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07/01/2016

明文化なんてできるか?

でもやっとかないと今度は対処が遅れる・・・。
文科省、いじめ明確化へ・・・学校で対処しやすく(Yahoo!:時事)。どんな世代になってもゼロになるわけではないのですが・・・いじめ。これは人間特有のものではなく。ある程度の社会性・・・いや、複数の同種の動物が近い距離に存在しているとほぼ必ず起きる現象ではあります。
つまりは「順位づけ」なわけです。自分の方があいつより強い。それをカタチとして示したい。
それを示す最も効果的な方法が「相手を力で屈服させる」ということであり・・・しかし種によってその方法は様々であります。ヒト、という種では言葉というコミュニケーションツールを利用して相手を屈服させる方法もあるとか。

・・・こういうノリ?はどんな生き物も共通、ということではあります。ヒトにだけいじめがあるわけではなく。社会性がある・ないに関わらずそういった「順位づけ」はどんな動物にもあるものであります。例えば群れを作る習性のない肉食魚(小型でも可)を狭い水槽に入れると・・・明らかに「順位」ができて強い方の個体が優先されるようになったりします。
でも実際問題「それじゃ仕方ない」というわけにもいかないわけで。それなりの「ルール」を作れるのが人間なのではありますが・・・。
じゃあ、どこからどこまでが「いじめ」つまり「順位づけ」か、どこからどこまでが「遊び」か、となると・・・その辺は当人?同士にしか分からないケースも多々あるわけです。人間の場合、さらに複雑な心情やら感情やらが関係してくることもありますし。

だから・・・そうかっちり決めることなんかできるのかどうか、と。カンタンに線引きして「いじめではなかった」となるのもどうか、ですし・・・逆に手遅れになることもあり得ます。本来ならもっと当事者と管理する側(教師も親権者も)の距離を近くしておく必要がある、という言い方もできるかも知れません。しかし現代ではそれは現実的ではないようであります。

一番恐ろしいのはこういった「規制」が入ることで一種の「魔女狩り」が起きることなのですが・・・なかなか難しいところだと思うのですが。

02:46 AM | 固定リンク