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08/26/2016
ぐろーばる?
先に足元固めといた方がいいと思うのですが・・・。
小学校から英語教育「グローバル人材」育成につながるか(Yahoo!)・・・小学校で英語教育、というのはこれまでは正式な「教科」ではなかったのですが(つまり成績に影響なし)2020年から小学校高学年(5・6年生)で正式に「教科」としよう、という案が出ているんだそうであります。
・・・最近は保育園や幼稚園でも「インターナショナル」なところもあって、日常的に英語を使うところも増えています。・・・別に悪いことではないのですが・・・何度かこの「あれこれ」でも触れてますが・・・先に日本語やっとけ、その上に英語なりスペイン語なりを築いていった方が・・・というのが個人的なとこであります。
実は、と言うほどのことでもありませんが自分も海外在住の経験があります。親の仕事の関係で転勤、というやつであります。・・・イランに7ヶ月、アメリカに2年。
イランの方はほとんど自宅のみで、日本人学校通ってたのでペルシャ語は今ではおぼろげに「数」が分かる程度ですが、アメリカは中高生の頃で現地校に行ってたのである程度今でも英語が分かります(ちなみに妹は今でもかなり理解できるレベル)。
が・・・あっち行って最も感じたの「あっちの日本人の日本人らしくないところ」でした。英語はできても日本語はできない。話すことはできても基本的な漢字の読み書きなんかはあやふや。でも「オレはグローバルだから」とか何とかミョーな特権意識をふりかざす。
そーいうのを見てる、と言うか感じてる身、としては(しかも中高生の頃に)。日本語も十分にできないちに英語を学んでもしゃーない、と。その前に日本語きっちりやって、日本のことも知っとけ、と。自国のアイデンティティ持ってない奴が「グローバルだから」とか言ってても・・・うすっぺらい限りであります。どっかに軸足置いてる方がしっかり周囲を見回せます。
英語出来れば即座に世界人! みたいなノリはそろそろやめませんか、ということでもあります。そもそも子供は英語学んでも親は? という気もします。・・・まあ、ある程度経てばその辺の事情は変わって来ると思いますが。
↑記事にもありますが「英語を学ばせれば(触れれば)グローバル」ではなく「自然にそういう環境にもっていく」というのが重要ではないか、と。最もいいのは実際に海外に行くこと、移住することですが(それも日本人コミュニティがあまりないとこ)それは実際には無理。じゃあ家庭環境から・・・と。
子供だけにそういうことやっても意味ないわけで。親からそういうとこまで考える必要があるのでは・・・ということなんですが小学校で「教科」にする、ということだけでは・・・なかなかそこまでは行かないんじゃないか、と。
↑記事に「語学の勉強は”いつからでも”始められるのです。」(「」内↑記事より引用)というくだりがあります。・・・別に幼少期からでなくてもいいんでは、という意味なんでしょうけど・・・大人になってから始めても問題ない、というのは切に思うところではあります。
時間はかかるでしょうしなかなかうまくいかないかも知れません。でも不可能ではないわけで・・・あわてて子供の時から・・・! というのはどうかな、と思うのですが。
02:05 AM | 固定リンク