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09/26/2016

一点集中

あごだしブームに戸惑う地元、価格高騰三年前の7.5倍に(Yahoo!:西日本新聞)。平戸の話ですが、長崎などではよく使われる「あごだし」であります。トビウオを干したものを使い、コクのある濃厚なダシをとることができます。
なんですが・・・。
トビウオそのものは日本ではあまりメジャーな魚ではありません。漁獲高もカツオなどに比べるとかなり低いかと。しかも九州方面でしか使われていない「あご」となると・・・全国的にブームになると品薄になってしまいます。

・・・和風にダシをとる、として。スーパーに行けば普通に「かつおぶし」や「いりこ」を売ってます。あるいは「こんぶ」もいいでしょうし・・・ちょっとヒネった?ところでは「干ししいたけ」なども。
しかし「あご」つまりトビウオの干物となると・・・もちろん地域によりますが関東だとそこらでカンタンに・・・とはいかない食材だったりします(トビウオそのものは鮮魚として入って来ることありますが)。ちょっとした専門店に行く必要があるかと。しかも・・・値段はどうだろう、と。

ということで関東で「あごだし」と言うと大抵「だしのもと」的なものがほとんどであります・・・。

それはそれで全ての人が最初からダシを、というわけにはいかないので仕方ない話であります。日本国中が産地というわけでもないわけですし。ただ・・・↑記事のような事情もあり、気にする人は気にしそうな話ではあります。
そして。これは「あごだし」に限った話ではないのですが。・・・どーして何かで「コレがいい」となると一気に考えなしに飛びついて、しばらくしたら飽きて、また飛びつくを繰り返すのかなあ、と。「皆があの有名人が言ってるから」というだけでもそうなりますし。
・・・それまで経験できなかったことを経験できるかないいじゃないか、という意見もあります。もっともな意見なんですが、それで新たな世界が拓けることは決して悪くないのですが・・・。
なんだかもうちっと思考してみないか? とかそんなことも思ってしまうのです・・・。

02:04 AM | 固定リンク