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06/23/2016

線香ではなく

マイクロソフトが「蚊取り器」を開発、ジカ熱などの対策に期待(CNN)。「蚊取り器」というと「ああ、蚊を駆除するやつか」と思ってしまいそうになりますが・・・これは「蚊を捕獲するためのキカイ」となってます。捕獲した時の天候などのデータをクラウドに蓄積していって研究にも役立つように、将来的には種も特定して「ヤバイ」のを捕らえたら一般に警報を出せるように・・・と。
要するにデータ収集のため、ということのようであります。現状では64もの小部屋を持つ・・・いや、なんかこういう誘蛾灯?みたいなの、あったような。炭酸ガスを放出して蚊を誘い込み・・・その時のデータをクラウドにアップ。

たしかに「蚊が媒介」と言っても全部の「カ」がそうだ、というわけではなく。血を吸う、という特性にしたって全部の蚊ではありません。基本的にメスのみが吸い、しかも吸わない種もあります。
・・・中には「デカい蚊だ!」と現れた瞬間からパニックを誘うガガンボなんてのもいますが、血を吸うわけでもなく・・・それなのに怖がられるという不憫な虫であります。
しかし多くの蚊は血を吸い・・・その時に病原体をばら撒くことがあります。もし種までも完璧に特定できて、さらにデータも集まるのならそういう「蚊取り器」は日本にも必要なのかも、と思いますが・・・。

仮にマイクロソフトが販売したとして・・・どれだけ購入するかなあ、日本だと。
費用もあるとは思いますが・・・「たかが蚊ごときに」といった目で見られてそれきり、とかそういうことになりそうで。・・・デング熱の話だってまだまだあるのですし、こういった研究は日本でも進めていくべきだと思うのですが・・・。

02:08 AM | 固定リンク