが非常に素晴らしい技術によるものであったとして)・・・「作品としてはいいね。でも・・・」となるのが日本人、なような気がします。
・・・対してその「何か」を熱心に信じる国の人からすれば「なんと良い映画だ!」となるわけです。
シン・ゴジラを観た外国人が日本人ほど感動できない理由(Yahoo!:ダイヤモンドンライン:記事中ネタバレあり)。・・・「感動」と言うか「共感」かなあ、と。
シン・ゴジラは「怪獣映画の態をとった政治映画」という見方もできます。実際、自分が観に行った時は正に老若男女取り混ぜて様々な人が来てました。それぞれに見方ができると思います。
でも多分に「日本映画」だなあ、というのはなんとなーく感じるものであります。
アクションシーン、と言うかゴジラが上陸してきて(もちろん○○形態になってから)以降は様々な事象がこれでもか、と迫って来る一種のパニックムービーにもなっています。でもそこには「日本だなあ」というのを感じさせる・・・と言うか実際に日本に住んでいたら共感しやすい「ピース」があちらこちらに散りばめられています。
それは・・・アメリカやマレーシアに住んでる人にはちょっと理解しがたいシロモノで(逆に日本に住んでる人はアメリカやマレーシアの「ソレ」を理解できない)その辺を上手に突いてくる内容だ、ということでもあります。
ゴジラ・・・「GODZILLA」は世界的にも有名な怪獣であります。ハリウッドでもリメイク。しかしそれは「アメリカのGODZILLA」であって「ゴジラ」ではない、という評も多かったりします。・・・そういうのは当たり前な話であります。各国で感じ方に違いがるのは当然だからであります。
だから「差」が出てくるのは当然かな・・・と思うのですが、なかなかその辺はやはり理解されないものではあります。仕方ない、と言えば仕方ない話なのですが・・・。
ただ。今後「シン・ゴジラ」はこうやって世界に進出していく、とのことですが・・・各国でどういう反応になるのか、というのはかなり興味があったりします。思いもよらない反応というのもありそうであります。・・・中にはちょっと日本人には考えらえないある意味「失礼」な反応もあるかと思うのですが・・・その辺もお互いさまではあります。
01:03 AM | 固定リンク