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08/02/2016

「慣れ」と「歴史」

虫を触れる20代男性、25%程度(しらべぇ)。全世代でも35%程度、とのことですが。↑記事によれば20代は女性でも15%ほど。もし20代だけ、例えば20代夫婦しかいない家で虫が大発生したら・・・どうなるんだろ・・・代表的な家庭に多い害虫以外にも色々な虫、というのは身近に存在してるもんなんですが。
・・・↑記事の調査でちょっと興味深いのは男女ともに「触れる」率が40代から大きく上がってることで。これは年代的に虫と触れ合う幼少期を過ごしていたから、というのも大きいかと。でも年代的に(責任的に)最終的にはやっぱりあなたが始末しないといけない、という事態になるともう好き嫌い言ってられないので・・・とかそういう事情もあるのかも、とか。
しかし考えてみたらその40代よりちょい上の世代が今の20代の親、ということになるわけで。親は触れるけど子は触れない、ということになりそうな。

自分はガキの頃から触れてましたし。今もクワガタ飼ってるくらいですから触れない、なんてことはないんですが・・・なんで触れないんだろう、というのは今でもちょっと疑問であります。「怖いから」という答えがよく返ってきますが・・・こんなに小さいのに?
スーパーの駐輪場で30代くらいの母親と10代前の娘さんが騒いでいたので何か、と思ったらハラビロカマキリの3齢くらい?人差し指の先くらいの小さな幼虫が自転車のハンドルに。・・・両手でそおっと抱えて逃がしてあげるとものすごく感謝されました。あの・・・なんでそんなに怖がるんですか・・・というのが正直なとこであります。
これがあの黒いやつ、とか毛のいっぱいあるイモ虫、とかならまだなんとなく分かるんですが(虫好きの中でも実はコレ嫌い、と言う人は結構います)なんか全部一からげに「ムシ、ダメ!」というのはなあ・・・と。

一つは「慣れ」であります。幼少期から触れていればそうでもないでしょうけど、今のご時世なかなかそういう場所もなく・・・と、よく言われますが、果たして・・・?
探せば結構いるもんであります、虫てのは。何せ「種」の数で言えばダントツのトップであります。昆虫に限定せずにクモなども含めると相当数が周囲にいます。・・・例えばこの時期なら夜にちょっとコンビニへ。すると照明には無数の虫が寄ってきます。蛾の系統から甲虫から。中にはなかなかお目にかかれないような珍しいカタチの虫も・・・。
・・・ああ、こういうのがイカンのか・・・。
興味のある人からすればそういうのも「見てしまう」んですが、ハナから「どうでもいい」人にとっては明かりに集まる「何か」でしかないわけで。そういうのを積極的に見ようとはしないでしょうし。そうなると「慣れる」どころではなく・・・そのまま時間が経てばやはり触れないようになってしまう・・・。
そしてそういう時間が「歴史」となって「虫も触れない」がデフォになっていくわけであります。

もちろん何らかのきっかけ・・・虫を食う系動物飼育に目覚めるとか・・・身近な人が虫好きだったとか・・・そういうのがあればまた違ってくるのでしょうけど。しかもコレ、地域差が結構あるかと。相当数いるったって地方の方が明らかに多いでしょうし。そういう場で「きゃー、むしコワイー」とやっても・・・「は? 何言ってんの?」で終わりそうな。そんなもんな気もするんですが。

02:12 AM | 固定リンク