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07/15/2016
いしをつかうぶんか
700年前のサルの「道具」発見、100世代に渡って継承か(Yahoo!:ナショナルジオグラフィック日本版)。そして「サル真似ではなかった」と続いてます。・・・これは↑記事中のオマキザルが~ということなんだろう、と思いますが。そうでないとチンパンジーとかそういう系統のもそうなんか、ということになってしまいますが・・・「サルが道具を使うのはヒトを真似たからだ」というのが通説だった、と。
つまりはサルは猿真似してただけだ・・・と。
・・・これはどうなんだろう、そんな認識で大丈夫なんだろうか、と正直思ってしまいますが。道具を使う動物はヒトを除けばサルだけか、と言えばそういうわけでもなく。・・・むしろ「道具」とは何ぞや、という話にまで巻き戻ってしまいそうであります。
↑のオマキザルは叩くための「石」と「受け皿」がきちんとそろっていていかにも道具然、としてますが。
これが一部の小鳥にもチンパンジーにmp見られる「細い木の枝使って木の中の虫を捕る」という行為ならどうなんだろう、と。明らかに使い捨てであります。でも似たようなのを探し出してまた使う。・・・これも「道具」ということになりますが・・・ダーウィンフィンチがヒトから学ぶ・・・いやいやその前に「木の中の虫を細い木の枝使って捕る」ヒト、それもそういうことを日常的にやってるヒトがどこにいるんだろう・・・ということになってしまいます。
ヒトも動物の一種であって、「手近に良さそうなもんがあったらから使ってみた」的な感覚はある程度「知性」のある動物ならどれでもやるんでは、と。・・・その「知性」だって人間が勝手に認定してるだけで、実際のところは分からんわけです。脳、という神経の塊みたいなもんがない生き物はそんな複雑なこと思考したりしないだろう・・・というのも一種の思い込みかも知れません。
あるいは我々がまだ知らない方法で「思考」しているのかも知れない・・・。
・・・まあ、でもそういうこと言い出すとキリがないですし・・・何より実証できないわけで。そういう違った「知性」が何か、というのも全然分からん現状では何をどう実証すべきか・・・ということも分からんのですし。
・・・何度か「あれこれ」で触れてますが。人間というのはどうも他の動物を見下す傾向があって「まあ、なんて賢いワンちゃん」と言えば何らかの芸をするイヌ・・・それも人間っぽいしぐさだったりします。それは・・・なんか哀しい話だなあ、と。
それぞれに適した、とても美しい行動や表情があるのに「いかに人間に近いか」が判断基準になる、というのは・・・やっぱりなんか切ないのです・・・。
01:26 AM | 固定リンク