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07/23/2016

GO?

・・・自分、スマホ持ってないんであまり意味ないんですが。
「ポケモンGO」日本でも配信開始(Yahoo!:ねとらぼ)。海外では大変な人気の反面、様々なトラブルも出ているスマホゲームであります。ゲームそのものは無料ですがそれ以上を求めようとすると課金する必要がある、というなかなかにシビア?なゲームであります。
携帯型ゲーム機というのはこれまでもあって、これは「相手が来るのを待つ」というものでした。しかしこれは「相手を探しに自分が出かける」というタイプで(本来は『何m先にいるよ』と示されてそっちへ探しに出かける、というスタイルなんですが)どうしても外出して探し回ることになります。その辺が「新しいゲーム」と呼ばれている理由の一つではあります。

最初に書いておきますが。コレ、任天堂が単独で関係しているゲームではありません。任天堂が何割かの株を所有しているアメリカの会社が原型を開発したゲームで(だから出てくるポケモンがやや古い?)ポケモンの権利関係を取り仕切る株式会社ポケモンの認可を受けて発売したものであります。Nianticというこの会社は過去に同じようにGPSを利用したゲームを出しています。それとポケモンを合体させたのが「GO」ということになります。
優れたシステムと強力なネームバリューを合わせた、とも言えます。
・・・今後の展開によっては任天堂その他も絡んで様々な方向へ進む可能性もある、と言われていますし実際色々できそうなんですが・・・その前に越えておかないといけない「ハードル」もいくつかあります。そうでないと場合によっては最悪全面的に禁止、とかそういうことになりかねない・・・。

「歩いてポケモンを探す」というところまでは問題ないんですが「スマホ片手に」という点でどうもトラブルが続いてしまっています。・・・人間の目、というのは一点に集中させると周囲が見えにくくなる、という特性があります。これは平面上に二つ並んでいることによるもので、モノを立体的に捉えるには最適なようになりました。が、周囲への警戒は犠牲となりました。対照的なのが草食動物や小鳥や水鳥などで、顔の横に目がついています。これだと両眼視による立体的な捕捉は無理になりますがその代り周囲への警戒は万全になります。・・・こういう目の仕組みだったら問題はなかったんでしょうけど・・・歩きスマホ。
結果的に歩きながらスマホを使うことになってしまうゲームなわけです。どんなに注意していても人間の体の特性上、「目の前の一点に集中する」とどうしても「周囲への警戒がおろそかになる」ことになります。さらに「下を向く」という要素も加わるともっと良くない条件に。
訓練によってある程度はどうにかできるかも知れませんが、コレに対する完全な対応策は「人間をやめる」というどこかのホラーチックなマンガ並のことをやらないといけません。それは・・・ちょっと無理でしょう・・・。

そうなると一度痛い目を見て歩きスマホやめるか、法的に規制を厳しくするか、それとも・・・禁止か。この短い期間でも海外での無数の惨状が流れてきてます。今日の午前中日本で配信開始で、ちょろっとその辺歩いてみただけでも相当数のポケモントレーナーを見かけました。もちろん皆歩きながら画面を凝視。中には自転車に乗りながら。・・・そのせいかどうか分かりませんが、交差点でカブに乗ったままのお巡りさんがいたりして。エンジンかかったままだったんで・・・即座に追跡できるように、ということなんでしょうか。
これから学生サンは夏休みであります。悲劇が起きなければいいのですが・・・ある意味試金石ではあります。

01:09 AM | 固定リンク