07/22/2016
アジアなアロワナ
やっぱりまだお高いですなあ・・・。
違法取引、異例の高額、「龍魚」はなぜ人々を魅了するのか(Yahoo!:ナショナルジオグラフィック日本版)。今さらな感じもありますが・・・言わずと知れた「超高級熱帯魚」の一つであります。高いものはとことん高く、時々「一匹ン万円の高級熱帯魚を何匹も・・・」とかそういう話ではコレか錦鯉か、というのが相場だったりします。
皆が欲しがるから高くなるわけですが。
アジアアロワナの場合、そもそもは現地では数十円程度で取り引きされるフツーの魚だったんだそうで。漁師がとって売るか家で食べてしまう、とそんなもんで。それがあるきっかけで一気に価格が高騰。野生個体はほぼ全滅して・・・しかし養殖方法が確立すると今度は養殖個体が高値で取り引きされる、ということに。
ワシントン条約であります。絶滅の危機にある生物の国際取引を禁止する条約であります。
アジアアロワナもこれに記載されました。が・・・その前後にブームが起こり、大規模な乱獲へと至ってしまいます。規制前なら輸出もできますし。そこで今度は養殖技術が進む・・・ということに。オオクワガタも似たような経路をたどってます。「ブームが起きる→乱獲により価格高騰→養殖技術確立により価格落ち着く」
まあ、どんなもんでもみんな珍しいもんを欲しがる、ということなのですが。・・・クワガタの場合「離島産」というのもあったりします。これは地理的に隔絶された「島」産だと通常のコクワガタやノコギリクワガタなどとはちょっと違った印象を持つものがいて(中には別種もいますが)マニアを中心に珍重されていたんですが・・・一部の採集者のマナー違反などにより現在はほとんどが禁止となっていたりします。
これもそういった「流れ」の一つなのかも知れません・・・。
それでもアジアアロワナは曲りなりにも養殖個体が流通しているののですが。
「じゃあ、その養殖したやつを放せば野生のも増えるんじゃ?」と思うかも知れませんが(トキなんかそういう方法とも言えます)・・・そうなると業者がどうするか、とか。あるいはまだお高いのですから・・・放したの根こそぎ獲られてそれまでよ、ということになりそうな・・・。
02:04 AM | 固定リンク